ザリガニの鳴くところのレビュー・感想・評価
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ザリガニの鳴くところ…はどこ
小説は未読。
ピュアなカイヤ
幼少期の子役の子が切なくて
…切なくて。(名演技)
この子の演技だけても評価があがる
逞しく成長したカイヤが
湿地の妖精のような美しさ
湿地の沼地の風景もまた美しい~
と思いながら。カイヤが…
いつの間にか殺人事件の容疑者に。
…どうして…?
ここから…
裁判がはじまり
カイヤの行動が分かってくる
カイヤは死刑か無罪かの判決を望んでいて
司法取引は望まない…何故
不思議に思った
…湿地の娘と悪い噂とデマや思い込み
でカイヤを悪者にする
それを逆手に取って裁判は勝訴した
カイヤにとっては父親の暴力と
チェイスのDVは
死と等しいのかもと思った
裁判が終わって
大好きなテイトと結婚して
好きな生き物たちに囲まれた生活
楽しく♡幸せに暮らすことが出来た
カイヤには・・
…テイトが
心の拠り所だったのかも知れない
ザリガニの鳴くところは….
サスペンスもあったけど
…湿地の美しさとカイヤの画く絵が素敵で
どちらかと言うと二人の会話が楽しかった
…カイヤとテイトのラブstoryですね
原作の良さを生かした映像美
友人から原作を勧められ、1度目は読めなくて断念。日を改めて2度目の挑戦。最後の最後まで読み終えて、深い感動を味わった。
映画も高評価と知り、調べたら自分の地域は終わっていた…。
年末に息子が帰省し、娘も一緒にアマプラで鑑賞。途中までは、悲しすぎるとか辛いとか子どもたちは言っていたが、ラストは報われたので、いい映画だったと語り合うことができた。
長編を2時間ほどにまとめており、どのように殺害したのかの謎解きは、端折られていたが、自然の美しさを映像で表現されており、しみじみとそこから離れたくなかった主人公の思いを実感できた。知らない俳優ばかりだったが、見応えのある映画だった。
詳しく知りたい方は、是非原作をお勧めしたい。
作品との出会い方が評価をわける。
原作ファンですが映画化されていたことも昨年日本公開されていたことも知りませんでした。
あまり宣伝されてなかったのか単にアンテナが低かったからなのか。
原作はジャンルを特定するのも難しい独創的な魅力溢れる作品なのに、映画の予告を観たらサスペンス色が強い期待を抱かせる。
あんな煽り方されたらそりゃラストも想像できちゃうし、衝撃?っていわれても、という気持ちもわかる。
映画はカイヤ役のイメージも原作の良さも損なわず、短い尺ながら粛々と湿地と少女の関わりや成長を主軸に据えた作品に仕上がってると思ったけど、あの予告はないわ。
配給会社としてはサスペンスに寄せた方が興収見込めるとの判断だったのかもしれない。
しらんけど。
カイアという人物
見て良かったと思える作品。
一人の人間の強さと美しさと健気さ、その他たくさんの要素が交錯しているようにいろんなものが感じられる。
この作品のプロットは秀逸で、冒頭のチェイスの死体発見という事件そのものが、この作品のすべての要素とつながっている。
この事件があった所為で、主人公カイアが殺人容疑で逮捕され、弁護士の質問によって彼女の半生が語られる。
彼女の置かれた環境と生き方
否応なしではあるが、自然と共に生きる生き方を探すこともできるかもしれないと思った。
その反面、暴力と支配というものがどんなものなのかを父親によって知ることができる。
最初に家を出たのが母だったことは、幼いカイアにとっても人生最大の辛い出来事だったように思う。
その母の代わりになったのがこの湿地帯という自然だったのかもしれない。
時折届いた母からの手紙は、カイアの心のよりどころとなっていた。
カイアは母の家出を父の所為だとわかっており、巣立ちの逆のようなものと捉えていたのかもしれない。
幼いカイアの心の傷は間違いなくあっただろう。
しかし生き抜いていくにつれ、その感情に変化が現れていったのも事実だろう。
カイアは家出した母を通して人の心と変化いうものを感じていたように思う。
