金の国 水の国のレビュー・感想・評価
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優しい世界見せてくれて感謝
少女マンガ的なものの素晴らしさが詰まっていた。世の中は良い人ばかりじゃないし、理解し合えないことも多いのだけど、この作品世界は優しさに溢れていた。根っからどうしようもない悪人は出てこない、いがみ合う2つの国を超えた友愛の姿がこの上なく美しく描かれる。
サーラのキャラクターデザインが素晴らしい。日本マンガ・アニメの「かわいい」という概念はもっと拡張できるんじゃないかと思っていたので、これはその成功例の1つだと思う。
ナランバヤルもお調子者っぽいけど、切れ者でカッコいい時はカッコいいという原作の良い味がそのままアニメにも引き継がれた。賀来賢人の芝居が素晴らしくて、ドンピシャのキャスティングだったと思う。
資源はないけどお金はある国と、資源はあるけどお金のない国が対立する。これは世界中のいろんなところで起きていることだ。現実はとても複雑だけれど、まずは分かり合えるとを信じないと何も解決できない。これは現実の複雑さに対して、まず信じることの大事さ、シンプルだけどそのことを忘れちゃいけないことを思い出させてくれる。
平和だった
この世界には、根っからの悪者はいなかった。
なのにずっと争い事をしてた。
やっぱり人間って話し合える生き物だから話し合わないと損だよね。
でもその為には偏見や先入観が邪魔なんだ。
「あっちが悪者」
なんて決めつけがこの世の中にしてる。
お互いの国のことを良く見て知って考えて、それらを払拭できた主人公2人に乾杯😉
さっそく観てきました。 こんなにもまっすぐな作品があるのかと驚くほ...
さっそく観てきました。
こんなにもまっすぐな作品があるのかと驚くほど、メッセージがストレートに伝わってくる作品で、映画鑑賞後優しい気持ちになれるような、浄化されるような、とにかくやさしい作品。
自分の外見に自信がないけど、優しくて実は芯が強いサーラと、一見ただのお調子者のように見えるけど実は家族思いで機転が効く、ナランバヤルどちらも素敵すぎた。
「自分と遠くかけ離れた存在というより、むしろ周りにいそうな、親しみのあるキャラクターをあえて描いてみました。」(FASHION PRESS様インタビューより)と原作者の岩本ナオさんが仰っていた通り、共感ポイントも多く親しみやすいキャラクターがとても魅力的な作品でした。
戦争やコロナウイルスの影響で何となく世の中が落ち着かない、イライラしている人も多い今だからこそ平和の大切さを改めて感じつつ、見えている面や先入観のみで判断してはいけないということも改めて考えさせられるような場面がいくつもありました。
素敵な言葉がたくさん出てきた、、、
わたしは「いつでも難しい方の道を選んでください」という言葉が心に残りました。
そしてエンドロールがエモさ満載で、素敵すぎた、、、
美しい映像と優しい世界
砂漠の国と水の国の千年に渡る諍いと国交回復の話。国で一番賢い若者(割と外れてない)と国で一番美しい娘(0.1t)の恋の話。娘を「国王が最もかわいがっている姫」と言い繕ったのはうまくまとめたなと思いました。悪者もいるけどバサバサ死んだりせず、安心して見られる良作。
いがみ合う2つの国
金持ちだが水資源が豊かではない国、水源は豊で技術者もいるが金のない貧乏国。仲良くやっていけばお互い幸せになれるのに…。最後にカップルが出来て二つの国が幸せになり良かった、良かった。今この映画をトランプ政権中枢部にいる人達に見てもらいたいね。勿論現実の政治はこんなに簡単ではありませんが少しでも相手を尊重する姿勢があればもう少し違った形になってると思う。アニメだが結構心に響いてくる佳作ですね。
とにかくあったかい
⭐︎4.3 / 5.0
とてもいいロマンス作品だった
評判のいいアニメーション作品は、得てして内容がほとんどないつまらないものが多い。あくまで映画的にという意味だが。
なので、この作品についてもそこまで期待してはいなかった。
しかし、想像以上に面白かったし、何より内容も良かった。とはいっても、そこまで難しい話ではなく、シンプルで普遍的なものであるが。
最もシンプルな原点としてはやはりロマンスパートではないかと思う。
小難しい駆け引きなんかはなし。ただ、立場の違いで最後の一歩を踏み出せないだけのもどかしさ。
早々に、互いに好意を寄せていることは観ていて分かるし、ナランバヤルとサーラが相手の好意をうっすら感じていそうなところもいい。
そして、何気に気に入っているところは、この二人が結ばれることで、金の国と水の国の平和に貢献できるわけではないところだ。二人が結ばれれば万事解決では二人の気持ちの純粋さが失われてしまいかねないからね。
もう一つ良かったところは、登場キャラクターのほとんどが国の未来を考えるいいヤツだったことだ。
大臣のサラディーンなんて、ラスボスの風格漂う明らかに悪人っぽく登場しておいて、中々覚悟の決まった平和主義者だったからね。この人を突き動かす動機はピンとこなかったけれど、だからこそ余計にいいヤツに見えてくる。国がなくなるということの悲しさをなくしたいのかな。多分そんな感じ。
あとは最後に、ナランバヤルを演じた賀来賢人が結構声優うまった。
お調子者だけどふざけた感じではない絶妙なシリアスさが良かった。
原作を超えてきた
心が浄化された
それぞれの登場人物の思いや考え方がハッキリしていて、かつ伏線の回収の仕方がとても綺麗で見て良かったです。
初恋を思い出しました笑
もう1回見たいし、人にも薦めたい映画。
徐々にヒロインが好きになっていく良作
最初で最後、夕陽で金色に染まる二人の幸福感~その愛は永遠に奏でる!
