Dr.コトー診療所のレビュー・感想・評価
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思い入れの深いファンとして
Dr.コトー診療所は自分の生涯においてもベストと言えるドラマ。
人生の見方すら変えられたといえる作品であり、ふと思いついては見返している。
そのドラマを16年ぶりに映画化する。驚きと同時に喜び、そして一抹の不安もあった。
思い入れが強いからこそこれだけの年月がたったことで作品にとって大切な要素が失われてしまうのではないかと。
ただそれは杞憂だったと、見終わった今感じている。
いやむしろ今であるからこそ意味のある作品となった。
年老いて病魔に侵されるコトー先生、島の医療をいってに背負い、住民の命を守り抜いてきたからこそ疲弊した姿というのは過ぎ去った月日を経てでしか描けなかったでしょう。
彩花とコトー先生の関係性をあえて間を省き妊娠という時期を描いたのも命を描く上で強い説得力があり、コトーという作品のテーマ性を映し出したように感じられた。
ただ正直にいえばファンとして、コトー先生の隣には剛洋がいてほしかったという思いはある。しかしコトー先生に対して率直に意見を述べたり離島医療の問題点をはっきりと述べる役目は剛洋には似合わない。その点で新たに織田判斗 という役割を設けたこともうなずける要素ではあった。
剛洋が医者になれていない というのはどうしても受け入れがたさもあったものの、常に人 というものを丁寧に描き出してきたDr.コトーだからこそ、現実や挫折と苦悩が反映された描写であると納得することも出来る。
作中コトー先生が言う 医者になってほしかったというのは傲慢な欲だったのかもしれない という言葉にもハッとさせられる。剛洋は我々と同じような感情やプレッシャーを島の住民たち皆から受けていたのかもしれない。逃げ道もなく父からの期待を背負い都会で一人戦っていた。そんな年月が頭の中に浮かび上がり、彼の苦悩に感情が乗り移っていた。
ただそれでも医者という夢を、コトー先生を継ぐということを諦めてほしくない という思いに苛まれ、どうなってしまうのかと不安も覚えていたが最後きちんと医者への道を再び志していく剛洋を見て救われることができた。
ただ若干の疑問を覚える場面も少なからず。
野戦病院となった診療所にミナが助けに来ないのはなんでかな というのが一つ。
和田さんと結婚し看護婦から足を洗っているのかもしれないがああいった状況下であれば助けに来ないのはおかしくないか と感じ。
また剛洋も医学部に4年いたのであればもっと手当など手伝えたのでは?という疑問も。足がすくんだともとれるものの、イマイチ納得しきれないところではあった。
また助産師として新たに美登里さんというキャラクターが設けられているが、産婆として志木那島を支えていた内さんとの関係性なども引っかかってしまった。
あとはこれはもうファン心理に過ぎないが、邦ちゃんが本人ではないのはやっぱり残念…。
剛洋を富岡涼さんが演じてくれているだけに余計…。仕方ない点もあるだろうが出来ればそこも拘って欲しかったなとも感じてはしまう。
剛洋と邦ちゃんは本人でないとどうしても違和感が、厄介なファン心理に過ぎませんが…。
しかし作品全体としては
今だからこそ描けたもの、今であるからこそ意味のあるもの
救って救われて、そして生きていく
そういった根幹のテーマ性がきちんと刻まれている。
あきおじの藁草履や石碑、剛宝丸に今も乗る邦夫などこれまでの作品で描かれてきたものをきちんと拾い上げ、作品として重要視してきたものを丁寧に表現しつつ、最後に生まれてきた命と手を紡ぐ 先生で締めるシークエンスはとても美しいものだった。
ただし倒れたコトー先生にそれでも命を救うことを要求する島の住民の身勝手さには流石に憤りも覚え、結局白血病についてや診療所の統廃合のついても有耶無耶なままで終わってしまったのは引っかかる点。