そしてたった一人になったとしても、やはり出会いというものはある。
テイト
彼との出会いはカイアにとっての喜びであり、生きる力でもあった。
彼からプロポーズされた時「もうしている。私たちはガンのつがいと同じ」と答えているが、その例えの真意は一般的な人間とはやはり少し違っているように思った。
二人は最後まで一緒だった。
にもかかわらず、自身の寿命を感じたカイアは最後にボートに乗って湿地帯を進む。
そこに感じたのはやはり母だった。
このシーンは感動的でありつつ多彩な思いが溢れてくる。
カイアはこの湿地帯で生まれ、様々な出来事があったにもかからわず最後までこの場所を出ることはなかった。
母に対する想いは複雑だったが、カイアは母の想いと家出を受け入れたはずだ。
カイアは自分自身の人生を生き抜くことを誓っていたように思う。
それが湿地帯を離れない理由でもあるが、同時に暴力と支配という彼女にとって決して許すことのできないものがこの人間社会に存在していることで、湿地帯から出たくない理由にもなっていたのだろう。
カイアが妊娠しなかった理由は、この狭間に生きる厳しさを自分自身で終了させたかったからだったと思った。
白人世界にあるカースト制
その最下層にいるホワイトトレッシュ カイア
ムール貝を卸していた雑貨屋の優しい人たちがいる一方、その外は差別社会の塊だった。
すぐに学校に行かなくなっても、カイアには湿地帯という母なる大地があった。
外から見ればカイアは隠れるように生きている。
しかし、実際彼女は自然から様々なことを学びながら生きていた。
それそのものはカイアにとっての最善でしかなく、選択の余地などない。
カイアにとって自分の子供を外の世界で生活させるビジョンなどなく、逆に湿地帯での生活が子供にとっての豊かさであるとは言い切れなかったのだろう。
カイアにとって、湿地帯と一体となって母を感じることが生きる精一杯だったのだろう。
そこに寄り添ってくれた夫のテイトがいれば、カイアにとって何一つ足りないものなどない。
子どもがいると、心配にしかならない。返って自分の罪深さになるのだえろう。
さて、
この物語を見ている誰もがカイアの幸せを願うだろう。
ボートの上で彼女が息を引き取るシーンに涙が隠せなくなる。
私たちはカイアの外の人間だ。
彼女の過去や生き方を見て、そこに共感する。
しかし作家は、「あなた方は物事の表面しか見ていない」と宣言したのだろう。
カイアという人物
彼女の想いの強さ
そこに隠されたこの社会への反感
チェイスに対して言った言葉「父のような男たち」
嘘 裏切り 暴力と支配 お金
カイアにとってこの自然こそが法則であって、法律やこの社会の善悪など一切合切意に介さないのだろう。
「そんなこと」よりもっと大きいことが、彼女自身の「想い」
お金で買ったペンダントではなく、心を動かされた貝殻で作ったペンダント
そこにあった「想い」
その想いが踏みつぶされたことこそ、カイアにとって重要なことだった。
このペンダントはチェイスへのプレゼントだったが、今はもうそのペンダントをチェイスが持っていてはならない。
テイトにさえ言わなかったこと。
おそらくいう必要もなかったこと。
それは過去であり今ではないし、カイアにとってすでに解決したこと。
テイトは、カイアのその核心に寄り添いながらも最後まで理解できなかったことでもある。
おそらくそれをカイアはずっと前から知っていた。
このことは、子供が生まれれば確実に考え方の違いとなって表れる。
生き方というのは、死に方でもあるのだろうか?
彼女の死に方は、すべてを包括していながらも、自分自身の枠を超えないようにしていたようでもある。
折り合いをつける。
これこそカイアが自然体でいられた秘訣だったのかもしれない。
「ザリガニが鳴くところ」
このタイトル
テイトがカイアに言った言葉
彼女の住むべき場所
それは、彼女にしか聞こえない言葉や自然現象だろうか?
彼女にしかわからないことがあることを、テイトが理解していたとも取れる。
そしてそれをカイアが感じ取ったことで、つがいになることを予感したのだろうか?
