キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールドのレビュー・感想・評価
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テーマ不明でMCU迷走が顕著
キャプテン・アメリカはMCUの中ではスパイダーマン、ブラックパンサーに次ぐ好きなシリーズだった。
スティーブ・ロジャースが去り、サム・ウィルソンが引き継いだ新作は、ハリソン・フォードがロスを演じるくらいしか、興味が無かったのが本音。予告編見ても何をしたいのが、ほとんど伝わってこなかったしね。
そして作品の意図が不明瞭なのは本編を観て更に増した。色々盛り込んでみて、一番ウケた要素を今後の展開の要にしようとしている感じ。
その意味では大統領補佐官のウイドウが一番良かったよ。小柄で華奢なのに頼もしい、そのギャップに萌え!
日米開戦やキャプテン・アメリカvsレッドハルクは茶番に終わるだろうなあと予想していたけど、案の定だった。
それでも☆3.5と高いのはハリソン・フォードが予想以上に良かったから。大統領を演じるのは3回目だけど、完全に戦う大統領のイメージですね。
「アントマン3」「マーベルズ」「エターナルズ」よりは楽しめたが、今後がますます心配なMCU。
でも次回の「サンダーボルツ」だけは大傑作を確信しています。
10年以上放置されてた伏線回収をここでやりますか(笑)
まさかインクレディブル・ハルクの放置されてた伏線回収をここでやるとはね(笑)
そしてMCUの基本アースにアダマンチウムの概念爆誕!!
という事はつまり…?
あれ?このアースにミュータント居ないよな…?
とまぁこれまでのMARVEL作品をほぼ全部履修してるファンならワクワクが止まらないし
面白いけど
そうでもない人からしたら
なに言ってんの?と
コイツなんなん?
の連続だと思う
そしてレッドハルクの登場はデッドプール3のブレイド並み隠しといた方が絶対に良かったと思う
それから劇中に出てくるアメリカにキッパリとNOを突きつける事が出来て
自分の国が攻撃されたとなると毅然とした対応が出来る日本の首相があまりにもフィクション過ぎて苦笑
ファルコン&ウィンターソルジャーの時のみたいにアメリカという国家に対する皮肉めいた脚本は個人的には良かったな
最後に個人的に思うとりあえず最低限
履修しといた方が良い作品挙げとこう
インクレディブル・ハルク
ファルコン&ウィンターソルジャー
エターナルズ
この三作品と後はファルコン&ウィンターソルジャーの前にいろいろこじらせた異星人が指パッチンした結果一回全宇宙の人口の半分が消滅してその後すったもんだあって復活した事を知っとけば大丈夫だと思う
見応えあるサスペンス・アクション!
アヴェンジャーズシリーズはドラマシリーズまで制覇するほどのファンではない。「ファルコン&ウィンターソルジャー」も観ていないのだが、本作はそんなライトなマーベルファンでも単体映画として楽しめる作りになっていてとても好感をもった。
私は「アヴェンジャーズ エンドゲーム」以降に足りなかったのはやはりスター性・華だと思っていた。
インディペンデント映画で評価されている若手役者や監督等、ヒーロー映画に引き抜くのは少し違うのではないか。(もちろんブロックバスター映画との化学反応を期待したのかもしれないが、個人的にそんじゃそこらのポップコーン映画じゃねえぞ?という逆張りなんじゃないかと思っていたし。)そんなエクスキューズなんて使わずに、マーベル映画は花形役者で王道を歩むべきだ!と思っていた。
そして本作。ハリソン・フォードがまた大統領を演じる?!エアフォース・ワン以来の体を張るアメリカ大統領が観れるのか?!ここで大スターを起用するとはマーベル、わかってるじゃないか!と重い腰をあげて観に行きました。
大手シネコンのビッグスクリーン。客入りは微妙。そうですか。やはりそんなに期待されてないのか。(初日はほぼ満員だったアイアンマン、スパイダーマン、アヴェンジャーズと比べて少し寂しくなった。)
そんな期待されていない新キャプテン・アメリカ。
オープニング。
おや、いつものコミックパラパラのマーベルロゴが出て来ない。90年代を彷彿とさせるブラウン管テレビの電子ビームのような光の演出。そしてモノクロのマーベルロゴ。渋い!渋すぎるぞ!
