MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらないのレビュー・感想・評価
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低予算でストーリーだけで勝負
評判が高いのである程度ハードルが上がった状態でしたが、楽しめました。
オフィス(2箇所)と屋上のみで展開する、とてもテンポの良いストーリー展開でした。
特にテンポはとても良い、タイムループものなので、同じシーンがある程度繰り返されるのですが、テンポが良いので飽きずに見られました。
俳優陣も個性的。マキタスポーツさん以外は知りませんでしたが、とても良かったです。
ニヤニヤしながら見ることが出来ました。
もう少し終わり方が予想外なのかとハードルが上がってしまっていた分、最後はちょっと物足りなさがあったかな。
「カメラを止めるな」を観た時を思い出しました。ストーリーは全然違うけど。
終盤で
ガラリとテイストが変わるが、全く破綻していない。漫画制作に関する理解ももう一般的だなと感じて、お笑いを連想した「カメラを止めるな」を観た時と似た感動が有った。キャラもみんな立ってて文句なし。漫画のタイトルも笑えた。
auマンデイでMONDAYS観ました~。
合点承知の助、行け行けドンドン
終わってみれば、マキタスポーツ演ずる永久部長が最高のキャラでした。平凡な日常とは言え、仕事に追われつつ転職の夢を捨てきれない主人公の吉川(円井わん)も徐々に上昇志向で自己中心的な悪い面を徐々に見せてくれるし、小さな広告代理店ながらも個性豊かな社員達。タイムループの脱出法も部長に伝えるまでに「上申制度」を用いるというユニークな作戦を使うなど、アイデア豊富なストーリー。
ループものの映画についても『ハッピー・デス・デイ』、『オール・ニード・イズ・キル』に言及するなど、ループの基本を踏襲していたし、やっぱり『恋はデ・ジャブ』が最高傑作なんだとあらためて認識させられた。何度も死ぬ内容のものが多いジャンルなだけに、誰かが死ぬこともないし恐ろしいシーンもないので安心感もある。何度もループするところどころで抜け出して楽しんでたとも言っていたし、デザインのスキルアップや完璧なまでの仕事で顧客満足度もアップするなど、悪い面ばかりじゃない。“ミッタブ”という味噌汁のコピーも笑えるけど、どこかに“丸い椀”という言葉があれば尚良かったかな・・・
呪いのグリーンダイヤモンドが原因じゃないと判明し、そこからが部長が仕上げられなかった漫画を仕上げることが当面の目標となった彼ら。その漫画の内容が映画のテーマとも重なり、繰り返すことの奥深さも感じられた。聖子さんが置いてけぼりを食らっていたかと思ったら、最も重要なポジションだったこともわかり、嬉しくなってしまう。それにしても70回も繰り返したら、1年分以上も年を取ってしまうようなぁ。
50代間近の永久部長。漫画誌ばかり読んでいる閑職かと思えば、これだけ部下思いの上司だったとは・・・こんな上司の下で働いていたら、自分の人生も変わっていたかも・・・としみじみ。ループものに飽きていても、これだけハートウォーミングなストーリーはなかなかお目にかかれない。もしかすると、部長は戦前から生きているとかの妄想までしてしまった。
2000年代に入ってからタイムループ、タイムリープ、タイムトラベルなどの時空を扱ったものや、パラレルワールドや異世界ものが大流行。特に日本のアニメは他のテーマが見当たらないくらい・・・と言えば大袈裟か。「ひぐらしのなく頃に」もタイムループものだと最近知った者が何をか言わんやですが・・・
よくできてる
繰り返しだけど同じではない
暗い月曜日
今となっては日本を代表する超大企業の会長に納まっている方も
二十数年前は一介の部長職だったわけで、
ご当人と酒の席で話している時に
週休三日になったら何曜日を休むか、との話題になり
多くの人が「水曜」「金曜」と答える中、
ご当人は「月曜」と答えていたのが印象的。
それが「最も得した気になる」とのことだが、
仕事を楽しそうにこなし、卓越した実績を上げて来た人間でも
そんな思いがあるのかと、意外に感じた記憶。
まぁ〔憂鬱な月曜日〕との楽曲や
「サザエさん症候群」なる言葉もあるくらいだし。
本作は手垢の付いた{タイムループ}ものでも、
調理の仕方でまだまだ面白い一本が造れるとの可能性を提示した
{ワンシチュエーション・コメディ}の秀作。
83分の短尺ながら、そこで描かれる内容の密度は濃い。
そもそも「タイムループ」の渦中に居る人間が
どうしてそれに気づくのかは、かなり重要な命題。
漫然と日々を過ごしている人間であればとりわけ。
ましてや今回の舞台は、
土曜日も日曜も無いほど業務に忙殺されている下請け制作会社。
事務所に泊まるなどは日常茶飯事で、
一週間のメリハリを感じられぬ日々を社員たちは過ごしている。
そんな中、最も早く「タイムループ」に気付いたのが、
そこから一番離れた業務の人間との設定は示唆的。
「このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」との副題にあるように、
気付いた人間は周囲を少しずつオルグしながら
「気付き」を敷衍して行くのだが、
