「永遠のグレーゾーン」警官の血 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
永遠のグレーゾーン
クソまじめで融通がきかず仲間からも疎ましがられる若手刑事が、警察官殺しに関与したことが疑われる刑事の内定調査をする話。
ソウル警察の広域捜査隊班長の内偵をすることになりモグラとなった主人公が、妙に班長に可愛がられ行動を共にする中で、羽振りの良い班長を疑い実態を調査し、報告書を作成し…。
警察官であった父親のこと、そして父親と班長の関係性等をみせつつ、犯罪すれすれの捜査をし、自分より悪い奴を捕まえると宣う班長と対立したり、警官殺しの実行犯に迫ったり。
警察を超える力をみせる組織がどうたら協賛金がどうたらと日本ではちょっと無いだろう感覚を憶えるけれど、韓国ではどうなんでしょう…。
少しごちゃごちゃして登場人物の相関を把握するのは大変なところもあったけれど、主人公の心境の変遷や、何が本当で何が嘘か、何が正義で何が悪かとグルグルグルグル、スリリングだしドロっとしているしなかなか面白かった。
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2022年11月27日
警官は白にも黒にもなれないと言う台詞がありました。殉職した警官に対する敬意、犯人に湧く激しい憎悪、自分の信念を感じました。レビューを読みたいのでフォローさせてください。よろしくお願いします。
2022年11月27日
後から原作の小説が日本人の作家で時代の設定も古い昭和だったことを知りました。演じる俳優が韓国で時代の設定も新しくなったことで面白味が増したように見えました。グレーゾーン、確かにそうでしたね。