キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールドのレビュー・感想・評価
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アンソニー・マッキーの佇まいが凛々しい
マーベル作品は『アベンジャーズ エンドゲーム』以降はそこそこ観ていますが、
それ以前はほとんど観れておりませんので、マーベルファンやマニアの方の知識には遠く及びません。
しかしながら、リアルタイムでドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』と
『エターナルズ』を鑑賞していたので、本作にもスッと入ることができました。
冒頭から怒涛のアクションシーンで、グイッと引き込まれましたが、
大統領暗殺未遂の後は、ちょっと間延び感がありました。
それでも、新ファルコン ホアキンとの軽妙な会話や
ロス大統領とのヒリヒリするやりとり、
スターンズの不気味で圧倒的な悪との戦いは、
実に見応えがありましたね。
もちろん、レッドハルクとの豪快且つボロボロになるまでの戦いは
目を離せませんでした。
私としては、サムとホアキンとルースが3人で動くシーンが好きで
ちょっとヤなヤツだったルースが、徐々に魅力的に描かれているのは良かったですね。
ルースのアクションも素晴らしかったです。
そして、ウィンター・ソルジャーの登場はワクワクしました!
素直にうれしい演出でした。
本作単体でもちろん楽しめましたし、
今後のアベンジャーズ再建が実に楽しみになる作品でした。
パンフレットを購入しましたが、読み応えもあるしビジュアルもふんだんに掲載されていて
楽しいです。
そして、シールドコースターも買っちゃいました。
上映初日のレイトショーで鑑賞しましたが、6割くらい埋まっていて、
宮崎では滅多にないレイトショーでの入客数でした。
ヒットして欲しい作品です!
MCU第35作目‼️
新生キャプテン・アメリカことサム・ウィルソンのスクリーンデビュー作‼️まずこの作品は「インクレディブル・ハルク」「エターナルズ」そしてドラマシリーズの「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」を観ていないとイマイチ状況やキャラクターが掴みづらい‼️「エターナルズ」でインド洋に放置されたセレスティアルズから採取されるアダマンチウウムの利権をめぐる日米を始めとする各国の争奪戦、そしてある人物によるアメリカ大統領サディアス・ロスを巻き込んだ陰謀、それに巻き込まれたサム・ウィルソンの大活躍‼️ヴィブラニウム製の飛行スーツ、レッドウィング、そして盾を身に付けたサムが大空を自由自在に滑空する様は「キャプテン・アメリカ」より「アイアンマン」に近いような気がする‼️盾を持って一生懸命地上を走り回ってたスティーブが懐かしい‼️2代目ファルコンのホアキン・トレスもイマイチ魅力不足‼️ただそんな二人をはるかに凌駕するのがハリソン・フォード‼️憎たらしいロス大統領をカッコ良く魅力的に演じ、そしてレッドハルク‼️ハリソン自身がモーション・キャプチャーで演じたレッドハルクがメチャクチャにカッコいい‼️素晴らしい暴れっぷり‼️今作だけでの退場はヒジョーにもったいない‼️そんなレッドハルクがサムと激突するシーンをはじめ、戦闘機や駆逐艦が入り乱れるアクションシーンはヒジョーに良く出来てると思う‼️そしてアダマンチウムが登場した事でいよいよウルヴァリン、X-Men、ミュータントが本格的にMCUに導入される布石が出来たなとワクワクしてきました‼️ただ二つ、マーベルは大失敗を犯した‼️一つはレッドハルクがロスへと戻るシーン‼️サムの安っぽい説得によるものですが、ここはやはり娘のベティを登場させての父娘の和解からの戻りが良かったと思う‼️ブルース・バナーのハルクがナターシャによって戻ったように‼️それなのにベティはラストの刑務所の1シーンのみ登場‼️ただでさえ、恋人のブルースがナターシャに移り気して傷心なのに、リブ・タイラーが可哀想‼️そして二つ目はサプライズ登場のバッキーからサムへのセリフ「スティーブは人々の希望だったが、お前は人々の目標になれる!!」‼️と言う事は、やはりサムよりスティーブの方がキャプテン・アメリカとして格上とマーベル自身が認めたという事ですよね‼️目標より希望でしょう‼️キャプテン・アメリカなんだから‼️
