キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールドのレビュー・感想・評価
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Birds in the Air
フェーズ4からMCUに参戦してはや3年半、フェーズ4は次へ繋げるための作品が多かったせいか心から楽しめた作品よりもうむむとなる作品が多かったですが、ここからは新生アベンジャーズが始まっていくのでフェーズ1〜3を超える楽しさを求めて劇場IN。
IMAXだったのでカードが特典でもらえました。
遂に始動したサムのキャプテン・アメリカ。
サイドキックの時から超魅力的なヒーローでしたし、翼を用いて戦い回るスタイルとか憧れですし、そんな彼がアメリカの象徴を受け継いで新たなキャプテン・アメリカとして動き出すMCUにとっても大きな1歩の作品で、どうなるか期待半分不安半分でしたがしっかりと面白い作品に仕上がっていて一安心でした。
ただフェーズ4の始まりの「ブラック・ウィドウ」と同じく手堅い作りだったなとは思いました。
丁寧な作りではあるので観やすいんですが、キャプテン・アメリカ自体は4作目ですし、サムはエンドゲームまでのサイドキックぶりとドラマ版でキャラクター性は結構掴めているからこそ序盤のドラマの慎重さはもったいなかったなと思いました。
バトルを颯爽と見せてくれたのでこれはガンガン戦っていくのかな?と思ったらドラマ重視でアクションは待機というところが評価の分かれるところだと思います。
洗脳でコントロールする事によって凶暴化させたり、死に至らしめたりと過去にもあった要素をうまいこと混ぜてきており、しっかりと悍ましいものに仕上がっていたのも好印象でした。
設定としては便利すぎる気もしましたし、操る当人は詰められたら終わりというのは味気なかったですが、操る方が超人的な強さを手に入れてくれるのでギリギリバランスを保ててたかなと思いました。
バッキーの登場はやっぱ嬉しいもんで、少ないシーンながら掛け合いも和気藹々としていて良かったですし、違う道をいけど共闘していた2人の絆は素晴らしいものでした。
ドラマシリーズのファルウィン要素もしっかり引き継がれていてこれまた良かったです。
始動は遅かったですがサムとホアキンでの空中戦はIMAXならではの高低差が抜群に活かされていて見応えたっぷりでした。
しっかりと戦うサムに楽しみまくるホアキンと対照的ですが、洗脳されたパイロットの航空機を誘導しまくって無事脱出させととにかく器用に立ち回りますし、ギリギリスレスレなスリルを味合わせてくれるのも良かったです。
レッドハルクが最高にヴィランしていたのが超良かったです。
ロスが巨大化していく恐怖もしっかりありましたし、あのゴツい見た目からは想像できない跳躍力、見た目さながらの攻撃力と久々にワクワクドキドキさせてくれるヴィランでテンション上がりました。
翼と盾のコンビがこれまたベストマッチで、攻守ともにいけるスタイルがバトルのハラハラ感を増してくれていて、今後もこのスタイルでたくさん楽しませてくれるんだろうなとサムを応援しまくりでした。
なんとか丸く収まったラストでしたが、不穏な雰囲気も漂わせてのこれからの物語というのも地に足ついたものが観れるというところでこれからに期待大です。
スティーブが憧れだったのに対してサムは目標になるってのは何気に名言だったなと思いました。
新世代でのリスタート、頼り甲斐のあるキャップがどつ引っ張っていくのか、曲者ヒーローたちは着いてきてくれるのか、そういった面でもMCUとはまだまだ長い付き合いになりそうなので改めてよろしくお願いします。
鑑賞日 2/14
鑑賞時間 15:50〜18:00
座席 R-28
レッドウィングに努力賞
サムのシールドファイトとヴィブラニウムの翼を融合させた戦闘シーンは最高でした。敵の倒し方の幅も広がり、見飽きないです!
