劇場公開日 2022年11月18日

ザリガニの鳴くところのレビュー・感想・評価

全439件中、61~80件目を表示

4.0ザリガニの鳴くところ…はどこ

2024年2月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

幸せ

小説は未読。
ピュアなカイヤ
幼少期の子役の子が切なくて
…切なくて。(名演技)
この子の演技だけても評価があがる

逞しく成長したカイヤが
湿地の妖精のような美しさ
湿地の沼地の風景もまた美しい~
と思いながら。カイヤが…
いつの間にか殺人事件の容疑者に。
…どうして…?
ここから…
裁判がはじまり
カイヤの行動が分かってくる
カイヤは死刑か無罪かの判決を望んでいて
司法取引は望まない…何故
不思議に思った
…湿地の娘と悪い噂とデマや思い込み
でカイヤを悪者にする
それを逆手に取って裁判は勝訴した

カイヤにとっては父親の暴力と
チェイスのDVは
死と等しいのかもと思った
裁判が終わって
大好きなテイトと結婚して
好きな生き物たちに囲まれた生活
楽しく♡幸せに暮らすことが出来た

カイヤには・・
…テイトが
心の拠り所だったのかも知れない
ザリガニの鳴くところは….

サスペンスもあったけど
…湿地の美しさとカイヤの画く絵が素敵で
どちらかと言うと二人の会話が楽しかった
…カイヤとテイトのラブstoryですね

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しろくろぱんだ

4.0原作の良さを生かした映像美

2024年1月2日
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鑑賞方法:VOD
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しじみ

