「地上最強のおかん、現る!!」ドライビング・バニー keytonさんの映画レビュー(感想・評価)
地上最強のおかん、現る!!
PVを見た印象は親子の逃避行を描いたロードムービーかと思いました。車に乗ってニュージーランドを転々とするシーンは確かにロードムービーでした。しかし、この作品は「愛娘の誕生日を祝う」という、母親として「普通」の行動が最大のミッションなのが今作の肝。
前科のある実母が里親に預けている子供達に会うために行政の細かいルールやホームレスという状況の中で必死に生活している様子は「普通」のことでも主人公バニーからしてみれば高い壁であると実感できるストーリーでした。
「ただ誕生日を一緒に祝いたい」という強い願望がニュージーランドを騒然とする様は、まさに圧巻でした。「すべてを敵に回してもよい」という愚直に突っ走る彼女の行動にはアッパレ。
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