完璧な作品だった と言い切れはしません。
終わってしまうんだなという喪失感もある。
でもそれでも無いものと思っていた続編を作り、今の世に送り出してくれた制作陣と再び集ってくれたキャストの面々皆にファンとして感謝をしたい。
Dr.コトー診療所を終わらせてくれてありがとう♬.*゚
原作ファンであり、ドラマのファンでもあります。中には今更?って言われる方もおられると思う。SPドラマでええやん!って方もおられるでしょう。でも、この作品は映画化じゃないと駄目だったんです。監督をはじめとする製作陣は原作の連載再開を待ち望んでいたんでしょう。だから、続編がこんなに遅くなったような気がします。原作者の山田貴敏先生の健康上の理由なので仕方ないけど、中途半端なところであのままDr.コトーを終わらせる訳には行かない。キャストの高齢化もあってこのタイミングでやらないともう作れない。16年ぶりのドラマの続編なんて誰が共感してくれるのか、製作陣はある意味大きな賭けに出ました。だから、インパクトの強い映画化と言う事になったのでしょう。原作には描かれていないその後のDr.コトーを描くにはリスクはあると思います。それでも、Dr.コトーを終わらせなければならない。監督の執念、製作陣やレギュラーキャストに敬意を評したいです。
そして、ここに生きている。
コトー先生と彩佳さん、そして可愛い新たな家族に幸あれ。
ストーリーが
病は気から‼️❓南国天国はいい気なもんだ‼️❓
まず、偽医者騒動なんだが、とても違和感。
最近の奨学金は、成績条件のものから、条件無しの返金だけのものへの借り換えとか、いくらでも要相談なんで、経済状況での中退はありえない、特に医学部では。
それに、履歴書に経済事情での中退なんて、なにそれ、それこそあり得ない。
そんで最後に、復学してるし、全部嘘でした騒動。
そんで、肝心のゴトー先生が、まるで超人、一人で、大学病院並みの手術をこなす、なんでも、何科でも、どんな病気も治す、そいで死にかけの自分まで治す、アレ、マーベルですか。
海人くん、生田さん、いつものみんな、いいい演技でした。
神木隆之介、堺雅人、蒼井優、友情出演並みの、ちょいだしでした。
みんな良い演技だし、景色も映像も良いけど、脚本と監督だけダメでした。
暇ならどうぞ。
これでいいのか?
ドラマ版1、2どれだけ見てたかで印象星がまるで違う。知識ではないのだ、経年の重みがわかるかどうか。自治医大定員増やそうな❗️
この作品見るのに前提知識は全く要らない、誰でも理解できる。
ただ、深く感じ入れるかどうかは
この作品の吉岡秀隆の役との長い付き合いがあるかどうか!
2003 2006のフジテレビ全部見てた人は星5⭐️⭐️⭐️⭐️、
だろう、歳月の積み重ねで【頑張ったねぇ(チコっとネタバレ❗️)】
と感じ入ること大だろう。色んな意味で
しかし、テレビドラマ観る習慣の無いワシ
にとっては【単純な、だけどチト長い 医療ドラマ】
コトー医師役吉岡秀隆が看護師や新米医師の存在あるとはいえ孤軍奮闘。
聖人君子なのであった。
実際には医者はカネとプライドの奴が殆どだから
逆に「使命感」の人徳の仁徳の医師が光る❗️
ロケ地与那国島の海辺の風景が素晴らしい、清々しい。
ただし「ブラックジャック」ファンだったワシからすると
台風の野戦病院的な描写に違和感MAX。
イヤイヤ死にそうな人2人と妊婦でアクセントはよくわかるけど
骨折とか軽症患者はほっとけよ!味噌もクソもとはこのこと
クライマックスはドラマ映画で使い古された展開で
ドラマから20年近く付き合ってる古参客の感傷を煽る。心を鷲掴みの余韻。
意志は皆に引き継がれるという無難な着地かもね
どうでも良いが、金持ちエリート金満私学医学部は全て国立化して、自治医大の定員を増やすべきだと思うぞ、
医者が全員儲かるように定員維持は日本医師会の傲慢不遜な邪悪の意志。自治医大こそ必要。医者が政治活動してる段階で許し難い、全部個人的な感想なのでよろしく!
