「ディズニー…」ストレンジ・ワールド もうひとつの世界 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
ディズニー…
こんなにお手本なくらい随所に配慮しまくる映画を作るディズニー…。序盤から中盤まで呆れながら観ました。
まず物語はそこそこ面白かったです。冒険ものとしては王道ですが、何に立ち向かっていくかはある程度示されていたので、そこは楽しめました。
人間のキャラクターに特別魅力は感じませんでしたが、ストレンジワールドの動物たちは無機物的なキモカワさが素晴らしかったです。スライムの人間っぽい動きも良いですし、現実の動物の変化形が動いてるのも面白いですし、深海生物好きな自分としてはワクワクしっぱなしの世界観でした。
ただ周りの描写が鼻につくものばかりだったので羅列していきます。
まず同性愛をわざわざこの作品の中に取り込む理由が分かりませんし、そのポジションは仲のいい友達くらいに抑えておけばいいのにとも思いましたし、お父さんが理解している様子なのも観客サイドに理解しろよ?と強く説教しているようでイラッとしました。
障害のある犬も、何か経緯だったり、この犬にまつわる話があるのなら物語的にも飲み込めるんですが、何も理由なく進んでいくので、これまた理解しろよ?(2回目)の説教を食らっているようで腹が立ちました。
黒人やSDGsも満遍なく盛り込んできますし、きっとディズニーの上の人間たちが、「俺たち・私たちはこういうものに理解をしていて偉い!そや!アニメにもこの内容を入れて広めよう!」くらいの甘い考えで入れたんだと思うのでこれまた虫唾が走ります。
冒険がメインになってからはその要素はだいぶ薄れたんですが、最後の最後で見せつけるように同性愛を強調してきてもうやめてくれって感じでした。どこの層を狙ったの?また中東とかの稼ぎどころで公開できないよ?バカなの?と何回思ったかも分からないくらいのレベルでした。
今後のディズニー関連作品にはこういう要素が付き纏っていくんだろうなと思うと、純粋なアニメ作品にはもう触れられないんだなと少しばかり寂しくなりました。バイバイディズニー。
鑑賞日 11/27
鑑賞時間 11:10〜13:05
座席 D-9