インド洋でのエアバトルは、某戦闘機映画の興奮に近い大迫力と面白さでした。
ドローンのレッドウィングも的確に射撃したり、ジェット機に張り付いて踏ん張ったりと大活躍でしたね笑 個人的に努力賞をあげたいです。
キャプテンアメリカの名を継承したとはいえ、元々超人的な能力を持たず、それを悩む描写もありました。しかし一人で戦うのではありません。仲間との共闘、皆からの助言に支えられることで共感を呼ぶヒーローになれたのではないでしょうか? バッキーからの演説混じりの励ましも、彼を通してスティーブロジャースがそばで見ているような感じがしました。
不満点が2点ほど。
1点目は、ロス大統領が自分本位すぎて、元凶になってしまいます。「過去の自分から変わりたい」と言ったのに、ピンチの時に保身に走る言動がモヤモヤしました。エアフォースワンでのサイクリングマシンの総距離もキツイからと誤魔化してましたが笑。過去の事を隠したい気持ちも分かるのですが、それを払拭する人柄へと変わって欲しいです。
ハルクに変身するのは、彼にとって不本意でしたが、それを逆手にとって「有事の際は自らが切り札になる」という意思が欲しかったですね。
なお娘の登場ですが、インクレディブルハルクの頃とそんなに見た目が変わってないように見えたのが驚きでした。
2点目は、インド洋での日米の衝突ですが、一触即発な感じに、戦艦で大統領が赴いてどうすんの?そんなあっさり衝突が始まる!?で、そんな後で条約締結!?って感じで起承転結に無理があったことです。両国の戦艦や戦闘機が交戦するのを阻止するために、翼組が奮闘する方がまだシナリオ的に良いのではと思います。
蛇足ですが、マーベルのサムウィルソンの戦闘シーンを観るたびに思う事が1つ。2013年に「ガッチャマン」の実写映画がありましたね。大空を飛ぶアクションモノなら、それくらい力入れて作ってほしかったですね。どうも邦画はアクション映画と謳いながら、人間パートでクライマックスを迎えようとするんですよね...
普通です。日米開戦の危機!日本がクローズアップされてるのは面白い。
「アベンジャーズ」周辺とドラマシリーズのMCUは一切観ないで鑑賞。
(「ブラックパンサー」や「エターナルズ」など最近の映画は観てます。)
MCUは、さすがに本数が多すぎるのでついていけません。特にドラマ。
それでもある程度は想像つくので、面白く観ましたが、特にこだわりはないので、印象は「普通」。
最後のハルク戦も尻つぼみで自然解消してしまう。
本当の敵もしょぼいし、結局どうやってやっつえたかもう覚えていないくらい。
さらに、キャプテンとファルコンは結局機械の翼(と盾)頼みで、丸腰の格闘の弱いことも残念。
米国の同盟国としての日本が結構出てくるのは面白い。
総理がカッコよすぎるし、ちゃんと言うべきことを言って交渉しているのが、あまりにもフィクションにしか見えないのが情けない。(言いなりで、へこへこしてたらリアルに見えた)
ハリソン・フォードの何度目かの大統領役は説得力あり。落ち着いて見れます。
パンフレットにハリソン・フォードの顔が映った写真が無いのはなぜ?
後ろ頭が2枚だけで、あとはすべてレッドハルク。
肖像権か何か大人の事情のにおいがします。
キャプテンファルコン
決してつまらなくはないが、かといってスゲぇ面白かったわけでもないどっちつかずな出来栄えだった。
本作を観た事で次のアベンジャーズへの期待感も特に湧いてくる事はなかった。
二代目キャプテンアメリカも別に文句は無いしワカンダ製の翼によるアクションはとても見応えあった。しかしどうしても初代と比べざるをえないのは避けられないわけで、確かに元々のファイトスタイルが違うから違って当たり前なんだが、超人血清を打ってるか否かの違いによる差は大きく感じてしまう。
それは作品の中でサムも自分で言っていたとうり、強敵に対しての対応力の物足りなさに観ていて不安を感じずにはいられない所は多分にあった。
そうしたあたりは若干の頼りなさは否めない。
物語としてはシリーズがずっとやってきたポリティカルサスペンスは今作でも継承され見応えはあるものの少し分かりづらい部分もあったかなと。
また本作は実は「インクレディブルハルク」の続編的なストーリーでもあったわけで、すっかりこの作品を忘れていた自分としては今回のヴィランにずっとモヤモヤしっぱなしだった。