ところでサムは、ムニョルニア持ち上げられるの⁉️
ファルコンキャップの初陣は割と無難であったが物語メインが薄い
やっとの映画ファンコンアメリカ。予告などではとにかくレッドハルク推しなのはよ〜くわかった。期待と不安のMCUではあったが、結論面白くはあった。というのもやはり初お披露目補正であったりこれまでのMCU過去作貯金があるからリスペクトなんだろうなという演出や他作品の回収でそれなりに面白かった。特にサムの飛行線を生かした特有の動きは良かった。個人的に1番のパートはセレスティア島のアダマンチウムを巡り、我が国日本とソコビヤ協定おじさんことロス新大統領の臨戦態勢となった海上のアクション。新キャップオハコのヴィブラニュウム製の翼に盾を背負い、バディーと対戦闘機。映画館効果もあり、飛行時の風を切る音やミサイルの爆破演出など臨場感が1番感じられた。
しかしこっからが少し見劣りというか、まずレッドハルクへのアプローチの仕方が成功、正解とはどうしても思えない。これがクライマックス?と思わんばかり流れで、結局最後は自我かよってなりました。ロスとサムの因縁的な構図を作りたいのはわかるが実際対立相手はスティーブだからなー。正直レッドハルクの無駄遣いといつ感想です。
んー変に過去作を繋げるよりも新キャラ新設定で進めた方がなんとなくいい気がするのだが、もうだいぶ初期MCUから擦る分擦ったでしょ。それにしても今アントマン息してるの?!
日本の存在感
何か?いつの間にかアベンジャーズ解散させられてましたw
主人公のキャプテンアメリカ(EXファルコン)二代目、ファルコンの機動性に加えてアメリカ盾(正式名称不明)や有能ドローンを駆使して活躍します、、が格好いいんだけど何か地味。
弟子の2代目ファルコン(こいつも地味)とともに、忘却の彼方に忘れられつつあったエターナルズの置き土産のデカブツ(名前忘れた)から算出されるアダマンチウムを巡る世界規模の紛争に巻き込まれる。
きっと世の趨勢なんだろうがまるで禁句の様に中国の「ち」の字も出て来ない代わりに日本の存在感増しててそこは嬉しかったところ。
ハリソンフォードがキレやすい(意味深)大統領演じててCGとは言え赤ハルク化して暴れーのキャプアメ2世(はよ血清打った方がいいよ)VSのシーンはあんまり老人虐めんなよーとしっくりこなかった。
結論:別に駄作ではないが飛びぬけて良いとも言えんが日本が活躍してたんで+1加算
バラバラなピースをはめ込んだ感が否めず。。絶対もっと面白くなったはず。。!
インクレディブルハルクの伏線回収はファンとしては嬉しい限り。
イザイアの哀しみ漂う演技が秀逸。
バッキーのサプライズ登場はムネアツ。
そしてスティーブは希望で、サムは皆の目標。いいね。
レッドハルクとのバトルは終わり方以外盛り上がった。
ラストで、あ!ベティ(о´∀`о)ってなる。
と良いところもありつつ。。
なんだろ、、ジョスウェドン版ジャスティスリーグを見終わった時の感覚と似てて、完成途中の作品を観たような気分に。
このシーン絶対いらないよね。(軍事施設から抜け出した時の無駄な拘束)
日米関係がそんなわけないやろ(そんな強気な対応できるはずがない)
あなたなんでここにいるの?(大統領の演説中に突然ベンチに座ってるサムに近づくリーダー)
サイドワインダーにあんな大物キャスティングしなくていいじゃろ。(そんな重要な役どころじゃないし。。)
サムのスーパーパワーは説得が上手いことなんか?(ことあるごとにカウンセラーパワー出すのやめてほしい)
ハリソンフォードの演技が空回りしてるように見えてしまったり(迫真の演技なんだけど戦争地帯に乗り込む意味不明な展開)
史上稀に見るどうでも良いエンドクレジット(わざわざ言わなくても知っとるわい)
などなど色々目についてしまい気持ちが入らなかった。。。
バラバラになったピースを一生懸命はめ込んだような仕上がり。
絶対もっと面白くなったはず。。
そして何よりももっとサムを光らせてほしかった!
