キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールドのレビュー・感想・評価
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ここ数年のMCU作品の中では
マルチバース以降のMCU劇場版としては個人的に一番良かった。
エンドゲームで初代キャップであるスティーブロジャースが、なぜ特別な力を持たない普通の人間であるサムにキャップの象徴である盾を渡したのかのアンサーでもあり、それがそのまま「ヒーロー論」に繋がっているのもいい。
現在のアメリカ、ひいては世界情勢を取り巻く問題をしっかり「ヒーロー映画」に落とし込んでいる地に足の着いた作品で見ごたえもあるし、マルチバースサーガ以降に公開されたここ数年の「何でもアリ」な作品群に疲れたファンも本作は楽しめるんじゃないかな。
本作はMCUドラマの続編なので、ドラマ未試聴の人が楽しめるかな?という懸念があったんだけど、観た感じ映画だけで追っている人もちゃんと楽しめる作りになってたと思う。(もちろんドラマを見ている方が作品への解像度は上がるけど)
昨今の映画、特にディズニー傘下の作品の中には、映画の内容とは関係のない外野の政治的な対立に巻き込まれる形でデバフを受けて、正当な評価を受けられない作品も多く、本作もそんな作品群の一作になりそうな予感があるけど、本作を劇場で観るべきか悩んでる人はぜひ劇場に足を運んでほしい。
既視感 と 稚拙脚本 で没入感なし (途中からネタバレ)
脚本に冗長と粗雑の両方を感じる。
丁寧に説明描写を入れ進める展開と、簡略して短時間で進める箇所があべこべでは?と感じる。
本作の監督&脚本家とも過去作に目立つ作品がない由縁か。
冒頭のアクションは盾と翼を使ってまずまずだが、その後が中々物語が進まず、10分で十分な序章に30分掛けてる位に感じる冗長さ。
緊張感・スピード感・どうなるの?感が全く感じず、平俗展開・・。
なのに中盤から、重要施設テロ・遠隔洗脳・日米開戦危機・薬物変異・
遺恨復讐・希少素材争奪、
等々の多要素を、ドンドン盛り込む。
それが説明不足でとって付けたように進行するので、全く没入感なく、疑問点も沸く・・。
ファルコンは超能力を持ち得てないので、肉弾戦アクションはまずますの見応えで、それでどう作品魅力を維持させている感も漂う。
(が、生身人間にはかなりの限界も)
一番の見所は、戦闘機との空中戦だったが、早いカット割りで、何が何に激突しているかハッキリ分からないシーンもあり、
「トップガン・マーベラス」の様なリアリティーまでは全く到達してない。
それに全てのシーンで、斬新なアイデアは感じず、過去作にあるような既視感多々・・。
終盤、このアベンジャーズシリーズを全く未見の方が視聴した場合、
赤いハルクは、まるで ”子供だまし” の様な出現・展開に。
たとえ稚拙脚本でも見る者の度肝を抜きたいなら、予告やサムネ画像に、
赤ハルクは登場させるべからずと思う。
過去の「キャプテンアメリカ」作品はややシリアスで、
私的にはまあ高評価したが、今作は凡作。
PS
ひとつ感心した事が(作品的重要度ゼロだが^^;)
作中に登場する日本の総理大臣(平岳大)が、
米大統領やキャプテンアメリカより背が高い事♪
これは、大谷翔平効果か!(笑)
↓ ネタバレ
他の方も記しているだろうが、
あの赤ハルクが、大統領の変身とは・・。
それに元祖ハルクのガンマ線とは関係なく、薬物での変身って・・。
そんなに簡単に超人になれたなら、悪党の親玉は100人ハルクを作って街を消滅させてしまうぜ♪
その変身時のSPらの反応も、本物ならまず大統領としての意識存在の確認をするだろう。 が、まだ誰にも危害を加えてない時点で、発砲するとはまるで子供向け怪獣映画の脚本か!
唯一、大人演出を感じたシーンは、
見舞いに行ったアンソニーとウインターソルジャーの会話。
グッとくる台詞に、「今のライターに頼んだ?」には、流石に笑った♪
ヒーローアクションに段々マンネリを感じている方が多いと思うので、
ジョージ・ミラー監督&脚本家の様なトコトン拘った物作りが出来る方に大金払っても、
制作を依頼しないと、赤字作品が増えまっせと、危惧する。
(今作制作費は 1億8千万ドル=約270億円! ←wiki情報
ハリソン・フォードにハルクをオファーするのに、上記のうちいくら費やしたのか知りたい♪
待ってた!
