金の国 水の国のレビュー・感想・評価
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優しい世界見せてくれて感謝
少女マンガ的なものの素晴らしさが詰まっていた。世の中は良い人ばかりじゃないし、理解し合えないことも多いのだけど、この作品世界は優しさに溢れていた。根っからどうしようもない悪人は出てこない、いがみ合う2つの国を超えた友愛の姿がこの上なく美しく描かれる。
サーラのキャラクターデザインが素晴らしい。日本マンガ・アニメの「かわいい」という概念はもっと拡張できるんじゃないかと思っていたので、これはその成功例の1つだと思う。
ナランバヤルもお調子者っぽいけど、切れ者でカッコいい時はカッコいいという原作の良い味がそのままアニメにも引き継がれた。賀来賢人の芝居が素晴らしくて、ドンピシャのキャスティングだったと思う。
資源はないけどお金はある国と、資源はあるけどお金のない国が対立する。これは世界中のいろんなところで起きていることだ。現実はとても複雑だけれど、まずは分かり合えるとを信じないと何も解決できない。これは現実の複雑さに対して、まず信じることの大事さ、シンプルだけどそのことを忘れちゃいけないことを思い出させてくれる。
⭐︎4.3 / 5.0
8月26日(月) @ AP映画(2022)
金の国 水の国
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人を思いやる心に国境はないよね🥹サーラとナランバヤルの空気が心地良くって癒されて☺️結果ライララ人形が欲しくなるw
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とてもいいロマンス作品だった
評判のいいアニメーション作品は、得てして内容がほとんどないつまらないものが多い。あくまで映画的にという意味だが。
なので、この作品についてもそこまで期待してはいなかった。
しかし、想像以上に面白かったし、何より内容も良かった。とはいっても、そこまで難しい話ではなく、シンプルで普遍的なものであるが。
最もシンプルな原点としてはやはりロマンスパートではないかと思う。
小難しい駆け引きなんかはなし。ただ、立場の違いで最後の一歩を踏み出せないだけのもどかしさ。
早々に、互いに好意を寄せていることは観ていて分かるし、ナランバヤルとサーラが相手の好意をうっすら感じていそうなところもいい。
そして、何気に気に入っているところは、この二人が結ばれることで、金の国と水の国の平和に貢献できるわけではないところだ。二人が結ばれれば万事解決では二人の気持ちの純粋さが失われてしまいかねないからね。
もう一つ良かったところは、登場キャラクターのほとんどが国の未来を考えるいいヤツだったことだ。
大臣のサラディーンなんて、ラスボスの風格漂う明らかに悪人っぽく登場しておいて、中々覚悟の決まった平和主義者だったからね。この人を突き動かす動機はピンとこなかったけれど、だからこそ余計にいいヤツに見えてくる。国がなくなるということの悲しさをなくしたいのかな。多分そんな感じ。
あとは最後に、ナランバヤルを演じた賀来賢人が結構声優うまった。
お調子者だけどふざけた感じではない絶妙なシリアスさが良かった。
原作を超えてきた
出てくるキャラがみんな素敵です。
ストーリーもしっかりまとまっているので安心して観れます。
原作素晴らしくて、何回も読んでいますが、この映画は原作を超えています。映像も音楽も本当に素晴らしい。もっと続きを観ていたくなる余韻が良いです。幸せな気持ちになれます。
心が浄化された
それぞれの登場人物の思いや考え方がハッキリしていて、かつ伏線の回収の仕方がとても綺麗で見て良かったです。
初恋を思い出しました笑
もう1回見たいし、人にも薦めたい映画。
徐々にヒロインが好きになっていく良作
オープニングが個人的に好みだったこともあり、開始3分程度で映画に引き込まれた。
物語は至ってシンプルでところどころ荒く起承転結、山や谷が少ないと言われると至極その通りと言わざるを得ないが逆にいうとあまり気負わずに見ることのできる作品。こういったティーブレイクのような映画も世の中には必要なのである。
今作はヒロインに外見的な美貌を与えなかったのが日本アニメのひとつの革新と言えたのではないか。(つっても充分可愛いが)
外見がクソ美人でなくても可愛いは作れるんだよと制作スタッフに教えられた良作に感じた。
最初で最後、夕陽で金色に染まる二人の幸福感~その愛は永遠に奏でる!