さらに劇中に何度となく登場する「アダマンチウム」って何だっけ?って。なんかすげ〜聞いたことあったけど、うわぁ〜思い出せないぃ〜っという感じになってしまい、こちらもモヤモヤ。
と、相変わらずビギナーや、自分のような観てはいたけど忘れてしまっている者には優しくない部分もあり、配信されたら改めて確認しながら鑑賞しなおしたいと思った。
“ガス”に期待を託して・・・
ドラマ視聴前提のフェーズに愛想を尽かし、2、3シリーズは鑑賞したが、キャプテン・アメリカに関しては視聴していない。これまでは延長線上でオリジナルのキャラが登場していたが、今回はエンドゲームまでのファルコンとして観る事になる。
今回は敢えてドラマを視聴しないでの鑑賞に挑んでみた。
それが通らなければ今後マーヴェルと付き合う事は難しいと思っていたし、もちろんそういう観客を前提に作っていないともはや映画として機能はしていないと思ったからだ。
あまり気が乗らないながらも唯一の希望があった。
それはブレイキングバッドの“ガス”こと、ジャンカルロ・エスポジートが出演しているからである。
彼の悪役を見たかったし、彼をスクリーンで見れる事に期待を寄せていた。
しかし、それは叶わぬ夢であった。
冒頭から威権を見せつけるサイドワインダーとしての彼への展開を期待していた。
ファルコンの乗っている車を襲撃した時が頂点だったであろう。しかし彼は無惨にも負けてしまうのである。
そう、彼はただの雇われの傭兵だったのである。
彼がヴィランとして活躍すると期待してしまった。
早々に退場してしまったので作品に目を向けてみよう。
ファルコンに相棒のような者がいたり、元ブラックウィドゥなど一応説明台詞のような者があるのでどの位置づけかは把握出来る。
ただし、どのキャラクターも強い印象は残らず、
戦闘シーンも目新しいものはなく、陳腐なものになってしまっている。
バッキーがサプライズとして登場するも弱い。
次がサンダーボルツなんだからそれは出てくるだろう。
リブ・タイラーはもはやキャラクターとしてではなく俳優としてのサプライズ出演だろうがそれも弱いのである。
これまでのマーヴェルのように開き直ってブルースかジェニファーをハルクの制御の仕方を教えるなど理由をつけて登場させた方が盛り上がるのではないかと考えてしまう。
そして、脅威の対象として充てられたのが何故日本なのか。
これまで対立することの無かった米国と日本が敵対することで事の重大さを表したいのだろうが、米国と対等に敵対出来るとは思えないしむしろ敵対したらヤバい国はもっとあるはずだ。
また惜し気もなく映し出される桜並木。
桜で日本を表現するという2025年にもなって未だに行うセンスが疑わしい。
Shogunで表現できた日本や同作で活躍した平岳大も出演していることだし、もう少しなんとかならなかったのかと思う。
無かったことのようにされているエターナルズでの重要な要素であるセレスティアルズも忘れてないよと言わんばかりに背景として登場しているが特になにも進展がない。
全体的に無難な内容だが、これまでのマーヴェル作品と比べてしまうとやはり弱いという印象である。
ファルコンの超人ではない弱さを伝えるはずが、作品全体が弱くなってしまっている。
そしてこの“弱い”というのがこの時代には致命的になる可能性がある。
多様性の時代を終わらせようとしている今、
女性主人公や黒人主人公の映画がコケてしまうとさらにそれらに拍車をかける事になるだろう。
決して俳優陣が悪い訳でも無いのに側から見るとそうであるかのように評価されてしまう。
今作ではまさにファルコンに寄せられるプレッシャーは失敗が許されず、とてつもなく大きいものなのである。
新規でこのニューワールドに来てくれたブレイブなあなたへ
マジかあんた!前提知識全くなしでこの4作目のキャプテンアメリカを観に来てくれたってのか…。
そんな勇気ある人がいるなんて…。
だが待ってくれ。まずは俺の率直な感想だ。
普通に面白かった。普通に面白かったことにほっとした。
ここ数年のMCUは興行成績も落ちてきていて評判もかんばしくなかったから。