何もかも一新したが、それでもキャプテンアメリカで間違いない。
特にその前のソー、アントマン、ドクターストーン、キャプテンマーベルなどの流れから、やはりキャプテンアメリカのストーリーは一味違うと思う。空中戦凄くワクワクしたし、最後の展開マジ衝撃的でした!ハリソン!!この年でこんな挑戦的な役を?!心のなかでずっとええええになってた。面白かった!そろそろ新生アベンジャーズも来るようで、マジ楽しみ。
どうしても減点のポイントですが、昔はアベンジャーズの映画シリーズを観れば全部の話が分かるが、最近はドラマシリーズまで観ないと急に新キャラや過去話に出てきて、追いつけなくなる。しかも多分ドラマの視聴者を増やしたいから、映画には全く説明してくれないスタンスで、そこは嫌ですね。まあ、サムがキャプテンアメリカになった経緯が知りたいから、これは観るしかないな。
ちっさッ!
マーベルというだけで無条件で星4はつけたくなるぐらいのファンです。
最近のポリコレまみれのシリーズに比べれば、今作はかなり良かったです。
ただ、なんというか、かつてのマーベルにあった「ドキドキワクワク感」が無いんですよ。
新しいキャプテンアメリカが、先代と違って、超人血清も打ってない凡人として頑張るって話なんですが、凡人なので当然できることも小さい。
ワカンダの超技術で人間相手に無双しますが、過去作のトンデモヒーローたちに比べたら、武力が小さい。
アイアンマンみたいに、途中で今週のビックリドッキリメカが出て、戦力強化されるのかと思いましたが、それもなく、特段技術的な成長もなし。
戦果も、戦闘機2機を撃墜したのが山場。ショボい。
一応悩める主人公ですが、「先代の後継者が俺でいいのか?」という超個人的な悩みで、それすら「お前だからいいんだ」と言われてあっさり解決。悩みまで小さい。
ヴィランも、やることが、催眠術で操ってのテロ行為。それもネタがすぐバレるレベル。
ニチアサの戦隊ヒーローモノの怪人かな?
テロの狙いも、世界大戦を引き起こして世界を滅亡させたいのかと思いきや、裏切られた相手に恥をかかせて、娘に嫌われて絶望させたいという理由。あまりにも小さい。
ライバルもアメリカ大統領になったけど、動機が「縁を切られた娘にカッコいいところを見せて仲直りしたい」から。小さい。
挙句に悪知恵巡らせてたら、ヴィランに裏切られてハメられる。ショボい。
怒りで赤ハルクになって暴走しても、壊したのはホワイトハウス半壊と車が少々。被害も小さい。
その暴走も、キャプテンの説得であっさり止まる。怒りも小さい。
ストーリーとしては結局、世界の危機一髪とかではなく、日本とアメリカの対立が防げただけ。被害も救いも小さい。
大統領の娘も、なぜか電話一本かけただけであっさり和解。和解した理由も判然としない。説得力も小さい。
今回はアベンジャー再結成の始まりの物語のようなんですが、なんともショボい始まりです。
これまでの壮大なストーリーや、ヴィランの遠大な計画、每作のビックリドッキリメカや、トンデモ能力などと比較してしまうと、あまりにもこぢんまりとしていて・・・。
まあ、エンドゲームまでのシリーズと比較せず単品の映画としてみれば、普通に良くできてました。
最近の数作と比較すれば、まだ昔の雰囲気に戻りつつある気がするので、続編への期待を込めて星3.5にしておきます。
エンドロール曲まで✨
ヒーローものの脚本はこれくらい削ぎ落とされた方がいい
ドルビーシネマで鑑賞。
何事にも継承は必要。これをうまくできないと何事も続けることはできない。マーヴェルもエンドゲーム以降、ヒーロー映画をいかに継続するかを模索してきた(と思う)。失敗したものもあるしそれなり面白かった映画もある。でもいずれも単発もの。アヴェンジャーズのような連作としてのつながりは抑え気味だった気がする(その割にドラマとかも補完しないと全てを楽しめなくなっているのはどうかと思うが)。
