Dr.コトー診療所のレビュー・感想・評価
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キャスティングに注目!!!
☆見どころ
⑴キャスティングがリアル
①元乃木坂46の生田絵梨花さんが、新人の看護師さんに本当にいそう。
②ジャニーズの高橋海斗さんは、私立大学医学部出身/サッカー部/親は医者で病院経営の研修医に本当にいそう。論理的なセリフもぴったりでした。
⑵ドラマにも出演していた子役タケヒロが10年以上ぶりに大人になって帰ってくる
①リアルのタケヒロ君は現在子役を辞めてサラリーマンをしており、今回特別に映画の期間だけお休みをいただいたらしいです!
②役作りのために15kgも減量したとか!しかし、映画で観たタケヒロ君はまだややぽっちゃりしていました。
③さあ!タケヒロ君は医学部に行っているのか?!医者になっているのか?!
⑶綺麗な海と中島みゆきさん
①心が洗われる美しい海が映画では度々映し出されます。ぜひ目を離さずに。
②中島みゆきさんの音楽と海の背景が絶妙にマッチしていて、ヒーリング効果抜群にあります。
期待値
命を巡る、最大の試練
通常スクリーンで鑑賞(レイトショー)。
原作マンガは未読、テレビシリーズは視聴済みです。
過疎高齢化や僻地医療の抱える限界など、命を巡る様々な問題が容赦無く壮絶に突きつけられ、コトー先生史上最もハードな展開に心も涙腺もめちゃくちゃ刺激されました。
自身にも試練が降り掛かっている極限状態でも目の前の命と向き合い、「必ず助けますからね」と優しい言葉を掛け、諦めなかったコトー先生の姿に涙が止まらなかったです。
ですが、正直描き切れていない部分もあったのでは?
希望溢れるラストシーンにおけるコトー先生の生死についてはどちらともとれそうなので、全てを語らず、見た者に解釈を委ねる非常に映画的な描写になっていたのは良かったですが、離島医療の統廃合の件は結局どうなったのか分からぬまま。
判斗先生が残っており、診療所もいつも通り稼働していることを考えると、今回の台風の一件をきっかけに「各島に診療所は必要ではないか?」と計画が見直されたのかも。それだけははっきり分かるようにして欲しかったと思いました。
とは言え、「人を助け、人に助けられ、そしてこれからも生きていく」と云うテーマは、コロナ禍の今だからこそ余計に、とてつもない実感を持って胸に迫って来ました。
16年ぶりの続編にして完結編に、当時のキャストが殆ど欠けることなく再び集結したこと自体、とても感動的でした。
久々の新作を、作品世界に没頭出来る映画と云う媒体で製作した意義も感じることが出来、16年掛けて紡がれた物語の終着としてこれ以上のものは無いなと思いました。
長い月日の間に変わったものもありましたが、そこに暮らす人々の温かさは少しも変わっておらず、それだけで涙が。
登場人物たちの人生を体現した素晴らしい演技に心からの賛辞を送りたいと思います。ブラボー、そしてありがとう!
[余談1]
冒頭、青い海を俯瞰し、その中心を通っていくフェリーを映したカット、とてもスクリーン映えする素敵なシーンだなと思いました。「今から始まるコトー先生はドラマではなく映画です」と高らかに宣言する印象的なシーンだな、と…
ドラマを観ていた時から、志木那島の風景はスクリーンに映えるだろうなと感じていたので、本作で切り取られていた雄大な景色の数々に感動を覚えずにはいられませんでした。
[余談2]
映画館の音響で聴く「銀の龍の背に乗って」は格別の味わいと迫力と感動で、最高の余韻に浸ることが出来ました。
[余談3]
コトー先生が倒れたのに誰も手を貸さないことに違和感を抱きましたが、「コトー先生に甘え過ぎていた」と云う現実と危惧が実際の形となって眼前に突きつけられたことで、希望が絶たれたかもしれない絶望感に呆然自失し、思考が停止してしまって体が動かなくなった、と解釈することにしました。