最近のだと『マーベルズ』も『シンチー』も『エターナルズ』も個人的にはそれなりに面白かったと思うけど。どうしても、マーベルのシリーズを知っている人には色々増え過ぎだしなかなかアベンジャーズ結成しないし、知らない人にはそもそもキャラの関係や設定分からないだろという初心者置いてけぼりぶりがすごいので。うかつに人にすすめることも出来ない。
という中で今作はシリーズをある程度知っている人にはそれなりに楽しめると思う。
ファルコンってそう言えばこんな感じだったかと。
超人血清を打ってないのが劇中で示されたがそれすら忘れてたわ。
バッキーが「血清を打っても全てを救えるわけじゃない」「お前は皆の目標になれる」と言ってくれる場面はシリーズを観ている人には熱い。けれどバッキーが110歳と説明されてもピンとこない人には「あのヒゲ誰」状態だろうなと。
ラストの病室の後輩へ「レスポンシビリティ」と言っていて字幕では「重圧」となっていたところも。「そうだよね。盾を受け継いだレスポンシビリティ、責任、重圧を感じながらファルコンは頑張ってくれてるよね」とシリーズを観ている人ほど思えるんだけど。
今作では大統領に「アベンジャーズを再度結成せよ」とだけ言われてその中身がどうなるかは結局示されなかったんだけど、キャプテン、というか新生アベンジャーズの中心ははなんとなくこのファルコンで行くんじゃないかという感じはした。
これ結構素直に面白かったんだけど、その面白かった要因の一つが、ファルコンが空を飛ぶキャラということもあって、空を飛ぶアクションが多いこと。
空飛べるのは本当に結構大きくて、空中戦が描ける。
例えば、今回であれば、日本の戦闘機との対決というか、日本の軍への攻撃を止めるみたいな役割をファルコンが果たすんだけれども、海の上での空中戦はやっぱりなかなか見応えがあった。
赤いハルクと最終的には戦うんだけれども、赤いハルクがすごいジャンプ力で迫ってくるのを、飛びながら逃げるというところもすごいシーンとして見応えがあった。
最後は赤いハルクに対して説得で何とかするという展開。多分、このファルコンの良さというのはそこなんだろうけど。
その説得要素は、中盤の戦いでもちょっとあり。戦い後に説得に入るというシーンがあって。
迫ってきたヒゲの敵さんに対して説得するというシーンがあって、暴力だけでは無く、心にも訴えかける、説得、言葉でも訴えかけるというところが、今後このキャラの重要なポイントになってくるのかなというところは、ちょっと新鮮ではあった。
エンドロール後でキャプテンアメリカは帰ってくると言うメッセージが流れたし、次のアベンジャーズの中心はやっぱりこのファルコンでいくと言う算段が多分ついたんだろうなという感じはした。
本当はブラックパンサーで行きたかっただろうなと思いつつ、キャラ的にも似てる雰囲気はあるからファルコンでいいだろう。
でも本当ますます新規置いてけぼりだよなあ。
だって30本はある映画だけは追ってる自分でも今作のカギであるでっかいアダマンチウムを見て「ああ最近のマーベル映画のどれかに出てきたんだよなあ」と思って終演後にネットで調べて「そうだエターナルズでした」と思い出したぐらいで。
ある程度追ってる人ですらこんな感じだからな。全くマーベル知らない人からしたら「30本の映画を追っててもある程度なの?」と思うだろ。
最近は平気でディズニープラスのドラマシリーズのストーリーも絡めてくるんだぜ?すごいだろ!30本以上映画を観てる自分ですら「申し訳ないが自分はドラマまで追えてないんだ!」と思いながら自分のブレイブを振り絞って映画館に足を運んでるんだよ。
だからもし全くド新規で今作から観てくれた人はこの「新規に優しくなさ過ぎるニューワールド」に入ってきてくれた「ブレイブ」に誇りを持って欲しい。こんだけ前提知識が必要なものに飛び込んでくれたブレイブ、その勇気を俺はたたえるよ。それこそマジなブレイブニューワールドだろ。ありがとう。
偉大な名蹟を、自分色に染めていけ
マーベル・シネマティック・ユニバース第34作。
キャプテン・アメリカ・シリーズ第4作。
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読。
