MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのレビュー・感想・評価
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人はパンのみに生きるにあらず
まずは映画の感想とは全く関係ない話から始めますが、
タイトルはモーゼの言葉らしいけど、更に個人的に分割すると「娯楽は映画のみに生きるにあらず」であって、私の今の趣味は映画と読書とダンスとでとりあえず精神的満足を得られるようにバランスをとっている。
しかし、時間とお金と若さと健康があればもっともっと色々な事をやってみたいという欲望は人一倍強い。例えば、美術館も演劇鑑賞もコンサートも旅行も行けるものならもっと行ってみたいが、上記の三つの趣味だけで時間もお金も体力も手一杯である。
しかし映画って非常に優れた娯楽であって、上記で挙げた他の分野の娯楽の代用にもなるのです。
例えば小劇場演劇が無性に観たくなる時があるが映画の場合、本作の様なその味わいを備えた作品が探せばある。但し、その逆はない。
アートも音楽もダンスも旅行も映画の中には様々な要素が詰まっているので、娯楽の集合体と言っても良いのかも知れない。なので映画ほどコスパの良い娯楽はないと思っている。
さてやっと本作の話ですが、私の好きなタイムリープもので映画サイトの評価もメチャ高いとなると流石に観に行かなきゃならんでしょ(笑)
しかし、近場ではあまり好きではないTOHOシネマズ梅田での公開しかなく、しかも一番見難いスクリーン。フリーパスが無くなってからTOHOシネマズには殆ど行かなくなったなぁ~。
このシネコンは実に9ヵ月ぶり。でも、観終わった時点では大満足でした。
このタイムリープものって、ある意味ワンパターンなのでもうネタ切れでしょうと思いながらも実にしぶとく作り続けられているのが不思議なんですが、あまりハズレに当たった事が無いのも更に不思議なんですけどね。
恐らくそれは作る側も意識しているからこそ、必死にアイデアを振り絞ってくるので面白いのでしょう。
本作はタイムループから抜け出せる原因と方法探しを主眼に置いて、キモを“夢の成就”にしているところが気持ち良かったのだと思います。
物語の舞台が小さな広告代理店というのも面白かった。ブラックな職場環境での徹夜作業などがピッタリだし、それが生涯を賭けてする様な内容の仕事か?と思わせるような実務も面白く、それが毎日毎日永遠のループに繋がり物語のエッセンスとなっていたような気がする。
正直言って広告代理店の親分の様な“電通”なんて、社会から消え去っても、本来人間の営みには何の支障もない筈の職種だが、そういう職種の奴らがデカい顔してのさばっているのが日本社会。
とにかく、そうした皮肉も遠回しに効いていて面白かったです。
朝、通勤途中の横断歩道で
天丼がジワジワと押し寄せる
2022年映画館鑑賞59作品目
11月7日(月)チネラビィータ
スタンプ会員デイ1200円
監督と脚本は竹林亮
脚本は他に夏生さえり
竹林亮夏生さえりともに作品初鑑賞
この作品で二人の名前を知った
ミステリーなSFコメディー
ヒロイン吉川が働く広告代理店は10月25日(月)から10月31日(日)を何度も何度も繰り返すタイムループに陥っていた
回を重ねるごとにやがてその事実に気づく社員がどんどん増えだしついには部長も認めることになった
どうやらタイムループの原因は部長にあるらしい
広告代理店の皆さんはこの不可思議な脱出ゲームから抜け出せるのか
タイムループの原因は数珠のような怪しげなブレスレットではなく未投稿の漫画だった
だいぶ昔の児童向け漫画っぽく絵柄が古すぎる
どういったメカニズムでなぜそれがタイムループの原因になったのか科学的に解明しようといくら追求しても徒労に終わり全く意味がない
深く考えたら負けである
出演者は部長役のマキタスポーツと木本事務所社長役のしゅはまはるみしか知らない
それでも面白いのは脚本がそれだけ優れているからだろう
しかもいかにも低予算な内容
部長の変なテンションで一人浮いている姿に悲壮感を感じそれが面白い
しゅはまはるみのいかにもカリスマ的存在のキャリアウーマン的なデキル感を漂わせる演技はお見事
なぜか私服姿からスーツに着替えて会議室でタイムループ会議をする広告代理店の皆さんのやりとり
数珠みたいなものを破壊し颯爽と立ち去る広告店代理店の皆さんのシーン
屋上で和やかに休憩する広告代理店の皆さんのシーン
それらがとても良かった
わりと好き
広告代理店のみんながタイムループから脱出したときはなぜか感動して鳥肌がたった
自分もとても嬉しくなった
両手で鳩を表現するサインはクセになりそう
同業他社の木本事務所から能力を買われ誘われている広告代理店勤務の吉川朱海に円井わん
吉川の上司で広告代理店の部長の永久茂にマキタスポーツ
吉川の後輩社員で村田と連んでいる遠藤拓人に長村航希
吉川の後輩社員でメガネをかけているオカルトオタク村田賢に三河悠冴
吉川が働くオフィスの三番手でアイドルオタクのデブ森山宗太郎に八木光太郎
吉川が働くオフィスの二番手で無精髭の平一郎に髙野春樹
オフィスで一番早くタイムリープ状態に気づいていた吉川の同僚・神田川聖子に島田桃依
吉川を誘う木本事務所の社員・崎野雄大に池田良
吉川が憧れる木本事務所の社長・木本貴子にしゅはまはるみ
タイムループは幸せなのか?
