劇場公開日 2022年9月30日

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「エッシー・デイビスの肝っ玉母ちゃんに男泣き👍」ドライビング・バニー カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0エッシー・デイビスの肝っ玉母ちゃんに男泣き👍

2022年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

エッシー・デイビスの出演している映画はこのところ立て続けに公開されていて、ベィビーティース、トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング、ニトラムに続いて4本目でした。全部観ました。
でも、主演作は初めて。
ニュージーランド製作映画。
エッシー・デイビスはオーストラリアのタスマニア出身なので、高速道路のインターチェンジの舞台はオーストラリア?30年前にニュージーランドに行きましたが、オークランドを除けば羊だらけの国たった。こんな混んだインターチェンジあったかなぁ?時代はグローバルに変遷し、格差社会がニュージーランドにも及んだことはショック意外のなにものでもありません。
ニュージーランドのマオリ族と思われる親切な大家族家族も出てきたし、窓拭きの同僚のアフロヘアーのお兄ちゃんはちょっとムロツヨシ風だった。
面接を支援する貸衣装のお姉さんはLEGBT?面接の衣装をサポートしてくれるシステムは斬新で、正装した彼女に不動産会社のオジサンがつられるのはなかなかよいプロット。
ビニーがとっさに自己紹介する場面。

リジーじゃないよビニーでしょ

頭の回転早い。
そんな人が車の窓拭きやってんのが不思議なのですが、それには深い訳があって、そこがみそ。
マンションのキーの暗証番号を咄嗟に覚えて、トーニャのシェルターに活用。記憶力、運動神経抜群の40過ぎのオバサンの大活躍はとても気持ちがいい。
トーマシン・マッケンジーはニュージーランド出身で、ナイトシャラマンのオールドやジョジョラビットや戦前のロンドンのキャバレーを舞台にしたホラー映画ナイトインソーホーに主演している才媛。トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャングでもエッシー・デイビスと共演していました。
昔から、オーストラリアの女性は強過ぎるので、オーストラリアの男はゲイに走りがち。
ニュージーランドは昔から日本人女性がひとり旅に行って、現地で職を得たり、結婚することが多いので、東洋系の役所の女性も自然に感じられたけど、中国系。ニュージーランドがこんな殺伐とした世界になっているなんてショックでした。
作品中の挿入歌も好みの曲で、涙を誘う。
クソ継父の車のルーフを壊して、すわりしょんべんのアナーキーさがもう最高❗
こうゆうのを「激怒」と言うんだよ‼️
映画史に残る名場面に認定トライ。ニュージーランドはラグビー。オールブラックスだもんね。
エッシー・デイビス最高~👍
来週もう一回観ます。早々に予定入れました。また涙で睫毛をびちょびちょにしたい。
トーマシン・マッケンジー主演風の作りで、あかるいロードムービーを予想させるフライヤーやポスターの裏切り具合も最高。邦題にも騙されたけど、騙され甲斐があった。

そいで、こんないい映画をかける映画館がこんなに少ないなんて、理解できましぇ~ん。

カールⅢ世