こんなに地に足がついているMCU作品を観るのは本当に久しぶりで興奮した。本当に面白かった。これだよこれ、これが観たかったんだよと、手放しで称賛したい作品だった。
マルチバースが一切絡まず、過剰なサプライズも無い。ヒーローの葛藤を描くドラマが心揺さぶり、涙腺を緩ませる。
2作目を彷彿とさせるポリティカル・スリラーと壮大なアクションの見事な融合が、MCUの懐の深さを感じさせた。
キャプテン・アメリカ。あまりにも重すぎる名蹟のプレッシャーに葛藤し続けるサムの姿に、心を揺さぶられた。
サムはスティーブと違い、超人血清を投与されていない生身の人だ。だが超人じゃないからこそ出来ることがある。
どんな存在であろうと、まずは対話を試みるサムのスタイルは、彼の優しさに起因した行為であり好感しか抱かない。
スティーブは希望であった。そこまで自分は強くないが、誰かの目標となれる存在でありたい。とても素敵な答えだ。この瞬間、継承者がサムで良かったと心の底から思えた。
そして何より彼には、初代には無い彼だけの個性―強靭な翼がある。その個性でどこまでも高く、自分なりのスタイルで飛び回って欲しい。新たな世界の新たなリーダーとして。
[余談]
サディアス・サンダーボルト・ロスの集大成でもある本作にこれまで演じて来られたウィリアム・ハート氏が、鬼籍に入られた故に出演が叶わなかったことがとても残念でならない。
代役のハリソン・フォード氏も申し分無い演技で、ハート氏の遺志を継ぐ名演であったが、ハート氏のロスがレッドハルクに変身するところが観たかったと云うのが正直な気持ちだ。
しかしながら、ハリソン・フォード氏である。こんな超大物俳優がまさかヒーロー映画にヴィラン(とはっきりとは言えないかもだが)として出演するなんて、まるで夢のようだ。
悪役としては「WS」にてロバート・レッドフォードの先例があるものの、自らモーションキャプチャーを装着してハルクの演技もこなしているのだから、余計にすごいと感じた。
今後もMCUに、しいてはアベンジャーズと共に敵と戦う姿を夢想してしまうが、フォード氏は本作をもって俳優業引退を宣言されており、今後の動向がとても気になっている。
レッドハルクだけでも見る価値は十分有る。
スティーブからサムに交代してからのキャプテンアメリカ第四作。
キャップ特有の盾アクションに加え、ファルコンならではの翼を使った攻撃に空中戦とアクションシーンはカッコ良くて、特に飛行能力を活かした海上戦は迫力満点だった。
やっと拾われたリーダーにサプライズのベティ·ロスの再登場とこれまで避けられてたインクレディブルハルクの要素にもう一人のゲストキャラのバッキーの登場も良かったね。
一方で中盤まで引っ張る必要の無いサイドワインダー、敵かと思わせてすぐに味方と判明するルース·バット、何よりずっとリーダーの掌で踊らされてる感は否めないなど内容はイマイチ。
そうした諸々の要素の有る本作の一番の見所は、ロス大統領が変身するレッドハルクで、本家じゃないけどちゃんとハルクスマッシュやって、ホワイトハウスを破壊しながらのキャプテンアメリカとの激闘など、久々にハルクの大暴れが見れて、それだけでも本作を見て良かったと心から思った。
迷ってる人はレッドハルクの暴れっぷりを見るだけでも行く価値は十分有ると言える映画。
派手さは無いが
宇宙には行かないしマルチバースも時間移動も出てこない魔術も出てこない、最近のMCUの中ではよくもわるくも地味ではあるものの、現実の延長線上にある内容という意味でフェーズ1あたりのテイストに近いと感じた。
ストーリー自体もわかりやすくストレート。大どんでん返しみたいなトリッキーなことが起こるわけでもなく、というか、予告で語られすぎていてほとんどそれ以上のものがない…。かといってレッドハルクを予告で出しておかないと、知名度とか含め地味すぎるんだろうなぁ。
バッキー出ないって言ってたのに出たからそこはかなり嬉しいサプライズだった。この流れでサンダーボルツ側にもサム出てほしい。
ScreenXで鑑賞したので、空中戦のところは特に臨場感があって楽しめた。
一番のファンタジー要素はアメリカと対等に話している総理大臣だと思った
2025.2.14 字幕 イオンシネマ京都桂川
2025年のアメリカ映画(118分、G)
原作はマーベルコミック
