劇場公開日 2023年1月20日

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グッドバイ、バッドマガジンズのレビュー・感想・評価

全50件中、41~50件目を表示

3.5少しだけの面白みを噛み締め続けた印象

2023年1月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

劇場の音響のみ良さもあってか、たまに差し込まれるニューエイジ的なギター音楽が一番印象的でした。そこに挟まれる遠景も笑いの中にちょっとしたノスタルジー、といった印象で、それだけでも作品全体の印象を増していたように思います。
基本的にコメディー要素が強い作品だったという印象ですが、そこまで大笑いするところもなくて、終始ところどころクスクスしていたなという─。
主演の杏花さんが可愛くて、それでいて擦れきったような演技もしていて、率直にスゴイなーと思ってしまいました。
時代が変わって消えゆくものはあまたあるなぁという寂しさを感じると同時に、それに負けないくらいの新しいものも生まれているんだろうし、何とか世の中は回っていくんだろうなぁという希望でもないけど、何か楽観的な気持ちになれるような作品でした。

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SH

4.0コンビニから消えたことさえ気付かれず散っていったエロ本雑誌たち... 時代の流れの中で役目を終えていく雑誌の裏で展開される歪な人間模様に新人女性が喝!!

2022年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 2010年代にコンビニで販売された男性向け成人雑誌の編集者達をテーマにしているがゆえに業界の裏事情的な猥雑さと各キャラクターの濃さは多分に映画的というかマンガ的ながら、既にはるか昔に峠を過ぎたエロ雑誌が静かに潰えていく様を淡々とありのままに捉えた媚びの無い作風はまさに自主映画の面目躍如というところだと思います。
 2010年代ともなるとDVDはもとより動画配信も既にバリバリな時期なので素人目にもエロ雑誌は下火な時期なのは察せられますが、冒頭から既に末期的です。
 部数急落による採算悪化で慢性的な人手不足による徹夜常態化のオーバーワーク、作中での「DVDに雑誌が付いてる」という揶揄のセリフに象徴されるような付録有りきによるメーカーの絶対的優位化での不自由さ、営業経費削減による独自記事の削減とチープ化、やり甲斐の無さと薄給を背景とした他者移籍や引き抜きの日常化etc…といった感じで、他の業界でも各エッセンスを置き換えればそのまま通じるような末期的ブラック状態です。
 となるとそんな社内に残っているのは相当な曲者か腹黒い人か、あるいは何もかも諦めてしまった世捨て人のような人たちばかりで、活気こそ無いものの爛々とした異様なムードは醸成されており、外から見世物根性的に覗くにはなんとも面白い世界ではあります。そこからして2010年代ともなるとDVDはもとより動画配信も既にバリバリな時期なので素人目にもエロ雑誌は下火な時期なのは察せられますが、冒頭から既に末期的です。
 部数急落による採算悪化で慢性的な人手不足による徹夜常態化のオーバーワーク、作中での「DVDに雑誌が付いてる」という揶揄のセリフに象徴されるような付録有りきによるメーカーの絶対的優位化での不自由さ、営業経費削減による独自記事の削減とチープ化、やり甲斐の無さと薄給を背景とした他者移籍や引き抜きの日常化etc…といった感じで、他の業界でも各エッセンスを置き換えればそのまま通じるような末期的ブラック状態です。
 となるとそんな社内に残っているのは相当な曲者か腹黒い人か、あるいは何もかも諦めてしまった世捨て人のような人たちばかりで、活気こそ無いものの爛々とした異様なムードは醸成されており、外から見世物根性的に覗くにはなんとも面白い世界ではあります。そこからして社内の人間模様の典型の標本のような感じもあって、それが作品全体のシニカルさにも繋がっていたのかとも思います。

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O次郎(平日はサラリーマン、休日はアマチュア劇団員)

4.5なんで1週間限定?全国でロングラン求む!

2022年11月1日
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満員御礼でした。
そしてマジ名作。
なぜ1週間限定公開???

東京五輪により外国人の目を気にして
政府が立てた“見た目だけ綺麗にしてね指示”
そしによりコンビニからエロ雑誌 が消えた。
そのエロ本編集部に(希望してないのに)やって来た
女の子の物語。
ほぼ実話。

雑誌自体売れない今、
堕ちてゆくのが自然な業界だからこその脆さと強さ。
ブラック企業なのにそれが当たり前だった時代を
生きてきた私としては(業界も近かった)
たまらん作品でした。

まず、杏花 さん筆頭に役者がみんな上手い。
そして監督の力量である構成が見事なので
無理なく心に染みる。

エロ雑誌、グラビア誌が
当たり前にあったあの頃を知ってる人は
みんなに観て欲しい。

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溶かしバター大盛りポップコーン

4.0面白い! 例えが悪いかもしれないが、仲間内でシモネタトークをしてい...

