「情けは人のためならず」ミセス・ハリス、パリへ行く bionさんの映画レビュー(感想・評価)
情けは人のためならず
異常に高いトマトメーターに懐疑を抱いていたが、終わってみれば納得の内容で、ミセス・ハリスを落とすところは落とし、上げるところは上げる。夢は全て叶うわけでもなく、幸せは必ずやってくるわけでもない。それでも人々の温かさをたっぷりと感じることができる物語に仕上がっている。
ストーリーも面白いんだけど、ディオールの新作発表会や制作現場の映像が美しいこと美しいこと。痩せたモデルではなく、体温を感じることができるくらい健康的なモデルがフェミニンなオートクチュールの服をまとって歩くシーンは、自分的にはピーク。
僕の大好きなメロビンジアンことランベール・ウィルソンが出演しているのも大きなポイント。とにかく、みんなに幸あれですね。
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