推しがいないまま終わってしまって残念。。
そつのない展開
どこかに凄く目立った欠陥があるようなストーリーではなく普通に面白い。
100点満点かと聞かれるとなんとなく違う気もするが…。
予告編を見た段階で存在するのかな〜と思っていた「キャプテンアメリカを黒人が務めることについての世間の反発」みたいなものはほぼなかったように思う。
まあ人種問題はドラマで取り扱っていたし映画で更にやったら重複してしまうのでってことなのだろうか。いいのか…?
イザイアが相変わらずとんでもない不幸に巻き込まれていたのが悲しすぎる。
彼をこれ以上苦しめないでやってくれ…。
しかし途中でバッキーが出てきたのは嬉しかった。
サムがキャプテンアメリカとしての道に迷う時、一緒に考えて諭してくれるのがバッキーなのはかなりいい。
バッキーもドラマの初めの頃はサムに有無を言わせず盾を押し付けるような態度だったけど、今はそうではなく…という関係性の変化を感じる。
下院議長のくだりはよくわからん。
というかこの映画、サムの映画でもあるけどインクレディブル・ハルクの続編では?
バキ翼よりそっち観てないとよくわからないんじゃないかと思った。立ち向かわなければならない勢力の事情が…。
インクレディブル・ハルクで見たかった「大暴れするハルク」がたくさん見られたのがかなり嬉しかった。VFX技術の進歩だね!
正直戦闘で決着をつけずに話し合いでラストバトルを解決するアクションヒーロー映画って萎えることが多いのですが、サムならこうなるだろう、という納得感があったのが良かった。
戦闘機とやり合うシーンは正直まぁまぁ…だけど、冒頭の人質救出のために暴れる戦闘シーンがかっこよかったのでOKです。
でもマーベルさん、超後半にある見せ場(今回であればロスのレッドハルク化)を予告映像でガン見せしまくるのはどうかと思う!!!!正直ね!!!!!
P.S.MCU世界の日本ってとてつもない武力とか独占してるんでしょうか?もしくは無限に希少資源が掘れる国なんでしょうか?立場の強さがフィクションすぎてなんか笑いました。
既視感 と 稚拙脚本 で没入感なし (途中からネタバレ)
脚本に冗長と粗雑の両方を感じる。
丁寧に説明描写を入れ進める展開と、簡略して短時間で進める箇所があべこべでは?と感じる。
本作の監督&脚本家とも過去作に目立つ作品がない由縁か。
冒頭のアクションは盾と翼を使ってまずまずだが、その後が中々物語が進まず、10分で十分な序章に30分掛けてる位に感じる冗長さ。
緊張感・スピード感・どうなるの?感が全く感じず、平俗展開・・。
なのに中盤から、重要施設テロ・遠隔洗脳・日米開戦危機・薬物変異・
遺恨復讐・希少素材争奪、
等々の多要素を、ドンドン盛り込む。
それが説明不足でとって付けたように進行するので、全く没入感なく、疑問点も沸く・・。
ファルコンは超能力を持ち得てないので、肉弾戦アクションはまずますの見応えで、それでどう作品魅力を維持させている感も漂う。
(が、生身人間にはかなりの限界も)
一番の見所は、戦闘機との空中戦だったが、早いカット割りで、何が何に激突しているかハッキリ分からないシーンもあり、
「トップガン・マーベラス」の様なリアリティーまでは全く到達してない。
それに全てのシーンで、斬新なアイデアは感じず、過去作にあるような既視感多々・・。
終盤、このアベンジャーズシリーズを全く未見の方が視聴した場合、
赤いハルクは、まるで ”子供だまし” の様な出現・展開に。
たとえ稚拙脚本でも見る者の度肝を抜きたいなら、予告やサムネ画像に、
赤ハルクは登場させるべからずと思う。
過去の「キャプテンアメリカ」作品はややシリアスで、
私的にはまあ高評価したが、今作は凡作。
PS
ひとつ感心した事が(作品的重要度ゼロだが^^;)
作中に登場する日本の総理大臣(平岳大)が、
米大統領やキャプテンアメリカより背が高い事♪
これは、大谷翔平効果か!(笑)
↓ ネタバレ
他の方も記しているだろうが、
あの赤ハルクが、大統領の変身とは・・。
それに元祖ハルクのガンマ線とは関係なく、薬物での変身って・・。
そんなに簡単に超人になれたなら、悪党の親玉は100人ハルクを作って街を消滅させてしまうぜ♪
その変身時のSPらの反応も、本物ならまず大統領としての意識存在の確認をするだろう。 が、まだ誰にも危害を加えてない時点で、発砲するとはまるで子供向け怪獣映画の脚本か!