その後いったん別れが訪れるが、カイアには彼のその言葉がずっと頭の隅にあったのだろう。
紆余曲折してその言葉がカイアにとって真実だったことを感じた。
彼女にしかわからないこと
それこそ、チェイスの死体の謎で、カイアの心の核心の謎だったのかもしれない。
みんなが高評価なのも超納得の超絶良質作品
見逃すところだったのをみんなの高評価に興味をそそられて遅れながらの鑑賞です!
結論から言いますが キャスト 映像美 自然体の演技 物語の構成も含めてみなさんが高評価なのも当然の素晴らしい作品で劇場で見てないのを一生後悔して生きていかないとダメなくらい良い作品過ぎてタイトルだけの判断で全く見る気にならなかった自分を罰して戒めたいと思います!
とにかく映像はイチイチめちゃくちゃ綺麗だし主人公の小さい頃から死ぬまでの話をコンパクトに上手くまとめていて見終わった後の余韻が凄くて原作者も凄いし監督も相当信用できる上手い人だなあと思いました。
主人公は自然の生物を見て育っているから邪魔なモノを排除するのは自然の摂理で当たり前なんだろうなあとも思いました。
あとイメージ的に裁判がメインの話と思ってたら純愛作品にミステリー要素を加えているくらいの感じで
最初にあいつが死んでるところからのスタートなので
何故そんな事になんねん?て思いながら見てるので全く飽きる事無く話が進んでいきますしオープニングの掴みが上手いですね!
しかも実際に殺人を行っているのに元々街の人間から差別をされていたという事で不利になるところを偏見抜きで客観的事実で無罪と思いきやの本当は犯人でしたってのがめちゃくちゃ面白かったです!
主人公が最後に鬼滅の刃の煉獄さんと同じパターンで死んだ母と会いながら最期を迎えるのも良かったですねえ〜
見終わった後は怪物やクロースやアフターサンなどを見たような本当に良い作品を見た時の満足感が得られてマジで劇場スルーした事を後悔してます。
去年の作品ですが今年見た作品の中でもアッサリベスト級の最高に良かった作品っすハイ。
去年見てたらRRRとザリガニでNo.1がどっちか悩むところでした。
She is not guilty
親にも捨てられた湿地の娘カイアが必死に生きる話。
ムール貝を採って生計を立てようとするカイアを手助けしてくれる黒人夫妻。字を教えてくれた幼馴染の青年テイト。そういう人たちのおかげでカイアはどうにかこうにか生きてこれた。だけど、生存が脅かされる状態になったら....彼女の言う「自然に善悪はない」との言葉が響く。
映画は主人公のカイアの半生が描かれ彼女の老衰死で終わるが、残されたテイトは貝の首輪を見つけて何を思っただろうか。私なら、あの首輪を家に置いておいたりはしない。カイアは何を思って置いていたのだろうか。余韻の残る終わり方だが、私はあまり気持ちの良いものを感じなかった。なるほどと納得はできるが微妙な後味の悪さ。
確かにテイトはカイアのところに戻るという約束を破ってしまった。カイアを深く傷つけた。それでも最後には戻って生涯をともに過ごすことになったテイトに最後にあんなものを残すのは愛がないと感じるのは私だけだろうか。しかし、だからと言って、幸せに何もなく終わりましたでは軽すぎる。見て損したとは思わないけれど、ちょっと難しい映画かな。
★追記
1)カイヤの描写....多分もっと粗野で野性的な感じだと思いました。近寄りたくないくらいの感じ。女優さんはとても美しい人でとても魅力的。映画のムードを一人で作り上げていたと思いますが、おそらくこれほどの美人じゃあないと想像します。でも綺麗な人の方が絵になるというか、共感しやすいね。
2)雑貨屋の黒人夫婦....ほんとうに良い人たちだったなあ。自分も、こういう人間でありたいと願うばかり。
3)裁判について....私は無罪が出るとは思っていなかったので無罪が出た時ほっとした。多分、日本なら起訴は無理。あるいは袴田事件のように証拠が捏造されるでしょう。
個人的には近年最高。
久々にいい感じ
自然の掟?
