「ひとことReview!」レジェンド&バタフライ 極東新天地さんの映画レビュー(感想・評価)
ひとことReview!
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総製作費20億円もかけたせいか、音楽、美術、衣装は見事な出来。木村拓哉と綾瀬はるかの演技も見事。前半は良かったけど、後半はグダグダの連続で、ラストのアレは何だか誤解を招きそうな感じ。
とは言え、東映が思い切ってゴージャスな大作を出してきた事に関しては、高く評価しなければいけない。日本の実写映画の致命的な弱点は、リスクを避けて予算を抑えた事と、「これを全世界に見せよう!」と言う戦略が欠けているから。まぁ、ゼニさえかければいい...ってもんじゃないのだが。
日本のミニ・シアター界がどれだけ頑張っても、東宝、東映、松竹、ワーナー・ブラザーズのメジャー大手が下手糞なコメディ映画や、しょうもないキラキラ青春映画や、忖度だらけの映画ばかり作って、興行面でアニメーション映画に頼ってばかりでは、失笑されてしまう。全世界を唸らせるくらいのゴージャスな実写映画を作って欲しいものだ。
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