「おまえの顔はフィーだ‼」スーパー30 アーナンド先生の教室 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
おまえの顔はフィーだ‼
インドのある村にて数学の天才がケンブリッジ大学入学のチャンスを得るも、資金が集まらず留学は頓挫・・・。
しかたなく物売りで生計をたてていた所、ひょんなことから予備校講師に。そして、かつての自分と同じように貧しさから教育を受けられない子どもたちを助けたいと思うようになり・・・といった物語。
実在した青年と無料塾をもとにしたドラマ作品。
尺は2時間半、長い‼まぁインド映画ですからね。
序盤は苦難の連続。燃ゆる許可証は胸が張り裂けそうになりますね。さらにお父さんも倒れてしまい。。
無料塾を始めてからは面白さが急加速‼妨害がありながらも生き生きと勉強する子どもたち。ってかあんなもの自作できるとか天才すぎだろ…。
ラッラン塾との勝負は・・・ちょっと正攻法じゃなくない・・・?
そんなこと思いつつ、やっぱりインド、最後に分かり合うのにはコレか。
コレで大団円かと思ったら、ここからまさかのサスペンスフルな展開‼
なかなか度肝を抜かれましたね。知恵と知識を武器に闘う皆の姿にアツくなった。
ラッランさんもおバカよね。電気と女までならまだ可愛いもんだけど。。
まぁ確かに気持ちはわかるし、アーナンドが完全正義とも思わなかったけど、変な事しなきゃむしろアーナンドの救世主、恩人として良い思いできたろうに。
まぁまさかこんなに成功するなんて最初は思わなかったか。
そしておまけにヒロインは超美人‼
アーナンドさん、フィーじゃないからなんて・・・いらないならワタクシがもらいますよッ‼
さておき、悲しかったり熱くなったり緊張感もあったりで、☆4でも過小評価かもってくらいの傑作だった。強いて言えばもうちょっと生徒達の背景を観たかったかな。
キャラクターも皆良いし、何より今現在も教え続けているっていう事実がグッときますね。
近く人口世界一になるインドですから、より優秀な人材がボンボン出てきそうですね。
是非今後も無事に、それに一役かってほしいと思った作品だった。
最近気づいたのですが、インド映画って長くて敬遠しがちだけど、自分が見た作品ではハズレが一作もないんですよね。今後も要注目‼