そこで本作。キャプテン・アメリカを引き継いだサム・ウィルソンの物語となる。キャプテン・アメリカを引き継いだプレッシャー、ファルコンを次世代に引き継ぐ必要性。そんな継承が描かれていた印象だ。マーヴェルの映画は観てきているが、月日が経てば忘れることもあって、これ何?どんな流れでこうなったんだっけ?この人前からいた?と思うことも。でもそこらへんの疑問をとりあえず脇においておけば結構楽しめる話になっていた。国家間の争いとヒーローの立場というややリアルな側面が描かれるのは個人的には面白かった。
アクションもなかなか迫力があっていい。キャプテン・アメリカなのに、動きが洗練されてるし、飛行できるから活躍の場が広い。そして羽の威力よ。あれで守備も攻撃もできることが増えた。アクション映画としてこの設定変更は大きい。しかも上映時間が短め!ヒーロー映画はこれくらいでいいと思う。
自分はキャップを引き継ぎ、ファルコンを次世代に託す。継承の物語としてとても熱い内容だった。今回はマルチバースもないしとてもシンプルで楽しめる映画だった。新しいシリーズにも期待したい。
過去作を巧みに回収して、新たな始まり
待ち焦がれたキャプテンアメリカの新作をやっと観れました!
個人的に、レッドハルクが登場するので、ハルク第1作を鑑賞していきましたが、これが本当に良かったです!
過去作を底からさらって新作に繋げて、始まりを封切るって感じで、素晴らしい出来だと思います!
また、何よりもスーパーパワーのないサムに感情移入し、心から応援してしまいます^_^
これからが楽しみです!
キャプテンアメリカ
まあまあ、まあ?
MCU新世界の幕開けを感じさせる良作
サム・ウィルソンというキャラクターがやはり非常に良い。
スティーブが認めた人格者、国を背負って立つ責任、盾を受け継ぐことへの葛藤。
二代目キャプテン・アメリカの魅力がたっぷり詰まった作品になっていました。
またアクションも素晴らしかった。
元々ファルコン&ウィンターソルジャーの時から、翼と盾を使いこなす戦闘スタイルがめちゃくちゃカッコいいなと思ってましたが、今回ワカンダの技術強化も加わってバトルアクションに更に磨きがかかっていたなと思います。
ストーリーに関しても、インクレディブル・ハルクやエターナルズ等、過去のMCU作品の要素を組み合わせつつ、それでいてややこしくならないよう説明や情報の出し方も丁寧で上手かった。
フェーズ5以降ふつふつと湧いていた国家間の紛争、アベンジャーズ再結成、そしてマルチバース展開の示唆といった要素も全て取り入れていて、まさに「ブレイブ・ニュー・ワールド」のタイトルに相応しい新世界の幕開けを感じされる作品でした。
一方やや評価が下がった点としては、本作のメインキャラであるスターンズとロス大統領のキャラクターがお気に召さなかったこと。
スターンズはヴィランとなる背景としては十分でしたが、サスペンスで引っ張って登場する人物としては昔の端役キャラすぎたかなと。
そこまで思い入れもインパクトも無いキャラなので、魅力的なヴィランと呼ぶには至らなかったなと思います。
ロス大統領に関しても、彼の成長と後悔が本作の中心にあるにも関わらず、結局直近まで人権侵害レベルでスターンズを利用して、最後の最後まで彼の存在を隠し続けた事実があり、同情の余地を挟むには悪人すぎたんじゃないかなと思います。
最後全ての地位を手放したところで初めて同情できるキャラになったなと思ったので、それまでのストーリー展開にのめり込めきれなかった部分はありました。
以上、個人的感想になります。
アクションやサスペンスも面白く、単体作品として十分クオリティの高い作品でしたが、MCUのクロスオーバー要素の盛り上がりに助けられた部分も否めないかなと思いつつ、総評としては新世界のアベンジャーズを期待させる良作だったと思います。
もったいつけすぎ、じゃないかなあ?
特にバッキー!ちょこっと顔出して会話して帰る?ありえないでしょ!手伝ってよ!ベティは声だけ先に出て、最後の最後で「ちらっ」かよぉ!
