嘘八百 なにわ夢の陣のレビュー・感想・評価
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裏目
7本目。
何故か、全作観てる。
まあタイミングの問題だけど。
役者さんが、芝居してますって作品。
このシーンいいなと思いはするけど、嘘八百と思うと半減してしまう。
騙すと言うのも面白くはあるけど、逆にそれが裏目に出てるかな。
嘘か誠か幻か。
なにやら、またあの二人組が動きだしたようす。
今度の標的は鳳凰関連らしい。
大阪城を舞台にてんやわんやの大騒ぎがはじまる。
相変わらずの展開ですが、今回は一筋縄では行かない様子。
ストーリーの顛末は是非とも劇場にて御覧ください。
エンドロール後に少しおまけがありますので見逃さないように。
ファンタジーと与太話のせめぎ合い
前作のような騙し騙されのスリリングな展開を期待したんだけど、そのテイストが全然ないんだよね。
中井貴一、佐々木蔵之介の掛け合いは、息が合っていて見ごたえがあるし、脇を固める俳優陣もしっかりしているから、退屈することはないんだけど、ストーリーに興味がわかない。
コメディとはいえ、ある程度リアリティがないと締まらない。ファンタジーと与太話のせめぎ合いじゃ眠気が出ちゃいます。
次作は、海外みたいだけど、しっかり挽回してね。
京町ロワイヤルは夢だったのか...
前作はすご〜く面白かったし、すご〜く楽しみにしていた本作。無論、公開日に鑑賞です。しかし、予想外の期待はずれ。シリーズ1作品目のダダ滑りが帰ってきてしまった。前回はなんだったんだよ...。
確かに、予告から大丈夫かな?という不安はありましたよ。前作よりもキャラクターは濃ゆくないし、キャストも少ないし、ストーリーにもあまり引きがない。だけど、武正晴監督ならやってくれると思ってました。あの成功があったから。なのに、どうして...。ライバルや新キャラどころか、小池(中井貴一)や野田(佐々木蔵之介)も輝いていない。あの胡散臭さやどうしようもなさはどこへ。
ただ、鳳凰という骨董品自体はすごく面白いものであって、いい目の付け所だったのかなと。塚地武雅に関しては前作以上にいい味出していたし、ストーリーが感動に振り切らず、前作同様笑えるどんでん返しに重きを置いていれば、いい作品になったと思います。織部のはたかけと並ぶくらい、面白みのあるものだったのに...勿体ない。
オチのガッカリ感も半端じゃなかったし、素直に前作の正当な続編として、志野(広末涼子)と組む物語であって欲しかった。前作が好きな人は、おそらく皆それを求めていたんじゃないかな。感動ものの割には色々と雑だし、驚きもないし。いちいち会話が笑えたり、ラストにいくまでの工程だったりは、今までどうり面白かったから、より悔やまれる。
ひとつ、本作を見ての大収穫は、中村ゆりはボブがすごく可愛いということ。あと、こういう冷酷な役も似合うということ。この嘘八百というシリーズに合っているかどうかは別として、すごく魅力的なキャラであり、おかげで楽しめました。最近、映画の出演が多いけど、毎度爪を残していて素晴らしいですね。
今回は残念だったけど、2~3年後の新作に期待することにして、その間は2作品目をリピートし続けよっかな。良くも悪くも正月らしい映画。緩さを楽しみたい方はぜひ。
10円玉にもいますけどね
古物商と陶芸家と仲間たちが仕掛ける秀吉七品の最後の一つ「鳳凰」という名の器に纏わる話。
大阪城跡地からみつかった茶碗の欠片がなんちゃらと言う中で、大阪秀吉博の総合プロデューサーとして呼ばれた小池と、胡散臭い霊感商法ながら話題になっている波動画家を擁するTAIKOHから秀吉の茶碗の製作以来を受けた野田がそれぞれコケて…。
とりあえず、波動とつければなんちゃらかんちゃらは現実世界でも良くある話しで、そういえば昨年は丁度そんな話題が…ねぇ。
それにしても、あの規模の方からの贋作の製作依頼が100万って口止め込みですよね?幾ら何でも安過ぎません?
そしていつもの茶碗を巡るコンゲーム!!かと思いきや、やっていることはいつも通りだけれど、元々胡散臭いそんな内輪だけで終わり?してやったり感もなにもないんだけれど。
しかもなんか良い話しみたいな感じにしたかった?なんだかなぁ。
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