金の国 水の国のレビュー・感想・評価
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幸せになれるハッピー映画
リアルでもありそうな
2000年以上続く両国の緊張状態
でありながら
割りとあっさり
仲直りしてしまう感はありましたが
平和が1番だと
感じさせられました
すべての人が悪者にならない
ハッピー感満載な映画でした
そう
昔のジブリ映画のような
二つの国の交流の始まりを描いたファンタジック大河ラブロマンス叙事詩です。優しさに溢れた世界が続きますように。
遠い昔より争いの絶えなかった二つの国。
交易で栄える「金の国」 アルハミト。
自然の豊かな「水の国」 バイカリ。
二つの国を神が仲裁し、証に相手に花嫁・花婿を贈ることに。
金の国から水の国には美しい花嫁を。
水の国から金の国には賢い花婿を。
花嫁を迎えることになったのは水の国の建築士 ナランバヤル。
花婿を迎えることになったのは金の国の第93王女 サーラ。
二人とも、それぞれの都から遠く離れた
国境の近くで暮らしている。
この二人が物語の主人公。 …なのだが
花婿花嫁を迎えたはずの二人の元にやってきたのは
なんと犬と猫。
犬の花婿が来てしまったサーラ。
姉(王女)たちから婿に会わせろと言われ …困る。 それはそうだ。
その犬が国境の壁をくぐり、逃げ出してしまう。
逃げた先は、水の国。
山芋を掘った穴に犬が落ちて困っていたところ
助けてくれたのがナランバヤル。
”この人は、聞いていたような人とは違う”
水の国のオトコは、乱暴で粗野な人達 -そんな風に聞いていた。
けれど この人は、違っているみたい。 ならば…
彼に頼み、水の国からきた花婿を演じてもらうことに。
猫の花嫁が来てしまったナランバヤル。
来てしまったネコに 「オドンチメグ(星の輝き)」と名付け
家族同様に可愛がってきた。
国境の近くで困っている娘を助けたところ
お婿さんのフリをして欲しいと頼まれる。
”困っているみたいだし”
このナランバヤル、水の国では建築士。
仕事が無いが、実は頭も良い。 …らしい。
サーラと共に金の国の都にやってくる。
技術の進んだ「金の国」。 だが
ナランバヤルは気付いてしまう。
都の繁栄を支えているのは、水の力。
その水が無くなりつつあり、今の繁栄は遠くない未来に
終焉を迎えてしまうことに。
水の国には「水」がある。
金の国には「様々なモノ」がある。
技術者として、花婿役を引き受けたものとして、
水の国と金の国に水路を作り、その水路で交易も行えば
両国の未来は明るいものになる。
そう考えたナランバヤル
花婿役を終えた後も金の国に残り
壮大な計画の実現に取り組み始めるのだが…。
と、まあ
芯のしっかりとしたストーリーで、見応えあります。
それに加え
たまたま出会った王女と建築士の
それぞれが相手に寄せる好意が少しずつ
積み重なっていく様子が微笑ましくて
応援せずにはいられなくなりました。
月の夜、橋の上での抱擁など
映像的に綺麗な場面も印象的で、観ていて癒されました。 ほっ
そして大団円のエンディング。
エンドテロップで描かれたのは、きっと10年くらい先の姿。
うん 良い感じ。
ストーリー全体を通して、優しさに溢れた良作です。
観て良かった。満足。
◇印象に残ったシーン
主人公の二人、図らずも互いの家で
「婿」そして「嫁」を演じることになるのですが
サーラとナランバヤルには実は違いがありました。
小さいようで、実は大きな違い。
ナランバヤルは、サーラに婿がいないと知っています。
サーラは、ナランバヤルに妻がいると思い込んでしまいます。
彼へのほのかな想いが膨らむに連れ
”ちくり” と心にトゲが刺さる場面が増えていく…
ナランバヤルの嫁が 「ネコ(オドンチメグ」 と知った時の
サーラの顔の輝きといったら もう。
観ているこっちも嬉しくなりました。 良かったね。
◇ 印象に残ったセリフ
「迷った時は難しい道を選んで」
一度、仕事を優先し夜の道をサーラ一人で
帰らせてしまったナランバヤル。
ためらうナランバヤルに、サーラはそう言った。
二つの国を流れる水路を造ること。
そして国の間で交流が再開すること。
それが「難しい道」と思ったから
ナランバヤルはそう決めて、サーラの手を離した。
しかし…
最後の場面、姉の元へ二人で向かう途中。
カラクリ仕掛けの木の通路の上で
王様も乗ってしまい、今にも崩れそうに。
「一人で行って」
今度もそう言うサーラなのだが…
「君の手は もう離さない」
「落ちる時には 一緒に」
欲しいものは欲しい。
欲張りで何が悪い。
--何も失いたくない
それが一番難しい道。
そう決めたナランバヤルに拍手。
◇余談(だそく)
そう遠くない未来に水が無くなり、国が滅びてしまう
そうなる前に資源の豊富な他の土地を侵略し、移住する。
…って
デスラー総統ですか (宇宙戦艦ヤマト)
なんてコトを 少しだけ思ったり。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