(この電子ビームの光の演出というのが、本作の悪役が使うトリックになっているのも映画の仕掛けとしてとても面白い。)
全体的にざらっとフィルムの質感の映像。良い。
最初はやはりハリソン・フォード。さすが大スター。映るだけで絵になる。これだよ。これが欲しかった。
そしてサム・ウィルソン。演じるアンソニー・マッキーは「8Mile」のラストでエミネムさんにラップでボコボコにされたあのお方だ。良い役者だが、主役を張るほどの華はないと思っていた。しかしカール・ランブリー(これまた渋い俳優)演じるイザイアとの掛け合いから、ハリソン・フォードとの掛け合い。良いぞ?!(カール・ランブリーの演技力が凄まじ過ぎて泣きそうになったが、それに引っ張られたのかアンソニーもどんどん良くなっていく。)
ポリティカルサスペンス的な要素(一歩間違えたら戦争になる)のハラハラ感と、F14(これまた90年代かよ!っくらいビンテージの機体で笑った。)とファルコン、キャプテン・アメリカの空中戦は見応え抜群。
ここで大統領がレッドハルク化してもっと決定的なピンチになって欲しかったところだ。(本作はクライマックスでも後もう一歩ヒーローの大ピンチに踏み込んで欲しかった。ここが星マイナス1ポイントになってしまったところ。)
血清を打っていないから身体は超人ではない。スティーブは間違った人選をした。と語るサム。
本作のサムのキャプテン・アメリカになり得るのか?という問いは、そのままリアルのアンソニーがクリス・エヴァンスに次ぐキャプテン・アメリカになって良いのか?という問いに転換される。
また、本作は新たにアメリカ合衆国大統領に就任したロスの視点も入れることで、アメリカを導く2人のリーダー(キャプテン・アメリカと大統領)の葛藤という軸が分かりやすく提示される。
ただし、この大統領の葛藤が娘に認めてもらいたいという極めて個人的なことしか語られず、キャプテン・アメリカの方が全然色んなもの背負ってるじゃねぇか!と突っ込まずにはいられない。ハリソン・フォードの好演によりギリギリなんとかなっているように感じるが、ハリソン・フォードじゃなかったら悲惨なことになっていたと思う。
サムはキャプテン・アメリカとしてどうあるべきか。
本作は決してその問いに明確な答えを出したわけではないと思う。クライマックスとしてとう一歩踏み込んで血清を投与されていない生身のキャプテン・アメリカが如何にハルクという肉体変化の象徴ともいうべきキャラクターを相手に勝つのかを示して欲しかった。
ただし、今までのアメリカ映画・ヒーロー映画では軍事力や力で敵を凌駕した方が勝ちという傾向にあったが。本作はそうではない方向を示した。
今後は「スタートレック」のように外交問題として宇宙人と交渉するアヴェンジャーズ映画は観たくないが。今後、彼がどういうアヴェンジャーズを再現していくのかは気になるところだ。実質本作で新たなフェーズに入ったといっても過言ではない。
追記1:
日本がめちゃくちゃ好戦的に描かれているのは一旦置いといて、日本の首相役を務めたのは平岳大さん。「SHOGUN 将軍」で宿敵石堂を演じており、本作の声が掛かったのも「SHOGUN 将軍」の撮影がちょうど終わった時とのこと。
平井さんは5年ほど前から拠点をアメリカに移して活動しているそうで、「SHOGUN 将軍」を機に多くの日本人俳優がハリウッド映画に進出していくのはとても喜ばしいことである。
映画内での外国の政治家やその行動がステレオタイプに描かれてしまうのはお互い様で、その際たるものがロシア・中国だと思う。本作の日本の好戦的な態度は「SHOGUN 将軍」影響下かは分かりませんが、真田広之さんが切り拓いた道に多くの若い役者達が続いて行ってくれるのも喜ばしいことだと思いました。
追記2:
「ファルコン&ウィンターソルジャー」を観賞しました。
ドラマシリーズとしてかなり楽しめました。今まで観たディズニープラスのスターウォーズやマーベルのドラマシリーズの中でもベスト級だったと思う。逆にドラマであれだけ出来てしまっているので、今回敢えて映画にしないほうが大統領の葛藤をもう少し丁寧に描けたんじゃないかとも思ってしまった。
ここ数年のMCU作品の中では
マルチバース以降のMCU劇場版としては個人的に一番良かった。
エンドゲームで初代キャップであるスティーブロジャースが、なぜ特別な力を持たない普通の人間であるサムにキャップの象徴である盾を渡したのかのアンサーでもあり、それがそのまま「ヒーロー論」に繋がっているのもいい。
