薄氷
配信開始日:2021年1月29日
解説
Netflixで2021年1月29日から配信。
2020年製作/106分/スペイン
原題または英題:Bajocero
配信:Netflix
配信開始日:2021年1月29日
スタッフ・キャスト
- 監督
- ルイス・キレス
- 製作
- ペドロ・ウリオル
- 脚本
- フェルナンド・ナバーロ
- ルイス・キレス
- 撮影
- イサーク・ビラ
- 編集
- アントニオ・フルトス
- 音楽
- ザカリアス・M・デ・ラ・リバ
配信開始日:2021年1月29日
Netflixで2021年1月29日から配信。
2020年製作/106分/スペイン
原題または英題:Bajocero
配信:Netflix
配信開始日:2021年1月29日
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2020年12月3日 全ての元凶チノが外道で胸糞すぎる。チノに娘を殺されたミゲルが語るレイプの話は想像するだけでゾッとした。本当は娘の場所を知ってたのに、何食わぬ顔でずっと嘘ついてたのも腹立つ。囚人たちの中でコイツの罪が1番重いと思うわ。
ルール絶対厳守の真面目主人公がチノの本性を知り、ミゲルを見て退職覚悟でチノに吐かせる流れはスッキリした。チノのやったことを考えれば吐かせた後に殺しても良かったぐらい。
外から謎の襲撃者、内から信用できない囚人、四面楚歌でハラハラした。絶対絶命の主人公が可哀想になってくる。
護送車内がメインの話は初めて見たので斬新。牢屋みたいな部屋が多数あったり、頑丈な作りになってて驚いた。
気になった点は、主人公の魅力が薄いのと、囚人が大人しめの奴が多かったこと。
主人公は見た目がパッとしないチビハゲで弱そう、主人公にしてはインパクト弱い。ただ、最後のチノに吐かせるシーンだけはカッコよかった。
囚人は意外と頭脳派が多かったから、もっと血迷った脳筋キャラみたいなの居たら、護送車内がカオスになって面白かったかも。唯一ヤバそうだった長身の男もチノにあっさりやられちゃったしなぁ。
どこかで観た俳優さんだと思ったら…バスケの映画だったか〜
それはさておき。
最初のパンクするシーン。
意味がよくわからない。
何が言いたかった?
あの少人数で、囚人達を移送…すでに不穏な空気。
護衛より囚人の方が多いなんて。
簡単に鍵開けちゃうし。
なめとんのか〜!
無線は使えない。
とにかく脇が甘い。
しかし、移送について誰が情報を漏らした?
ミゲルさん、なぜ知ってる?
湖に落ちた護送車からの脱出まで、やけに余裕があるなと思ったのは気のせいか。
水圧で扉が開かないとか、そんなことは全然ないんだね。
氷水から出てびしょ濡れと思いきや、いつの間にか乾いてる?
水滴もなく、震えてもいない。
法がなんちゃらというセリフも、何だか間抜けっぽくて全く説得力がない。
最後にミゲルさんにより事情の説明があるけど、あのレンガ造りの要塞みたいなところで元警官と現役警官がやり合ってどうする?
ガラスで刺したりそこまでするか?という感じ。
ナノもナノでその間にさっさと逃げればいいのに、何度も同じことを繰り返す。
ナノが「言うわけないだろ」みたいに言った瞬間に犯人だと確信するマーティン。
え?それまで全く疑ってなかったの?
囚人同士の会話はちょっと面白かったし、バーを経営する夢もいいが、救助と引き換えに逃して大丈夫だったのかな〜と。
長時間囚人と警官が同じ空間にいた割にはそこの描写もなくて。
あの時間彼らは一体何をしてたんだろうね。
囚人護送車が外部の敵に襲われ、警官隊が皆殺しに遭う中、残った1人の警官と囚人たちが協力して敵と戦う…何となく、有名なジョン・カーペンター「要塞警察」を思わせる設定にそそられて見てみた。
ところが残念ながら敵が強すぎて、警官と囚人が巻き返せる余地がない。せいぜい車両に放火されたのを協力して消し止めるくらいの話。
一方、これだけ強い敵が実は単独犯で、囚人の一人を突き出せば他のものは解放するという。
その理由がなかなかわからないのだが、最後には彼がその囚人に娘をレイプのうえ惨殺され、死体を遺棄されたのを恨んだのと、遺体の遺棄場所を自白させるのが動機だと分かってくる。それなら初めからそう説明して、突き出させればいい話だが、そうはしないでいたずらに時間を空費するのは間抜けすぎる。
最後に氷の張った湖に護送車を乗り付け、全員溺れさせようとすると、実は護送車には緊急避難口のあることがわかり、ターゲットの囚人が浮き上がってくる。それを敵は銃で威嚇して自白させようとする。やれやれ避難口があるなら、敵を騙して逃げ出せばよかったじゃないか。そうしなかった警官が間抜けすぎる。
最後に警官はその敵を捕えたうえ、今度はその囚人の腕を銃で吹き飛ばして自白させる。おいおい、ここは警官がつまらない職業意識を発揮するところじゃなく、敵に娘の遺体を引き上げさせてやればよかっただろうに。警官さえもっと巧妙に振る舞えば、何人も助かっていただろう。
というわけで犯人は強い割に間抜けすぎ。警官も間抜けすぎ。要はシナリオが間抜けだというオチなのであった。
結局、悪を裁くのには限界があると感じた作品。主人公である警官が命を助けられた囚人を意図的に逃してしまうし、娘を捨てた場所を吐かせるために手を銃で吹き飛ばしてしまうし、、だったらミゲルにさせてあげれば良かったのにと思うが、法の番人である彼が法を無視して裁いてしまった。囚人護送車を襲うという映画は多々あるが、復讐のために襲う、中からも外からも中々出入りできない攻防劇が珍しかった。護送車ごと凍っている湖?に落とすことから、この邦題なのだろうが、そんなに寒さを感じなかった。