会話の中には、ハルクだのアントマンだのワカンダだの出すだけ出すし、エターナルズのあのデカいの出すし!エターナルズのレビューでも書いたけど、あの時アベンジャーズなにしてたの?!
とまあ、文句言いつつ、近年のマーベルの中では中々良かったんだよなあ。でもあれではヒーロー物でなくていいのでは?戦争ものでもいけるでしょ?そもそもサムは小物感というか脇役の印象が強いからさあ。アベンジャーズ復活しても、リーダーシップ出せないでしょ?格でいうなら、スパイダーマンくらいしか大物いないし。やっぱり、エンドゲームでやめといた方が良かったような。始まる前のサンダーボルツの予告の方がちょっとワクワクしたというね。
エターナルズ、絡むのかなあ?あー、早くヤングアベンジャーズ登場してくんないかなあ。
でも作品は最後まで集中して観ることできました!
2025年劇場鑑賞10作品目
日本の軍隊強い
味方も敵もわからないまさに『キャプテン・アメリカ』
正しく『キャプテン・アメリカ』でした。
誰が正義か、誰が黒幕か、誰が味方で誰が敵かわからない、ひりつく命のやり取り。
『ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー』を彷彿とさせるストーリー。
まぁ、陰謀の規模はやや小粒になったけども(犯行動機が…)。
本作の物語を理解するのに、配信ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』が必須なのが、初見殺しなハードル上げになっているのと……
映画の『キャプテン・アメリカ』シリーズ『アヴェンジャーズ』シリーズより重要なMCUのピースは、
『インクレディブル・ハルク』
『エターナルズ』
『ブラック・ウィドウ』
という、シリーズ中では割と不人気な3作なのが、足を引っ張りそうだなと思いました。
まだまだ続くよ。
「キャプテン・アメリカ」というよりは「ファルコン」の話のように思えてしまう
「シビル・ウォー」でのスーパーヒーロー達と政府との確執や、「エターナルズ」でのインド洋の巨人の残骸や、「ブラック・ウィドウ」での女性暗殺者などは、まだ、記憶に新しいものの、「インクレディブル・ハルク」の続きの話となると、流石に記憶が曖昧で、よく分からないところがあった。
サム・ウィルソンがキャプテン・アメリカを継承することについては、何の異存もないのだが、どうしても、あの高性能な「翼」が目に付くし、しかも、戦闘機やミサイルとの空中戦が大きな見どころにもなっているので、「キャプテン・アメリカ」というよりは「ファルコン」の話のように感じてしまう。
しかも、驚異的な身体能力や、ナイフで刺されても平気な顔をしているところから、てっきり、サムも「スーパーソルジャー」になったのかと思っていると、バッキーとの会話で、そうではないことが分かって、逆に驚いてしまった。
だったら、「盾」を持った「ファルコン」でも良いような気がするし、「キャプテン・アメリカ」を襲名するのであれば、「翼」は、新しい「ファルコン」に譲り渡した方が良かったのではないかとも思う。
日本が、やけに大きく位置付けられているところは嬉しい限りなのだが、中国に設定を変えた方が、物語としてはしっくり来るように思えるので、どこか政治的な配慮も感じてしまった。現実に微妙な関係にある中国との間に、変な軋轢を生じさせるよりは、文句を言わない日本を敵役にした方が、「無難」だという製作者側の判断なのだろう。
クライマックスは、レッドハルクとの一騎打ちで、それなりに見応えがあるのだが、どんなスーパーヒーローでも、サシではハルクに敵わないと分かっているので、どうやってハルクの怒りを鎮めるのかが焦点となってくる。
おそらく、疎遠だった娘が現れて、ハルクとなった父親をなだめるのに違いないと予想していたのだが、まさかの「桜の花びら」には唖然としてしまった。
これでは、もし、別の季節だったらどうやって決着を付けたのかという疑問が残るし、せっかくのリブ・タイラーの出しどころも、間違っているとしか思えない。
新たなアベンジャーズの結成に向けた節目となる作品であることは間違いないが、エンドクレジット後のオマケ映像を見ると、性懲りもなく、マルチバースの話になるみたいなので、まったくと言っていいほどワクワクを感じることはできなかった。
