MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのレビュー・感想・評価
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既視感
タイムループもの+職場お作法もの+コミュニケーション上級編という作品
コメディーの部分は大変笑わせて貰った 特に上司へのプレゼンでのタイミングネタといってよいリズミカルな映写の件はそのままコント作品として切り取ってもおかしくない最上級な仕上がりである。
タイムループを抜け出す工夫を凝らすことでそれが仕事自身のスキルアップに繋がるという『時と精神の部屋』状態でのトライアンドエラーを無限に繰り返せる夢(結局悪夢なのだが)のようなシチュエーションなんてホントに体験してみたいものだ。あの時こうすればよかったなんて後悔をリセットし続けるのはゲームの世界以外にないのだから。ただ、それを映像にしてしまうとなんか説教臭い部分が鼻につくのは自分だけだろう。どんなに失敗しても1週間後にはやり直せるなんてのは現実にはありえないからね。
さて、"デジャビュ"は過去に似たような風景の記憶の混濁によって引き起されるのは一般的論説で、そこからタイムループだと自覚、もしくは思い込むには何回も繰り返さないと無理がある。あくまで自分に自己暗示を掛けることで確信を得なければこんな現象は一般的には受け入れられない。鳩が窓にぶつかって、鳩型に手の形を机に叩き付ける事できっかけを作り、そしてその既視感から、その後の後輩の予言的中を目の辺りにしての心情の変化は、なかなか今作でも困難な説明であり、その苦労は計り知れないと制作陣に労いたい。なにせそんな事象を説明すること自体、不可能なのだから。既視感からのタイムループへのプラグインをスマートに結びつけられるそんなアイデアをこの先、どの作品が映像化できるか、楽しみである。
今年で一番最高かも?
案外、月曜日も悪くない
評判もいいし、予告も面白そうだし、ここ最近に公開の映画で1番楽しみにしていた本作。か・な・り期待値が高かったのですが、想像以上の面白さでビックリ仰天!低予算でこんな映画が作れるなんて...映画はお金を掛ければいいってもんじゃないね。
なんといっても、ストーリーの秀逸さ。
やり尽くされたタイムループものに蹴りをつけるような、新たなるタイムループ映画。もう、演出でどうにかしないと、このジャンルで目新しさは生み出せないと思っていたよ。繰り返されていることを夢と錯覚し、何度も同じ日を過ごしてしまう。それを現実だと自覚するために、とある手法を用いるのだけど、これがまぁキャッチーで面白い。ついつい真似したくなります。
90分以下という短尺にギュッと濃ゆい内容。
テンポの良さはもちろんのこと、タイムループならではの繰り返される要素までしっかり楽しめる。本当に、ただの日常。でも、それぞれインパクト大で繰り返されても飽きない。一切のくどさとしつこさが無く、駆け抜けるように同じ日がループされる。そんな憂鬱な日々の中でも新たな試みをしたり、仕事の質を高めたりと、本人たちもこれを無駄にしてないのが、見ていて爽快。
間違に映画館で大爆笑したの久しぶり。話すだけで、居るだけで、この役柄がハマっていたからか、とことん笑わせてくれる。予告のラストにもあるシーンなんか特に、面白過ぎて腹よじれるかと思いましたよ笑笑 円井わんの演技もとてもよかった。というか、全員ハマり役です。
ちょっと物足りなさを感じてしまうし、エンドロール後は要らないな...とは思ったんだけど、とても気持ちのいい着地点で後味がちょ〜いい。まさか、笑いに加えて感動もあるとは。上手くいかないことが普通なんだけど、だから一歩踏み出すって勇気のいることなんだけど、やっぱりやってみることって何かがちょっぴり変わる。ただ面白いだけで終わらないこの映画が、私は大好きです!
誰が見ても楽しめる傑作かと。
どうやら全国各地で完売状態になっているらしく、土日はなかなか席が取れないようですので、ご覧の際は平日に見ることをおすすめします。あ、でも日曜日の夜が1番いいかも。今年、「恋は光」「線は、僕を描く」に継いでオススメしたい作品ベスト3に入るくらい、いい映画です。ぜひ、劇場で。
テンポよくて安心して見れる
最高でした!