唯一、大人演出を感じたシーンは、
見舞いに行ったアンソニーとウインターソルジャーの会話。
グッとくる台詞に、「今のライターに頼んだ?」には、流石に笑った♪
ヒーローアクションに段々マンネリを感じている方が多いと思うので、
ジョージ・ミラー監督&脚本家の様なトコトン拘った物作りが出来る方に大金払っても、
制作を依頼しないと、赤字作品が増えまっせと、危惧する。
(今作制作費は 1億8千万ドル=約270億円! ←wiki情報
ハリソン・フォードにハルクをオファーするのに、上記のうちいくら費やしたのか知りたい♪
ちっさッ!
マーベルというだけで無条件で星4はつけたくなるぐらいのファンです。
最近のポリコレまみれのシリーズに比べれば、今作はかなり良かったです。
ただ、なんというか、かつてのマーベルにあった「ドキドキワクワク感」が無いんですよ。
新しいキャプテンアメリカが、先代と違って、超人血清も打ってない凡人として頑張るって話なんですが、凡人なので当然できることも小さい。
ワカンダの超技術で人間相手に無双しますが、過去作のトンデモヒーローたちに比べたら、武力が小さい。
アイアンマンみたいに、途中で今週のビックリドッキリメカが出て、戦力強化されるのかと思いましたが、それもなく、特段技術的な成長もなし。
戦果も、戦闘機2機を撃墜したのが山場。ショボい。
一応悩める主人公ですが、「先代の後継者が俺でいいのか?」という超個人的な悩みで、それすら「お前だからいいんだ」と言われてあっさり解決。悩みまで小さい。
ヴィランも、やることが、催眠術で操ってのテロ行為。それもネタがすぐバレるレベル。
ニチアサの戦隊ヒーローモノの怪人かな?
テロの狙いも、世界大戦を引き起こして世界を滅亡させたいのかと思いきや、裏切られた相手に恥をかかせて、娘に嫌われて絶望させたいという理由。あまりにも小さい。
ライバルもアメリカ大統領になったけど、動機が「縁を切られた娘にカッコいいところを見せて仲直りしたい」から。小さい。
挙句に悪知恵巡らせてたら、ヴィランに裏切られてハメられる。ショボい。
怒りで赤ハルクになって暴走しても、壊したのはホワイトハウス半壊と車が少々。被害も小さい。
その暴走も、キャプテンの説得であっさり止まる。怒りも小さい。
ストーリーとしては結局、世界の危機一髪とかではなく、日本とアメリカの対立が防げただけ。被害も救いも小さい。
大統領の娘も、なぜか電話一本かけただけであっさり和解。和解した理由も判然としない。説得力も小さい。
今回はアベンジャー再結成の始まりの物語のようなんですが、なんともショボい始まりです。
これまでの壮大なストーリーや、ヴィランの遠大な計画、每作のビックリドッキリメカや、トンデモ能力などと比較してしまうと、あまりにもこぢんまりとしていて・・・。
まあ、エンドゲームまでのシリーズと比較せず単品の映画としてみれば、普通に良くできてました。
最近の数作と比較すれば、まだ昔の雰囲気に戻りつつある気がするので、続編への期待を込めて星3.5にしておきます。
MCU新世界の幕開けを感じさせる良作
サム・ウィルソンというキャラクターがやはり非常に良い。