今年早くも1月終わりかな。
この時の流れ今日この頃。
豆まき前に 「金の国 水の国」 を観に行ったよ。
(´・ω・`) (*´ω`*)
原作:岩本ナオ氏『金の国 水の国』
監督:渡邉こと乃氏
脚本:坪田文氏
CV:
サーラ(金の国 国王の娘):浜辺美波さん
ナランバヤル(水の国 建築士):賀来賢人さん
ルクマン:サーラのもとに送られた子犬。
オドンチメグ:ナランバヤルのもとに送られた子猫。
※どうも変わった?コミカルな名前の登場人物がやたらと多いと
思うのは私だけでしょうか。
2016年にこのマンガがすごい!オンナ編1位を受賞したらしい。
兎に角 女性向けな映画メッセ-ジ主体で男性が感じ取る思いは
皆目無い感じしたかな。ゴメンね。
両国の説明が最初あって、昔は国交があったが、理由があって
ある時から国交断絶!
だけど 男女を差し出すシキタリがあって
犬や猫を身代わりに双方が贈ったことから
色々と展開していく話。
最終的に全く国交が途絶えていたのに
二人の活躍で 再度国交が
開かれて そして
メデタク サ-ラとナランバヤルが相愛し結婚~
していくって内容。
流石に 展開は観ていて ハッピ-しかありません。
容姿に関係なく、低背小太丸顔でも 優しい主は
きっと幸せに成れるんだという
原作者の思いを強く感じましたね。
残念ながら 僕には登場キャラクタ描写に対して
好みではありませんでした。
(誤解があってはイケませんが男女共にです)
よって評価が一向に上向かない結果に。
すんませんです。m(__)m
序盤にギャグっぽい演出も鼻についてしまい、
どうもあまり好きではありませんね
こんなカットを挟み込んでしまう作品は・・・そこが残念でしょうか。
(残念な所)
・長年国交断絶で 進撃の巨人みたいな高い壁でも
両国間に有ると思いきや
全くなく、犬が穴に落ちた現場に アッサリやってくる
ナランバヤル君。なんやねん この両国関係間と思えた。
・発展してる金の国と、水だけあって貧しい水の国。
公共事業で疎水工事を50年かけて水の国から金の国へ引いて
両国間を再国交させて発展させようという話。
正直 バックの公共事業話が 恋愛話と絡み悪いと思った。
ただ 国交により他国を攻めなくっても争い無く
上手くやっていける検討判断したのは良かったけど。
ロミオ&ジュリエット的なのを狙ったかもだが
全く比較にはならないレベルと感じます。
・なんとなく見た目スタイルを凄く重要視している作品と思う。
若い大臣、お姉さま達に・・・極端な表現差がやっぱり
漫画域だと感じた。
でも それで楽しめたのも事実かな。
(良かった所)
・やっぱり、夕焼けの中 城外の隠し通路上で 王様がいて
サ-ヤとナランバヤルが話を付ける所でしょうか。
奥様が居たと勘違いしていたサーラが、ナランバヤルは独身と
分かって 彼がサーラをグッと抱いて愛の言葉を語る所
でしょうかね。そこだけは アニメながら夕景に溶け込んで
綺麗な演出で、とても良くホッとした所と
感じました。
最終的に 私的には泣ける要素は無かったのですが
そこが凄く惜しいでしょう。
幸せ気分に浸りたい女性向きですかね。
ご興味ありましたら 劇場へどうぞ!
