呪詛のレビュー・感想・評価
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タチ悪いって~
施設に預けていた娘ともう一度住み始めた女性に不可解な出来事が襲いかかる話。
モキュメンタリー、POVを駆使して見てるこっちをめちゃくちゃ巻き込んでくるホラー。こういう語りかけてくる系は家で一人でスマホとかタブレットで見るのが1番適してる気がするね。最悪で最高です。
例の呪文の時はなるべく心を無にして見てたけど終盤、呪文と謎の漢字と謎マークに赤く呪文が提示されるのを必死に見つめてたら、急に白い画面になって謎マークが目に焼き付いて残像として浮かび上がってきて「ウワッ目が持ってかれた!」ってなった(笑)
それにしてもメガネ野郎、いかにもヤバそうなお供え物は触るし、絶対アカン扉蹴破るし、霊的なもの信じてなさすぎて逆に1番強そうだけどなと思った。でもメガネ野郎以上に布をかけてある先のものを見た兄の方が酷い目にあっちゃうのがより怖い。
娘に7日間ご飯を上げちゃダメと言われるくだり、日本で同じような事件(ママ友に洗脳されて子供が餓死しちゃった事件)があったから余計見てられなかった。呪文がミスリードであったように「間違ったものを信じる」ことの怖さが現実ともリンクしてる。
あともう1回見返したくないから誰か確認して欲しいんだけど施設に子供預ける時赤ちゃんいた??犬しか見えなかったんですが私。
キリストの悪魔とかって全然怖くないけどやっぱアジア圏の宗教とか呪いは怖いなぁ。
POVは限界がある
もうPOVは自主制作以外はやらなくていいと思う。
お金のない製作陣の苦肉の策だと思う。
初期の頃は目新しくもあったが、そんな状況で撮影する?
って思いながら見るのは辛い。
しかし映画全体に醸し出す雰囲気は中々のものだった。
何か起こりそうだし、呪いがかかっていそうな感じの演出は良かったと思う。
しかし何か起きそう、起きそうと思いながらも大したことが起こらず
肩透かしを喰らう連続だった。
過去と現在を行き来する手法も、そこに意味があるならいいけど
あっちこっち話が飛ぶと集中力が途切れて見にくい。
邪教についても雰囲気だけでさらっと流す感じだったし見掛け倒し感に
がっかりした。
途中眠くて大変だった。
思ったほどでは…
怖いという評価が一人歩きしているのを間に受けて、ハードル上がり過ぎてた。
痛々しい描写や、いやーな表現があるけれど、どうしても既視感のある手法が多い。大筋も大概、「こうなるだろうな」という展開におさまっているため、恐怖する事はなかった。この手の作品見過ぎてるのかな?とも考えたが、大きな理由は、子を持つ親として、子の痛々しい姿は観ていてツラいって部分なのかも。
子に対する感情が立ってくると、恐怖のバロメーターが下がる。この傾向って、韓国系のホラーでも昔よく感じた気がする。ラスト感動系に落とし込んだりするやつ。
本作は、途中で萎えるような事もないけれど、どこか冷静にみてしまった。
あ、カメラがブンブン振られるので、ちょっと気持ち悪いのも理由のひとつかな。
きっと記憶に残らなそうな作品。
私達が娘を救ったのだ。
『見方を変えるということ』
シングルマザーである主人公は、視聴者である私達を巻き込んで娘を救おうとした「嫌な感じがする」ラストに思えるかも知れない。
けれど見方を変えれば私達が娘を救ったことにならないか?
「祈りが多ければ呪いが緩和される」
この祈りと呪いとは何なんだろうか。
呪いが「緩和される」とはどういう意味だろうか。
精神科医が母親にいう「呪いは貴女の心の中にある恐怖。見方を変えれば……」と。
母親の心にある呪いとは「思いもよらず妊娠し一人で育てなけらばならない困難な生活と、他人から母親失格の烙印を押され(行政に)娘を取り上げられる恐怖」じゃないだろうか。母親は自問自答する。娘を世話してるのは「呪い」への恐怖からか、それとも娘を愛しているからかと。
では祈りとは。
冒頭「私達が娘を救った」と書いた。
私達の多くは、普段からこんな境遇の親子を間接的に救っている。
それはこの親子をリアルな社会に落とし込んで考えると分かると思う。
シングルマザーの困難な生活が少しでも楽になるように、社会保障制度というものがある。これは税金が原資となっており、皆で助け支え合う相互扶助の精神で成り立っている制度だ。つまりより多くの人が祈ればというのは、この社会保障制度の更なる充実を願うというメタファーだと思う。
本作は誰にも頼れないシングルマザーの困難な現状を、
メタホラー的に描いた良作だと思う。
このラストで嫌な気分になってはいけないのだ。
エキゾチック
中華圏のミステリアスな部分が物語に拍車をかける。
祈りも呪いだとの解釈に頷く部分もあり…冒頭で常識を覆し精神を揺さぶる導入は見事だった。
異文化、特に中華圏が有する雰囲気というか…それが、撮影手法と相まって影響力を増す。
ありそうとか、やってそうとかのイメージを駆り立てるのだ。山奥の村の不気味さったら…格別だ!