スティーブが認めた人格者、国を背負って立つ責任、盾を受け継ぐことへの葛藤。
二代目キャプテン・アメリカの魅力がたっぷり詰まった作品になっていました。
またアクションも素晴らしかった。
元々ファルコン&ウィンターソルジャーの時から、翼と盾を使いこなす戦闘スタイルがめちゃくちゃカッコいいなと思ってましたが、今回ワカンダの技術強化も加わってバトルアクションに更に磨きがかかっていたなと思います。
ストーリーに関しても、インクレディブル・ハルクやエターナルズ等、過去のMCU作品の要素を組み合わせつつ、それでいてややこしくならないよう説明や情報の出し方も丁寧で上手かった。
フェーズ5以降ふつふつと湧いていた国家間の紛争、アベンジャーズ再結成、そしてマルチバース展開の示唆といった要素も全て取り入れていて、まさに「ブレイブ・ニュー・ワールド」のタイトルに相応しい新世界の幕開けを感じされる作品でした。
一方やや評価が下がった点としては、本作のメインキャラであるスターンズとロス大統領のキャラクターがお気に召さなかったこと。
スターンズはヴィランとなる背景としては十分でしたが、サスペンスで引っ張って登場する人物としては昔の端役キャラすぎたかなと。
そこまで思い入れもインパクトも無いキャラなので、魅力的なヴィランと呼ぶには至らなかったなと思います。
ロス大統領に関しても、彼の成長と後悔が本作の中心にあるにも関わらず、結局直近まで人権侵害レベルでスターンズを利用して、最後の最後まで彼の存在を隠し続けた事実があり、同情の余地を挟むには悪人すぎたんじゃないかなと思います。
最後全ての地位を手放したところで初めて同情できるキャラになったなと思ったので、それまでのストーリー展開にのめり込めきれなかった部分はありました。
以上、個人的感想になります。
アクションやサスペンスも面白く、単体作品として十分クオリティの高い作品でしたが、MCUのクロスオーバー要素の盛り上がりに助けられた部分も否めないかなと思いつつ、総評としては新世界のアベンジャーズを期待させる良作だったと思います。
もったいつけすぎ、じゃないかなあ?
特にバッキー!ちょこっと顔出して会話して帰る?ありえないでしょ!手伝ってよ!ベティは声だけ先に出て、最後の最後で「ちらっ」かよぉ!
会話の中には、ハルクだのアントマンだのワカンダだの出すだけ出すし、エターナルズのあのデカいの出すし!エターナルズのレビューでも書いたけど、あの時アベンジャーズなにしてたの?!
とまあ、文句言いつつ、近年のマーベルの中では中々良かったんだよなあ。でもあれではヒーロー物でなくていいのでは?戦争ものでもいけるでしょ?そもそもサムは小物感というか脇役の印象が強いからさあ。アベンジャーズ復活しても、リーダーシップ出せないでしょ?格でいうなら、スパイダーマンくらいしか大物いないし。やっぱり、エンドゲームでやめといた方が良かったような。始まる前のサンダーボルツの予告の方がちょっとワクワクしたというね。
エターナルズ、絡むのかなあ?あー、早くヤングアベンジャーズ登場してくんないかなあ。
でも作品は最後まで集中して観ることできました!
