「MCU正念場」キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド Flagmanさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 MCU正念場

2025年10月25日
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マルチバースサーガに入り勢いがなくなっているMCU。
逆にドラマは面白い作品が多い。
もちろん不発もあるが、スピンオフドラマは割と好印象。

本作もそんなドラマの1作品『キャプテンアメリカ&ウィンターソルジャー』で先にお披露目された白いスーツを纏う新キャップ。

キャプテンアメリカシリーズは割とシリアスな方向性が強く、好きな作品群だったが、やはり先代のスティーブの印象が強い。

血清超人のスティーブの圧巻のアクションや戦闘シーンは見もので、そのキャラクターや性格も良かった。

今回の新キャップ、サムの葛藤は、大きくドラマで描かれ、人間でありながらその重いキャプテン・アメリカの名を背を得るのか?が描かれた。

本作も同様。
血清超人でも無い人間のサムがキャプテンの名に葛藤しさまざまな戦略で敵を倒していく。

ウィンターソルジャーが言った『スティーブはみんなの希望の星、サムはみんなの憧れ、目標になる』

この映画の言いたいこと非常にわかります。
人間のままでキャプテンの意思を継ぐことに意味がある。

精神論です。
一見美しく素晴らしいテーマではありますが。

観ている我々からすれば、引っかかる部分がある。
そう。
いくら信念や気持ちが強くも、物理的な無理があると。

相手はレッドハルク。
生身の人間じゃワンパンで三途の川です。

この映画の言いたい事は分かるんだけど心の中で(スティーブだったら、、、原作通りバッキーがキャプテンだったら、、)と。
結局パワーバランスの問題で、MCUの掲げる思想は良しとするが、観る側は納得いくか行かないかのギリギリのライン。

結局装備頼りになるんじゃないのか?
これ、アイアンマンと同じですね。

そこを上手くこれからのニューアヴェンジャーズに繋げていけるかは楽しみです。

頑張れサム。

Flagman