無機質なアングルが放つ異様さは絶品だった。
物語も、手が混んでて…強制的に参加者にされる。
画面越しの世界から、見えざる手が伸びてきて手首を掴まれる感じだろうか?
ネタバラしが始まった時に思ったのは「これ…ホントにカルト集団が布教の為に制作したのだとしたらヤバいな。」だった。
まんまと、映画の世界観に囚われていた。
母親が我が子を救う為に、それ以外の魂を生贄というか犠牲にする。昔からある題材ではあるものの、全世界規模で流布できる現代にそら恐ろしくもなる。
インターネットありきの作品で、Netflixとかとは抜群に相性がいいんだろうなぁ。
とはいえ、陰謀論もフェイクニュースも同じような性質を持ち、それを信用してしまった人には、劇中にあったような『細菌』にも感染してしまうのだろう。
つまりは、やろうと思えば実行できる環境があるのだ。ネットの匿名性の闇は深いなぁー。
時間軸が前後するので、?と思う事はあるのだが、その?を解消する為にもっかい見ようと思わないくらいは怖かった。
地下道で祭壇を整える意味とか、鏡を割る行為とか、何故やったのだろう?主人公の背中にお経を書いたのは誰なんだろうとか。
文字の翻訳を聞く5年前の主人公とかは最たるもので…あんた全部知ってたのかと驚く。
まぁ、それも母なるが故の愛情なのだろう。
ちなみにLOVEと愛は同意語ではなく、愛には執着という意味が強く反映されていると聞いた事がある。
似て異なるものだそうな。
中華圏xスピリチュアルの効果を十二分に発揮した作品だった。
怖いしキモい
なかなか恐ろしいホラー
登場人物の持つカメラが映像として描かれるが、かなり無理矢理感はある。また、カメラ撮影の必然性がなさそうな場面もあったり、カメラ設置してないよね、って場面もありました。リアリティを出すための細工だとは思うけど、あまり効果的じゃないなあ、むしろ見にくいだけかなと思える。
ま、ただ最後の演出的にはいるのかな。
最終的には怖いというより、キモいといった感じも多く、意図的だと思うけど、虫とかのキモさとか、そういうのが不気味さとヤバさを感じさせる効果ともなっている。個人的には嫌な部類。
人間の生理的嫌悪を引き出す感じの作品。
全体的には面白い要素はたくさんあるけど、トータルでは物足りない感じ。
魅力のある怖さ。
虫、グロ、集合体が無理な人はやめた方がいいです。
また、ホラー苦手の人もやめた方がいいです。
・どういう所が怖い?
自分的には、他にはない"呪い"の怖さが全面に出てきて凄くよかったです。
また、過度に見ている人を怖くさせようとしている感がなく、じわり系なのもよかったです。
しかしながら、時系列がものすごく交差しているので、集中力がない人やぼーっとしてる人は
なんもわからない映画で終わると思います。
・一番印象に残っている所
「禍福倚伏 死生有命」の意味である
「災難と幸福がやってくるが、おまえたちの運命は変えることができない」です。
・最後に一言
後味が悪い、どうしようもない絶望のホラー映画って最高ですよね!
噂の台湾ホラー
観るお化け屋敷。
今まで見たホラーの中で1番怖い。
東洋人の根源的な恐怖を煽るこの作品。
もはや心霊スポットなど立ち入ろうと考えることすら、鳥肌が立つ人生に変えられるパワーを持っている映画。
物語は、禁じられた場所に立ち入ってしまったために、呪いをかけられた主人公が娘を守るために奮闘するといった内容。
個人的にはアリアスター監督作品が結構似ていると思っており、ミッドサマーやヘレディタリーが好きなら必見。
ただし遥かに怖いけどね。
視聴者を巻き込むような演出も冒頭からあり、この映画を一言で表すなら「観るお化け屋敷」。
まあそんな生優しいものではないのだが。
母親が子供を思う気持ちというのがメインに据えられており、エンタメ性もしっかりあるのでちゃんと面白い。
観るときは1人で見ないようにね。
個人的満足度、というより恐怖度は25000円ほど。
重度のトライポフォビアの方は観ない方いいです。 予備知識ゼロでみて...
露悪根性とダメ押し感を買うかな。
呪いは祝い
展開が読めてしまう、、、
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