呪詛のレビュー・感想・評価
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小賢しい映像と効果音連発
ファウンド・フッテージを売りにしてるし、記録の為にカメラを回していると映画内でも言っていてその映像も使用し進んでいくが、ご都合的に撮影用カメラや防犯カメラなどに切り替わり「自撮りしてますよ」的な映像を見せてくる。
ブレアウィッチのようの潔さは少しも無いので、ファウンド・フッテージを売りにしなければよかったのに。
他にも念仏ややたら大きな効果音で脅かしてきたり、注射や抜けた歯、嘔吐物をまざまざと映す(そこはなぜか自撮り風じゃない)などやっぱりズルをしてくる。
今の時代に、これが実際にあった話をモチーフにしたと言われても、うーん。
昨今のホラーゲームブームでそれありきな作品と考えれば、それに対してとても有効な作品であり効力を発揮してるとは思う。
数あるホラー映画のいいとこ取りをしたような作品で、知っているところでは「エクソシスト」「ブレアウィッチプロジェクト」「リング」「耳なし芳一」「呪怨」は押さえているのではないだろうか。だからかなんか浮ついていると感じてしまったかも。不快ではあったが怖い感じではなかった。
邪道を行くホラー映画
ラスト見終わった直後、これはやってはならんだろという感想を抱きました。この作品は、いわゆるホラー映画における禁じ手を使ってしまっています。「怖い」や「恐ろしい」というよりも、単なる不快感が胸中を占めてしまう。
プロセスや演出は良かっただけに、最後の最後で評価を下げざるを得なくなりました。本当に、ああいうやり方は不当に過ぎる。
ただの映画、コンテンツに過ぎないとたかを括ることもできますが、侮るなかれ。画面のなかだけのものとはいえ、人の生きた感情が投影される映像作品は、それを見た者の精神に多大な影響をもたらす力を持っています。
本作品の監督は、その事実をしっかりと把握したうえで、制作に取り組むべきであったと言うほかありません。
大いなる自滅
受け手を怖がらせるためならどれだけセコい演出を講じても許されるのがホラー映画だが、それが空回りしたときの失望は大きい。
本作では、作中で幾度となく唱えられる破邪の呪文が実は邪悪を呼び寄せる呪文だったというミスリードが行われる。ここではファウンド・フッテージのフォーマットが活用されており、主人公の母親がネット上の大衆に広く訴えかけるという体裁で受け手に何度も呪文を唱えさせる。これによって虚構と現実が地続きとなり、最後のネタバラシが作品内世界のみならず現実の我々にまで影響を及ぼす、という仕組みだ。
ただ、こんなものは別に目新しくもなんともない。虚構と現実の混線を表現する方法なら他にいくらでも優れたものがある。一例を挙げるならフェリーニの『カビリアの夜』のラストシーンでカメラ(つまり我々)を一瞥するカビリアのほうがよっぽど鮮烈だし恐ろしい。したがって女児アニメの劇場版作品にありがちな「みんなでミラクルライトを振ってプリキュアを応援してね!」的な大仰な前フリをわざわざ講じる意味があるとは思えない。
しかもこの「演出」を作中で何度も何度も繰り返すものだから、受け手も次第にそれが伏線であることに気がつく。気がつくだけならまだいいが、その伏線の正体までもがはっきりと見通せてしまう。というかそもそもの話、「ホラー映画」なのだから「これは聖なるおまじないです」といって提示されるものが本当に聖なるおまじないであるわけがない。そこにどんでん返しを仕込もうという企み自体が間違っている。
しかし物語はそうした受け手の冷めた視線を一顧だにすることなく、あたかもすべての受け手が最初から最後まで騙されている前提で進行していく。ラストのネタバラシシーンでは作り手の満面のしたり顔が目に浮かぶ。伏線の張り方がこれほど杜撰であるにもかかわらずなぜそこまで自信満々でいられるのか。受け手をバカにしているとしか思えない。
扱いきれないメタ演出を組み込むくらいなら『REC』のようなストレートなPOVに徹するか、『女神の継承』のような擬似ドキュメンタリー程度に留めておくべきだったと思う。単なるファウンド・フッテージものとしてはかなり出来がいいだけに残念だ。くだらない稚拙な「演出」さえなければ稀代の名作になり得たかもしれない。
ジャンル映画にありがちな「新しいことをしなければ」というオブセッションに囚われるあまり無意味な自家中毒を起こして自滅している映画だったように思う。焦って闇雲に突っ走り、散々使い古された遺物を堂々と掲げてしまうような愚行を犯さないためにも、まずは落ち着いて歴史の蓄積に目を向けてみたほうがいいんじゃないすか(害悪シネフィル並感)
日本で今このレベルのやつ無いのが悔しいです
リングみたいに見終わった後にジワる怖さってのが良いし単なるこけおどしで大音量CGでバンバンお化けが出て来る逆に怖くないパターンになって居ないのがナイスです!
女神の継承など見てもわかりますがレベルの高い作品が日本以外のアジアで多い印象です。
届くのめちゃくちゃ楽しみです。
あと三部作になるみたいなので続編楽しみです!
