「羽メカを背負って、その挙動に平然と耐えている場面が強引。」キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド idwebさんの映画レビュー(感想・評価)
羽メカを背負って、その挙動に平然と耐えている場面が強引。
以下ネタバレ
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」で
ファルコンを初めて見たときは、
ファンタジーメカ装備のキャラクターだな・・・
と思いました。
超人設定でない人間が、
羽メカ装備を背負って
その挙動に平然と耐えているシーンは
絵空事感が強く、
釈然としませんでした。
アイアンマンタイプのスーツメカは、
スーツに隙間がないため
超人設定でない人間であっても
メカに搭乗しているという印象があるためか
戦闘機との
高速飛行シーンをみても
ファンタジーメカ装備でない気がしていました。
その後、
ファンタジーメカ装備のキャラクターとして
ファルコンにも慣れ、
ディズニープラスで見た
マーベルドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は面白かったので
「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」に
少し期待しつつ映画館へ。
エンドゲームに登場していたキャラクターの続編なのに
エンドゲームの続きの作品だよという
いつものMCUのタイトルロゴが表示されないまま
本編開始。
鑑賞後、
「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」は
「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」以上に
超人設定でない人間が、
羽メカを背負って
その挙動に平然と耐えているシーンが多く、
絵空事感が強い作品だなと思いました。
嘘くさい絵空事感が多いぶん
リアルな緊張感がなく、
ハリソンフォードの赤ハルクも
特に凄いと思うポイントがなく、
客寄せキャスティングでハリソン使った
MCU映画だったな・・・と
「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」
を見て思いました。
そのほか、
超人設定でない人間が
キャプテン・アメリカのシールドを
的確に操る様も
いくら訓練しているとはいえ、
コントロールがよすぎて
釈然としませんでした。
新しいキャプテン・アメリカの小道具である
高性能なドローンは
ワカンダの科学力だとは思いつつも
高性能すぎて
ひょっとして
高性能なドローンがたくさんあれば、
新しいキャプテン・アメリカは
いなくても・・いいのでは・・・
と少し思いました。
新しいキャプテン・アメリカの
嘘多め装備や
都合よく飛び回るシールドは
フィクションとはわかりつつも
嘘の度合いが高すぎるので
気分よく
フィクションの世界を楽しませてくれないなーと思いつつ、
ハリソンフォードの赤ハルクも
CG加工した有名ハリウッド俳優サンプルを見せられている感じがしたり、
現実の日本では考えにくい海軍的な行動の日本の戦闘機は
虚構にしか見えず、
マーベルドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」より
嘘を嘘として楽しめないのが
残念な映画でした。