MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのレビュー・感想・評価
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日本式ボトムアップでループ脱出?
僕の大好きなタイムループ物。SF的な要素はないが、コメディタッチでテンポよくループを繰り返して経験値を積み上げていく。
主人公だけが記憶を蓄積でき、他の登場人物はモブキャラのようにひたすら同じことを繰り返す。ループ物では、そんなパターンが多いが、『MONDAYS』では、ループに気がついた人間は、そのループから記憶を継続ができる。その目覚め方法が、なかなかに面白い。
会社での泊まり込みが続くと、ループしている錯覚に陥るんだよね。見ていて、悪夢のデスマーチを思い出してしまった。とはいっても、軽いタッチだから仕事が終わった後に、力を抜いて見るのにちょうどいい。
結局、ループの回数は、100越え?
円井わんさんとマキタスポーツさんの好演!
鳩です
オープニングもエンドロールも世界観に浸れる仕掛けいっぱい!
東京ポッド許可局リスナーとしては、マキタスポーツさんがいい感じでコミカルなおじさんをやっていて面白かったです。実質ラスボスなのでどこか芯があり、どこか芯がない感じを、転じて捉えどころのないキャラクターを見事に演じていたと思います。
タイムループをしていると認識する人がどんどん増えていく感じがとても面白くて、モブキャラがモブキャラじゃなくなっていくのが良いなと思いました。ある意味諦念にも似たようなキャラクターがこれもまたコミカルで面白かったですね。
前半の方がテンポがあって面白くて、実質の謎解きの部分はちょっとスローダウンしてしまうのはもったいないと思いながら、タイムループものでお仕事ものにチャレンジした意欲はとてもかいたいと思います。
何よりオープニングのキャスト紹介の面白さと、エンドロールの不思議な感じが最後まで世界観を楽しませてくれたなと思います。
竹林監督は「14歳の栞」でも手際よく編集されていましたが、フィクションでもその手腕を見事に発揮されていたなと思いました。
監督がインタビューでも言うように、60分前後に収まるのもまた良いなと思ったので、ブラッシュアップできるところもあったのかなと思いました。
ユニークなタイムループもの
オンライン試写会にて鑑賞。
タイムループものは、これまで何作か観ているものの、本作のように(タイトル通り)月曜日からの同じ1週間を繰り返す映画は珍しい。
序盤のうちは「このタイムループが全編繰り返すのかな…?」と思っていたら、なかなかのバリエーションや上手い収束は見事であった。
タイムループ映画で自分が(おそらく)最初に観たのは黒沢清監督の『タイムスリップ』(主演は大杉漣)だったと思うが、これは爆笑ものであった。
映画館で観た映画ではトム・クルーズ主演『オール・ユー・ニード・イズ・キル』などがある。
本作は、そうした過去のタイプループものとは一線を画したような映画であり、アチコチで微笑ましい場面が見られる作品。
この映画の脚本を作り上げるのも大変だったろうし、恐らく順撮りでないと撮影も難しかったのではなかろうか…。
観ている間は、それなりに楽しめる映画。
<映倫No.123545>
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