タイムループは決して悪いことなのか?社会人の方にとっては悪いことではないかもしれません。舞台は小さな広告代理店です。2次受けや3次受けな小さな会社です。仕上げるために毎日会社に寝泊まりをし、先方代理店の要望を完璧というまで直しています。
タイムループと言っても、体感がその通りで信じてもら得ないことが多いです。
タイムループは仕事のうえで、悪いことばかりではありません。仕事の効率が上がり、自分の時間が取れるようになります。
この映画で学べる3つのこと
①自分の夢を諦めて、部下のために時間を尽くす上司の幸せさ
②相手を説得するときはまず相手の世界観を知る
③時には個人の成果を忘れて、チームで取り組み、結果が出た際の楽しさと達成感
#78 タイムループの発想が新しい
同じ週を繰り返しているのに気づく速さが人によってそれぞれと言うのか新しい。
ループを抜ける方法を映画にヒントを得るというのも面白い。
ループすればするほど個人の能力がアップしていくというのはお決まり。
ループした原因となったストーリーが面白い。
その原作、私も読んでみたいな。
「カメ止め」並みにミニマムな出演者+ロケ場所でここまで話を作り上げて行く手法に脱帽。
悲しくないタイムループ
タイムループはお好きですか?
私は大好物です。
タイムループにどちらかと言うとマイナスの印象があります。後悔、懺悔、報復、復讐、時間の檻、制約、呪いのようなワードが浮かぶ中で今作は一線を画すSF(すこしふしぎ)でした。
散りばめられた小さな伏線を丁寧に拾う様子は上田誠監督のサマータイムマシンを彷彿させます。美しく無駄と矛盾が省かれた素晴らしい脚本でした。見返すと、あの人やあの人の小さな演技が光るのだろう、ともう一度見るのがとっても楽しみです。
なんと言っても最後のワンチーム感!!すごくいいですよね。プレゼンシーンはフルで見てみたいです。
こんなにリズム感のいい映画は久々だ!
一発ネタだがあまりにも秀逸!
タイムループものだが、細かい時間に関する考証なんて関係ないっす。
なぜ「ハト」がタイムループに気づくキーとなるのか詳しい説明なんてないけど、とにかくどんどん認識する仲間が増えていくのが笑える。
そして同じ業務を何十回も繰り返しているので、やたらそれについてのスキルが上がってしまい、依頼した取引先に驚かれてしまうなど、そのあたりの作りが絶妙なに上手い。
特に課長へのプレゼンのシーンは声を出して笑ってしまった。このコロナ禍のご時世に申し訳ない。まあ前後左右が空席だったけど(笑)
最後に課長の果たせなかった“夢”を叶える事で、このループから抜け出すのだが、本当にサラリーマンの繰り返し人生からは脱出できたのかどうか。
そして、もしかしたら我々も…
前向きな気持ちに
面白かったです
追い立てられる仕事と、憧れの職場への転職を掛けて必死に対応する主人公や同僚達ですが、その1週間が繰り返されます。その中で、後輩たちがまず気づき…。こっちまでが息苦しくなる様な仕事を永続的に続ける中で、クスッと笑える要素が効いてます。
タイムループだいすき!後味もすっきり!
まだ見てない方に言わせてください!
予告編の動画は見ない方がいいです!
一番盛り上がる所が予告編で見られてしまうので、、
この映画の場合は、タイトル見て「好きかも」と思えば、期待を裏切る内容ではないので、安心してご視聴ください!
映画の感想としては、とっても面白かったです!
話が重たくはないけど、ギャグだけではない。丁度良い塩梅で、誰にでもおすすめしたいです。
特にタイムループものが好きであれば、間違いないでしょう!
