「前作を知らなくても単品として安心して観られます。」エスター ファースト・キル じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
前作を知らなくても単品として安心して観られます。
前作は予習をしましたが、予め知っておくべき情報は10歳のサイコパス少女の殺人譚ということくらいでしょうか。
エスターの正体は?
という謎は早々にはっきりします。だからこの点を隠す意図はないんだなと思います。前作でもちらっと出てきますがエストニア(だったかな)の精神病院が出てきます。
全体的に雪と陰で不穏です。その意味ではいい雰囲気です。
ここに収容されている31歳の低身長症のサイコパスがエスターの正体ですが、彼女のサイコぶりが発揮されての脱出劇はまるでターミネーター2のサラ・コナーのようです。
脱出の際の大胆な行動は、行方不明の自分にそっくりな少女をネットで見つけ、その家族になるためにわざと発見されアメリカに行くことになる。
なかなかの豪胆ぶりですが、ちょっとしたミスで暴れたり、自分に不利な人物を躊躇なくこ○すところなど、至る所で返り血を浴びています。
それにしても、詳細はあまり触れられていませんでしたが、エスター(本物)はどうやら虐待(やりすぎた)の末タヒんで、古井戸にほうりこまれたようです。事実を知らない父親は喜んで迎えますが、母親と兄は知っているようです。 なんでも建国時から続く名家だそうで、どこかで聞いたような感覚で受け入れますが、そこで収まるわけがありません。
ホラーとは言ってもオカルトでは無いし、妄想でも実在が疑われる存在でもなく、作品もショッカーは最小限なので、最近の血塗れアニメで耐性がある人はなんてことは無いでしょう。
楽しく不気味なホラーを堪能出来ました。辛いカレーにチャレンジしたような気持ちです。
さすがに続編はないと思います。素晴らしくよくできた完結でした。
ザ・フラッシュへのコメントありがとうございます。
この映画も、予備知識なくても怖かったですね。
逆に、これみてからエスター見るのはある意味ネタバレからの入りとなりますが、えへん、オレは知ってるぞ❗️
という割り切ったノリで楽しめるかもです。