[以降の鑑賞記録]
2023/07/22:FODプレミアム(レンタル)
2024/01/03:新春映画まつり!(地上波初放送)
※修正(2024/01/03)
脚本が終わってます
いやー
残念な映画すぎた。
今のフジテレビのダメさがわかる映画。
脚本が酷くて見てられんわ。
過去の成功体験にしがみついたらあかんわー
期待してただけに、悲しくなってきた。
課題をトリアージしない現代日本の反映
過去のテレビシリーズは録画保存した上で、映画公開直前に発売されたコンプリートBlu-ray BOXも購入し、何度も視聴しているドラマ「Dr.コトー診療所」ファンです。
<感想>
・過去作品の登場人物について、出演もしくはエピソード的に触れることでその後の様子がうかがい知れたのはありがたい内容です。
・完結版という位置づけで一連の作品の締めくくりになったと思います。
・作品後半の展開は、ムカつきしか残りませんが、日本社会の課題を濃縮して見せてくれているという観点で評価できます
<考察>
・クライマックスで、治療すべき患者が同時に多数発生した際、優先順位を付けず(トリアージせず)、全員助けようとして自滅する内容です。
・同じフジテレビ制作の医療ドラマでDr.コトーの後に放映されたコードブルーを通じて描かれた、厳しくも大切なトリアージと向き合う医者の姿とは真逆です。
・トリアージは治療を後回しにされる側にとっては厳しい判断であるものの、最大幸福を目指す行為であり崇高な行いです。
・諸外国と比較して過度な高齢者の延命治療や、コロナ対策など手厚すぎる保護を強行し、現役世代やこれから生まれてくる子供たちなどの次世代を担う人々に過度な負担を強いる日本社会の現実を反映した光景と重なります。
<その他>
・元漁労長の重さんが原剛利を呼ぶときにテレビ版では「たけとし」呼びだったのに映画版では「はら」呼びしていることに強烈な違和感を覚えました
・夢オチみたいなラスト
良かった、良かった‼️
手書きのお手紙、ありがたく受け取りました
すごかったです。出てくる人がそこで生きて、そこでの暮らしがちゃんと、後ろにみえます。
どのシーンを切り取ってもそこにストーリーがあるのが伝わってきます。
吉岡秀隆さんが己が身を削ってコトー先生になってるのが痛いくらいでたまりませんでした。やっぱりすごい俳優さんです。
島ではあんなことやこんなことがあって今日にいたって…これからもみんな暮らしてゆくんだなあと普通に思えるくらい志木那島がそこに「在り」ます。それもすごいことです。
島からの手紙ちゃんと届きました。
Dr.コトーの名を冠した別の何か
最悪でした。Dr.コトーの名を冠する激浅ヒューマンドラマ。
手当たり次第に悲劇を引き起こしながらも最後はコトーの奇跡で大団円。あんな状態のコトーに手術させることを許すのが恐ろしい。
そして、判斗の言っていた島の医療制度の問題は非常に深刻だが、結局この点は改善しないまま。いずれまた同じことになる。
他所者の判斗に対して相変わらずの田舎根性を見せ、医療制度に関して図星をつかれてキレる島民、そのくせ自分達が困ったら頼り、医療従事者たちの懸命な対応を横目に自身や身内の処置の最優先を迫る。地獄とはこの事か。
那美を取り合う男たちの場面で「この時代にまだこんな描写を取り入れるんだ」と思ったが、それすらもはや可愛い。
とにかく御涙頂戴的展開の連続で、最後は都合よくおさまる、そんなお話。
違和感はあったけど感動もした。
ドラマが大好きで映画も楽しみにしていて、公開初日に観に行きました。
まず、コトー先生と彩佳が結婚妊娠した経緯が全く描かれていないことがちょっとショックでした笑。この作品はコトー先生と島の住民との関わりや絆が中心となっているため、色恋ネタはあえて入れなかったのかもしれませんが、二人が大好きだったのでドラマ版の最後でも映画版の最初でもいいから少しくらいなれそめが見たかったー!
