警官の血のレビュー・感想・評価
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観客の価値観を揺さぶる傑作
確かに孤狼の血に似ています。
タイトルに血までついています。
しかし本作も観客の価値観を揺さぶる
素晴らしい作品でした。
モグラを引き受けた
新人刑事チェに感情移入し
終始心地よい緊張感。
チェが内定調査する
汚職すら必要悪だと思わせる
強い説得力のあるパク刑事。
芯の通ったブレないキャラクター像で
観客を迷子にさせない見事な演出。
そんなパク刑事に最後まで翻弄されます。
一見キレイに見える世の中を作るには
汚い仕事を引き受ける誰かの存在が。
チェ・ウシク好きならお薦め
正義感しかない若い警察官の成長を描いた本作品はチェ・ウシクの魅力が詰まった作品だと思いました。
チェ・ウシクの魅力はキャラクターの振れ幅が大きく頼りなさげな若者からキリッとした切れ者までを演じ切れる所だと思います。本作でも十分その様なキャラクターを演じていたと思います。
ストーリーは警察官であった自分の父親と先輩警察官のエピソードを絡めながらグレーゾーンな捜査を用いないとより巨悪な犯罪組織の摘発が出来ない警察組織のジレンマが描かれていたと思います。
劇中、主人公のスーツのYシャツの色が白から最後はグレーぽいのに変わるのが象徴的でした。
それにしても、60近いオジサンからみてもチェ・ウシクは魅力的です。優しい便りなさげな雰囲気と冷徹的だったり薄笑いを浮かべたちょっと気味悪い若者まで演じられるのが素晴らしいと思います。
白と黒の間
血統
先月から韓国映画を連発で鑑賞中です。韓国映画のレベルの高さに驚かされながらも楽しみつつ鑑賞。
今作、バカ真面目な警察官が追い出されてモグラになって他の組織に潜り込むというシンプルなお話です。
と思ったのですが、冒頭かなり複雑でカメラワークも酔ってしまいましたし、登場人物がかなり多いのもあって状況把握にかなり時間がかかってしまったのも物語にすぐ乗れずに厳しかったです。
結構なスローペースで進んでいくので、序盤で着いていけずじまいでしたが、すぐに追いつけました。が、故にそのスローペースが少しもどかしく思ってしまったのも事実です。
麻薬を作っている場所に乗り込んでから狭めの場所での死闘はなかなか良かったですし、ガンユンが助けに行くシーンもミンジェが助けに行くシーンも敵対していた頃からの壁を超えての信頼が生まれたようでした。
終盤も信頼が深まったようで次に進む感じは意外な爽やかさがありました。
悪くはないんですが、少し期待しすぎたかなーと思いました。基準値が高い韓国映画にあっぱれ。
鑑賞日 11/2
鑑賞時間 18:40〜20:50
座席 K-2
原作に忠実なのかな…。
警察の上層部の闇が好きな国民性
警察を舞台にした物語で、警察組織の問題を取り上げられることがある。上層部の腐敗や別動組織の存在、出世に絡んだ足の引っ張り合い等。欧米で作られたものでは組織絡みの犯罪や腐敗よりも、現場の警官が腐敗してるって話が多い気がする。
韓国の警察ものも日本に近い。どちらの国も組織の腐敗とか大好きなんだろう。または単純にそういう腐敗が生まれやすい(もしくは実際に生まれている)状況なのかもしれない。
本作は違法捜査をしている疑いのある刑事を内偵することになった若手刑事の話。刑事を調べる刑事はどこの国でも嫌われる。そりゃそうだ。で、その捜査がグレーゾーンなのか黒なのかって境い目を判断しようとするうちにその上司に惹かれていくって展開は予想通りだった。父親との関係性も絡んでくるのも悪くない。警官の血ってタイトルだからな。
つまらないわけではないが、盛り上がりに欠けていたというのが正直な感想だ。後半若干わかりづらかった展開だったのが原因かも。
韓国映画の警察ものはこの程度では満足できない!
投稿してから気づいたが、これ日本の小説が原作なのか。やっぱり似たようなものを好むところもあるってことだ。
とても面白い
邦画だと思っていたら韓国映画だと知って慌てて見てくる。パク主任が父性を感じさせて魅力的だ。手を汚す覚悟があるのもかっこいい。あのチームに僕も入りたい。主人公は気弱そうに見えて格闘技がめちゃくちゃ強くて腹が座っている。
お金を返しに来るチンピラがかわいらしい。
チェだとかナだとか他にもいろいろ、登場する前に個人名を言われて混乱する。似た名前の人もいたような気がする。
警官の血は受け継がれる
重厚なサスペンス
タイトルなし(ネタバレ)
【良かった点】
久しぶりにチェウシクを大画面で観られて満足!、前半は刑事のバディものとして進んでいき、後半は裏切り発覚からの信頼の再構築。ストーリーとしては王道な展開だがさすが韓国、リッチな絵作りで硬派な作品に仕上げていた。
【良くなかった点】
ヴィランとして登場するキャラが個性的にも敵役としても弱い。コーヒーって笑。グレーラインで捕まえるのが警察って言ってるからどんな捕まえ方するのかと思ったら、コーヒー啜って逮捕だって……、アクションを期待していくと残念度高めな作品。
緊張感高めな韓国のバディー系映画。 本年度ベスト。
色んな出来事がてんこ盛り(笑)
途中で訳が解らなくなりそうだったけど、ラストが良かった。
ちょっと違うけど松坂桃李さんが刑事役の映画を彷彿させる感じ。
続編を匂わすラスト。
「警官の血LEVEL2」とかで続編がありそう(笑)
犯人を捕まえる為なら手段を選ばず強引な広域捜査官のガンユン。
殉職した警官の親を持つ若手刑事のミンジェ。
ガンユンが悪者と癒着している疑いをミンジェが内偵調査していくストーリー。
ガンユンの自宅がメッチャ豪華(笑)
高級ブランドの服や腕時計。
悪者との癒着感ハンパなし(笑)
ガンユンと一緒に捜査しながらミンジェが癒着の証拠を探すシーンの緊張感がメッチャ高め。
アクションシーンも多め。
若手刑事のミンジェは一見か弱い感じなんだけどメッチャ強い。
メンジェとガンユンの意外な繋がりも良かった。
麻薬の製造方法が画期的(笑)
あの飲み物を飲んでみたいです( ´∀`)
永遠のグレーゾーン
クソまじめで融通がきかず仲間からも疎ましがられる若手刑事が、警察官殺しに関与したことが疑われる刑事の内定調査をする話。
ソウル警察の広域捜査隊班長の内偵をすることになりモグラとなった主人公が、妙に班長に可愛がられ行動を共にする中で、羽振りの良い班長を疑い実態を調査し、報告書を作成し…。
警察官であった父親のこと、そして父親と班長の関係性等をみせつつ、犯罪すれすれの捜査をし、自分より悪い奴を捕まえると宣う班長と対立したり、警官殺しの実行犯に迫ったり。
警察を超える力をみせる組織がどうたら協賛金がどうたらと日本ではちょっと無いだろう感覚を憶えるけれど、韓国ではどうなんでしょう…。
少しごちゃごちゃして登場人物の相関を把握するのは大変なところもあったけれど、主人公の心境の変遷や、何が本当で何が嘘か、何が正義で何が悪かとグルグルグルグル、スリリングだしドロっとしているしなかなか面白かった。
孤狼の血に似てた
正義
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