「イーリング・ジャズクラブ(Ealing Jazz Club )の足跡」ブリティッシュ・ロック誕生の地下室 Socialjusticeさんの映画レビュー(感想・評価)
イーリング・ジャズクラブ(Ealing Jazz Club )の足跡
このドキュメンタリーに興味があった。観終わって、初めて何のドキュメンタリーかわかった。イーリングEaling Jazz Club )とい西ロンドンにあったアンダーグラウンドのジャズ、R&B, ブルースなどに関わった音楽の歴史の変遷(へんせん)を描いたドキュメンタリーなのだ。イーリングEaling Jazz Club を主語にすると、イーリング・クラブが観察していた移り変わりなのだ。 フエラリーに乗って西ロンドンのイーリングに向かうのは当時のマネージャー、Fery Asgari(イラン系)。1959年から初めて12年間営業して、幕を閉じたと。
音楽ジャーナリストやイーリング(Ealing )のマネージャー、Fery Asgariやアニマルズのエリック・バードン(ボーカル)などの名前は字幕になって出るが、困ったことに、他のブルースバンドのメンバー一人一の名前は口頭で伝えても、何しろ 多いから誰が誰なのか理解するのが難しかったそれに、ジンジャー・ベーカーの名前も後半になって字幕になって出てきた。大ファンのジャック・ブルースはすぐわかった。(25 October 2014 (aged 71に亡くなってる。) でも、ジンジャーベーカー(October 6, 2019亡くなっている)は高齢になっていて全くわからなかった。
私はUKの・ジャズ・ブルース通じゃないから、こういうのにはこまっちゃうんだよね。個人の見解だが製作者の考慮が必要だね。
British Rock: Born in a Basement というタイトルのように、イーリング(Ealing ) のような地下室のクラブ(他のクラブにも触れている )で生まれた音楽家が中心になっている。音楽史家が第二次大戦後、UKは戦勝したけど、ダメージが大きすぎて、平和回復に時が必要だったと。 フランク・シナトラ、ドリス・デイを聞いて育った親だが、子供は急にロックやジャズなどの五月蝿い音楽を聴くようになったと。
イーリングというクラブで:
1957年ツアー
クリス・バーバー(英国)(Chris Barber)+ His Jazz Band 1961年1月
(At Town Hall Ealing)
この後、マディー・ウォーター(米国)のブルースのエレキが人々にショックを与えたと。
イーリングで:
1049年、アレクシス(Alexis Korner,)シリル( Cyril Davies )
1962年、クリス・バーバーのバンドをやめて、 ブルース・インコーポレートBlues Incorporatedを結成と。それに、ジャック・ブルース(後で、クリーム)
や(チャーリー(Charlie Watts ーあとで、ストーンズ)
や Dick Heckstall-Smith が演奏。
イーリング クラブとマークウェル クラブで
Alexis Korner's Blues Incorporated on BBC Jazz Club July 12 1962
Alexis Korner - Guitar, vocals
Cyril Davies - Harmonica, vocals
Dick Heckstall-Smith - Saxophone
Dave Stevens- Piano
Jack Bruce - Bass
Charlie Watts - Drums
シリル( Cyril Davies (23 January 1932 – 7 January 1964)はエレクトリック ハーモニカ、そして、マディー・ウォーターのようなシカゴサウンド、ミシシッピーサウンド。オーセンティックでベストのヴォーカルだったようだね。マディーウォーターが、自分のバンドに入れとシリルに言ったとか、ジャックブルースが言ってたけど。それに、白人が黒人のバンドにと! それに、シリルがUKではベストの音楽家だったって、ジャックが。シリルなんて聞いたこともない人だったけど!?
それに、アレクシス(Alexis Korner、19 April 1928 – 1 January 1984),。この人は人間的にもできていたようで、BBCですら『父親のような人』だって。ジンジャーベーカーも、彼は全世代に影響を与えた人だって言ってたね。
ブライアン・ジョーンズ、ジャック・ブルースもジンジャー・ベーカーもチャーリー・ワッツも基本はこの地下室でのアーチストで、それから、一世を風靡して行ったんだね。 それに、ブライアン・ジョーンズからストーンズのボーカルに誘われた、ポール・ジョーンズ。 ポールが断ったからミック・ジャガーがボーカルになったんだね。
ここで気になったのが詩人ピート・ブラウン(Pete Brown)。彼とジャックブルースがクリームの曲づくりをしたんだね。「I Feel Free」「White Room」..
「Sunshine of Your Love」はエリック・クラプトンも一緒に書いているけどね。 クラプトンもクリームのメンバーとして出ているけど、彼は前ヤドバーズや他のバンドにいたし、出発点はイーリングじゃないんだね。
あとはアニマルズ。1965年ごろ。エリック・バードン(ボーカル)のボーカルは痺れるね。やっぱり、ブルースの声質っていう感じ。 ここでは紹介されなかったけど、『朝日のあたる家』なんて、彼が作詞していて、まるで、アメリカのブルースだね。
グラハム・ボンド(Graham Bond)なんて聞いたことがなかったけど、ジャックブルースやジンジャーベーカーと演奏していたんだね。
The Birds (バーズ)、The Who (フー、ピート・タウンゼントは出ていたけど、ロジャー・ダルトリーは全くインタビューがなかったね)この辺からハードロック、サイケデリアなどの音楽性になり、その後、ジャマイカからのレゲー、ソウル、1968年にはディスコとなって、十二年間の足跡はここで終了。イーリング・ジャズクラブEaling Jazz Club )の。