2022年10月31日
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鑑賞方法:映画館

面白い!
例えが悪いかもしれないが、仲間内でシモネタトークをしている楽しさが近いかもしれない。出てくる人達みんなアクが強く楽しく見た。事務所の小道具もけっさくだ!
もしもオリンピックがなかったら
コンビニにエロ本は残ったか?
それは否だろう。遅かれ早かれ消えていく運命ではあった。さればとて、である。
いけいけドンドンとは逆の業界で搾りカスみたいになって働く皆さんに共感を持った。情熱がなければできないよなー

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やすべー

3.5自主制作映画を1週間だけ上映。小学生でも保護者の助言・指導があれば観れます!

2022年10月30日
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鑑賞方法:映画館

まあ、神楽坂あたりのエロ本業界の話だと思いますが、業界事情を知っている人たちがつくっているだけあって、なかなか面白く仕上がっています。
2018年にコンビニからエロ本が無くなったらしいですが、本来、コンビニにエロ本があること自体がおかしい訳で、それにより、なんとか生き長らえてきた業界なのではないかと思います。
しかし、5年前になんの当てもなく自主制作映画として企画して、脚本を3年かけて書いて、撮影して、日活に持ち込んで、テアトル新宿で1週間だけ上映とは、なんともすぱらしい。
お客さんはかなり入っているので、ロングランするといいですね。
主演の杏花さんもなかなかの熱演で見どころは十分です。
ただ、小学生は見ちゃいけないと思うけどなぁ…。

#176

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caduceus

3.5成人雑誌の苦悩

2022年10月29日
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成人雑誌ってこんなに色々なひとが関わっているということを初めてしりました。
編集、dvd制作、営業、雑誌社の苦悩などの人間模様の群像劇は見ごたえありです。
深夜上映だけですが、是非ともみて欲しい作品です。

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流浪の旅人ぱぱや

2.5作業では味気ない

2022年10月29日
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悲しい

楽しい

幸せ

成人雑誌がコンビニから姿を消した2018年に成人雑誌の編集局に配属された女性と局員達の話。

憧れだった女性誌の出版社に就職が決まったものの、いざ入ってみたら配送は成人誌だは、憧れの雑誌の廃刊が知らされるはという中で、何がエロいかも解らない主人公が成長していくストーリー。

編集長のエピソードを聞いての「うわーっ」というリアクションに、こちらこそ「うわーっ」と感じた最初だったけれど、いくらなんでも急成長!?w
コミカルな要素も織り込みつつの進行だし、取り扱っている内容はエロ雑誌だけど、映画としてはいたってマジメに衰退していく業界に身を投じることになったことや、自分が持ち合わせていない感性と向き合いぶつかっていく展開。
SEXシーンもあるけれどエロいという程の描写も映像もありません。

同じ業界で働いている人や、旧態依然の男職場で働く女性とかにはハマる部分も結構あるのかも知れないなとは思ったし、何も理解できない訳ではないけれど、オッサンにはこれといって刺さるものはなく、可もなく不可もなくだった。

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Bacchus

4.0エロ雑誌社に就職

2022年10月29日
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鑑賞方法:映画館

女性には、大変な仕事ですね。
この映画を観て、コンビニから成人雑誌がなくなったことを知りました。

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かん

4.0ブラックが昇華して笑えるエロになった(でも真面目)

2022年10月29日
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鑑賞方法:映画館

2022年10月28日(金)テアトル新宿にて初日舞台挨拶付上映を鑑賞。
前日には満席になっていた様です。
男女比は半々位、年齢層も様々で、若い女性も多かったです。
成人誌制作のリアルな裏側を性別年齢が様々な沢山の人達と一緒に観るというのは、不思議な体験ですがいいものですね。
性教育は必要だし、もっと明るく楽しくオープンに話せた方が健やかだと思っているので。

出版業界、成人誌を取り巻く環境の変化、ブラックな職場環境、夫婦関係、エロとは何か、何故セックスをするのか。
エロいけど笑えるし、色々考えさせられました。
監督やプロデューサーの経験が大いに反映されているとのこと。
ブラックな経験が、こんな良い作品に昇華されて良かったなと思いました。
メンタルやられちゃう人もそりゃいるでしょう。でも潰れないで、健全さを保って新しい何かを生み出した皆さんに乾杯です。

舞台挨拶での役者さん達のやり取りも和やかで良かったです。
労働環境、セクハラパワハラが問題になって久しい映画業界ですから、観ている方も救われる思いです。
主演の杏花さんは物事に真摯に向き合っている方なのだなぁと思いました。
姿勢がピンとしていて美しかったのは、バレエをやっていたからなのですね。
彼女はこの映画のどっしりとした柱になっている気がしました。
他の役者さん達も皆さん味があってどのシーンも楽しかった!
セットの作り込み、音楽も印象に残りました。

1週間の限定上映でしたが、上映館が広がればますます話題になることでしょう。
時代を記録する歴史的価値を持って長く観られる作品になるのでは。

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粉雪

4.0滅び行く業界、衰退する会社

2022年10月29日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

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寒村