3.0作品との出会い方が評価をわける。

2024年1月1日
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鑑賞方法:VOD

原作ファンですが映画化されていたことも昨年日本公開されていたことも知りませんでした。

あまり宣伝されてなかったのか単にアンテナが低かったからなのか。

原作はジャンルを特定するのも難しい独創的な魅力溢れる作品なのに、映画の予告を観たらサスペンス色が強い期待を抱かせる。

あんな煽り方されたらそりゃラストも想像できちゃうし、衝撃?っていわれても、という気持ちもわかる。

映画はカイヤ役のイメージも原作の良さも損なわず、短い尺ながら粛々と湿地と少女の関わりや成長を主軸に据えた作品に仕上がってると思ったけど、あの予告はないわ。

配給会社としてはサスペンスに寄せた方が興収見込めるとの判断だったのかもしれない。

しらんけど。

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ヒビノミライ

5.0カイアという人物

2023年12月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

見て良かったと思える作品。
一人の人間の強さと美しさと健気さ、その他たくさんの要素が交錯しているようにいろんなものが感じられる。
この作品のプロットは秀逸で、冒頭のチェイスの死体発見という事件そのものが、この作品のすべての要素とつながっている。
この事件があった所為で、主人公カイアが殺人容疑で逮捕され、弁護士の質問によって彼女の半生が語られる。
彼女の置かれた環境と生き方
否応なしではあるが、自然と共に生きる生き方を探すこともできるかもしれないと思った。
その反面、暴力と支配というものがどんなものなのかを父親によって知ることができる。
最初に家を出たのが母だったことは、幼いカイアにとっても人生最大の辛い出来事だったように思う。
その母の代わりになったのがこの湿地帯という自然だったのかもしれない。
時折届いた母からの手紙は、カイアの心のよりどころとなっていた。
カイアは母の家出を父の所為だとわかっており、巣立ちの逆のようなものと捉えていたのかもしれない。
幼いカイアの心の傷は間違いなくあっただろう。
しかし生き抜いていくにつれ、その感情に変化が現れていったのも事実だろう。
カイアは家出した母を通して人の心と変化いうものを感じていたように思う。
そしてたった一人になったとしても、やはり出会いというものはある。
テイト
彼との出会いはカイアにとっての喜びであり、生きる力でもあった。
彼からプロポーズされた時「もうしている。私たちはガンのつがいと同じ」と答えているが、その例えの真意は一般的な人間とはやはり少し違っているように思った。
二人は最後まで一緒だった。
にもかかわらず、自身の寿命を感じたカイアは最後にボートに乗って湿地帯を進む。
そこに感じたのはやはり母だった。
このシーンは感動的でありつつ多彩な思いが溢れてくる。
カイアはこの湿地帯で生まれ、様々な出来事があったにもかからわず最後までこの場所を出ることはなかった。
母に対する想いは複雑だったが、カイアは母の想いと家出を受け入れたはずだ。
カイアは自分自身の人生を生き抜くことを誓っていたように思う。
それが湿地帯を離れない理由でもあるが、同時に暴力と支配という彼女にとって決して許すことのできないものがこの人間社会に存在していることで、湿地帯から出たくない理由にもなっていたのだろう。
カイアが妊娠しなかった理由は、この狭間に生きる厳しさを自分自身で終了させたかったからだったと思った。
白人世界にあるカースト制
その最下層にいるホワイトトレッシュ カイア
ムール貝を卸していた雑貨屋の優しい人たちがいる一方、その外は差別社会の塊だった。
すぐに学校に行かなくなっても、カイアには湿地帯という母なる大地があった。
外から見ればカイアは隠れるように生きている。
しかし、実際彼女は自然から様々なことを学びながら生きていた。
それそのものはカイアにとっての最善でしかなく、選択の余地などない。
カイアにとって自分の子供を外の世界で生活させるビジョンなどなく、逆に湿地帯での生活が子供にとっての豊かさであるとは言い切れなかったのだろう。
カイアにとって、湿地帯と一体となって母を感じることが生きる精一杯だったのだろう。
そこに寄り添ってくれた夫のテイトがいれば、カイアにとって何一つ足りないものなどない。
子どもがいると、心配にしかならない。返って自分の罪深さになるのだえろう。
さて、
この物語を見ている誰もがカイアの幸せを願うだろう。
ボートの上で彼女が息を引き取るシーンに涙が隠せなくなる。
私たちはカイアの外の人間だ。
彼女の過去や生き方を見て、そこに共感する。
しかし作家は、「あなた方は物事の表面しか見ていない」と宣言したのだろう。
カイアという人物
彼女の想いの強さ
そこに隠されたこの社会への反感
チェイスに対して言った言葉「父のような男たち」
嘘 裏切り 暴力と支配 お金
カイアにとってこの自然こそが法則であって、法律やこの社会の善悪など一切合切意に介さないのだろう。
「そんなこと」よりもっと大きいことが、彼女自身の「想い」
お金で買ったペンダントではなく、心を動かされた貝殻で作ったペンダント
そこにあった「想い」
その想いが踏みつぶされたことこそ、カイアにとって重要なことだった。
このペンダントはチェイスへのプレゼントだったが、今はもうそのペンダントをチェイスが持っていてはならない。
テイトにさえ言わなかったこと。
おそらくいう必要もなかったこと。
それは過去であり今ではないし、カイアにとってすでに解決したこと。
テイトは、カイアのその核心に寄り添いながらも最後まで理解できなかったことでもある。
おそらくそれをカイアはずっと前から知っていた。
このことは、子供が生まれれば確実に考え方の違いとなって表れる。
生き方というのは、死に方でもあるのだろうか?
彼女の死に方は、すべてを包括していながらも、自分自身の枠を超えないようにしていたようでもある。
折り合いをつける。
これこそカイアが自然体でいられた秘訣だったのかもしれない。
「ザリガニが鳴くところ」
このタイトル
テイトがカイアに言った言葉
彼女の住むべき場所
それは、彼女にしか聞こえない言葉や自然現象だろうか?
彼女にしかわからないことがあることを、テイトが理解していたとも取れる。
そしてそれをカイアが感じ取ったことで、つがいになることを予感したのだろうか?
その後いったん別れが訪れるが、カイアには彼のその言葉がずっと頭の隅にあったのだろう。
紆余曲折してその言葉がカイアにとって真実だったことを感じた。
彼女にしかわからないこと
それこそ、チェイスの死体の謎で、カイアの心の核心の謎だったのかもしれない。

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R41

4.5みんなが高評価なのも超納得の超絶良質作品

2023年12月16日
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お主ナトゥはご存じか2.1ver.

3.5まあまあ

2023年12月7日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

まあまあ面白かったです☆最後の方は感動しました。

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hide1095

3.5She is not guilty

2023年12月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

難しい

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すみれ7878

5.0個人的には近年最高。

2023年12月5日
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泣ける

楽しい

知的

人間社会の歪みを自然と共生するヒロインの視線から暴きつつ、そのヒロインも孤独さ故に愛のない愛(人間社会)を受け入れる悲しみ。しかし最後は驚くべきオチが待っている。それこそが、隠れテーマかも。美しい自然、性描写など映像も素晴らしい。感動しました。

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kazuma

4.0久々にいい感じ

2023年11月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

ここ最近あたり映画があまりないところにヒット。
設定がなかなか面白くて割とすぐに引き込まれました。
ミステリーと聞いてたからここからどうやってその展開に持っていくのかと思いながら鑑賞。
話としては最近の流行りなのか今と過去を行き来しながら物語が進む感じ。
主人公の女の子の子供時代から大人まで、恋をしたり成功したり、2時間があっという間でした。
映画館で見たらもっと没頭したんだろうな。

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しょう

3.5自然の掟?

