「奇跡の実話…」13人の命 KEIさんの映画レビュー(感想・評価)
奇跡の実話…
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見ていて息苦しく、途方も無く長い距離にこちらがもうダメだと諦めたくなる。ようやく子供達を発見したと思ったものの、それからどう救出するのかが大変だった。当時確かに見つかってから、意外と時間掛かるんだなと思った記憶がある。救出するダイバーも命懸けというほど、洞窟からの救出がこれほど過酷なものとは知らなかったし、狭い中、ボンベ2つなど様々な装備を持って潜るのもイメージできなかった。まさか、子供に麻酔を打って眠らせて荷物のように抱えながら救出していたとは。子供の息を確認しながら、ゆっくりとそして素早く潜水するのは体力的にも精神的にも相当負担があっただろう。救出したダイバー達以外でも洞窟に入る水を防ぎ、流れを変えていた人々、折角育てた田畑に水を排水させることを許した農民たち、その他各国から集まったボランティアスタッフの計5000人ほどの人々の努力の結晶が奇跡を起こしたのだろう。そして、救われる少年たちの強い団結力が生み出す生命力、己の判断に悔いながらも、少年たちの精神的支柱になったコーチも素晴らしい。信心深いタイの人々ならでこそというのも感じた。救出する側二名の命が亡くなってしまったのはとても残念でご冥福を祈るばかりだが、その後の少年達や、ダイバー達を見てみたい。ギラギラしている役の多いイメージがあるコリン・ファレルだったが違った側面が見れて良かった。
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