ザ・ディープ・ハウスのレビュー・感想・評価
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動画編集
ミック・ジャガーの息子ということばかり気になって、俳優としてどうなんだろ?などと考えてしまった。湖にダイビングしてからは水中ドローン“トム”の存在も気になってくる。そんなのがあるんですね~
YouTuberという設定もあるし、POVをふんだんに使ったり泡で誤魔化したり、撮影や編集は凝っていたけど、その効果は残念ながらマイナスになっていたかなぁ。二人の表情が分かりづらいので恐怖心も煽られない。ベンが動画編集にこだわっていたのも映画全体を表現していたのかもしれませんね。
そんな映像よりもモンティニャク家の秘密に興味津々。短い8ミリ映像だけじゃ物足りない!ピエールの心中もわかんないし、わからないことだらけで終わってしまう・・・ティナの生死も!
水中という恐怖
ハラハラ感ゼロ
導入はいいんだけど‥
タバコはやっぱよくないね
ストーリーはYoutubeに廃墟の動画を挙げて人気もになろうとする若者カップルがしっぺ返しを食らうありきたりな内容でしたが、「湖に完全に水没した屋敷」というのが斬新で面白かった。
水中に浮いている椅子や燭台が静止した状態で描かれているシーンは幻想的で、感動した。普通に置いてある家具や家電も普通の空間に置いてある状態で描写されているので美術スタッフに感謝。
水中にいる悪霊的な存在といえば水魔のようなものかと思いましたが、人間の幽霊と知って「面白いけど、無理があるなぁ」と思ってしまいました。非現実を超えた描写でついていけなかった。
幽霊になった家族も同情できる部分がなく、「あること」をきっかけにほぼ全員殺されるのですが、普通に考えたら当然の報いだと思い、魅力的でなかった。
アートのようなホラー映画だと思えばそれなりに楽しめる映画でした。
お化け屋敷のようなドキドキ感
水中メガネで表情がわからないと恐怖って伝わらないんだね。
自分の時間を大切に
冒頭シーンでモキュメンタリーかと思ったら
廃墟動画を巡っているYouTuberのカップルが禁忌に触れて
あちゃーになるいつものホラーでした。
ただ毛色が違うのは全編の8割が水中というところ。
文字通り水面下で噂になっていたフランス某所のひと気のない湖に
地元のジジイに案内されその底に眠る謎の廃屋を探索開始。
今時らしくドローンを先行させるのは危険予知できてて賢い…
と思ったらやっぱりバカでした。
自己責任とはいえホラーの定石通り封印開けて中に入って
何かを蘇らせてしまい「後ろ!後ろ!」のお馴染みのシーンと
せっかく水中なので酸素の残量が乏しくなってくるお約束の展開。
そして次第に明らかになる廃墟の秘密で実はあのジジイが…
ただし、水中撮影で手間と時間と金を掛けてここまでてんこ盛りなのに
パッとしないのはヒロインの絶叫もマスク越しだし
水中なので迫ってくる恐怖にスピード感が全然ない事。
エンドロール後のラストカットでジジイのポジションが判明。ミッドサマーを思い出した。
泡を眺める映画
2022年劇場鑑賞212本目。
湖底に沈んだ家を廃墟ユーチューバーが探検してひどい目に合うよ、という話。
映画は人の評価は当てにせず、自分で観ないと面白いかどうか分からないというのが持論で片っぱしから観ているのですが、この映画は開始1秒でおもしろくないやつだと予感するオープニングクレジットで、POVの映像が出た瞬間確信に変わりました。
95パーセント水中の映像で、どうやって撮ったのかそれだけは不思議でしたが、いわゆるホラー展開になるとすぐヒロインがパニックになって画面が泡で覆い尽くされ画面がくるくる回るので今何が起こってるのかすごく分かりにくかったです。
ココからはネタバレになりそうなのでフワッと書きますが、まぁなんともシュールな感じで、怖いというよりなんだこの状況という感じでした。
真相らしきことが分かっても目的がいまいち分からず。この状況を作ることが目的だとしたら楽しいかそれ?という感じでした。
なかなかヤツらが出てこない
縛られてたよね?
フランス南西部の森の中、人知れぬ湖に沈む一軒家を撮影しにやって来た廃墟映像を投稿するYouTuberカップルの話。
秘密の場所を期待して湖底に沈む家の撮影にやって来た湖がレジャー施設状態になっていてがっかり…と思いきや、そこで知り合った男にガイドされ、地図にも無い件の湖へ行くことになり巻き起こるストーリー。
何故か封鎖されていたり、家の中がヤケにキレイだったりと違和感を覚える中で、不穏な事態に展開していくけれど、あらすじ紹介に記されている塞がれた出口って、そんな感じで塞がれてんの?と、ある意味衝撃的な唐突さ。
しかもそこに疑問は抱かないのか?という感じを抱きつつ、夢か幻視か異世界か?
終盤急に説明的にその家のことが示されているけれど、行われていたそれがどんな意味をなすのか解らないし、何で今こうなっているのかも示されず何の納得感もなし。
これじゃあただのお化け屋敷ですよね。
結局のところ、なんとな~くそれっぽいことを並べ立ててホラーにした雰囲気作品だった。
ホラーに理由を求めるのはナンセンスだとは思うけれど、呪か怨か因か、はたまた魔や妖等々、何らかの念や思惑や目的の様なものがないとね。
設定は良し
水没した屋敷が舞台という珍しい設定のホラー映画だ。監督を努めるのは「屋敷女」のコンビである。POVだとかホラーを盛り上げるアイコンが度々出てくる中で、水中というのは新感覚である。水という物は存在自体が閉鎖的で、水特有の怖さは誰しもが知っている物であり、本作においても十分にその能力を発揮している。製作サイドの苦労が見える様なシーンの連続であり、完成させた演者含めキャスト全員に拍手を送りたい。登場人物が極めて少ない為、端キャラがザクザク切り刻まれる様なシーンは無いが、酸素残量という制限時間の様な縛りがあるのもハラハラさせられる物であり、手のひらにじっとりと汗をかいてしまう怖さが何とも言えぬ絶望間や焦燥感を生んでいた。
主人公のカップルはコツコツと動画をアップするYoutuberだが、近頃はSNSを介して犠牲になるキャラが多くなってきた。この2人もそんな犠牲者の仲間入りを果たしてしまう訳だが、どうも2人の行動にイライラさせられる事が多い。冒険心は大事かも知れないが初めて行く場所に対して警戒心が皆無というか、危機管理能力が虚しいのである。時折心の中で「バカだなぁ・・・」と呟くことが何度あったことか。もっと慎重に事を進めるのがきちんとした冒険家である。
終盤で映写機がこの家にまつわる出来事をご丁寧に教えてくれるという良いのか悪いのか分からないシーンがあるが、物語としてはそれも含めて見やすい作品だと思う。恐怖度も中程度であり、ホラー初心者向けかも知れない。残念だったのは、目新しい物が水中映像というだけで、内容に関する驚きはほとんど無かった事だろうか。だが、やや嗜好が進んだ前作の「恐怖ノ白魔人」よりも万人受けしそうな作品だと思う。日本では公開館数が少ないが、公開してくれた事に感謝しつつ、文句なしの☆3判定。
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