弱肉強食ではあるが無駄な殺生はしない自然界
で育った娘の、ごく自然な裁きに見えるけど
冷静に考えれば、かなり用意周到で人間らしい
計画性のある殺人だよね。
被害者が悪人で殺されたって罪悪感を感じない
キャラだったので、勧善懲悪で纏まった結末ではある。
内容的には関係無いけど、この映画のラストが
タイタニックの最後のシーンと、被った。
雰囲気がとても好きな映画だった。
土砂降りの日にゆっくりしっとり観るのがお勧め。
湿地帯の雰囲気味わえる。
❇️🦞?『湿地帯の魔女と呼ばれて』の方が良くない?😆
ザリガニの鳴くところ
1953〜1969年 🇺🇸ノースカロライナ州 バークリーコーヴ
湿地帯で男の死体が見つかる。
容疑者となった女性。
この女性は湿地帯に住む彼女カイヤ。
何故彼女は湿地帯に住み着いてるのか?
幼少期からさかのぼり徐々に解る真実とは?
❇️🦞ザリガニなんてどうにも関係ない気がしました。★彡『湿地帯の魔女』とかほ方が良くない?😆
◉70C点。
★彡ラストのエンドロールの歌詞がネタバレとなっている様な気がしました。
🟢感想。
1️⃣この時代だからこそ警察に相談できなかったのかな?★彡男女差別や、湿地帯住人での差別とかあったのかと察しました。
2️⃣自分を変える勇気のない主人公。
★彡人を好きになっても自分は受けのまま動かないのはどうかなぁと思いましたが、後半は頑張ってました。
3️⃣主人公の賛否を問いたい。
★彡ネタバレできないので好きか嫌いかと言えば嫌いですね。😅
4️⃣エンドロールの歌の歌詞が主人公の心を表している⁉️
★彡多分ラストの歌はネタバレで闇を感じました。斬新で良い⭕️
あなたは私を見ていない…😱
5️⃣殴られたら殴り返す!
主人公の強い部分や自分のスタンスを基本は変えない気が強い一面もちゃんと解るシーンあり。
6️⃣軽薄なボーイフレンドの立ち振る舞いが⭕️
★彡絶妙に軽く、優しそうでそうでもない、いい加減な面や人の心に無断で入ってくる、感じが絶妙に良かった。
🈲ネタバレ保管記憶用(主人公目線なりきりバージョン❗️)
🌀私は幼少時代から父親のDVで家族を失ってしもうた。ほぼ一人でなんとかやってきた。
やられたらやり返したい性格も父親似なのかな?
私の体目当てで暴力を振るうバカなチェイスを殺す事にした。
婚約者には悪いけど、アイツは許せない💢
私はね、ビクビクしながら生きていくのはまっぴらごめんやねん。
完全犯罪を計画して高所から突き落として、アリバイを作るために、次の日はまた本の編集者の所に戻った。
このアリバイで、なんとか無実を勝ち取り、よりを戻したティトと生涯死ぬまで幸せに暮らしたんけど、なんか文句あります?
この映画を観た方へ謝罪します。
今まで無罪を主張して皆さんを騙してしもうた事を勘弁願いたい🙇♀️
そしてティト障害私を愛してくれてほんま感謝しとるで〜あと、弁護士や私に物を売ってくれたおじさん、おばさんありゃーす!
🪶 🤔🤫🤛💄👁️👩❤️👨🧶🪲🕷️🦋🦅🦞🦜🪽🕊️🍃🎂🚤🏡🏞️🛏️🪟📘📝❣️❤️🩹㊙️
ラストは蛇足
ミステリーもの、法廷ものを、陪審員ものの映画としては一級品。ただ、あの衝撃のラストの蛇足がなければかなり評価の高い作品として評価できたのに、もったいない。あの蛇足がなければ、正義は必ず勝つという心地よい余韻に浸れたのに、残念。
彼女は学校では何も学ばなかった。すべては自然から学んだ、ということ?
