配信開始日 2022年8月5日

「現実のヒーローが挑む前代未聞の救出劇に釘付け」13人の命 とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0現実のヒーローが挑む前代未聞の救出劇に釘付け

2022年8月16日
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ロン・ハワード監督がまたもや素晴らしい素晴らしい実話ベースの救出劇を映画化してくれた(ex.『アポロ13』)。決して派手に飾り立てるわけでもなく、あくまで淡々と事実に倣いながら職人技の静かな炎/熱量で。
ともに本人にしか見えないリチャード(リック)・スタントン役ヴィゴ・モーテンセン、ジョン・ボランセン役コリン・ファレルの2人。モーテンセンのスキンヘッドもなかなか驚いたけど、それに対してファレルは彼のイメージにかなり近いままの髪型でありながら、メガネもあってか、見れば見るほどジョン・ボランセンにしか見えてこなくて驚いた。衣装/服装なども然り。二人共この役柄を演じるのに最適な歳の重ね方をしていた。
他にも麻酔のプロであるリチャード・ハリス役ジョエル・エドガートンや、トム・ベイトマン、ポール・グリーソンなど。そして、まさかの救出方法!正直、見る前は「長いのでは?」とも思っていたけど、実際見てみると頭でじゃなく心で大納得。プロフェッショナルの意地や誇りと、世界各国や現地の人々みんなの協力があってこそ実現した、見応え十分な救出ドラマだった。手がボロボロとかになっているのもリアルだった。

とぽとぽ