現在のアメリカ、ひいては世界情勢を取り巻く問題をしっかり「ヒーロー映画」に落とし込んでいる地に足の着いた作品で見ごたえもあるし、マルチバースサーガ以降に公開されたここ数年の「何でもアリ」な作品群に疲れたファンも本作は楽しめるんじゃないかな。
本作はMCUドラマの続編なので、ドラマ未試聴の人が楽しめるかな?という懸念があったんだけど、観た感じ映画だけで追っている人もちゃんと楽しめる作りになってたと思う。(もちろんドラマを見ている方が作品への解像度は上がるけど)
昨今の映画、特にディズニー傘下の作品の中には、映画の内容とは関係のない外野の政治的な対立に巻き込まれる形でデバフを受けて、正当な評価を受けられない作品も多く、本作もそんな作品群の一作になりそうな予感があるけど、本作を劇場で観るべきか悩んでる人はぜひ劇場に足を運んでほしい。
既視感 と 稚拙脚本 で没入感なし (途中からネタバレ)
脚本に冗長と粗雑の両方を感じる。
丁寧に説明描写を入れ進める展開と、簡略して短時間で進める箇所があべこべでは?と感じる。
本作の監督&脚本家とも過去作に目立つ作品がない由縁か。
冒頭のアクションは盾と翼を使ってまずまずだが、その後が中々物語が進まず、10分で十分な序章に30分掛けてる位に感じる冗長さ。
緊張感・スピード感・どうなるの?感が全く感じず、平俗展開・・。
なのに中盤から、重要施設テロ・遠隔洗脳・日米開戦危機・薬物変異・
遺恨復讐・希少素材争奪、
等々の多要素を、ドンドン盛り込む。
それが説明不足でとって付けたように進行するので、全く没入感なく、疑問点も沸く・・。
ファルコンは超能力を持ち得てないので、肉弾戦アクションはまずますの見応えで、それでどう作品魅力を維持させている感も漂う。
(が、生身人間にはかなりの限界も)
一番の見所は、戦闘機との空中戦だったが、早いカット割りで、何が何に激突しているかハッキリ分からないシーンもあり、
「トップガン・マーベラス」の様なリアリティーまでは全く到達してない。
それに全てのシーンで、斬新なアイデアは感じず、過去作にあるような既視感多々・・。
終盤、このアベンジャーズシリーズを全く未見の方が視聴した場合、
赤いハルクは、まるで ”子供だまし” の様な出現・展開に。
たとえ稚拙脚本でも見る者の度肝を抜きたいなら、予告やサムネ画像に、
赤ハルクは登場させるべからずと思う。
過去の「キャプテンアメリカ」作品はややシリアスで、
私的にはまあ高評価したが、今作は凡作。
PS
ひとつ感心した事が(作品的重要度ゼロだが^^;)
作中に登場する日本の総理大臣(平岳大)が、
米大統領やキャプテンアメリカより背が高い事♪
これは、大谷翔平効果か!(笑)
↓ ネタバレ
他の方も記しているだろうが、
あの赤ハルクが、大統領の変身とは・・。
それに元祖ハルクのガンマ線とは関係なく、薬物での変身って・・。
そんなに簡単に超人になれたなら、悪党の親玉は100人ハルクを作って街を消滅させてしまうぜ♪
その変身時のSPらの反応も、本物ならまず大統領としての意識存在の確認をするだろう。 が、まだ誰にも危害を加えてない時点で、発砲するとはまるで子供向け怪獣映画の脚本か!
唯一、大人演出を感じたシーンは、
見舞いに行ったアンソニーとウインターソルジャーの会話。
グッとくる台詞に、「今のライターに頼んだ?」には、流石に笑った♪
ヒーローアクションに段々マンネリを感じている方が多いと思うので、
ジョージ・ミラー監督&脚本家の様なトコトン拘った物作りが出来る方に大金払っても、
制作を依頼しないと、赤字作品が増えまっせと、危惧する。
(今作制作費は 1億8千万ドル=約270億円! ←wiki情報
ハリソン・フォードにハルクをオファーするのに、上記のうちいくら費やしたのか知りたい♪
待ってた!
何もかも一新したが、それでもキャプテンアメリカで間違いない。
特にその前のソー、アントマン、ドクターストーン、キャプテンマーベルなどの流れから、やはりキャプテンアメリカのストーリーは一味違うと思う。空中戦凄くワクワクしたし、最後の展開マジ衝撃的でした!ハリソン!!この年でこんな挑戦的な役を?!心のなかでずっとええええになってた。面白かった!そろそろ新生アベンジャーズも来るようで、マジ楽しみ。
どうしても減点のポイントですが、昔はアベンジャーズの映画シリーズを観れば全部の話が分かるが、最近はドラマシリーズまで観ないと急に新キャラや過去話に出てきて、追いつけなくなる。しかも多分ドラマの視聴者を増やしたいから、映画には全く説明してくれないスタンスで、そこは嫌ですね。まあ、サムがキャプテンアメリカになった経緯が知りたいから、これは観るしかないな。
ちっさッ!