キャプテン・アメリカの盾を受け継いだヒーローがある企みに巻き込まれる様子を描いたアクション映画
監督はジュリアス・オナー
脚本はマルコム・スペルマン&ダリル・マッソン&マシュー・オーソン
原題の『Brave New World』は直訳すると「素晴らしき新世界」という意味
物語は、アメリカのニューパンプシャー州にて演説を行うアメリカ大統領サディアス・ロス(ハリソン・フォード)が描かれて始まる
彼はインド洋沖に出現したセレスティアル島にある、未曾有の資源に対する国際条約の制定を訴えていて、他国の代表とも会議を重ねていた
一方その頃、メキシコのオハアカでは、ある物体の裏取引が行われていた
それを察知したサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)と相棒のホアキン・トーレス(ダニー・ラミレス)は、その現場を止めるように出向いていた
だが、買い手はそこに現れず、サムたちは売り手のサーペント団を壊滅させ、物体を回収することに成功した
その後、その功績が認められたサムとホアキンはホワイトハウスへと招かれる
サムの親友のイザイア・ブラッドリー(カール・ライブリー)も一緒にいくことになったのだが、そこで事件が起きてしまうのである
イザイアを含む5人ほどの人物が大統領暗殺を目論み、ホワイトハウスは騒然となった
大統領には怪我がなかったが、イザイアたち実行犯はその記憶がなく、何が起こったのかを理解していない
サムは抵抗するイザイアを諌め、おとなしく投降することになったのである
ロスはこの事態を重く受け止め、元ブラック・ウィドウの大統領補佐官ルース・バット=セラフ(シラ・ハース)に事件を調査させる
事件を起こしたのが知人だったこともあってサムたちは捜査から外され、そこで秘密裏に別ルートから捜査を開始することになった
そこで、事件の直前にイザイアのスマホが光っていることを突き止め、なんらかの洗脳操作のようなものが行われたのではないかと勘繰るのである
映画は、起こった事件を捜査するミステリー系で、サムとルースが同じ結論に至る様子を描いていく
ルースはイザイアをコントロールした黒幕がいると考えていて、ほぼ同時にエコーワンという施設にたどり着く
そこには、ロスから許可を得て研究を続けていたサミュエル・スターンズ(ティム・ブレイク・ネルソン)がいて、彼の計画によって、イザイアたちのテロも起こっていたことが判明するのである
映画の予告編では、ロスがレッドハルクになることがわかるのだが、映画本編では「ほぼクライマックスのネタバレ」のようなものになっている
予告編でそれ見せたらダメじゃね?という感じで、その後に幾つかの展開があるのかと思えば全くなかったりする
ロスとの決戦も、派手な展開を見せるものの、最後は説得で終わるので、カタルシスはほとんどない
死ぬほど長いエンドロールの後にも映像があるが、これまた捻りも何もなかったりする
基本的には『インクレディブル・ハルク』の続編で、『エターナルズ』の世界後みたいな立ち位置なのだが、予習はほとんどいらない気がする
サムがキャプテン・アメリカの盾を託されているけど、サムはサムという物語なので、深読みする必要はないのだろう
キャプテン・アメリカは憧れだが、サムは目標というように、現実感のあるヒーローが誕生したように思えるのだが、真似できる人は皆無なので、超人は超人なんだと思った
いずれにせよ、よくあるタイプの物語で、なんらかの実験で超人になったとか、個人的な逆恨みが世界規模の案件になるというものだった
そこから話が広がる感じもなく、黒幕との戦いはアクションもないし、レッドハルクとの戦いも最後は話し合いになっているのはどうかと思う
また、日本がかなり有能な国として登場するのだが、これが本作の一番ファンタジーなところで、土下座外交しかしない政府の為体を見ていると何だかなあと思ってしまう
MCU好きの人以外は観に行かないと思うが、「思ったよりも悪くない」とか、「普通の映画だった」と言われるように、落胆までは行かない感じだろうか
強くお勧めする要素はないので、通常スクリーンで時間が合えばOKぐらいのテイストで臨んだ方が精神的にも良いと感じた
食わず嫌いはもったいないから見てほしい!
まず一言!
めちゃくちゃ面白かった!
