「今年最も観るべきアニメ」金の国 水の国 hssyowa40さんの映画レビュー(感想・評価)
今年最も観るべきアニメ
いい作品だった。Ultra Blu-rayがもし出たら是非とも予約して家に置いときたい。
ちょっとネタバレ。
気になったところを2つだけ。後半のクライマックスでサーラとナランバヤルが王宮内の秘密の抜け道の壁からの張り出し通路を渡る場面があるが、二人で渡ると崩れ落ちる可能性があるからサーラはナランバヤルに、一人で逃げる様に勧めていたのだけど、お嬢さんを一人にできない、と言ってナランバヤルはサーラも連れて渡ろうとする、そこへ二人を探していたラスタバン3世王がまたその崩れそうな通路に出てくるのだが、二人でも崩れ落ちると心配してるのに王まで来て3人で乗って大丈夫なのか?と観ていてハラハラした。もうこの時点で張り出しの通路の強度はどうでも良いのか?とそこが気になった。
サーラ姫が、いなくなった猫のオドンチメグを探してナランバヤルの家でナランバヤルはもう妻がいる、と聞かされるのだが、自分の所には婿として子犬が来て、ナランバヤルが仔猫のオドンチメグを連れて来てる時点と、事情があって人前には出られないと聞いた時点でナランバヤルに送られた嫁がその仔猫だとどうして気づかないのか?サーラ姫の姉も、お父様はバイカリ国に嫁として猫を送ったって噂よ、と聞いてる時点でナランバヤルの人前には姿を見せられない嫁が猫のオドンチメグだと気づきそうなものだが?
でも作画もきれいだったし、見せ場もたくさんあった。浜辺美波と賀来賢人の適用も役にぴったりだったと思う。最後に充分に感動できた。
アルハミト国と対立するバイカリ国の族長オドゥニはなぜ おネエ系なのか?その方が都合良いのか?美青年好きなら、交渉するならイケメン俳優で大臣になったサラディーンが直接交渉したから成立したのか?その場面も出したらちょっとウケるのかな?と思った。サラディーンがわりと簡単にナランバヤルの提案に乗ったのはちょっと都合良すぎるのでは?とも思ったがアルハミト国出身でなく元遊牧民の国から来たから利害はそれほどないからなのか?とまぁそれならと納得はしたか
沢城みゆきさんが演じるライララもあまりにもご都合主義的にどこにでも突然現れるのだが、原作中一番人気があるのがライララだと言うのも分かる気がする。
現在のロシアとウクライナもこんな感じで和解できないものか?と思ってしまった