MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのレビュー・感想・評価
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とても綺麗に無駄無く詰め込まれた82分
Twitterにて、バズっていたので鑑賞。
2時間越える作品が増えている中、本当に無駄がなく詰められた82分間でした。
単なるタイムリープじゃない。日々の過ごし方をピンポイントに貫いてくる、あるいはシンデレラフィットする素敵な作品でした。
繰り返しの中に
ある日、自分がループしていると気づいたら?
これは、そんな何でない日常の中で気づかない内にループにハマってしまった人達の模様を描いた作品。
このループから抜け出すには、上司にある事を気づかせる必要がある。
それは、自分が思い残して、何かやれなかった事を果たす事を諦めないで!
狭い空間の中で広げられるドタバタ劇が何とも言えない味わいがあった。
この作品で観る人に伝えたいメッセージとしては、今の生き方も似たようなものがあるのかもしれない。
何でもないような事を何でないように毎日毎日、繰り返していくだけの日々。
今ももっとどこかに抜け出したいと考えているはず。
きっとそれは、自分がやりたい事を諦めた後悔にあるのだろう。
いつでも遅くない。今からやり始める事ができる。
そんな言葉があるのかなと感じました。
邦画の良いところがたくさん見られます
現実もタイムループのようなもの
主人公(円井わん)は小さな広告代理店に務めるプランナーで、大手への移籍を考えている。
ある日、同僚から同じ1週間を繰り返しているのでは、と指摘される。
気付いた主人公はみんなに教え、納得させられるが、支店長(円井わん)だけは頑として認めなかった。
支店長を巻き込んで、どうやってタイムループから抜け出すのだろうか。
現実の仕事を皮肉りながら、とても面白い作品になっている。
佳作(良い作品という意味)です。
マキタスポーツさん。
最近見てるテレビドラマでもたびたび拝見します。
記憶にあるだけでも「きのう何食べた」「この素晴らしき世界」そしてたったさっき見終えた「エルピス」
どれも なかなかの名脇役っぷり。
この作品では 部長という役どころ。
だいたい会社でも 部長って あんまり何も実践的な仕事はしないのに 責任とか取ってくれたりして
中間管理職の悲哀を一身に受ける立場。
上からも下からも 挟まれてつらいやつ。
その立場を うまく演じてる、と言うより
この作品の立ち位置もまるでそれ。
円井わん さん
この素晴らしき世界でマキタスポーツさんとも共演していたけれど、 味のある役どころを あんまり美人とは言えない感じの顔立ち(🙇)で、主演ですよね これ。
みんなで一斉に停電と同時にパチンとランタン風の電気付けたり、鳩が何回もバシンとぶつかってきたり。
最初は地味な映画だなあと思ったけれど、どんどん引き込まれて見終えました。
デザイン事務所 なので みんな 一応 絵とか描けちゃうのよね。
そう言う設定もいいし、愛すべき同僚の絆みたいな
心がどこかほっこりする漫画も、良かった。
そもそも人間って 一人の人も 多面的なのだと思う。
やなやつ いいひと 一人の人も相手によって変わったりする。
誰に対しても同じではないのだ。
その部屋の責任者の人柄というのが 出て来るのだよね。
愛すべき人って、仕事場を暖かくする。
何気なく見てみたら
タイムリープ漫画。もっと早く完成して投稿してれば!
