「TRPGらしい映画でした」ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)
TRPGらしい映画でした
それほどやりこんでる訳ではないですが、ログ本とかはそこそこ読んでるくらい。最近だとクトゥルフTRPGの動画とかありますね。
その程度の知識ですが、この作品はすごくその雰囲気が感じられました。特にパーティが全員強すぎないので割と負けたり失敗するし、個々人のスキルが振り切ってて役割がはっきりしてるので必然的に全員に見せ場があるってところがそれっぽい。
敵もだんだん強くなったりアイテムを駆使したりと戦闘以外でなんとかイベントを乗り越えていくところはほんとTRPGの醍醐味って感じがする。まあ、ここでルールの穴をついたり成功判定の異常とか出たら興醒めですがそれらもない真っ当なシナリオとプレイヤーで安心感すらあった。でもソコココの杖はちょっと都合良過ぎ。
あの絵画にポータル仕掛けるのって使い道次第ではとんでもないぶっ壊れアイテムだよな。海に投げ込むのは基本。
主人公が軽佻浮薄なキャラにしてだんだんと目覚めて行く展開は王道、なんだけどそもそもが正義の味方から無力と貧困で堕ちただけなのでそれほど意外さがない、というかむしろ序盤中盤のシニカルがむしろ違和感だった。
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