生存本能
タイトルの「鳴く」は「sing」なんだ。普通「ザリガニ」は「crawfish」だが、この作品では「crawdad」、「父親」の「dad」と掛けているのだろうか。ちなみにエビカニの「爪」は「claw」、てっきり爪があるから「クローフィッシュ」なのかと思ってた。「crawl」(水泳の「クロール」)には「這う」という意味もあるので、そっちか。
何の予備知識も無く見始めた。タイトルも地味で劇場上映されていたのも知らなかった。オープニングからハリウッド映画っぽさがなく、「赤毛のアン」のような映像で文芸的な香りを感じた。差別と偏見、家庭内暴力に曝される主人公、アメリカ版「破戒」か。
結末は予想通り、ただ、事件の詳細な状況説明がされないのでモヤモヤが残ったまま。ここで他の人の感想を読んで、「あ、父親」と理解した時のカタルシス。
一見、差別や偏見に批判的な描き方に見える、普通の観客はそのように善意の視点で観がちだが、実のところ町の人々の「湿地の娘」に対するスタンスは正しかったということになる。湿地の娘が暴力から身を守るためにそうしたように、町の人々も自らを守るために忌避していたのだ。
これ程、宣材カットに翻弄されたことは無いな!その美しい口唇にハマる~
~真相は 初恋 の中に沈む~
才能あるよね~作製した人 凄いわ。
宣材チラシの 麗しい女性の口唇・・・
少し半開きで、誘惑されてとっても心引き込まれる。
目の部分は見えず 川のボートになってて。
一目このカットを観ただけで
この映画に興味を抱き 遠征して観に行った。
今回は「ザリガニの鳴くところ」鑑賞です。
アメリカで2年連続最も売れた本で
本屋大賞(翻訳小説部門)獲ってるらしい。
原作:ディーリア・オーウェンズ氏
監督:オリヴィア・ニューマン氏
・キャサリン・クラーク(カイア)主役:
デイジー・エドガー=ジョーンズさんが
メッチャ素敵で麗しく美しい。24歳で過去作もあまりなく
今後が楽しみだわ~い (#^.^#)
・ジュリアンヌ・クラーク(カイアの母親):アーナ・オライリーさん
これまた超美人さん、この娘にしてこの母アリって感じw
・テイト・ウォーカー(初恋の人):テイラー・ジョン・スミスさん
・チェイス・アンドリュース(被害者:遊び人):ハリス・ディキンソンさん
1950年代頃のノースカロライナ州の湿地帯に住むある家族。
父は退役軍人上がりで家族に暴力をする毎日。
子供兄弟は5人いて最初に母が暴力に耐えかねて家出。
※何で子供らを置いて行ったんだ??
そして、兄・姉・姉・次男(ジョディ)が家出。
最後に残った末娘のカイアだけが父と暮らす。
しかし親父も家出行方不明で・・・カイア独りだけが湿地で生き抜いて
湿地帯の少女と周囲に言われるようになる。
学業してないんで野生化する少女。唯一、昔にボートで
出会った事があったテイトだけが微かに知ってる人物。
※実のところ、そんな一人で生きられるわけ無いやんかぁ~と激しく思うが。
小売商店の黒人夫妻が唯一の生命線だったんだと思うね。
テイトと偶然再会し、色々教わり 本を読み知識を高め
生物学者並みになるカイヤ。
えっそんな 勉強して成れんの?とは思うが、
やがて芽生える初恋。テイトと恋に落ちる~。
楽しい時間を過ごした二人だが、テイトは大学進学で
暫く地元を離れてしまう。 そして約束の再会の日、
もの凄く 逢いたかったテイトを待つ カイヤが切ない。
海辺で待つカイヤ、カイヤ、カイヤ。
遠くをジッと見つめ彼の帰りを待っている姿に心打たれる。
やがて夕方 遠くで花火が上がり、そして真夜中に。
いつしか 朝に成って・・・
母も兄弟も、そして 初恋のテイトまでもが 私から離れていくと
そう思っただろう。きっとネ。
そして やがて迎える二度目の恋。
船着き場で目をつけられた 遊び人チェイスの登場だ。
彼は案の定、カイヤの体目的だけで彼女を物にした!
それ見て俺は 何故か激オコっすわ~。
男って奴を全く解ってない純粋過ぎる彼女。
そして 其の頃、地元に戻ってくるテイト。
真面目なテイト、遊び人チェイス、純粋なカイヤ。
この三角関係になるが、遊び人は結局 カイヤ以外の
女性と婚約。
裏切られたカイヤが激高し、結局チェイスを殺した??
