「揃いの食器」ほどけそうな、息 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
揃いの食器
入職2年目の児童福祉司と悲しい子供達と母親達の話。
明らかに病んでる母親からの赤ちゃん奪取ダッシュに始まり、アル中ママからの児童保護。
自身のやっていることに不安を憶える中でも、対象に対しての行動力と腰の低さと、そして正に寄り添うという姿や思いが優しく痛く、絶対に自分には出来ないなと。
自分がエンタメとして映画に求めるものはあまりないけれど、ありがたいなとかそういう感情が生々しく湧いてくる作品だった。
失礼な言い方かも知れないけれど、主人公役の小野さんは、薄幸感とか報われなさみたいなものとかを醸し出させたらハマりまくりで凄いですね。
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