2025年劇場鑑賞10作品目
「キャプテン・アメリカ」というよりは「ファルコン」の話のように思えてしまう
「シビル・ウォー」でのスーパーヒーロー達と政府との確執や、「エターナルズ」でのインド洋の巨人の残骸や、「ブラック・ウィドウ」での女性暗殺者などは、まだ、記憶に新しいものの、「インクレディブル・ハルク」の続きの話となると、流石に記憶が曖昧で、よく分からないところがあった。
サム・ウィルソンがキャプテン・アメリカを継承することについては、何の異存もないのだが、どうしても、あの高性能な「翼」が目に付くし、しかも、戦闘機やミサイルとの空中戦が大きな見どころにもなっているので、「キャプテン・アメリカ」というよりは「ファルコン」の話のように感じてしまう。
しかも、驚異的な身体能力や、ナイフで刺されても平気な顔をしているところから、てっきり、サムも「スーパーソルジャー」になったのかと思っていると、バッキーとの会話で、そうではないことが分かって、逆に驚いてしまった。
だったら、「盾」を持った「ファルコン」でも良いような気がするし、「キャプテン・アメリカ」を襲名するのであれば、「翼」は、新しい「ファルコン」に譲り渡した方が良かったのではないかとも思う。
日本が、やけに大きく位置付けられているところは嬉しい限りなのだが、中国に設定を変えた方が、物語としてはしっくり来るように思えるので、どこか政治的な配慮も感じてしまった。現実に微妙な関係にある中国との間に、変な軋轢を生じさせるよりは、文句を言わない日本を敵役にした方が、「無難」だという製作者側の判断なのだろう。
クライマックスは、レッドハルクとの一騎打ちで、それなりに見応えがあるのだが、どんなスーパーヒーローでも、サシではハルクに敵わないと分かっているので、どうやってハルクの怒りを鎮めるのかが焦点となってくる。
おそらく、疎遠だった娘が現れて、ハルクとなった父親をなだめるのに違いないと予想していたのだが、まさかの「桜の花びら」には唖然としてしまった。
これでは、もし、別の季節だったらどうやって決着を付けたのかという疑問が残るし、せっかくのリブ・タイラーの出しどころも、間違っているとしか思えない。
新たなアベンジャーズの結成に向けた節目となる作品であることは間違いないが、エンドクレジット後のオマケ映像を見ると、性懲りもなく、マルチバースの話になるみたいなので、まったくと言っていいほどワクワクを感じることはできなかった。
新キャップ初陣
予想より無難な結末に帰着したなというのが第一印象。
でも面白くなかったわけじゃない。むしろ新アベンジャーズのストーリーに向けてかなりいい滑り出しだった気がする。
一番褒めたいのがストーリー。序盤からセレスティアル島での日米衝突までのテンポがまあ良い。くわえて変なポリコレ要素や政治的主張も一切無く、いちいちブレーキを掛けるような描写も無く、ストレスフリーに見ることができた。今回からMARVEL入る人でも全然勧められるほどストーリーも明快で分かりやすい。今何をしているのか、なんでその行動を取っているのか、本当にそれをする必要があるのか、こういった点に少なくとも疑問を持つシーンは無い。バッキーとの再会で、前任の背負っていた重圧とヒーローとしての強さを自分と比べて打ちひしがれても、回復したホアキンに、自身への憧れを告白される場面を通じて一ヒーローから『キャプテン・アメリカ』へ成長していく姿が人間味臭くて見ていて格好よかった。
戦闘シーンや映像美はマジで一級品。ブラック・ウィドウやシー◯ルクのソレとは比較にならないほど臨場感が凄かったことも印象に残る。
これからのMCUの未来は明るいぞと思わせてくれる作品に仕上がってる。
MCUらしい作品
ロスの都合が悪くなればすぐ手のひらを返して自分から持ちかけた話だったとしても破談にするところなんかは本当相変わらず自分勝手だけどよくよく考えたらハルクの頃から娘ラブな自己中おじさんだったよなぁとか思いつつ、それをさておきハリソンの貫禄と存在感が最高でした。
バッキーがサムに対して話しただからこそ皆んなの目標なんだのところが、最近SNSに流れてくる一部のアンチを一蹴してて首もげるくらい同感だし何よりもこれからさらに成長していくキャプテンを観れると思うとニヤニヤが止まりません。
敢えて0.5マイナスなのはキャプテンアメリカ&ウィンターソルジャーはともかく、ハルクを予習してない人だとMr.Blueが何者か分かりづらすぎるのが優しくは無いかなぁのマイナス(そこがMCUらしいと言われればそうなのだが)
とはいえ次回作も期待出来る良き一年の始まりだと思う。
色々あったんだろうと。
色々とあった中での制作だったんだろうと言う事はお察しします。脚本家組合のストやら、カーン役の人がクビやら、カーンに代役立てずにドゥームにラスボス変更やら、無理矢理に脚本修正やら、ドタバタの中制作されたのかなと。
今回、マルチバースなども絡めなく、直接ドゥームに繋がるような作品では無かったので、この映画単体で楽しめた事は幸いかと思います。
今回から登場したニューファルコンのホアキンとレッドルーム出身のルースのキャラクターは良かったのですが、サイドワインダーの役がイマイチよく分からないキャラで、予告などではラスボス感を出していたのに、チョイ役の小物感が否めない。ジャンカルロ•エスポジードを使っておきながら残念なあつかい。サンダーボルトでも登場することに期待。
最大の気になる点、ラスボスのスターンズを中盤まで顔を隠してる意味があまりよく分からなかった。原作ファンなら「あいつか!」となるのでしょうが、正体が明かされる時に「ん?誰?」となった人が殆どじゃないでしょうか。
あと、登場人物達をミスリードした後、ラムロウみたく「実は敵でした」「やっぱり味方でした」みたいな疑心暗鬼させる揺さぶりも無かったのは残念。ルース…サラッと仲間になってるとことかね。
リブタイラー…「ちょっと近くまで来たんで」みたいな友情出演感はチョッとなぁ…。
アクションも見せ場は全て予告で観た部分が大半だったように思います。
あと個人的意見として…
シャロンカーターことエージェント13はあのままでいいのか?