2023年11月14日
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acorn

5.0全てが美しい

2023年11月10日
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まかの

3.0❇️🦞?『湿地帯の魔女と呼ばれて』の方が良くない?😆

2023年11月10日
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悲しい

怖い

知的

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シネマを喰らう

3.0ラストは蛇足

2023年11月5日
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ジョニーデブ

3.5生存本能

2023年11月2日
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悲しい

知的

タイトルの「鳴く」は「sing」なんだ。普通「ザリガニ」は「crawfish」だが、この作品では「crawdad」、「父親」の「dad」と掛けているのだろうか。ちなみにエビカニの「爪」は「claw」、てっきり爪があるから「クローフィッシュ」なのかと思ってた。「crawl」(水泳の「クロール」)には「這う」という意味もあるので、そっちか。
何の予備知識も無く見始めた。タイトルも地味で劇場上映されていたのも知らなかった。オープニングからハリウッド映画っぽさがなく、「赤毛のアン」のような映像で文芸的な香りを感じた。差別と偏見、家庭内暴力に曝される主人公、アメリカ版「破戒」か。
結末は予想通り、ただ、事件の詳細な状況説明がされないのでモヤモヤが残ったまま。ここで他の人の感想を読んで、「あ、父親」と理解した時のカタルシス。
一見、差別や偏見に批判的な描き方に見える、普通の観客はそのように善意の視点で観がちだが、実のところ町の人々の「湿地の娘」に対するスタンスは正しかったということになる。湿地の娘が暴力から身を守るためにそうしたように、町の人々も自らを守るために忌避していたのだ。

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あらP★

4.0これ程、宣材カットに翻弄されたことは無いな!その美しい口唇にハマる~

2023年11月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

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The silk sky

4.0湿地で孤独に生きた女性の生涯

2023年10月29日
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 暴力に耐えきれず出て行った母親、徐々に家を出る兄弟たち。残ったカイアを父親まで置いて出て行ってしまう。もうこれだけで酷すぎて、一つ物語が出来そうだが、カイアの物語はまだ始まりにすぎない。
 たった6歳で1人になった少女。普通ならここで行政の手が差し伸べられそうだが、そうならない。時代的なものか、カイア自身も拒んだのだろうが、1人で生きると決めたカイア、貝を摂り、売ってお金を得る。小売店の老夫婦が手助けをしてくれたのが微かな救い。
 それにしても、よく1人で生きていけたな。物語とはいえ、胸が苦しくなる。年頃になって出会ったテイト、恋に落ち、別れが来てもいつかまた帰ってくると信じて待つ。でも約束した時にケイトは帰ってこなかった。ケイトに罪はない、そりゃあ悩むよね。でもケイトのおかげで読み書きもできるようになって、本を出す手助けもしてくれて、よかったとは思う。
 次に出会ったチェイスが、結局死んで殺人の容疑がかけられるが、チェイスは暴力的だし、カイアのことはただの浮気相手としか見ていない、腹立たしい奴。
 裁判が始まり、無罪になったが、では死の真相は?はっきりしないまま、一気に物語は進んで、カイアとテイトが共に暮らし、年老いてカイアが死んで、、、、この流れが早すぎて、もう少し時間をかけて語られてもいいのに。
 1人になったテイトが片付けていると、一冊の本の中から見つかるあるもの。本当に最後の最後で真実がわかるのが、驚愕、でもそこがとても良かった。

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アンディぴっと

3.0自然が自由にしてくれる

2023年10月24日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

殺人容疑で捕まってしまった主人公の人生を追ってみると、父親のDVが引き金で湿地に一人きりでサバイバルしていた話。

法廷バトルなのかな?と思いきや、家庭内暴力の話で、かと思えば純愛ストーリーで、その背景には何にも変えがたい自然があり、でもやっぱり法廷に場面は移りーーと四本ぐらいの軸がある映画。

予告ではサスペンス要素を推されていたけど、そこ重視で観ない方がいいかも。
正直なところ、別にそんなにどんでん返しでもない。事件解決のカタルシスは感じられなかった。
そっちよりも圧倒的な自然に魅了された。白鳥(?)の大群と遭遇するシーンは絵本みたいだった。自分だけの海があるとか羨ましい。

めっちゃ一部男性クズやし、めっちゃエッチするし、めっちゃ雑貨屋の夫妻優しい。

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パンダマン

3.0ミステリというより貧困、差別、偏見への問題提起

2023年10月23日
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ヤマッチ

4.0美しいロケーション

2023年10月22日
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Lotus

3.5獲物が捕食者を葬る〜湿地は親代わり?

2023年10月21日
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りか
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