「SFとして見なければ楽しめるかも」2067 ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)
SFとして見なければ楽しめるかも
人類滅亡しかけた未来社会の冒頭の描写で、バカげた設定を披露。
どうやら植物が根絶して自然で発生する酸素が無いことが、絶滅に瀕している一因という事らしい。
誤訳かもしれないが、「酸素濃度3.2%」というアナウンス。
6%以下の酸素濃度の場合、一呼吸で瞬時に気を失い、5分程で死に至る、そういう環境。
皆 酸素マスクをしているので、そこまでは良い。
しかし、酸素は人工酸素とか高級酸素とか区別し、人工酸素への拒絶反応なんかもあるらしい。
酸素原子2個の分子で製造方法による違いなどないのに、何を言ってるのやら。
もし酸素を作るのも やっとの世界なら食料はどうなのか。
科学音痴が考えた、酸素だけが無い世界。
バカげている
しかも、過激派なるものが抗議のために火をつけて、焼身自殺する。
窒素ガスを噴出して酸素濃度を12.5%まで下げる消火システムがある。
要はアルコールランプに蓋を被せると火が消える理屈で、燃え続けるには15%以上の酸素濃度が必要なので、この焼身は成り立たない。
タイムマシンは、タイムトンネルとスター ゲイトの折衷型
ここら辺は、辛うじてSF好きっぽさはある。
SFではなく、単なるマンガチックなフィクションだった。
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