サンダーボルトで登場してくれる事を祈るばかりです。
桜の花びら散る頃の記憶で…。
キャプテン・アメリカを託されたサム・ウィルソンの重圧と起こる話。
アメリカ大統領ロスの話す国際会議の場でテロ事件発生、後々その時の防カメ映像を見返せば、その銃を発泡するイザイアの姿に違和感を感じ…。
マーベル作品苦手な私、ここ最近の作品「マダムウェブ」、「クレイヴン・ザ・ハンター」と楽しめて。ちなみにキャプテン・アメリカ観るのは初。本作の大筋のストーリーは何となく理解出来たけど何か解らない、…しストーリーにも引き込まれず眠い。
ホント終盤、大統領覚醒でレッドハルクとキャプテン・アメリカのバトルから面白くなったかな、もっと早い段階でこのバトルを見たかった。
背中を追い背中で語り。
”スティーブ“アメリカが好きだったから、”サム“アメリカに背負えるのか?とエンドゲームの時は懐疑的に思っていましたが、ドラマF &WSでその葛藤をしっかり描いてくれたので、フェーズ4以降の新世代ヒーローの中じゃ初っ端からサムへの安心感が半端なかったです。
とはいえ、彼自身スティーブのように完璧にできないという不安は常に抱えており“ある人物”にその吐露をするがスティーブもまた完璧ではなかったし強さではなく“サム”だから継承したんだと励まされ奮い立つサム。
最後ホアキンとの対話で、自身が完璧なスティーブに憧れていたように、ホアキンもまたサムを完璧なヒーローだと憧れていた事を聞き、サムはきっとスティーブも自分と同じように重圧を抱えヒーロー然として周りには弱音を吐かずその背中を見せていた事を初めて実感したんじゃないかなと思います。
ヒーローとしての在り方を示すとてもいい映画でした!
これは、サディアスロスの物語
あまり期待をしていませんでしたがそれなりに良かったです。
2時間と長くなく観やすさもあると思うのですが、今までのマーベル(MCU)を観なくちゃなんのこっちゃになります。
最低でもインクレディブルハルクとファルコン&ウィンターソルジャーは観ることをおすすめします。
大統領となったサディアスロス役はハリソンフォードが新たに演じていますが、ウィリアムハートの代役を見事にこなしていますし、彼の引退作だと思うと、ラストシーンの親子の再会は涙が出そうになりました。お疲れ様でした。ハリソン。
アクションも多くて、キャップが空を飛べるというのはデカイですね。
2代目ファルコンやブラックウィドウらしきキャラクターも出ていて、何よりバッキーが久しぶりに出たので個人的に胸熱でした。
レッドハルクばかりが宣伝されがちですが、これはサディアスロスの物語だと思います。
シリーズを振り返ると正直まだスティーブのイメージが強いですが、サムウィルソンがこれからのキャプテンアメリカなわけですから、彼がアベンジャーズのリーダーとなってこれからまたひとっ飛びしてほしいと思います。
観て良かったです。
これからまた期待しています。
ハリウッドからは日本はこう見える様になってきたのか?