タイムループ物でないとしても、楽しめたと思う
タイムループとか、どうでも良くなっちゃった。
そんなのどうでも良くなるくらい、円井わんさんが良いんです。
円井わんさんの表情の変化だけで、充分楽しめるんですよね。
多分、仕事を通した吉川の普通の成長物語だったとしても、私は楽しめたと思うの。
他の登場人物たちも魅力的だったしね。
勿論、タイムループしてるからこその面白さも有ります。
プレゼンのシーンは、声出して笑っちゃいました。
タイムループを抜け出す方法その物より、気付かせる事がメインになっているのも面白かったです。
それよりなにより、繰り返しの様になりがちな社会人の日常をタイムループで表現する発想が素晴らしいのでしょうけど。
タイムループから抜け出せるかどうか最後まで分からない。
タイムループのおかげで信頼感も強くなり、いいチームになって良かった。とてもさわやかな気持ちになった。
しかしそれとは別に、 「結局タイムループから抜け出せないのでは?」 というドキドキ感が最後までありハラハラする。 それは制作者(神 ? ^^)が決めることなのでストーリーとは関係ない。だから最後まで目が離せない。そしてエンドロール後にも映像があってどちらになるんだと思って緊張した。
タイムワープを繰り返すうちに、みんなの気持ちが…
スター不在の名作爆誕!
ってほどでもないけれど素晴らしい脚本と演出で
ダラダラしない短めな82分の上映時間も潔い。
いつも締切ギリギリのブラック業界のイメージが強い
零細広告代理店を舞台に繰り広げられる納品前の1週間。
休む間も無くほぼ泊まり込みで働き続けグッタリした日曜日の夜
眠って起きたら再び繰り返される納品前の1週間。
誰も気付かない中で2人の社員が異変を感じ動き出す。
といった1週間を1ターンとしたトライ&エラーを何度か繰り返す事で
事実を知った同志を増やし副題の「上司に気づかせる」を実践。
遂にタイムループからの脱出!と思いきや副題がミスリードじゃん。
愕然とする中でもう1人タイムループに気付いていた人物が名乗り出る。
そこで提示されるある事実を解決するため再び動き出す1週間。
低予算を逆手に取った無駄のないスピード感のある映画を
ほぼワンルームで撮ってしまうのだから凄い。
マキタスポーツさん以外は正直知らない人ばかりでごめんなさい。
でも制作側の意気込みは入場者特典のQRコードで伝わりました。
シネコンで流してくれなかったら出会わなかった1本。
そこそこ大きめなシアターに、かなりの観覧者ですが、
繰り返しも悪くない
ループして観たい
悪い点なんてあったかな?と振り返っても出てこない程良い映画でした。とても好きです。
・登場人物皆良い。
・ただ同じ場所で作業してる人達→一緒に協力してやり遂げる仲間になっていく変化が良い。
・しんどいだろうに、仲間がいるから協力出来て笑顔になって、充実感で満たされていく皆(特に吉川さん)の笑顔が良い。
・聖子さんの、周りが聞いてくれない孤独と70週(一年以上…)を想像するとつら過ぎるけど、後半には仲間の1人になって笑顔なのが良い。
(最初は気付かせるメンバーにも入ってなかった)
・タイムループというファンタジーに、オフィスものの現実を混ぜているのが良い。
(上申制度やプレゼン、ループを有効活用して仕事の質をあげるところ)
(働いてて同じような一週間を繰り返してる辺りは「あるある」だし、崎野さんの「毎週停電してる感じ」の辺りで、皆うっすらループに気付いててもそうとは思わない辺り仕事人間)
(となるとあの歩道のハンカチの2人は70回以上出会っている訳か…そらもう運命だわ)
・部長が、とても、良い。
(仕事中に漫画読むなんて!って思うけど漫画好き(未練?)の伏線だし、尻拭いをしてくれる(取引相手に対して椅子の上で正座の上頭を下げる、人の為に動ける人だからこそ人脈は広いしそれを武器に自分の部下守ってくれる)し、皆の為に、自分が娘に貰った大切なブレスレットを壊す辺り自己犠牲の塊過ぎる)
・部長へのプレゼンシーンは特にテンポ良くて面白いし、その後のブレスレット破壊シーンの皆カッコ良過ぎて良い。
(ブレスレット破壊後に皆で達成感ありありで屋上を立ち去るシーン待受にしたい)
・崎野さんも完璧に憎めないのが良い。
プレゼンシーンが特にお気に入りなんですが、皆本気度を示す為に段々服装がスーツになってるんですよね。面白かった〜
聖子さんも最初にループに気付いた人な辺り、誤配送への返答が早かったり、吉川さんに良い仕事相手紹介したり、なんで後輩たちはループに気付けたんだ?って疑問もちゃんと作品内で教えてくれてスッキリしました。
娘の手作りブレスレット、ラストにつけていないのは壊れたからだそうですが、部長の夢が叶ったからなんだなぁ、あながちヌー(雑誌)も嘘じゃなかったってことなんですね。
遠藤さん、ループ中に遊んだりしてたんだ、ループ抜け出すの諦めた時の「仕事より大切なことがある」、吉川さんと対立した時の「運命の人探したいし」→脱ループ後「運命の人見つけといたので有給使って会ってくる」も笑った。良いですね〜。
82分か、あっという間だったなぁ、後味も良いし気持ち良い映画でした。
制作スタッフさんの公式noteで新たな発見もあって良いです。
最後まで観た今、再確認でもう一度観たい。
なぜこんな評価される…
では、また今週
小さな広告代理店で働く吉川朱海は、憧れの大手広告代理店への転職を目前に野心を燃やしながら最後の仕事に取り組んでいた。
月曜日から日曜日まで、社員は皆泊まり込んで必死に仕事をしている。
そんないつもの月曜日の朝、2人の後輩から突然1週間がタイムループしていることを告げられる。
はじめは聞こうともしなかったが、徐々に疑いが確信へと変わり始め…
このタイムループを抜け出す鍵は、ハトと部長??