コトー医師役
前半だけなら満点
命を守る大切さ!生への執着心
キャスティングに注目!!!
☆見どころ
⑴キャスティングがリアル
①元乃木坂46の生田絵梨花さんが、新人の看護師さんに本当にいそう。
②ジャニーズの高橋海斗さんは、私立大学医学部出身/サッカー部/親は医者で病院経営の研修医に本当にいそう。論理的なセリフもぴったりでした。
⑵ドラマにも出演していた子役タケヒロが10年以上ぶりに大人になって帰ってくる
①リアルのタケヒロ君は現在子役を辞めてサラリーマンをしており、今回特別に映画の期間だけお休みをいただいたらしいです!
②役作りのために15kgも減量したとか!しかし、映画で観たタケヒロ君はまだややぽっちゃりしていました。
③さあ!タケヒロ君は医学部に行っているのか?!医者になっているのか?!
⑶綺麗な海と中島みゆきさん
①心が洗われる美しい海が映画では度々映し出されます。ぜひ目を離さずに。
②中島みゆきさんの音楽と海の背景が絶妙にマッチしていて、ヒーリング効果抜群にあります。
期待値
良かった、良かった‼️
手書きのお手紙、ありがたく受け取りました
すごかったです。出てくる人がそこで生きて、そこでの暮らしがちゃんと、後ろにみえます。
どのシーンを切り取ってもそこにストーリーがあるのが伝わってきます。
吉岡秀隆さんが己が身を削ってコトー先生になってるのが痛いくらいでたまりませんでした。やっぱりすごい俳優さんです。
島ではあんなことやこんなことがあって今日にいたって…これからもみんな暮らしてゆくんだなあと普通に思えるくらい志木那島がそこに「在り」ます。それもすごいことです。
島からの手紙ちゃんと届きました。
Dr.コトーの名を冠した別の何か
最悪でした。Dr.コトーの名を冠する激浅ヒューマンドラマ。
手当たり次第に悲劇を引き起こしながらも最後はコトーの奇跡で大団円。あんな状態のコトーに手術させることを許すのが恐ろしい。
そして、判斗の言っていた島の医療制度の問題は非常に深刻だが、結局この点は改善しないまま。いずれまた同じことになる。
他所者の判斗に対して相変わらずの田舎根性を見せ、医療制度に関して図星をつかれてキレる島民、そのくせ自分達が困ったら頼り、医療従事者たちの懸命な対応を横目に自身や身内の処置の最優先を迫る。地獄とはこの事か。
那美を取り合う男たちの場面で「この時代にまだこんな描写を取り入れるんだ」と思ったが、それすらもはや可愛い。
とにかく御涙頂戴的展開の連続で、最後は都合よくおさまる、そんなお話。
子供ながらに感じていた作品の魅力とは
Dr.コトーが放映されていたのは小学生の時。
ジュブナイルに始まり、子供の時から映画を見るのが好きだったからなんとなくドラマでもずっと見てはいて、吉岡さんには他の俳優にはない魅力を感じていた記憶がありますね。そして、出ている作品には必ず安心感があります。
同じ医療ジャンルの映画やドラマでもしゃれた演出なら今の時代いくらでも出来るなかで、人間くさいところがやっぱり好きな作品です。
原作は読んだことがないものの、ドラマの世界観そのままに月日が経ったことが自然に感じるような、まるで同窓会をずっと見ているような感覚でした。
批評したがる人みたいにいちいち言葉で表現するのも変な感じだから素直に書くなら、観てよかった!
1回だけじゃなく、2回目とまた見に行こうかなー。
脚本の出来はよくないですが、景色は綺麗です
これが完結編なんて残念でならない…
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