「人も友情も素晴らしいもの」映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア) プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
人も友情も素晴らしいもの
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理想郷ってのがどこかにあると知ったのび太。
裏山で昼寝してると、空にそれが一瞬見えて消えた。
でドラえもんに頼んで調査、ついに見つける。
そこは三賢人が治めてて、のび太らはそこに住むことを許される。
住んでるうちにパーフェクト小学生になれるとのこと。
数日もするとジャイアンやスネ夫は紳士然として来た。
ところがのび太は何も変わらず、何か違うと感じ始めてた。
そんな折に三賢人の元に侵入者が現れ、のび太らが退治する。
でもその後、侵入者は女流賞金稼ぎで悪者ではないと知る。
悪者は三賢人の方で、彼らは人を操る光を研究してるのだった。
住人もみんな誘拐されて来て、光を浴びて洗脳されてただけ。
こうしてのび太とドラは賞金稼ぎに加勢し、住民救出を試みる。
でもジャイアンらは完全に洗脳されて心を失ってた。
三賢人は、光線の効かないのび太をヒントに新光線を開発。
それを地球に照射しようとする。阻止しようとするドラとのび太。
その心はジャイアンらの心を復活させた。
三賢人の手下、パーフェクト猫型ロボット・ソーニャ。
ドラらの友情は、ソーニャの心も溶かす。
友情にこたえたソーニャは三賢人(の裏ボスの科学者)を裏切る。
こうして科学者の計画は失敗。で理想郷を東京に落下させようとする。
ドラらはそれを防ぐが、もう大爆発は免れない状況に。
ソーニャはドラらを強引に避難させ、一人で爆発に巻き込まれる。
でもソーニャのメモリを偶然見つけたドラが復活するよう手配。
いつかまた会えるよね、的な感じで終了。
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ドラ映画を毎年見に行くのが恒例になってる。
いつも良いが、今作はその中でも特別良かったなあ。
ホンマに何回も涙しまくったわ。
人民の心を失わせれば争いは起こらず平和、確かにそうだろう。
でも心を失ったら終わり。ダメな所も含めて自分を受け入れよう。
そういうメッセージが込められてたように思う。
そしてドラとソーニャの、猫型ロボット間の友情も良かったな。
こういう友情系には弱くて、つい泣いてしまうんよな。
特にソーニャのような真面目な天才型には、つい感情移入してしまう。