月曜日のループから抜け出せない全社畜に贈る、お仕事タイムループムービー。
いや〜、おもれ〜!
こういう小規模な時間モノって傑作が多いからそれなり期待はしていたけれど、普通に期待以上のものが観れて大満足。
これ、カメ止めみたいにもっと上映館増やしてった方がいいよ、と思ったら先行上映だったらしい。
自宅近くの映画館でも上映始まったみたいなので近々2回目に行きたい。
まずオープニングからしてセンスを隠しきれてない。
入浴剤?ハト?血?キス人形?
しかも映画はタイムループが既に何回も起きている状態で始まる。
「ハトです。」
なんでハト?ってなるけれど、確かにハト!
そして、このタイムループの原因は部長のアレにあるらしい。
タイムループってあくまでフィクションの世界での話であって、現実に起こると思う人はあまりいない。
ましてや、現実でしか無い真面目な職場で起きるなんて誰が想像するだろう。
それを解決するのがハトのフラッシュバックと上申制度。
それだけでめちゃくちゃ面白い。
全員が信じ切ったところで、いざ部長にプレゼン!
爆笑必須のプレゼンシーンを乗り越え、なんとか上手くいきそうなところで話は振り出しに戻る。
前半コメディ色が強かった分、後半は意外にも労働の本質をついた泣ける展開に。
何故、何のために働くのか?
自分自身まだ社会人ではないので偉そうなことは言えないが、仕事を頑張っている人への人生讃歌のようにも思えた。
映画を彩るlyrical schoolというアイドルの楽曲も良く、少しハマってしまった。
もしかしたら私たちの1週間も気づかない内にループしてるのかも。
ちょっとでも気になっている人は今すぐ観に行って欲しい。
「時よ、止まれ〜」
めちゃめちゃ良い作品
マキタスポーツさんの味
まず、作品自体がかなり面白い。
タイムループに気づく人が増えていく様子や、主人公たちがタイムループに慣れていく様子をテンポ良くそれでいて丁寧に描かれた脚本で素晴らしい。
加えて、役者さんの演技も素晴らしい。
それぞれのキャラクターを役者陣がよく理解していて、そのキャラの魅力が最大限に出るような演技。
特にマキタスポーツさんの部長の味わい深さは絶品。
コメディとしても秀逸だし、自分の現実と自分の夢の折り合いのつけ方や、周りのことを考えるのも大事だけど一歩踏み出すことも大切。
そんなケースバイケースなテーマを見事に一つの作品に込めて、下請け中小企業の現実(依頼先からの度重なる変更に振り回されて徹夜続きの様)もほのかに匂わせる。
本当秀逸な作品。
エンドロールの後もオマケあります
公開週を逃した作品、また日本映画は映画館でほとんど観てないのですが、これはいってよかった。
勤め人、できれば大企業ではなくて下請けで働いた経験、仕事仲間と一丸となって取り組んだ時間、
転職するか残留するかの決断、そういうの知ってる人はより感情移入しやすい。
だから感動もひとしおなのでは。
呪いの数珠?をぶち壊して、ゴーグルを外しつつ歩くブチョー以下の面々のスローシーン、
かっこいい。
その後もまさかの漫画製作へなだれ込んで行き、80分強の上映時間ですが、物語りは
二時間のハリウッド作品ぐらい見応えがありました
大好きな「ハッピー・デス・デイ」シリーズにも負けてないです。人死なないし。
主演の女優さん、ストーリーや編集なども担当された監督さん、今後注目していくと思います
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