っていう展開なんだな。
初恋のテイトと寄りが戻っていくが、
チェイスの高見台からの落下死体が発見されて
容疑者カイヤの裁判が この映画中心で話は展開する流れ。
最終的にカイヤ無罪!テイトと芽出度く結婚。
しか~し、事件の日、遠方のホテルまで出版社の人に会いに行く
バスに乗るカイヤ。誰にも分かる様に化粧メイクばっちりの
美人に成って周囲に印象付ける。
その日また密かにバスで戻ってきて、チェイスを誘き出し
高台から事故に見せかけて落下させて、またホテルに戻る計画。
犯行時間はたった1時間。
携帯も無いし、その犯行は無理と結論つけた陪審員たち。
この真面目で学者並みの知識人カイヤ。
彼女が人を殺すなんてとは思う。
そして無罪になって数十年後、
晩年 夫のテイトが 惜しくも亡くなったカイヤの執筆本から
事件で争点になった カイヤがチェイスに贈った
珍しい貝の手製飾りが見つかる。
その飾りの有無は、唯一の殺意認定に必要だったからだ。
警察がカイヤ家宅を調べでも出なかったのに
カイヤの執筆本から見つかるって事は・・・
俺は 最後の最後に ドキッとしたわ。
あの1時間内の犯行を、彼女は見事に遣ってのけた
訳なんだろうかと・・・。
年老いたテイトが それを見つけて
そっと海辺の波寄せる砂浜へ置いた。
波が 真実を洗い消し去って行く~
本人の亡き今となっては、
真実は無意味なのか そう思った。
やっぱり美人に心許しちゃう
世間も加担したと思うね。
湿地帯でちょっと鈍ヨリ感あって
なぜか全くザリガニが出て来なかったけどもw
中々の展開流れに 自分なりに頷いた次第。
彼女に心奪われた方は
是非、劇場へどうぞ!
湿地で孤独に生きた女性の生涯
暴力に耐えきれず出て行った母親、徐々に家を出る兄弟たち。残ったカイアを父親まで置いて出て行ってしまう。もうこれだけで酷すぎて、一つ物語が出来そうだが、カイアの物語はまだ始まりにすぎない。
たった6歳で1人になった少女。普通ならここで行政の手が差し伸べられそうだが、そうならない。時代的なものか、カイア自身も拒んだのだろうが、1人で生きると決めたカイア、貝を摂り、売ってお金を得る。小売店の老夫婦が手助けをしてくれたのが微かな救い。
それにしても、よく1人で生きていけたな。物語とはいえ、胸が苦しくなる。年頃になって出会ったテイト、恋に落ち、別れが来てもいつかまた帰ってくると信じて待つ。でも約束した時にケイトは帰ってこなかった。ケイトに罪はない、そりゃあ悩むよね。でもケイトのおかげで読み書きもできるようになって、本を出す手助けもしてくれて、よかったとは思う。
次に出会ったチェイスが、結局死んで殺人の容疑がかけられるが、チェイスは暴力的だし、カイアのことはただの浮気相手としか見ていない、腹立たしい奴。
裁判が始まり、無罪になったが、では死の真相は?はっきりしないまま、一気に物語は進んで、カイアとテイトが共に暮らし、年老いてカイアが死んで、、、、この流れが早すぎて、もう少し時間をかけて語られてもいいのに。
1人になったテイトが片付けていると、一冊の本の中から見つかるあるもの。本当に最後の最後で真実がわかるのが、驚愕、でもそこがとても良かった。
自然が自由にしてくれる
殺人容疑で捕まってしまった主人公の人生を追ってみると、父親のDVが引き金で湿地に一人きりでサバイバルしていた話。
法廷バトルなのかな?と思いきや、家庭内暴力の話で、かと思えば純愛ストーリーで、その背景には何にも変えがたい自然があり、でもやっぱり法廷に場面は移りーーと四本ぐらいの軸がある映画。
予告ではサスペンス要素を推されていたけど、そこ重視で観ない方がいいかも。
正直なところ、別にそんなにどんでん返しでもない。事件解決のカタルシスは感じられなかった。
そっちよりも圧倒的な自然に魅了された。白鳥(?)の大群と遭遇するシーンは絵本みたいだった。自分だけの海があるとか羨ましい。
めっちゃ一部男性クズやし、めっちゃエッチするし、めっちゃ雑貨屋の夫妻優しい。