2時間でチャッと観る分には十分楽しめる内容だったとは思いますが、
二代目キャップに対して観客も含めみんなが「どんなものやら」と思っている中で本作でやらなくてはいけない事は、作中でも問題提起されるが「なぜ二代目に選ばれたか?」への答えを出す事だと思う。
さらに初代には出来ないやり方でみんなを納得させなければただの代替わりになってしまう。
そういう意味では最終戦での「説得」という決着の付け方は上手くいっていたのかなぁ?と思ってしまう。
そんなことより
アメリカにハッキリとNOを叩きつけ、しっかりとリーダーシップをとれる総理大臣は現実世界にはいない。総理大臣が大統領に擦り寄って尻尾を振っている会談をつい最近見せられたから尚更。
これまでハリウッド映画で描かれる日本は(悪い方に)ヘンテコなものが多かった。(それもまた味わいの内なのだが)
それがこのタイミングでこんなに日本の総理大臣を良く描かれたのはマンガ映画とは言え悪い気はしない。メインスタッフにかなりの親日家がいるのでしょうか。
イカれた大統領がホワイトハウスを破壊するところは痛快なほどリアリティを感じましたがね。
新キャップ映画デビュー戦、よくまとまってる
前評判もありあまり期待せず見に行きました。しかし思った以上の出来で、短めの上映時間ですがタイトでスリリングによくまとまっています。
サムが危機に直面することで、彼が背負う期待と責任で抱く葛藤を描きつつも、先人から受け継いだ覚悟を感じます。
予習してドラマで二代目キャプテンだったジョンウォーカーの言動と比べてみても自分が盾を背負う立場としてどうするべきかをよく考えているかがわかるようになっています。
ストーリーラインの描き方もたとえ軍人であっても大統領であってもヒーローや悪役でも徹底して人間であることを忘れていないのも好印象。新しいキャラたちも!
本作の物語の背景にある米国と緊張関係にある軍事大国に日本が選ばれたのは現実の政治をリンクさせすぎない為の配慮でしょうか?それとも米国にとって重要な同盟国だからでしょうかね?
新キャプテンはスティーブよりも寛容で対話上手でこれからのヒーロー像になってくれるでしょう。彼はたとえ敵であってもその相手を見捨てない強さがあります。
~~~Filmarksで書いた評も編集して追記。~~~
「あんなに赤かった?」
国際情勢の緊張関係で過去の行いが咎となり、立場の悪化で大統領が外国の憂慮もよそに自国利益のための血迷った発言を官邸内部で発言、いよいよ報道陣の前でレッドハルクに変身してしまう。この“赤い核弾頭“はもちろん現在の共和党のメタファーでしょうね。
副題Brave New World とのタイトルは有名なディストピアSF小説からの引用かと思い、直接のオマージュを探したが見つからず。全ての者が幸せに暮らせるように遺伝子操作から職業や階級分けまで管理社会で統制した世界に疑念を持ち始める主人公が最後に自由を問いかける話です。
本作の物語における重要なモチーフは“桜”。他の人も書いておられるが、戦前の1912年東京市長だった尾崎行雄がソメイヨシノの苗木を寄贈。日本首相の名前も娘との思い出もこのエピソードからでしょうか。「敵であってもいいところはみつける。」現実との政治的なリンクを陰謀論的にしないよう上手に回避しつつも本作のメッセージは現実の日本との関係を散りばめさせながら混迷を極める国際情勢と米国はどのように相対すべきかについて思い出の“桜”が物語り指し示しているというわけです。大切な思い出にはハルクではダメなんだと悟ります。
それから“あなたの姿を見ている人がいること”ですね。この映画、情報の媒体物がよく映されます。諜報機関を持たない市民はネットやテレビを通して情報を見てます。ある人はスマホであなたに恨みをもって見ているかもしれない。ある人はあなたの行いを英雄視しているかもしれない。そうした人たちがあなたを貶め攻撃するかもしれない。協力しに会いに来るかもしれない。あなたと同じヒーローになろうと思うかもしれない。あなたの行いが正しいか悪いか判断に迷ってるかもしれない。
だから市民のヒーローであることを期待されるサムは実際に人と対話して相手の反応を見て信じられるかどうかで自分がどうするべきか決めるのです。それが現代を生きる市民のヒーロー像とMARVELは考えてるのですね。
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