ドラマからのファンが懐かしくなるような描写や登場人物に、胸が熱くなりました。ドラマ版の自転車が見切れている場面、コトー先生が手を合わせている場面、なみが和田さんと結婚していたり、嬉しい場面がたくさんでした。
ドラマのキャストの多くが16年ぶりに集結したことに、感動、この作品の偉大さを感じました!今作で俳優復帰した富岡涼さんの熱演も、心打たれました。
前半は、原さんと剛洋の互いに謝り合うシーン、先生が彩佳に病気を打ち明けるシーン、彩佳が先生の病気を知って母の前で泣き崩れるシーンなど、涙なくては見られなかったです。どれも今までの島民の暮らしを見てきたからこそ、こちらまで悲しすぎて耐えられない気持ちになりました。
後半はコトー先生の病気が発覚して、判斗先生がキーマンになります。判斗先生の診察室での、「たまたまコトー先生のようなドクターがいたから診療所が成り立っているだけで、コトー先生の善意と自己犠牲だけに島民が頼りすぎた末に、先生は病気になったんじゃないですか?」というセリフに、確かに本当にその通りなんだよなあとなんとも言えない悲しい気持ちになりました。
判斗先生を演じた高橋海人さんは、Dr.コトーにとってのよいアクセントになったと思います。島の医療の限界と、島民を家族のように思うコトー先生の想いと、色んなことがギリギリのバランスで保たれていたけれどそれは当たり前のことではなくて、綺麗事だけでやっていくには限界に達したんだと、判斗先生のセリフで痛感させられました。とても素晴らしい演技だったと思います。
★3にしたのは正直な感想を言うと、土砂崩れからのシーンに違和感があったからです。
コトー先生は必ず全員を助けるという思いで、自分の体調が悪いにも関わらず重症患者の気管挿管と胸骨圧迫をします。しかし、彩佳が切迫で倒れ、コトー先生も倒れます。けど、島の住民は誰もコトー先生を助けようとしません。和田さんも横に立ったまま、剛洋もコトー先生ではなくおじいちゃんの胸骨圧迫を再開します。誰もコトー先生に駆け寄ったり、背中をさすったりしません。私が看護師だからこの場面に違和感を感じるだけなのか?と思ったり、これは一種の演出というか(スローになってたし)、仕方のないことなのか?とか色々考えましたが違和感があったのは事実です。その後コトー先生はむくっと起きて、心筋梗塞の手術をします。はー?と思いました。普段あんなに島民のために身を削って休みもなく働いているコトー先生が、いざ病気になって倒れても島民はまだ先生に手術をさせるのかと憤りさえ感じてしまいました。
そして、手術を終えて疲れ切ったコトー先生は彩佳の隣で気を失います。スクリーン全体が白くなって、コトー先生は死んでしまったのか?と思いました。
そして時は流れ、ドローンの映像に。診療所で子供が歩き、最後はコトー先生に抱かれてエンディングです。コトー先生が生きてたことには安心しましたが、、、。
結局白血病の治療はどうなったの?本土に入院できたの?診療所の統合の話はなしのまま?
こんなに中途半端にするならコトー先生を病気にせずに、普通に剛洋の挫折と島の医療の現実とそれに立ち向かうコトー先生と仲間たちだけでよかったんじゃないのと思ってしまいました。
志木那島の医療
コトー先生も人間ですからね、そりゃあ病気になりますよね。それに20年間頼らざるを得なかった島民の事情もわかるし、島の大事な部分になって島民を守りたいコトー先生の気持ちもわかります。頑張れ、剛洋!
子供ながらに感じていた作品の魅力とは
Dr.コトーが放映されていたのは小学生の時。
ジュブナイルに始まり、子供の時から映画を見るのが好きだったからなんとなくドラマでもずっと見てはいて、吉岡さんには他の俳優にはない魅力を感じていた記憶がありますね。そして、出ている作品には必ず安心感があります。
同じ医療ジャンルの映画やドラマでもしゃれた演出なら今の時代いくらでも出来るなかで、人間くさいところがやっぱり好きな作品です。
原作は読んだことがないものの、ドラマの世界観そのままに月日が経ったことが自然に感じるような、まるで同窓会をずっと見ているような感覚でした。
批評したがる人みたいにいちいち言葉で表現するのも変な感じだから素直に書くなら、観てよかった!
1回だけじゃなく、2回目とまた見に行こうかなー。
脚本の出来はよくないですが、景色は綺麗です
これが完結編なんて残念でならない…
観た後の想像は人それぞれ。
爆泣き
待ちに待った続編
過酷な医師としての使命
原作・TVドラマ未見。孤島で医師である健助(吉岡秀隆)の奮闘を描いた物語です。
島民のTVドラマ風の演技が少し鼻につきますが、今年上映された「ラジエーションハウス」よりは感動があり、何度も目頭が熱くなりました。
医者と言うと、町中でも過酷な仕事のイメージがありますが、離島だとさらに過酷を極めます。
それでも、島民の命を助けようとする医師達の姿に胸を打たれます。
1人で奮闘する健助の姿は、以前上映の「いのちの停車場」を思い出し、中島みゆきの歌と相まって良作に仕上がっていると感じました。
追記 中島みゆきさんの「銀の龍の背に乗って」の「銀の龍」は医療用のメスを表しているのですね。ファンではないのですが、この詞を書ける人は、今の日本のミュージシャンではいないと思います。何回も聴きたくなる曲です。
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