映画を見てると(特にタイムループもの)、登場人物のここの行動原理だけ理解できない等、腑に落ちないこともあるのですが、今回は複雑なタイムループの設定が一切ないので、すごーく後味スッキリなのも感動です。
また、場面がオフィスだけという設定がむしろ功を奏して、低予算感を感じることが全くなかったです。(実際低予算だったのかどうかは存じ上げないですが、)
タイムループの話は前半が中心なのですが、
マキタスポーツさんがとってもいい味出していて、後半もだれずに見ることができました。
本当に最高です!カメ止めのようにこういう映画がどんどん注目されるとよいですね!!
既視感
タイムループもの+職場お作法もの+コミュニケーション上級編という作品
コメディーの部分は大変笑わせて貰った 特に上司へのプレゼンでのタイミングネタといってよいリズミカルな映写の件はそのままコント作品として切り取ってもおかしくない最上級な仕上がりである。
タイムループを抜け出す工夫を凝らすことでそれが仕事自身のスキルアップに繋がるという『時と精神の部屋』状態でのトライアンドエラーを無限に繰り返せる夢(結局悪夢なのだが)のようなシチュエーションなんてホントに体験してみたいものだ。あの時こうすればよかったなんて後悔をリセットし続けるのはゲームの世界以外にないのだから。ただ、それを映像にしてしまうとなんか説教臭い部分が鼻につくのは自分だけだろう。どんなに失敗しても1週間後にはやり直せるなんてのは現実にはありえないからね。
さて、"デジャビュ"は過去に似たような風景の記憶の混濁によって引き起されるのは一般的論説で、そこからタイムループだと自覚、もしくは思い込むには何回も繰り返さないと無理がある。あくまで自分に自己暗示を掛けることで確信を得なければこんな現象は一般的には受け入れられない。鳩が窓にぶつかって、鳩型に手の形を机に叩き付ける事できっかけを作り、そしてその既視感から、その後の後輩の予言的中を目の辺りにしての心情の変化は、なかなか今作でも困難な説明であり、その苦労は計り知れないと制作陣に労いたい。なにせそんな事象を説明すること自体、不可能なのだから。既視感からのタイムループへのプラグインをスマートに結びつけられるそんなアイデアをこの先、どの作品が映像化できるか、楽しみである。
今年で一番最高かも?
案外、月曜日も悪くない
評判もいいし、予告も面白そうだし、ここ最近に公開の映画で1番楽しみにしていた本作。か・な・り期待値が高かったのですが、想像以上の面白さでビックリ仰天!低予算でこんな映画が作れるなんて...映画はお金を掛ければいいってもんじゃないね。
なんといっても、ストーリーの秀逸さ。
やり尽くされたタイムループものに蹴りをつけるような、新たなるタイムループ映画。もう、演出でどうにかしないと、このジャンルで目新しさは生み出せないと思っていたよ。繰り返されていることを夢と錯覚し、何度も同じ日を過ごしてしまう。それを現実だと自覚するために、とある手法を用いるのだけど、これがまぁキャッチーで面白い。ついつい真似したくなります。
90分以下という短尺にギュッと濃ゆい内容。
テンポの良さはもちろんのこと、タイムループならではの繰り返される要素までしっかり楽しめる。本当に、ただの日常。でも、それぞれインパクト大で繰り返されても飽きない。一切のくどさとしつこさが無く、駆け抜けるように同じ日がループされる。そんな憂鬱な日々の中でも新たな試みをしたり、仕事の質を高めたりと、本人たちもこれを無駄にしてないのが、見ていて爽快。
間違に映画館で大爆笑したの久しぶり。話すだけで、居るだけで、この役柄がハマっていたからか、とことん笑わせてくれる。予告のラストにもあるシーンなんか特に、面白過ぎて腹よじれるかと思いましたよ笑笑 円井わんの演技もとてもよかった。というか、全員ハマり役です。
ちょっと物足りなさを感じてしまうし、エンドロール後は要らないな...とは思ったんだけど、とても気持ちのいい着地点で後味がちょ〜いい。まさか、笑いに加えて感動もあるとは。上手くいかないことが普通なんだけど、だから一歩踏み出すって勇気のいることなんだけど、やっぱりやってみることって何かがちょっぴり変わる。ただ面白いだけで終わらないこの映画が、私は大好きです!
誰が見ても楽しめる傑作かと。
どうやら全国各地で完売状態になっているらしく、土日はなかなか席が取れないようですので、ご覧の際は平日に見ることをおすすめします。あ、でも日曜日の夜が1番いいかも。今年、「恋は光」「線は、僕を描く」に継いでオススメしたい作品ベスト3に入るくらい、いい映画です。ぜひ、劇場で。
テンポよくて安心して見れる
最高でした!
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