キャプテンアメリカ4作目。
新キャプテンアメリカとしては初の映画作品。
定番のオープニングファンファーレは今作では無し。
多分新しいキャプテンアメリカに集中してもらう為だと思う。
冒頭のアクションでつかみはバッチリ。
盾と翼を使ったファイトスタイル、ワカンダ製のスーツの能力を存分に見せつけてくれる。
相棒の2代目ファルコン、トレスとの相性もかなり良かった。
政治スリラー、サスペンス要素のバランスも良かったと思う。
日本の要素がかなり絡んでいたのは驚いた。
サム、ロス、共に葛藤と責務に押しつぶされそうになるところもしっかり感情移入出来た。
中盤の空中戦も見どころの一つ。
サブキャラだったファルコン時代ではここまでのアクションを描かなかったのでかなり興奮出来た。
長らく登場しなかったサミュエル・スターンズもかなり厄介な能力でこれまで出てこなかったヴィランで良かった。
クライマックスの戦闘シーンは大迫力。
新キャプテンアメリカとレッドハルクの凄まじさを見事に表現出来ていた。
最後もサムのカウンセラーとしての設定が活かされていてGOOD!
病院でのラストシーンのサムのセリフ…
「キャプテンアメリカは完璧でないといけない」
「重圧に押しつぶされそう」
「努力が足りているのか不安になる」
と打ち明けるセリフは演じているアンソニー・マッキー本人の言葉として重なって聞こえた。
そして相棒のトレスからは「何があっても諦めずに戦うファルコンに憧れていた」と返される。
スティーブ・ロジャースを見習い奮闘していたサムだけど、自分自身も憧れのヒーローとして認められていた事に気付くシーンは感動もの。
アクションもストーリーも最高の作品だった。
過去作の要素はかなりあるので未視聴の人は評価が分かれるかも知れないが、
特に見なくても問題ないとされていた作品「インクレディブル・ハルク」が注目されるのは嬉しい。
同伴した家族(ハルク、エターナルズ未視聴)もかなり楽しめたようなので劇中のセリフを聞いてれば色んな設定は「まぁこういうことかな?」くらいの感覚で見て問題ないと思う。
ポストクレジットシーンでは「世界はここだけだと思うか?」と別の世界のヒーロー集結を示唆するセリフが。
来年公開予定のアベンジャーズも楽しみだ。
CMが全て悪い気がする
CMで全てを見せてるようなものですが、一応ネタバレ注意にしておきます。
自らCMを見に行ったわけではないですが、興味があるのは、向こうから出てくる令和の時代…
大統領がレッドハルクにという大々的な宣伝は、ファンにとっては残念な告知だったと感じます。
初回の研究室のシーンは、なにか研究してるなと彷彿させる演出ですが、あーハルクか、あーガンマ線かと1発で連想してしまいました。
ロスの年齢では薬を飲むのも当たり前だし、なにかしら悪いところがあるんだと想像するものですが、ハルク関連かと連想…
イライラするシーンでギリギリ堪えてハルクにならないが、最後になってしまうシーンも今までよりイライラ弱くない?という感情になりました。
もう少し隠してくれてた方が、全体的に楽しめたと思いますが、内容が薄っぺらく感じてしまいました。
とはいえ、新生キャプテン・アメリカの映画として、
キャプテンが引退した後任の話くらい頭に入れておけば、単体でも楽しめるのかなとは思いました。
marvelを追っかけてるファンからすると評価は低くなってしまう作品かなと感じました。
期待はされてなかったけど、普通に楽しめる作品
サムのキャプテン・アメリカは目標となるというところに落ち着いてるのがまた良い
血清がない分誰でも憧れればなれるヒーローという立ち位置は良いと思いました
粗は多いですが、全体として疾走感があり飽きませんでした
盾の意志を継ぐもの!アメリカの名のもとに!