明確なテーマがある
子供のために作られた作品。大人が純粋に見てもいい。
わかりやすい設定と起承転結、問題の所在が明らかで、それに抵抗する人の心の「決め付けの概念」思想、または思い込みを明確にしてそれを対立軸にしている。
作品が子供たちに伝えたいことは、「傷つくことなど恐れてはならなかったのです。それは、たったそれだけのこと」
そして「いつでも難しい方の道を選んでください」
僕は何もできないと言っていた左大臣も、ナランバヤルの心意気に押され、工作員のライララまでもが心を動かされていく。
仲間が一人また一人増えながら、今本当にすべきことに焦点が合わさっていく。
ワクワクして奮い立つ勇気をもらえる作品。
ただ最後まで犬の名前と猫の名前が覚えられなかった。
シンプルに楽しめた
いくつか作品やCMを見ていても賀来さんは見たくない俳優だったが、WOWOWで放送していた為視聴。
浜辺さんも特に演技が上手い印象がなかったが、この作風と合っていたからかはまっていた。しかしそれを上回るはまり具合だったのが賀来さん。非常に好演していたように感じた。誰だかわからないくらいで、観終わった後、これは賀来さんだったか?と確認する程だった。2人共実写より声優業の方が才能があるのではないだろうか。
絵も綺麗で、単純なストーリーで誰にでもわかりやすく難しさがないながら優しさとちょっとしたメッセージ性もある。気持ち良く観終われる。
ただ、関係性が変わるとはいえ、冒頭のばあやの言葉遣いが非常に汚く、語気も強過ぎて不快感が強く観るのをやめようかと思うほどだった。アニメでこんなにも汚い不快さを感じたのは初めてだった。実写でもここまで言葉で不快になる事は少ない。今までの作品が配慮があったのかもしれないが、この作品が異常で子供には観せたくないと感じた。不快だったのはここだけだった為、改善出来るとは思うのだが…なぜこうまでして攻撃的なのか、世界観があまりに違って驚いた。敵役にも感じない不快感だった。
タイミングが良過ぎる展開もあったが、社会派作品やドキュメンタリー調ではないので、特に気になる事もなく、楽しめた。
声優は良かった 塀を簡単に越えられたり、塀を越えたらいきなり水が豊...
声優は良かった
塀を簡単に越えられたり、塀を越えたらいきなり水が豊かになったり、左大臣右大臣にポッと出がなってたり、うーん、設定に無理が…
不朽の名作
全く予備知識もなく見たけれど見終えたあとの満足感は最高!!
とても心温まる物語に感動しました。
主役二人の違いを思いやる気持ちに心動かされたしそれか結果としてハッピーエンドに向かう鍵となった展開も良かった。
それぞれ昔のアラブ、ペルシアや満州女真族の金国をモチーフとした2つの国の文化的、歴史的な対比も面白く象徴的に描かれていて強く興味を惹かれた。
豊かだが水の乏しい金の国アルハミトと貧しいが水の豊かなバイカリ国がつまらないことが発端で千年も争いを続けていてこれは明らかに和解してお互いの不足を補い合えれば解決するだろうにとすぐに思ったし、それを解決するために国交を開こうとナランヤバルが動きはじめ、サーラ姫との恋の行方も気になりとてもワクワクして見ることが出来た。
結局愛と思いやりや優しさを根底に持つ者が勇気と固い決意と行動力で世界を変えて行くことで争いを終わらせ平和と幸福をもたらすのだということを見せられ、これが今の自分たちのいる世界の人類が目指すべき方向を示してくれたと思った。やはりこの映画一つをとっても日本は世界に人類が目指すべき平和と調和に満ちた世界へシフトするための指針を見せられる国なんだなと改めて感じた。
それはそうと本作の各声優さんたちの演技も素晴らしくどの役の声優さんもなくてはならないと思うほど見事に演じていた。とくにナランヤバルがとてもいいヤツで誰もが信頼を寄せるような好漢ぶりが素晴らしく自分がサーラなら間違いなく同じ様に彼を慕ったろうなと思いましたね。
映像のクオリティーもとても高く3DCGを使った部分や、とても緻密に描きこまれた背景画や漫画的なキャラクターデザイン(もともと漫画原作?だなんだろうけど)も人間味があり感情や表情の表現が細く好感が持てたし、Evan Call担当の劇判も作品の雰囲気を上手く作れていたと思うし、琴音さんの透明感のある歌声もすべてが最高のハーモニーとなって作品を彩っていて楽しませてくれた。近年稀に見る名作と言えると断言できる。昔観たジブリ作品や「君の名は」以来かも知れないねここまでいいと思ったのは。
そしてストーリーがこれまた戦争というとても難しいテーマに勇気を持って挑んでいてそれに対するエンタメ的な的確な表現による一つの回答なり提案がよく描けているなと関心もした。
去年の公開当時劇場へ見に行こうかどうか迷って結局今アマゾンプライムで見たけどやっぱりこれは劇場で見ればよかったと後悔するほどの作品だね。
自分もこんな作品を映画や音楽や芝居で表現できたらとつくづく感じたよ。
安藤忠雄なら間に合う!