ミステリというより貧困、差別、偏見への問題提起
湿地というエリアにて、1人の若い男性遺体が発見されます。容疑者は湿地に一人で住む女性カイア。町では「湿地の娘」と呼ばれ変わり者とされています。そこから彼女の回想による生い立ちが語られていきます。当初は誰がこの男性を殺したのかですが、物語が進むにつれ貧困、DV、差別、偏見といのが浮き彫りとなります。ここが重要な点ではありますがあまり深くまたリアルにするのではなく、回想らしくソフトな流れです。カイアは犯人なのかは裁判での評決になります。ここも結果だけであり真相は明確にしません。物語はカイアが亡くなるまで展開されます。カイアの回想録といった物でした。ミステリやサスペンスを求めるとやや弱い話。貧困、DV、差別、偏見に対する社会派としては薄い話。どっち着かずという感想です。原作は未読ですが、なぜ引退した弁護士がカイアを弁護するのか?人間不信になったカイアなのにまた別の人を信じてしまうのはなぜ?そもそも最も幼いカイアを家族の誰も連れて行かず家を出て行ったのか?モヤモヤも残りました。
美しいロケーション
WOWOWで鑑賞。
ロケーションが美しいので映画館で観てもよかった気がした。
レストランでのホタルの話、家でまたホタルの絵。
これは伏線かと思ったがやはり。
その後の長い年月を描くのはラストシーンのネタバレのためかと納得。
エンディングロールの曲もよく最後まで聴いてしまった。
見終わって少しして思い出した、
判決がくだりテイトに歩み寄ったときお腹に手をやった、あのシーン。
もしかしたらテイトとすぐ一緒になったのは既に宿った命を…なんてことをふと考えた。
そこは種明かしせず鑑賞者に委ねるところということか。
生き物の営み、生存戦略に善悪はない。
獲物が捕食者を葬る〜湿地は親代わり?
親が居なくて湿地に住む娘カイアを
犯人と決めつける町の人々。
人気者と言われ妻も居たチェイス。
暴力的な父親のせいで母親兄弟と
次々に去って行ってしまい
最後父親とカイアだけになり、父親も去り、
カイア一人ぼっちになってしまった。
食べる物にも事欠き貝を獲って生計を立てるが、
大丈夫なのか?
学校にも通わず通えず
文字の読み書きもできない。
優しい親切な雑貨店夫婦の支えがあり、
どうにか成長できた。
幼馴染みのテイトとも再会して付き合ううち
文字も習い読み書きできるようになり、
湿地の生態の観察したことを
図や文字で表すまでになった。
互いの家族のことも話すうち愛し合い
いつしか幸せな時を過ごすようになり、
将来を誓ったのだが。
テイトは外の世界に憧れていた。
湿地を離れようとしないカイアと
外の世界を比べ‥‥
必ず会おうと誓った日に
オシャレして待っていたが
いつまで待っても帰って来なかった。
テイトが約束を破り戻って来なかった。
だけど、湿地はつまづいたカイアを慰める。
夕日に照らされた美しい光景。
5年前テイトに貰っていた出版社のリスト、
試してみようと思った。
直ぐに出版採用の知らせが届き、
程なくして製本された見本が届く。
カイアの湿地を文字と絵で綴った
初めての本だ。
テイトの裏切りに傷心のカイアに
口上手く言いよるチェイス。
外見はテイトに似ていたが、
中身は正反対だった。
結婚の約束をしておきながら
別の女性と結婚したのだ。
それでも強引にカイアに言いよるチェイス。
逆らうと暴力を振るわれ
家も荒らしまくられた。
怯えて生きるより
一人湿地で生きる方がいいと決心した。
湿地に戻りたいと自然をもっと探索したいと、
ただ一人愛する人と。
そのチェイスが亡くなったことで
容疑者とされ裁判にかけられるカイア。
幼い頃からの顔馴染みの弁護士に頼み、
裁判で闘う。
湿地の自然の知識が役立ったか。
赤い帽子の繊維が役立ったか。
❤️エンドロールでの歌とイラストいいですね。❤️
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