マーベルというだけで無条件で星4はつけたくなるぐらいのファンです。
最近のポリコレまみれのシリーズに比べれば、今作はかなり良かったです。
ただ、なんというか、かつてのマーベルにあった「ドキドキワクワク感」が無いんですよ。
新しいキャプテンアメリカが、先代と違って、超人血清も打ってない凡人として頑張るって話なんですが、凡人なので当然できることも小さい。
ワカンダの超技術で人間相手に無双しますが、過去作のトンデモヒーローたちに比べたら、武力が小さい。
アイアンマンみたいに、途中で今週のビックリドッキリメカが出て、戦力強化されるのかと思いましたが、それもなく、特段技術的な成長もなし。
戦果も、戦闘機2機を撃墜したのが山場。ショボい。
一応悩める主人公ですが、「先代の後継者が俺でいいのか?」という超個人的な悩みで、それすら「お前だからいいんだ」と言われてあっさり解決。悩みまで小さい。
ヴィランも、やることが、催眠術で操ってのテロ行為。それもネタがすぐバレるレベル。
ニチアサの戦隊ヒーローモノの怪人かな?
テロの狙いも、世界大戦を引き起こして世界を滅亡させたいのかと思いきや、裏切られた相手に恥をかかせて、娘に嫌われて絶望させたいという理由。あまりにも小さい。
ライバルもアメリカ大統領になったけど、動機が「縁を切られた娘にカッコいいところを見せて仲直りしたい」から。小さい。
挙句に悪知恵巡らせてたら、ヴィランに裏切られてハメられる。ショボい。
怒りで赤ハルクになって暴走しても、壊したのはホワイトハウス半壊と車が少々。被害も小さい。
その暴走も、キャプテンの説得であっさり止まる。怒りも小さい。
ストーリーとしては結局、世界の危機一髪とかではなく、日本とアメリカの対立が防げただけ。被害も救いも小さい。
大統領の娘も、なぜか電話一本かけただけであっさり和解。和解した理由も判然としない。説得力も小さい。
今回はアベンジャー再結成の始まりの物語のようなんですが、なんともショボい始まりです。
これまでの壮大なストーリーや、ヴィランの遠大な計画、每作のビックリドッキリメカや、トンデモ能力などと比較してしまうと、あまりにもこぢんまりとしていて・・・。
まあ、エンドゲームまでのシリーズと比較せず単品の映画としてみれば、普通に良くできてました。
最近の数作と比較すれば、まだ昔の雰囲気に戻りつつある気がするので、続編への期待を込めて星3.5にしておきます。
エンドロール曲まで✨
ヒーローものの脚本はこれくらい削ぎ落とされた方がいい
ドルビーシネマで鑑賞。
何事にも継承は必要。これをうまくできないと何事も続けることはできない。マーヴェルもエンドゲーム以降、ヒーロー映画をいかに継続するかを模索してきた(と思う)。失敗したものもあるしそれなり面白かった映画もある。でもいずれも単発もの。アヴェンジャーズのような連作としてのつながりは抑え気味だった気がする(その割にドラマとかも補完しないと全てを楽しめなくなっているのはどうかと思うが)。
そこで本作。キャプテン・アメリカを引き継いだサム・ウィルソンの物語となる。キャプテン・アメリカを引き継いだプレッシャー、ファルコンを次世代に引き継ぐ必要性。そんな継承が描かれていた印象だ。マーヴェルの映画は観てきているが、月日が経てば忘れることもあって、これ何?どんな流れでこうなったんだっけ?この人前からいた?と思うことも。でもそこらへんの疑問をとりあえず脇においておけば結構楽しめる話になっていた。国家間の争いとヒーローの立場というややリアルな側面が描かれるのは個人的には面白かった。
アクションもなかなか迫力があっていい。キャプテン・アメリカなのに、動きが洗練されてるし、飛行できるから活躍の場が広い。そして羽の威力よ。あれで守備も攻撃もできることが増えた。アクション映画としてこの設定変更は大きい。しかも上映時間が短め!ヒーロー映画はこれくらいでいいと思う。
自分はキャップを引き継ぎ、ファルコンを次世代に託す。継承の物語としてとても熱い内容だった。今回はマルチバースもないしとてもシンプルで楽しめる映画だった。新しいシリーズにも期待したい。
過去作を巧みに回収して、新たな始まり
待ち焦がれたキャプテンアメリカの新作をやっと観れました!
