「エスターが好きになっちゃいました。くやしい…でも、応援しちゃう」エスター ファースト・キル tabotyokoさんの映画レビュー(感想・評価)
エスターが好きになっちゃいました。くやしい…でも、応援しちゃう
1から大好きなホラー映画、エスターの続編が出たと知り視聴。
(視聴後)……良い。
1にはすこし劣るかなと思うけど、エスターの1の前日譚ならすごく良いと思います。
【感想】
まだ興奮しまくりなので、まとまりのない文章になると思います、申し訳ございません…。
〜良かった点〜
・1のエスターを演じた俳優さんと今回も同じ人であること。とてもとても嬉しいです。やはりエスターは"イザベラ・ファーマンさん"ですね。
・自分の違和感が当たっていたこと。というより、そのように分かりやすく撮影してくださった製作陣の人たちに敬礼!(まず、お母さん役の人が失礼ですが美しいけれどキツイお顔立ちで裏がありそうに見えたこと。続いてお兄さん。映画の始めの方で。空港から家へ向かう車内のシーン。エスターをチラリと見続けたお兄さんの顔。違和感でした。またこの人もイケメンだけど、なんだか裏がありそうで怖いなと感じました)
・エスターの、絵を描くシーン。ピアノを弾くシーン。お料理を出すシーン。芸術家肌で家庭的な面もあって、なんか良かったです。
・エスターの絵の、ブラックライトを使った技法の原点が分かったこと。1でも登場するのですが、まさかこの一家のお父さんの技法だったとは。1でも使っているあたり、今でも彼のことを?と思うと、若干ウルっときます。
・ファーストキルとは、私の解釈ですが、
『初めて愛した人を手にかけた』という意味かと思いました。(屋根の上で自分の正体がバレた時。自分の特異な体質に対して「化け物」と愛する人に真っ向からののしられ。理解されない悲しみが一気に怒りに変わって思わずカッとなって突き飛ばしてしまい、あっ!と思って下を見た時のエスターの表情が。●す気はなかった。本当にカッとなってやってしまったんだろうと思いました。母親と兄は、エスターのことを容赦なく●そうとしてきたので、こどもの体格というハンディキャップにも負けずに全力であらがい倒しましたが、このお父さん、愛した男の人だけは生かそうとしていたように思えます。理解されたいだけ、年相応の女性として見てもらいたかっただけ、受け入れてもらいたかっただけ?)
ここからが、エスターもといリーナの精神的渇望や叶わぬ夢を追いかけることが●ぬまでずっと続いていくのかなと思うと。
恐ろしいけれど悲しいモンスター。アンガーマネジメントができない、見た目は少女でも心は大人。その危うさがエスターの魅力のように感じられます。
そんなエスターが大好きです。この女はとんでもない●人鬼だ、●された人の前でそんなことが言えるのか、と責められそうですが、彼女の境遇を考えると、『13階段を登れ、この椅子に座れ』と、すぐには思いづらい…