原作未読。
二国の争いが舞台なるも、チャンバラ活劇にはあらず。
政治を主としたお見事展開だった。
そこにロマンスも絡む。
が、このロマンス、こってり「君のために」な狭い世界の話ではない。
終始すると陳腐になりがちだが、男主人公の行動原理は自国を思うからこそ相手国との共存を目指すところも大きく、恋にのぼせた夢うつつには終わらないのだ。横たわるこの現実味が共感度を高めてくれた。
世のため仕事も、一方で恋愛も。
両方成し得る。
これぞ男のロマンか。
できる男ナラン、まじカッコイイ。
こう言うカッコよさはあまり見ないため、眼福である。
どのキャラクターも存在感があり、スピンオフが作れそうなほど魅力的だ。
理由として、アテ書きでは? と思える顔がチラチラ。
例えば建築家は安藤忠雄で、お姉さまは叶恭子とか。
それはそれでハマリすぎだ。
実写版、望む。
声優陣もとても耳に心地よかった。
作画も美しいがここも大きい。
二時間に押し込んだが、前後編でもっと濃く作り込んでも耐性ありそうだと思え、ちょっと残念。
世の中、物々しいだけに、こん具合に清潔感漂う胸のすく展開が訪れればいいのに。
思わずにはおれない本作だった。
優しい国
わかりやすくて面白い!
ルクマンとオドンチメグが可愛すぎ!
浜辺美波効果なのか、本当に素敵な女性だからなのか、サーラが可愛く見えてくる。
ナランバヤルもイケメン。
エンドロールもトトロみたいで好き。
てか、賀来賢人も浜辺美波も声優上手。
全然違和感なかった。
どうでもいいけど、登場人物のネーミングセンス高くない?
ナランバヤル、オドンチメグ、ピリパッパ、ラスタバン3世、どれも口に出したくなる響き。
『タマ&フレンズ』のタマとポチを彷彿させるような猫と犬が可愛い。
月が大きいのは、今ではない別の時代という描写。
アルハミドの巨人用のような巨大な黄金の建造物と馬車という違和感のある組み合わせは、約150年前のこの世界と似ている。
声優陣が良いのはもちろん、賀来賢人さんと浜辺美波さんのアフレコが大成功の作品。
各キャラの名前と国名が特徴的。
重みを感じるセリフもある。
最初の犬と猫のくだりで子ども向けと思ったら
大人のファンタジーでした。
姉たちとのやりとりにはちょっとハラハラしたけれど
基本的にみんないい人。
ドロドロした悪い人がいないのでストレスなく楽しめた。
キャラクター別に微妙に絵柄が違う。イケメンとそうでないキャラの落差が。。。
ナヤンバヤルの賀来賢人よかった。顔もなんか似てる。
クライマックスのシーンは素敵な場面なんだけどチビリそうな場所すぎて
そっちが気になって入ってこなかった。
意地悪に見えた姉たちや王様、サーラの関係がどうしてそうなってしまったのか。
いまひとつわからない。
王様の頭痛の原因もいまひとつわからなかった。
結局ストレスだったのか。
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