個人的に、レッドハルクが登場するので、ハルク第1作を鑑賞していきましたが、これが本当に良かったです!
過去作を底からさらって新作に繋げて、始まりを封切るって感じで、素晴らしい出来だと思います!
また、何よりもスーパーパワーのないサムに感情移入し、心から応援してしまいます^_^
これからが楽しみです!
キャプテンアメリカ
まあまあ、まあ?
MCU新世界の幕開けを感じさせる良作
サム・ウィルソンというキャラクターがやはり非常に良い。
スティーブが認めた人格者、国を背負って立つ責任、盾を受け継ぐことへの葛藤。
二代目キャプテン・アメリカの魅力がたっぷり詰まった作品になっていました。
またアクションも素晴らしかった。
元々ファルコン&ウィンターソルジャーの時から、翼と盾を使いこなす戦闘スタイルがめちゃくちゃカッコいいなと思ってましたが、今回ワカンダの技術強化も加わってバトルアクションに更に磨きがかかっていたなと思います。
ストーリーに関しても、インクレディブル・ハルクやエターナルズ等、過去のMCU作品の要素を組み合わせつつ、それでいてややこしくならないよう説明や情報の出し方も丁寧で上手かった。
フェーズ5以降ふつふつと湧いていた国家間の紛争、アベンジャーズ再結成、そしてマルチバース展開の示唆といった要素も全て取り入れていて、まさに「ブレイブ・ニュー・ワールド」のタイトルに相応しい新世界の幕開けを感じされる作品でした。
一方やや評価が下がった点としては、本作のメインキャラであるスターンズとロス大統領のキャラクターがお気に召さなかったこと。
スターンズはヴィランとなる背景としては十分でしたが、サスペンスで引っ張って登場する人物としては昔の端役キャラすぎたかなと。
そこまで思い入れもインパクトも無いキャラなので、魅力的なヴィランと呼ぶには至らなかったなと思います。
ロス大統領に関しても、彼の成長と後悔が本作の中心にあるにも関わらず、結局直近まで人権侵害レベルでスターンズを利用して、最後の最後まで彼の存在を隠し続けた事実があり、同情の余地を挟むには悪人すぎたんじゃないかなと思います。
最後全ての地位を手放したところで初めて同情できるキャラになったなと思ったので、それまでのストーリー展開にのめり込めきれなかった部分はありました。
以上、個人的感想になります。
アクションやサスペンスも面白く、単体作品として十分クオリティの高い作品でしたが、MCUのクロスオーバー要素の盛り上がりに助けられた部分も否めないかなと思いつつ、総評としては新世界のアベンジャーズを期待させる良作だったと思います。
もったいつけすぎ、じゃないかなあ?
特にバッキー!ちょこっと顔出して会話して帰る?ありえないでしょ!手伝ってよ!ベティは声だけ先に出て、最後の最後で「ちらっ」かよぉ!
会話の中には、ハルクだのアントマンだのワカンダだの出すだけ出すし、エターナルズのあのデカいの出すし!エターナルズのレビューでも書いたけど、あの時アベンジャーズなにしてたの?!
とまあ、文句言いつつ、近年のマーベルの中では中々良かったんだよなあ。でもあれではヒーロー物でなくていいのでは?戦争ものでもいけるでしょ?そもそもサムは小物感というか脇役の印象が強いからさあ。アベンジャーズ復活しても、リーダーシップ出せないでしょ?格でいうなら、スパイダーマンくらいしか大物いないし。やっぱり、エンドゲームでやめといた方が良かったような。始まる前のサンダーボルツの予告の方がちょっとワクワクしたというね。
エターナルズ、絡むのかなあ?あー、早くヤングアベンジャーズ登場してくんないかなあ。
でも作品は最後まで集中して観ることできました!
2025年劇場鑑賞10作品目
日本の軍隊強い
味方も敵もわからないまさに『キャプテン・アメリカ』
正しく『キャプテン・アメリカ』でした。
誰が正義か、誰が黒幕か、誰が味方で誰が敵かわからない、ひりつく命のやり取り。
『ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー』を彷彿とさせるストーリー。
まぁ、陰謀の規模はやや小粒になったけども(犯行動機が…)。
本作の物語を理解するのに、配信ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』が必須なのが、初見殺しなハードル上げになっているのと……
映画の『キャプテン・アメリカ』シリーズ『アヴェンジャーズ』シリーズより重要なMCUのピースは、
『インクレディブル・ハルク』
『エターナルズ』
『ブラック・ウィドウ』
という、シリーズ中では割と不人気な3作なのが、足を引っ張りそうだなと思いました。
まだまだ続くよ。
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