振り回される子供がかわいそう
虫とか血とかたくさんでてきて、個人的には怖いというよりグロくて気持ち悪い映画だった。
あと子供がかわいそう。体調が悪化したのは絶対あの点滴のせいだよ笑
いつでもどこでもどんな状況でもカメラを手放さない人たちに違和感が。。。
無理にPOVにしなくてよかったのではないかと。
サービス精神旺盛な楽しい映画
洒落怖で見たことあるような展開、不快な画面、とても最高でした。
好きすぎて10回位観てますが飽きません。
田舎の因習、自己責任系、邪神、因果、蟲、集合体恐怖、儀式、このあたりのワードが好きな人におすすめです!
台湾産モキュメンタリーホラー
目新しさはないが安定の面白さ。
話の構成は、平凡に暮らしている一般人が何故か呪いにかかるというのではなく、コンジアムやグレイヴ・エンカウンターズのようにオカルト系配信者が面白半分や興味本位に禁忌を侵して呪われるという形なので良くある展開ではある。
ただそれでも最後まで飽きさせずに観せて来る設定や描写が上手い。
謎の信仰や儀式、祭壇、蟲毒などいかにも何かありそうな要素の描写がリアルで気持ちが悪い。
ブレア・ウィッチ、コンジアム、来る、ミッドサマーが好きな人にもオススメ。
子供の皮膚が爛れる痛々しい描写があるので注意。
ラストよかったよ
志村ー後ろー、みたいな
ドキドキワクワクはらはらがあってよかった。
その割には何も起こらず、ん?ってとこもあったけど
ラストは、あ、そういうことか!って
自分の中で色々回収出来たので良かったです。
ホラー慣れしてない人向け
集合体恐怖症の人だけは絶対観ない方がいいです。
それ以外は、見覚えのありすぎるギミックと展開、ホラー慣れしてる人なら全く怖くないでしょう。
ねっとりした不気味さと、ハイテンションなびっくらかしが両方入ってて、雰囲気に一貫性がないのも難点。
そして主人公にイライラして全然共感出来ない。
私は悪い母親だったわ…ってありがちな台詞言いますけど、うん!その通りだなお前!って。
タチ悪いって~
施設に預けていた娘ともう一度住み始めた女性に不可解な出来事が襲いかかる話。
モキュメンタリー、POVを駆使して見てるこっちをめちゃくちゃ巻き込んでくるホラー。こういう語りかけてくる系は家で一人でスマホとかタブレットで見るのが1番適してる気がするね。最悪で最高です。
例の呪文の時はなるべく心を無にして見てたけど終盤、呪文と謎の漢字と謎マークに赤く呪文が提示されるのを必死に見つめてたら、急に白い画面になって謎マークが目に焼き付いて残像として浮かび上がってきて「ウワッ目が持ってかれた!」ってなった(笑)
それにしてもメガネ野郎、いかにもヤバそうなお供え物は触るし、絶対アカン扉蹴破るし、霊的なもの信じてなさすぎて逆に1番強そうだけどなと思った。でもメガネ野郎以上に布をかけてある先のものを見た兄の方が酷い目にあっちゃうのがより怖い。
娘に7日間ご飯を上げちゃダメと言われるくだり、日本で同じような事件(ママ友に洗脳されて子供が餓死しちゃった事件)があったから余計見てられなかった。呪文がミスリードであったように「間違ったものを信じる」ことの怖さが現実ともリンクしてる。
あともう1回見返したくないから誰か確認して欲しいんだけど施設に子供預ける時赤ちゃんいた??犬しか見えなかったんですが私。
キリストの悪魔とかって全然怖くないけどやっぱアジア圏の宗教とか呪いは怖いなぁ。
思ったほどでは…
怖いという評価が一人歩きしているのを間に受けて、ハードル上がり過ぎてた。
痛々しい描写や、いやーな表現があるけれど、どうしても既視感のある手法が多い。大筋も大概、「こうなるだろうな」という展開におさまっているため、恐怖する事はなかった。この手の作品見過ぎてるのかな?とも考えたが、大きな理由は、子を持つ親として、子の痛々しい姿は観ていてツラいって部分なのかも。
子に対する感情が立ってくると、恐怖のバロメーターが下がる。この傾向って、韓国系のホラーでも昔よく感じた気がする。ラスト感動系に落とし込んだりするやつ。
本作は、途中で萎えるような事もないけれど、どこか冷静にみてしまった。
あ、カメラがブンブン振られるので、ちょっと気持ち悪いのも理由のひとつかな。
きっと記憶に残らなそうな作品。
過去最恐ホラー
視覚的には意外とそこまで怖くなかったりする。
それでも全編に漂う空気感、雰囲気、そして視聴者参加型の展開によって最高のホラー映画が爆誕した。総合的な恐怖レベルは個人的過去最恐のリングを超えた可能性。
Nothing scary about it. All the c...
Nothing scary about it. All the creepy effects in the production seemed fake.
噂の台湾ホラー
ビミョー…
楽しみにしてたけど…
怖いより気持ち悪いです。
虫…たくさんの歯…かゆそうな皮膚…
あー…気持ち悪っ…
個人的には、
私たちの意志が世界を作ってる
幸せと災いは交互に訪れる
ってセリフは、けっこう刺さりました(笑)
作品としては悪くないけど、気持ち悪くて後味が悪い…
一応『リング』や『呪怨』などの日本のホラーに、大きな影響を受けてるようです。
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