今年早くも1月終わりかな。
この時の流れ今日この頃。
豆まき前に 「金の国 水の国」 を観に行ったよ。
(´・ω・`) (*´ω`*)
原作:岩本ナオ氏『金の国 水の国』
監督:渡邉こと乃氏
脚本:坪田文氏
CV:
サーラ(金の国 国王の娘):浜辺美波さん
ナランバヤル(水の国 建築士):賀来賢人さん
ルクマン:サーラのもとに送られた子犬。
オドンチメグ:ナランバヤルのもとに送られた子猫。
※どうも変わった?コミカルな名前の登場人物がやたらと多いと
思うのは私だけでしょうか。
2016年にこのマンガがすごい!オンナ編1位を受賞したらしい。
兎に角 女性向けな映画メッセ-ジ主体で男性が感じ取る思いは
皆目無い感じしたかな。ゴメンね。
両国の説明が最初あって、昔は国交があったが、理由があって
ある時から国交断絶!
だけど 男女を差し出すシキタリがあって
犬や猫を身代わりに双方が贈ったことから
色々と展開していく話。
最終的に全く国交が途絶えていたのに
二人の活躍で 再度国交が
開かれて そして
メデタク サ-ラとナランバヤルが相愛し結婚~
していくって内容。
流石に 展開は観ていて ハッピ-しかありません。
容姿に関係なく、低背小太丸顔でも 優しい主は
きっと幸せに成れるんだという
原作者の思いを強く感じましたね。
残念ながら 僕には登場キャラクタ描写に対して
好みではありませんでした。
(誤解があってはイケませんが男女共にです)
よって評価が一向に上向かない結果に。
すんませんです。m(__)m
序盤にギャグっぽい演出も鼻についてしまい、
どうもあまり好きではありませんね
こんなカットを挟み込んでしまう作品は・・・そこが残念でしょうか。
(残念な所)
・長年国交断絶で 進撃の巨人みたいな高い壁でも
両国間に有ると思いきや
全くなく、犬が穴に落ちた現場に アッサリやってくる
ナランバヤル君。なんやねん この両国関係間と思えた。
・発展してる金の国と、水だけあって貧しい水の国。
公共事業で疎水工事を50年かけて水の国から金の国へ引いて
両国間を再国交させて発展させようという話。
正直 バックの公共事業話が 恋愛話と絡み悪いと思った。
ただ 国交により他国を攻めなくっても争い無く
上手くやっていける検討判断したのは良かったけど。
ロミオ&ジュリエット的なのを狙ったかもだが
全く比較にはならないレベルと感じます。
・なんとなく見た目スタイルを凄く重要視している作品と思う。
若い大臣、お姉さま達に・・・極端な表現差がやっぱり
漫画域だと感じた。
でも それで楽しめたのも事実かな。
(良かった所)
・やっぱり、夕焼けの中 城外の隠し通路上で 王様がいて
サ-ヤとナランバヤルが話を付ける所でしょうか。
奥様が居たと勘違いしていたサーラが、ナランバヤルは独身と
分かって 彼がサーラをグッと抱いて愛の言葉を語る所
でしょうかね。そこだけは アニメながら夕景に溶け込んで
綺麗な演出で、とても良くホッとした所と
感じました。
最終的に 私的には泣ける要素は無かったのですが
そこが凄く惜しいでしょう。
幸せ気分に浸りたい女性向きですかね。
ご興味ありましたら 劇場へどうぞ!
明確なテーマがある
子供のために作られた作品。大人が純粋に見てもいい。
わかりやすい設定と起承転結、問題の所在が明らかで、それに抵抗する人の心の「決め付けの概念」思想、または思い込みを明確にしてそれを対立軸にしている。
作品が子供たちに伝えたいことは、「傷つくことなど恐れてはならなかったのです。それは、たったそれだけのこと」
そして「いつでも難しい方の道を選んでください」
僕は何もできないと言っていた左大臣も、ナランバヤルの心意気に押され、工作員のライララまでもが心を動かされていく。
仲間が一人また一人増えながら、今本当にすべきことに焦点が合わさっていく。
ワクワクして奮い立つ勇気をもらえる作品。
ただ最後まで犬の名前と猫の名前が覚えられなかった。
シンプルに楽しめた
いくつか作品やCMを見ていても賀来さんは見たくない俳優だったが、WOWOWで放送していた為視聴。
浜辺さんも特に演技が上手い印象がなかったが、この作風と合っていたからかはまっていた。しかしそれを上回るはまり具合だったのが賀来さん。非常に好演していたように感じた。誰だかわからないくらいで、観終わった後、これは賀来さんだったか?と確認する程だった。2人共実写より声優業の方が才能があるのではないだろうか。
絵も綺麗で、単純なストーリーで誰にでもわかりやすく難しさがないながら優しさとちょっとしたメッセージ性もある。気持ち良く観終われる。
ただ、関係性が変わるとはいえ、冒頭のばあやの言葉遣いが非常に汚く、語気も強過ぎて不快感が強く観るのをやめようかと思うほどだった。アニメでこんなにも汚い不快さを感じたのは初めてだった。実写でもここまで言葉で不快になる事は少ない。今までの作品が配慮があったのかもしれないが、この作品が異常で子供には観せたくないと感じた。不快だったのはここだけだった為、改善出来るとは思うのだが…なぜこうまでして攻撃的なのか、世界観があまりに違って驚いた。敵役にも感じない不快感だった。
タイミングが良過ぎる展開もあったが、社会派作品やドキュメンタリー調ではないので、特に気になる事もなく、楽しめた。
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