癒されるー
見かけで判断せず、本質を見なければ
昔むかし、諍いばかり起こしている二つの国があったとさ。
設定が予想と少しだけ違いましたが、おとぎ話のようでとても癒されました。小さい子よりは中学生から大人向けかと思います。
アニメの完成度にこだわる方にはお勧めしませんが、絵は素朴であったかい感じです。人物は所々思いっきり手抜き感があって笑えますが、原作マンガもそうなのかもしれません。背景は「かがみの孤城」より質感もスケール感もあります。猫が「すずめの戸締り」より可愛いです。
内容には少し物足りない所もありますが、意外と色んなテーマが入っていて良いのではないでしょうか。
声優はとても良かったです。痩せている浜辺美波さんが太った女性の役!?と思いましたが、おっとりした優しいサーラになりきっていました。
賀来賢人さんは知的で温かくて腕っぷしが弱そうな感じが良く出ていました。賀来さんの甘すぎない、軽やかな「お嬢さん」の言い方が好き。少女マンガ的には、クライマックスで熱く「サーラ!」と叫んで欲しかったですが、結婚しても歳を重ねても愛称としてあんな風に「お嬢さん」と呼ばれたらそれはそれで嬉しいかもしれない(妄想❤)
猫と犬の鳴き声は、一人の声優さんが担当したそうです。さすがプロ。
美しい童話
良くも悪くも原作のままでした。
映像が美しいだけでなく、声もみなさんとても良かった。
原作が好きな場合、イメージが違うと違和感を生みますが、それがなかった。
キャラクター全員好きですが、誰一人テキトーな配役を感じなかった!作り手側もこの作品をそのままで愛しているのを感じます。
あとライララが女性だと気付けてよかった笑
ほんtpにそのままで、後日談が漫画よりもちょっと多いぐらい?
エンドロールの絵が見れてすっごい嬉しかった!!!!
ちょっとふざけた設定だったり、どこか抜けたキャラクター、あれよあれよと転がる展開ですが、すごく重いものを訴えているお話だと思いますので、バランスが取れているのでは無いかと。
そういう意味でも童話だと思います。
よくあるような鼻につく正義感や説教くささもなく、美しさを強調するために嫌らしいものを見せるわけでも無い。
兎にも角にもすっごく好きなお話です。
ところどころでバイオレットエバーガーデンを思い出す‼️❓
この作品を2時間でおさめようとすることに無理が…。
マンガ大賞2連覇ということと予告上映で気になってこちらの作品を観に行きまし
た。原作のマンガは観ていないのだけど…
多分原作のマンガはとても素晴らしい内容の作品だと思うし映画の全体的な内容は素晴らしかったのだけどこの作品を2時間でまとめると人物像の心情が薄い…。恋に落ちるのが早すぎ…展開が早い。と粗が目立った感じかなぁ??主人公の姫ももう少し時間がたつにつれて(個人的に)気持ちの強さが欲しかった。期待していただけに少し拍子抜けでした。
こんなに素晴らしい内容の作品を2時間にまとめなくても1.2と区切ればよかったかなぁ…??と。多分1を観て登場人物の心情が深くわかれば2も観に行ったと思います。でも他国では未だに続いている戦争については考えさせられました。1年…それがもう当たり前になっているけれど、ニュースではほとんどとり上げられなくなっていること毎日罪のない人が亡くなっていることそれが正論ではないこと。私達が傍観者ではいけないこと。その考えを教えてくれた作品でした。
理想なカップル💓😍💓
愛が国家を救う感じ
昔から争いが絶えない隣国同士で
美しい女性と賢い若者を政略結婚させる取り決めで
お互いに子猫と子犬を送ったことを秘密にするために
偽りの夫婦を演じるようになり
それが国家間の諍いを収束していくようになるという物語
ナランバヤルの言葉にすぐ説得される感じがして
ご都合主義っぽいかもしれないが
そこまで違和感がなかった
全体的に物語で完全な悪人はそこまでいないように思えた
イケメンの左大臣はお飾りっぽい設定だが
そこまで無能さは感じなかった
お姉さま方は国のことを考えているようだが
ちょっとそこはわかりにくい
しかし、隣国としても徒歩で移動できるってのは
ちょっと近すぎて現実的にどうなのかな
国王はどちらも国のことを考えて戦争という選択をしようとしているが
バイカリの族長は全体的に無能っぽい感じがある
酒飲み競争を自分から誘っておきながらサーラに負けたり
ラストで金の国の技術力に驚いていたので
子犬を送って、戦争を仕掛けようとしていたのに勝算を考えてないのでは?
全体的に優しい世界なのでそこらへんで好き嫌いはわかれそう
現実は50年も先を見据えている政治というのは
非現実的だとか思う人もいるかもしれないが
個人的にはよかった
あんまり入り込めなかった
子供向けファンタジー
いい映画だった、面白くはなかったが普通にいい映画だった
優しさにあふれた童話
💧💧💧
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