そこで行われる「企業あるある」なサラリーマンのヒエラルキーを揶揄した表現や、
いかにもクリエィティブな集団らしい、
PPを使用したプレゼン形式の手法には大笑い。
代理店と制作会社、下請け・二次請けとの関係性も
皮肉に描きながら、とは言え実態を知っている側は
身につまされつつも爆笑をしてしまう。
一人の男の妄念が、
全世界的に同じ一週間をとめどなく繰り返させるループを作り出す
負のエネルギーの恐ろしさ(笑)。
とは言え、そこはかとないペーソスさも漂う終幕にはほっこり。
怖気をふるうと共に、
後悔の無い日々を過ごすことの重要性にも
改めて気づかせてくれる。
主役を演じた『円井わん』は勿論、
物語の鍵となる部長役の『マキタスポーツ』が激しく嵌り役。
いるよねぇ、業界にはこういった風体でノリの人が。
サクサク進んで気持ちいい(中の人はそうでもないけど)
2022年劇場鑑賞249本目。
日本らしいタイムリープもの。ハリウッドでこういう映画が作られたら大体殺されちゃうんですが(今やってる邦画のカラダ探しもそうですけどね)、そういうことは一切ないので怖がりの方も安心。でもループが一週間単位で、しかもその間無駄になるのを分かりつつ仕事をしないといけない面倒くささが独特です。
そこらへんが終盤の選択につながるわけですが。
もう何十回も繰り返されている世界を普通の映画ならダイジェトとかでも何回も映すのでその間退屈になりがちですが、そういう苦労部分はばっさりカットしてくれているので話が早くてすみました。
めちゃくちゃ面白いというわけでもないのですが結構楽しんで観られました。パンフレットないので☆0.5減。
タイムループも悪くない
たとえ結果が望んだものでなくても、まわりに感謝してチャレンジして成し遂げれば、人生に悔いはない。
低予算なんだろうけど、安っぽくない。
良いアイディアに手間暇かけて、有名でなくても良い俳優さんたちにしっかりした演出でこんなに面白い作品ができるんだ。
音楽も良かった。
センスがいいんだろうな。
笑って泣いて、大切なことに気づかせてくれる。
映画っていいな。
マキタスポーツの他は馴染みのない俳優さんばかりだったけど、マキタスポーツも含めてこれからもっともっと活躍するだろうな。みんな地味ながらでしゃばらず良かった。
マキタスポーツの「合点承知の助」に泣いてしまった。
職場がこんなに良くなるならタイムループも悪くない。
期待し過ぎてました‥
若者から気付いてしまったのだ
胸熱なタイムループ系の作品! 本年度ベスト!!
82分の上映時間がメッチャ濃かった!
前情報は、ある会社で1週間の無限ループしている原因の部長を説得させ、そこから抜け出そうとするストーリー。
って事くらい。
オープニングのタイトルバックからいきなり笑える!
高評価な作品だったけど途中まではその意味が解らず(笑)
でも終ってみればメッチャ面白かった!
ある広告代理店で月曜からの一週間が無限ループしている設定。
社員が無限ループしている事に気付き原因を究明。
その原因と思われる部長を説得させて無限ループから抜け出そうとするストーリー。
無限ループに気づいた社員が周囲の社員を徐々に気付かせ、最終的に原因となる部長を説得させる展開。
部長へのプレゼンがメッチャ面白い!
広告代理の仕事をしながらの一週間の無限ループ。
当然、過去の経験から仕事の質や効率が向上(笑)
無限ループを解らせる方法が予言者みたいでメッチャ面白い!
コメディー系かと思いきや胸熱な展開に引き込まれる。
男のロマンって感じ。
そのロマンを達成させる為、社員の団結する感じが胸熱(笑)
仕事よりロマンを優先させるので、そのしわ寄せをカバーするシーンも良かった!
主役の円井わんさん。
ご存知無かったけど良い女優さん。
部長役のマキタスポーツさんも良いなぁ。
月曜の朝、目覚める場所が会社。
どんだけブラックな会社なんだろ( ´∀`)
デンドログラムありのタイムループ
予算レベルに対する面白さ、って言う見方をすれば、これは間違いなく年一です。所謂、コスパか?
タイムループ中にコミュニケーションが取れれば、ループ後デンドログラムの同じ「枝分かれ」を進むと言う、SF的にも捻りの効いた設定が好き。ループ中の選択・行動が変われば、違う週末に向かって枝分かれして行きます。聖子さんを最後の謎解き役にするための手段でしょうが、邦画は、こう言うところが雑だったりするんで。
監督は平林亮さん。「14歳の栞」から、何がどうなれば、この作品に繋がるのかが謎だけど、仕事現場のリアルさ、生々しい会話、現代日本のニヒリズムなどなど、どれを取っても「鮮やか」、vividで良かった。何と言っても、飽きを感じさせないテンポを生み出している編集が好き。
学生時代は、研究室の床に段ボールを敷いて寝てるヤツはいましたが、それを思い出した。朝は匂いがこもって、ムッとするんですよねw
コメディチックに話を進めて笑いを取って。ホロリズムは、吉川さん/部長/漫画の中の三段構え。イヤイヤ、コレは好きやなぁ。
あー、確か、昨夜は無念にも貞子ウィルスにやられちまった吉川さんでしたが、今日はスッキリで良かったですね。
面白かった。楽しかった。
とっても。
やっぱり、笑えるホロリズム物語りって良いw
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