新生キャプテン・アメリカ!新たなるアベンジャーズの始まりでしょうか。
「アベンジャーズ エンド・ゲーム」以降、イマイチ盛り上がりに欠けたMCU(スパイダーマンは面白かったけど)ですが、いよいよ再始動って感じ。
ファルコンが2代目。空飛ぶキャプテン・アメリカとして大活躍する本編、面白かったです。
ハリソン・フォードも増々渋みがまして良かったですね。アッと驚く展開が待ち受けているんですが・・・
内容もなかなか重い感じで、ワクワクしどおし、楽しませてもらった一本です。
【ネタバレ】
何より嬉しかったのは、久しぶりのリブ・タイラーの再登場。「インクレディブル・ハルク」以降、ブラック・ウィドウにその場を奪われた感じで全く出てこなかったのに、いや〜驚きました。
そして、ハルクを攻撃していたリブ・タイラーのお父さん、軍隊のおエライさんが大統領。
それも驚きだったんですが、更に赤いハルクになっちゃうんだから、ホンっとヒョエ〜〜〜って感じです。
オマケ映像も意味深でした。次の作品の予告っていう明確なものではなかったですが、今後の展開を期待させます。
【"アベンジャーズシリーズはドル箱だから、絶対止めないからね!”というMARVELの思惑がビシバシ伝わる、VFX炸裂のハイパーアクション&サスペンス要素も入れたナカナカな娯楽小作。】
ー 私はアベンジャーズシリーズは、実は余り見ていない。メインキャラではない、ドクター・ストレンジシリーズや、ブラックパンサーや、アントマンシリーズや、ブラックウイドウは、演じた俳優さんが好きなので楽しく鑑賞したが、メインキャラシリーズは観ていない。で、オッカナビックリ今作を鑑賞したのだが、ナカナカ面白かったなあ。ー
・序盤は知らないキャラクターが沢山出てくるのだが、直ぐに全体像を把握して、そこからは、政府に極秘に捕らえられていたサミュエル・スターンズ博士により仕掛けられた、超人兵士イザイア達へのリモートコントロールによる、ロス大統領(ハリソン・フォード)暗殺未遂事件が起きて、そこからアダマンチウムを巡る騒動やら、日米開戦の危機などがVFXテンコ盛りで描かれて、ナカナカでありました。
・特に、ロス大統領とサミュエル・スターンズ博士の関係性や(薬の飲み過ぎは、身体に毒だね!)スティーブ・ロジャーズから盾を引き継いだサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)と、サミュエル・スターンズ博士の企みにより、自己制御できなくなったロスが巨大化した赤いハルクとの、VFXをこれでもか!という位に活用したスピード感と重厚感溢れる壮絶な戦いのシーンなどもナカナカでした。
・今作では、日本の尾崎首相を平岳大さんが流暢な英語で喋って登場し、随所で桜を背景に使用し、ロスが愛する娘ベティ(リヴ・タイラー)と和解するシーンで、桜を使っていたのもナカナカ宜しいと思いました。
MARVELは、本格的に日本の観客をターゲットにしてきたのかな?クスクス。
<で、いつもの”エンドロールの後に映像があります。”というテロップが冒頭流れていたので観ていたら、成程ねぇ、"アベンジャーズシリーズはドル箱だから、絶対止めないからね!”という思惑がビシバシ伝わって来たぞ!
いやあ、MARVELの商魂は、凄いモノでございます。>
日本強ぇ!笑
字幕で見てきました
吹替えの配役がカスなので🥹
(サムの吹替えはドラマと同じ人でよかったやろ……)
序盤からロス長官による「私は本当に変わったのだ」で笑かしてもらいました。変わったね。役者ごとね。
(旧ロス長官もすごくぴったりなキャスティングだったので亡くなったと聞いた時は悲しかった。ご冥福をお祈りします)
肉弾戦や空中戦はキレっキレで見応えありました。
特に空中戦はクリエヴァキャップには出来ない戦法なので、代替わりしたことが感じられて感動しました。
ただ、昨今のMCU全てに言えることですが、予め見ておかなきゃいけない作品が多すぎる。
ぱっと思いつくだけでも
・インクレディブル・ハルク
・キャプリカ全作(特にCW)
・バッキー&ファルコン
このあたり履修してないと知らんキャラが多くて初見さんや初心者に優しくない。
本国で評価が低いのもそういう点がマイナスに働いたかなーと思います。
ただ日本人は世界一楽しめますよ。
ありえんぐらい立場が強い日本が出てくるので笑
尾崎首相のオラオラ外交や攻撃までの判断が引くほど早い日本艦隊など、現代日本に住んでる人ほど腹抱えて笑えます。
やたらモブ日本人の日本語が流暢だったのはAIに喋らせたんだろうか?笑
全体を通して私はすごく楽しめました。
今後のサムキャップに期待を込めて星4.5で!
(吹替えをプロに任せてくれたら5でした!)
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