金の国 水の国のレビュー・感想・評価
全250件中、1~20件目を表示
優しい世界見せてくれて感謝
少女マンガ的なものの素晴らしさが詰まっていた。世の中は良い人ばかりじゃないし、理解し合えないことも多いのだけど、この作品世界は優しさに溢れていた。根っからどうしようもない悪人は出てこない、いがみ合う2つの国を超えた友愛の姿がこの上なく美しく描かれる。
サーラのキャラクターデザインが素晴らしい。日本マンガ・アニメの「かわいい」という概念はもっと拡張できるんじゃないかと思っていたので、これはその成功例の1つだと思う。
ナランバヤルもお調子者っぽいけど、切れ者でカッコいい時はカッコいいという原作の良い味がそのままアニメにも引き継がれた。賀来賢人の芝居が素晴らしくて、ドンピシャのキャスティングだったと思う。
資源はないけどお金はある国と、資源はあるけどお金のない国が対立する。これは世界中のいろんなところで起きていることだ。現実はとても複雑だけれど、まずは分かり合えるとを信じないと何も解決できない。これは現実の複雑さに対して、まず信じることの大事さ、シンプルだけどそのことを忘れちゃいけないことを思い出させてくれる。
平和だった
この世界には、根っからの悪者はいなかった。
なのにずっと争い事をしてた。
やっぱり人間って話し合える生き物だから話し合わないと損だよね。
でもその為には偏見や先入観が邪魔なんだ。
「あっちが悪者」
なんて決めつけがこの世の中にしてる。
お互いの国のことを良く見て知って考えて、それらを払拭できた主人公2人に乾杯😉
さっそく観てきました。 こんなにもまっすぐな作品があるのかと驚くほ...
さっそく観てきました。
こんなにもまっすぐな作品があるのかと驚くほど、メッセージがストレートに伝わってくる作品で、映画鑑賞後優しい気持ちになれるような、浄化されるような、とにかくやさしい作品。
自分の外見に自信がないけど、優しくて実は芯が強いサーラと、一見ただのお調子者のように見えるけど実は家族思いで機転が効く、ナランバヤルどちらも素敵すぎた。
「自分と遠くかけ離れた存在というより、むしろ周りにいそうな、親しみのあるキャラクターをあえて描いてみました。」(FASHION PRESS様インタビューより)と原作者の岩本ナオさんが仰っていた通り、共感ポイントも多く親しみやすいキャラクターがとても魅力的な作品でした。
戦争やコロナウイルスの影響で何となく世の中が落ち着かない、イライラしている人も多い今だからこそ平和の大切さを改めて感じつつ、見えている面や先入観のみで判断してはいけないということも改めて考えさせられるような場面がいくつもありました。
素敵な言葉がたくさん出てきた、、、
わたしは「いつでも難しい方の道を選んでください」という言葉が心に残りました。
そしてエンドロールがエモさ満載で、素敵すぎた、、、
美しい映像と優しい世界
砂漠の国と水の国の千年に渡る諍いと国交回復の話。国で一番賢い若者(割と外れてない)と国で一番美しい娘(0.1t)の恋の話。娘を「国王が最もかわいがっている姫」と言い繕ったのはうまくまとめたなと思いました。悪者もいるけどバサバサ死んだりせず、安心して見られる良作。
いがみ合う2つの国
金持ちだが水資源が豊かではない国、水源は豊で技術者もいるが金のない貧乏国。仲良くやっていけばお互い幸せになれるのに…。最後にカップルが出来て二つの国が幸せになり良かった、良かった。今この映画をトランプ政権中枢部にいる人達に見てもらいたいね。勿論現実の政治はこんなに簡単ではありませんが少しでも相手を尊重する姿勢があればもう少し違った形になってると思う。アニメだが結構心に響いてくる佳作ですね。
とにかくあったかい
⭐︎4.3 / 5.0
とてもいいロマンス作品だった
評判のいいアニメーション作品は、得てして内容がほとんどないつまらないものが多い。あくまで映画的にという意味だが。
なので、この作品についてもそこまで期待してはいなかった。
しかし、想像以上に面白かったし、何より内容も良かった。とはいっても、そこまで難しい話ではなく、シンプルで普遍的なものであるが。
最もシンプルな原点としてはやはりロマンスパートではないかと思う。
小難しい駆け引きなんかはなし。ただ、立場の違いで最後の一歩を踏み出せないだけのもどかしさ。
早々に、互いに好意を寄せていることは観ていて分かるし、ナランバヤルとサーラが相手の好意をうっすら感じていそうなところもいい。
そして、何気に気に入っているところは、この二人が結ばれることで、金の国と水の国の平和に貢献できるわけではないところだ。二人が結ばれれば万事解決では二人の気持ちの純粋さが失われてしまいかねないからね。
もう一つ良かったところは、登場キャラクターのほとんどが国の未来を考えるいいヤツだったことだ。
大臣のサラディーンなんて、ラスボスの風格漂う明らかに悪人っぽく登場しておいて、中々覚悟の決まった平和主義者だったからね。この人を突き動かす動機はピンとこなかったけれど、だからこそ余計にいいヤツに見えてくる。国がなくなるということの悲しさをなくしたいのかな。多分そんな感じ。
あとは最後に、ナランバヤルを演じた賀来賢人が結構声優うまった。
お調子者だけどふざけた感じではない絶妙なシリアスさが良かった。
原作を超えてきた
心が浄化された
それぞれの登場人物の思いや考え方がハッキリしていて、かつ伏線の回収の仕方がとても綺麗で見て良かったです。
初恋を思い出しました笑
もう1回見たいし、人にも薦めたい映画。
徐々にヒロインが好きになっていく良作
全250件中、1~20件目を表示