漫画の落ちに泣かされるとは(笑)
地震とか停電とか誤配達とか深読みしながらここで泣くという。
ハンカチを落として・・・あ、違うとか
とても楽しく視聴できました。
ラストの鳩はやめて
漫画のトコ
劇中にマンガが登場して、その漫画原稿が物語の鍵になったりするんだけどそのマンガ自体が結構ダメ漫画なの。
劇中では皆んな面白いって褒めるんだけど、漫画としてはダメなヤツだと思う。
何でかってすげーセリフ説明が多いの、主人公が自分の気持ちそのまま言葉にすんの、セリフじゃ無く絵で説明しなきゃ、演出で解らせなきゃ、漫画家憧れが落ち入りがちなヤツ。
だから劇中でもこの漫画は残念賞くらいで終わんの。
でもね、描こうとしていたテーマとか本質は正しいし人間の物語なの。
劇場の登場人物もいきなりGペン握って線引けるスキルですよ、美術学校出て広告会社に勤務。
若い頃はデザイナーとかクリエイター目指してたんだろな。
でも人間皆んな成功しないじゃん、夢の現実化はなかなか無いけど人の幸せってそれだけじゃ無いじゃん、人と出会えたり人の心に触れる事が幸せだったり。
って描いた映画だと思った、こんなの描ける人がヘタクソ漫画作る訳無いじゃん。
わざとダメ風マンガにしたんだよ、くーウマイなあ。
前進
面白かった。
なんか斬新な切り口だった。
1週間を繰り返す。
で、脱出には全員の協力が必要とか。
部長以外の人が原因だった場合はどうなるのだうか?皆、気付かずに悠久の時を繰り返すのであろうか?
冒頭はコメディっぽかった。
世界観を理解するまで、ヒロインに理解させていくのと同じ速度で、この世界の法則を理解していく。
記憶による蓄積と修練による技術の向上が、当初の無理難題な案件をクリアしていく。
「時間」が及ぼす成果は計り知れない。
あの職場はその1週間を何回繰り返したのであろうか。ダメならリセットされる。
漫画の原稿を何回完成させたのであろうか?
前に進むという執念は本能が訴える欲求みたいなモノに見えてくる。
見せ方も面白かった。
一度予測は裏切られる。
部長にだけ記憶の蓄積がないのは「鳩」の合図がないかららしいが、そういうルールならば飲み込まざるをえない。タイムループがどういうものか俺は体験してないのだから否定のしようもない。
やり直しがきく人生は羨ましくもあるけれど、停滞してしまうのなら話は別だ。
成功も失敗も全て振り出しに戻る。
あの漫画の台詞も深かったなぁー。
そして、コメディ色が濃かった筋書きは、一転してホラーの要素を醸し出す。
抜け出せない迷宮。
悠久の時に囚われる時間の牢獄。
1番最初に自覚した事務員の女性には恐怖しかなかったろう。そして彼女は半ば諦めてたりもする。
そんな脚本のテイストが秀逸だった。
トライ&エラーを繰り返し成長していく。
繰り返す時間の中だからこそ、その機会は何度も訪れる。でも現実に置き換えても、それしか出来る事がない。
そんな事を気づかせてくれた。
良い作品だった。
楽しく見られるタイムループもの
いたたまれない
みんな若いねー
意外と重いストーリー
この手のタイムループ系ストーリーとしては、「サマータイムマシーンブルース」、「ドロステのはてで僕ら」、「リバー、流れないでよ」等の名作で有名な老舗のヨーロッパ企画が先駆者なので、この作品もその亜流かなという印象ですが、作風はかなり違っていて、ストーリー自体はかなり重く、カラッと笑い飛ばす事は出来ませんでした。
予告編を見る限り、軽いノリでハチャメチャなスラップスティックコメディかと思っていたのですが、前半と後半では大きくトーンが変わり、終盤は結構真面目で重い展開になり、ちょっと気が滅入って来ました。
個人的には、この手のパターンは、ヨーロッパ企画の様に、アイデア先行でもいいから、カラッと楽しめクスッと笑える程度のタッチの方が良い気がしました。
感動要素を混ぜ込もうとして、途中から人物描写を盛り込み始めた事で重い展開になってしまったのは残念な気がします。
また、中小規模の下請広告代理店が置かれている実情もリアルに描写されていて、それはそれでいたたまれない気分になりました。
とんでもない状況に追い込まれて、登場人物が振り回される様子を見るのは面白いのですが、クスッと笑わせたかったのか、感動させたかったのかの焦点が曖昧になっている気がしました。
チャラい作風のまま、アイデア先行で、そのままむりやり強引に突っ走ってもらった方がスカッと観られたと思います。
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