呪詛のレビュー・感想・評価
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呪いに追い詰められて・・・
台湾のホラー映画、なかなかどぎついですね。
子供が渦中にいて、いろいろ被害を被るのが見ていて辛い。
さて本編ですが、まだ出るかって感じのモキュメンタリー(P.O.V)でした。今で言うユーチューバーみたいなもんですかね。心霊スポットの突撃レポートです。
でも、本作のメインは、その6年後。一度すてた娘を引き取るところから始まった。
娘との生活を記録するためのビデオと、突撃レポートの撮影が交互に展開していく。途中、スマホの画像等も折り込みながら、モキュメンタリーは、真実を明らかにしていく。
パンツ一丁の全身に経典のような呪文?が書き込まれたり、うじ虫みたいなのがウヨウヨでてきたり、地下道では足のいっぱい生えたゲジゲジ(テレビだとモザイクがかかるやつ)がアップで映されたりと、衝撃的な映像が展開します。
そして、突撃レポートも、母娘の記録も、予期せぬ不可解な映像を映していく。
ビックリさせる驚きや、ゾゾゾって背すじが寒くなる、怖さ満載の一本です。
小賢しい映像と効果音連発
ファウンド・フッテージを売りにしてるし、記録の為にカメラを回していると映画内でも言っていてその映像も使用し進んでいくが、ご都合的に撮影用カメラや防犯カメラなどに切り替わり「自撮りしてますよ」的な映像を見せてくる。
ブレアウィッチのようの潔さは少しも無いので、ファウンド・フッテージを売りにしなければよかったのに。
他にも念仏ややたら大きな効果音で脅かしてきたり、注射や抜けた歯、嘔吐物をまざまざと映す(そこはなぜか自撮り風じゃない)などやっぱりズルをしてくる。
今の時代に、これが実際にあった話をモチーフにしたと言われても、うーん。
昨今のホラーゲームブームでそれありきな作品と考えれば、それに対してとても有効な作品であり効力を発揮してるとは思う。
数あるホラー映画のいいとこ取りをしたような作品で、知っているところでは「エクソシスト」「ブレアウィッチプロジェクト」「リング」「耳なし芳一」「呪怨」は押さえているのではないだろうか。だからかなんか浮ついていると感じてしまったかも。不快ではあったが怖い感じではなかった。
邪道を行くホラー映画
ラスト見終わった直後、これはやってはならんだろという感想を抱きました。この作品は、いわゆるホラー映画における禁じ手を使ってしまっています。「怖い」や「恐ろしい」というよりも、単なる不快感が胸中を占めてしまう。
プロセスや演出は良かっただけに、最後の最後で評価を下げざるを得なくなりました。本当に、ああいうやり方は不当に過ぎる。
ただの映画、コンテンツに過ぎないとたかを括ることもできますが、侮るなかれ。画面のなかだけのものとはいえ、人の生きた感情が投影される映像作品は、それを見た者の精神に多大な影響をもたらす力を持っています。
本作品の監督は、その事実をしっかりと把握したうえで、制作に取り組むべきであったと言うほかありません。
禁じ手を使った一発ネタ!!
何かつまらないと思ってたら、ラストに所謂、自己責任系をぶっ込んでくるという一発ネタでした。自己責任系は嫌がる方もいると思うので、映画にするのは禁じ手だと思います。
近年のPOV形式のひとつの解
以前からホラー好きな友人からもオススメされていてやっとサブスクで視聴しました。
形式はREC辺りから定着し始めたPOVでしたが、今までにないまさかの視聴を巻き込んだ方式に驚かされましたし、ちゃんとドキドキと良質なホラーを観たと思える怖さがありました。
演出と全てジャンプスケアだけじゃない不気味さがあり、さらに呪いを解く?和らげる?ために視聴者を巻き込むというのは予想も付かず、なるほどな…と関心できた脚本に拍手です。
近年のPOVホラーに少し飽きている方にはオススメです。
ホラー苦手なので、、やっぱり好きじゃなかった
ホラー嫌いが評価を下げすぎたらいけないかなと思い★2
せっかく見たからレビューはしたくて…
「一人じゃ見られない」という友達と集まり4人で鑑賞した。怖いというか気持ち悪い、そして気分が悪い展開が多かった。
主人公は意志が弱くどっちつかずで多くの人に迷惑を掛けまくる。行動に統一性が無く何をしたいのか分からない。どんな状況でもYouTuberのように頑なに自分を撮影し続ける。(映画の作りとして仕方ないけれど不自然)
全く好きになれないので、主人公が犠牲になるラストがそれほど辛い気持ちにならなかったのは良かったのかもしれない。
何度も出てくる、見方次第で物事が変わりますよ的なメッセージは、あの呪文が祈りではなく呪いの言葉だったという展開の伏線なのか?何だかしっくりこないな、ちょっとズレてるなと思った。
怖いのが物凄く苦手というわけではないけど、なぜいい気分にならないものをあえて見るのか、やっぱり分からない。
ロバート馬場似の男性を馬場ちゃんと呼んだり、宗教の手形をさいたまポーズ?この人埼玉県民?と話したりしながら見たので楽しめたけど、ホラーを一人で好んで見ることはないなあと改めて思った。
胸糞悪い気持ちにならないホラーがもしあるのなら見てみたいかも。。
大いなる自滅
受け手を怖がらせるためならどれだけセコい演出を講じても許されるのがホラー映画だが、それが空回りしたときの失望は大きい。