新キャップ初陣
予想より無難な結末に帰着したなというのが第一印象。
でも面白くなかったわけじゃない。むしろ新アベンジャーズのストーリーに向けてかなりいい滑り出しだった気がする。
一番褒めたいのがストーリー。序盤からセレスティアル島での日米衝突までのテンポがまあ良い。くわえて変なポリコレ要素や政治的主張も一切無く、いちいちブレーキを掛けるような描写も無く、ストレスフリーに見ることができた。今回からMARVEL入る人でも全然勧められるほどストーリーも明快で分かりやすい。今何をしているのか、なんでその行動を取っているのか、本当にそれをする必要があるのか、こういった点に少なくとも疑問を持つシーンは無い。バッキーとの再会で、前任の背負っていた重圧とヒーローとしての強さを自分と比べて打ちひしがれても、回復したホアキンに、自身への憧れを告白される場面を通じて一ヒーローから『キャプテン・アメリカ』へ成長していく姿が人間味臭くて見ていて格好よかった。
戦闘シーンや映像美はマジで一級品。ブラック・ウィドウやシー◯ルクのソレとは比較にならないほど臨場感が凄かったことも印象に残る。
これからのMCUの未来は明るいぞと思わせてくれる作品に仕上がってる。
知らんのやったら観てから来いや!
でお馴染みの、映画界の課金ゲーことマーベルシリーズ
今回からキャップが二代目になるんやなーぐらいの気分で鑑賞するも、やはり序盤から日頃の勉強不足が祟り、先生〜こんなとこテストの範囲って聞いてません!と逆ギレする学生さんの如く、真っ白な答案状態の頭の中。
エターナルズのクライマックスで石化?したセレスティアルズが島状態で放置されていたが、実はそこにブラックパンサーでお馴染みビブラニウムを凌ぐと言われる新素材が発見され、アメリカは日本と協定を組み共同開発する計画を提案するも、肝心の素材サンプルが何者かによって略奪される。
サンプル奪回に新たにキャップとなったファルコンことサムと、サムの代わりにファルコンとなったホアキンが向かう。
と、話の前後を整理してストーリーの序盤をまとめたけど、本編ではいきなり奪回作戦から始まるので、まず今闘っている相手が誰で、どんな作戦かは分からない。
何ならキャップも何を奪回するのか分かってない。
首尾よくサンプルを奪い返したものの、略奪グループのリーダー、サイドワインダーは取り逃す。
その後、ようやく今回の作戦と新しい素材の開発に関わる話を、アベンジャーズの嘗ての宿敵ロス大統領主催のパーティーで知ることになるが…
最近のマーベル映画の傾向通り、予習をしていればしている程楽しめる構造なのは、もはや諦めるとして、それでもちょいちょい鑑賞してきたブラックパンサーやらエターナルズの知識があってまだ良かったわ、と思った。
最早課金ゲーのように、マーベルに課金すればするほど楽しめるシステムに嫌気がささないかどうか。
なので、映画単品として評価するのが大変難しいと思った。例えば私が観た二作に加えてアベンジャーズのエンドゲームすら観なかった方が初めましてでこの映画を楽しめるかって言うと、それは難しい気がする。
私はこの辺は観ているのでそれ前提のレビューになるのでご容赦いただきたい。
初代キャップとは明らかにテイストを変えてきているし、例の血清を打っていない前提なのでアクションも肉弾戦よりややメカ寄り。ただアイアンマンほどのメカメカじゃないけどブラックウィドウほど肉弾戦でもないので、やっぱりプラックパンサーに一番近い感じがする。
ここの差別化をどうするのかなあという気はする。
音楽なんかもポップな感じになってて、初代の重厚感から、二代目サムらしさが出ていてここは好印象。
まあ、ストーリーはホラ、マーベルだから。
悪役全体なんやか規模小さめの恨みつらみで、それに見合わんぐらいどえらい規模の厄災振り撒いてくるし、そんな理由かいな、とやや呆れるようなところもあったけど、ハリソン・フォードおじいちゃんの熱演に免じて許してあげよう。
やっぱりアクションは大スクリーン!これは間違いない
そう言う意味では満足の一本でした。
全403件中、361~380件目を表示