本作では、作中で幾度となく唱えられる破邪の呪文が実は邪悪を呼び寄せる呪文だったというミスリードが行われる。ここではファウンド・フッテージのフォーマットが活用されており、主人公の母親がネット上の大衆に広く訴えかけるという体裁で受け手に何度も呪文を唱えさせる。これによって虚構と現実が地続きとなり、最後のネタバラシが作品内世界のみならず現実の我々にまで影響を及ぼす、という仕組みだ。
ただ、こんなものは別に目新しくもなんともない。虚構と現実の混線を表現する方法なら他にいくらでも優れたものがある。一例を挙げるならフェリーニの『カビリアの夜』のラストシーンでカメラ(つまり我々)を一瞥するカビリアのほうがよっぽど鮮烈だし恐ろしい。したがって女児アニメの劇場版作品にありがちな「みんなでミラクルライトを振ってプリキュアを応援してね!」的な大仰な前フリをわざわざ講じる意味があるとは思えない。
しかもこの「演出」を作中で何度も何度も繰り返すものだから、受け手も次第にそれが伏線であることに気がつく。気がつくだけならまだいいが、その伏線の正体までもがはっきりと見通せてしまう。というかそもそもの話、「ホラー映画」なのだから「これは聖なるおまじないです」といって提示されるものが本当に聖なるおまじないであるわけがない。そこにどんでん返しを仕込もうという企み自体が間違っている。
しかし物語はそうした受け手の冷めた視線を一顧だにすることなく、あたかもすべての受け手が最初から最後まで騙されている前提で進行していく。ラストのネタバラシシーンでは作り手の満面のしたり顔が目に浮かぶ。伏線の張り方がこれほど杜撰であるにもかかわらずなぜそこまで自信満々でいられるのか。受け手をバカにしているとしか思えない。
扱いきれないメタ演出を組み込むくらいなら『REC』のようなストレートなPOVに徹するか、『女神の継承』のような擬似ドキュメンタリー程度に留めておくべきだったと思う。単なるファウンド・フッテージものとしてはかなり出来がいいだけに残念だ。くだらない稚拙な「演出」さえなければ稀代の名作になり得たかもしれない。
ジャンル映画にありがちな「新しいことをしなければ」というオブセッションに囚われるあまり無意味な自家中毒を起こして自滅している映画だったように思う。焦って闇雲に突っ走り、散々使い古された遺物を堂々と掲げてしまうような愚行を犯さないためにも、まずは落ち着いて歴史の蓄積に目を向けてみたほうがいいんじゃないすか(害悪シネフィル並感)
よく出来てる
ストーリー、キャスト、演出どれも良かった。特に娘さんの演技が自然で良かった。ラストに持ってきたアイデアは既視感(これが元祖なら失礼)があったが、初めて触れる方には面白く感じるのでは。
振り回される子供がかわいそう
虫とか血とかたくさんでてきて、個人的には怖いというよりグロくて気持ち悪い映画だった。
あと子供がかわいそう。体調が悪化したのは絶対あの点滴のせいだよ笑
いつでもどこでもどんな状況でもカメラを手放さない人たちに違和感が。。。
無理にPOVにしなくてよかったのではないかと。
子どもがいる人、里親、子どもが苦しむ姿を
見たくない方は回れ右推奨…上記の人たちにはかなり酷な映画かなって。
雰囲気、物語、ラスト良かった。
虫、流血描写、怪我描写など、虫やグロテスクなものが平気な人向け。
視聴者に向けて呪いを放つ設定のホラー映画。
サービス精神旺盛な楽しい映画
洒落怖で見たことあるような展開、不快な画面、とても最高でした。
好きすぎて10回位観てますが飽きません。
田舎の因習、自己責任系、邪神、因果、蟲、集合体恐怖、儀式、このあたりのワードが好きな人におすすめです!
まあまあだった
フェイクドキュメンタリーの方式なので、このカメラ一体誰が回してんの?がやたらと気になるし、子どもが苦しんでいるのは見るに堪えない。児童虐待をずっと見ている感じがつらい。
悪霊がとりついているとか、今見ると統一教会の洗脳みたいだが、そう言っていた霊能者みたいな夫婦も死んだ。
台湾産モキュメンタリーホラー
目新しさはないが安定の面白さ。
話の構成は、平凡に暮らしている一般人が何故か呪いにかかるというのではなく、コンジアムやグレイヴ・エンカウンターズのようにオカルト系配信者が面白半分や興味本位に禁忌を侵して呪われるという形なので良くある展開ではある。
ただそれでも最後まで飽きさせずに観せて来る設定や描写が上手い。
謎の信仰や儀式、祭壇、蟲毒などいかにも何かありそうな要素の描写がリアルで気持ちが悪い。
ブレア・ウィッチ、コンジアム、来る、ミッドサマーが好きな人にもオススメ。
子供の皮膚が爛れる痛々しい描写があるので注意。
ラストよかったよ
志村ー後ろー、みたいな
ドキドキワクワクはらはらがあってよかった。
その割には何も起こらず、ん?ってとこもあったけど
ラストは、あ、そういうことか!って
自分の中で色々回収出来たので良かったです。
ホラー慣れしてない人向け
集合体恐怖症の人だけは絶対観ない方がいいです。
それ以外は、見覚えのありすぎるギミックと展開、ホラー慣れしてる人なら全く怖くないでしょう。
ねっとりした不気味さと、ハイテンションなびっくらかしが両方入ってて、雰囲気に一貫性がないのも難点。
そして主人公にイライラして全然共感出来ない。
私は悪い母親だったわ…ってありがちな台詞言いますけど、うん!その通りだなお前!って。
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