「言うな!大うつけの帝王学なるぞ」レジェンド&バタフライ きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
言うな!大うつけの帝王学なるぞ
綾瀬はるかファンなので(照れ)
あんまりこういう映画には足が向かないのですが、とくにキムタクには期待せずに“ハズレ映画”を覚悟で行って参りました。
たまたま時間が出来たことと、尊敬するフォロアーさんが既に鑑賞済みだと知り、いぶかりながら。
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二枚看板で男女二人の大活劇
【綾瀬はるかさん】
「ひみつのアッコちゃん」や西島秀俊との「奥さまシリーズ」、「おっぱいバレー」やスチュワーデス物などけっこう今まで観てきました。
う~ん。あの彼女独自の”トロさ“と“ボケ”、そして”腰の座った鈍くささ“が僕は嫌いではないですねー。硬軟 演じられる面白い人だ。
「ICHI・座頭市」の、雪の中での紅い番傘シーンにはゾッとするほど痺れたものです。
一旦変わればあのドスの効いた声と殺陣!
きかん気な顎の線、ツンと澄ました鼻、父親や夫に食って掛かるお転婆振りにはぞっこんです。
( 実は元わたくしの妻だった人に何もかもがそっくりという個人的理由もあり、“再会”を兼ねての鑑賞という意味合いも・・)。
【木村拓哉氏】
いい意味で期待を裏切られました。
いい俳優ではありませんか。
SMAPで成り上がって、他の追従を許さずトップスターの地位を独走する彼。
知らず知らずに身に着けた帝王学。
我が物顔で頂点に生きることをもはや自然にこなすあのキムタクは、尾張の若大将にして大うつけの若造=織田信長を演じるにぴったりだったのです。
認識を改めましたよ。ここまで自然に彼の生き様のまま?信長になれるとは、人選の大成功ではないだろうか。
他にどんなに役柄を得られるがわからないが、木村は、ホテルマンや警官のような、誰かに使われるサラリーマン役には、その育ちからして もはや向かないのでしょう。
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窮地を救い、戦の策を立て、言霊を伝授し、
槍術を舞う信長と濃姫がどんどんと一心同体になり、重なり合ってゆく姿。
双方の父亡きあと、二人のラブ・ストーリーとして実ってゆく姿。あそこは非常に旨く演出されていてとても感動しましたね。
出逢い、育み、別れて、そして互いを想う、
・・これは世の夫婦に訪れる《春·夏·秋·冬》です。
そして、意外に弱くもろい男たちの有様に対して
男に媚びない自立した女を綾瀬に演じさせる「男女対等のコンセプト」は、これは非常に現代の物語としても優れています。
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「東映70周年記念作」とのこと。
いい加減なものを後世には残せまいとした制作陣の意気込みは成功していると思います。
ラ・ラ・ランドのような愛と幻。
タイタニックのようなスペクタクル・ロマン。
東映さん、今回ぶつけてきたと思います。
どんな評価になるでしょうか、
NHKの大河ドラマ風になる必要はありません。ライトな娯楽ストーリーの中に世相やメッセージを込めて、映画離れの若者たちに温故知新をやってもらえればそれで◎なのです。
東映は東映の仕事を貫けばOKです。
観に行って良かった、
フォロアーさんへの操を立てて渋々鑑賞したんでしたが、いや、本心お礼が言いたいです。
ありがとうございました。
我が娘にも勧めました。
本作はあくまでエンターテイメントですからね。
大作時代劇の魅力をしっかり果たしていたと思います。
キムタクはスターのオーラ充分でした。
綾瀬はるかも。私は『海街diary』がお気に入りです。
レビュー拝見いたしました。
キムタク学に納得!!
おのずとあのオーラが出来上がったんですもんね
私も今回のキムタクは演じると言うよりキムタクだからこそ出来たあの信長と思っておりました。
さすがスターだなぁと。
cocoloさん
お返事ありがとうございました
「学説 木村拓哉」、目を丸くして読ませて頂きましたよ(笑)
ここまで突っ込んで研究対象とされるのは あの山口百恵以来ではないでしょうか、
「山口百恵は菩薩である」との名言があります。それと並んであれこれ言われるのはやはり木村がスタアだからだろうなぁと。
わたくしは鑑賞中、ここまで木村を育てた姉さん女房=工藤静香氏のことを想うておりましたです。
きりんさん
コメントへの返信を頂き有難うございます。
評価、分かれてますね。。
NHK大河ドラマ「 麒麟がくる 」と「 鎌倉殿の13人 」は全編録画しながら観ましたが、時代劇を基本的には観ていません…が…誰かにお薦めしたい作品となりました 😊
評価は気にせず多くの方に観て頂きたいですね。木村拓哉さんが信長として刷り込まれました。( 明智光秀は長谷川博己さんですが …😅 )
きりんさん、ご無沙汰です❗️
低評価組のひとりですが😖私は、キムタク云々という役者から入る目線はほとんどなく、信長をどう描くのかを期待してました。
日本史における信長は、世界史におけるカエサル(共和制の限界を誰よりも先に察知し、ローマ帝国の基礎を作り上げ、長きにわたる平和を実現させたと思ってます)のような存在だと思っている者としてはどこかの小国(江戸時代なら小藩)の異端児くらいにしか感じられなくて…半分グチです、ごめんなさい🙏🏻
今晩は
コメント有難うございます。
今作、低評価なんですか!ウーム。
私は木村さんと綾瀬さんと宮沢さんの演技も含め、とても面白く鑑賞しましたよ。
けれど、映画って絶対的な名作を除いて色んな観方が有っても良いのではないかと思いますね。では。
きりんさん、こんばんは。
共感、ありがとうございました。
私、「キムタクは何をやってもキムタク」というのが分からなくて(-_-;)。
ある人によりますと、
気の強いしっかり女性と付き合っているうちに・・・・というのが
キムタクの黄金パターンという意味らしーですが、
キムタクを日本一カッコイイ男に押し上げた出世作は、
たしか、ロンバケだったと思います。
あれって、キムタクは気弱なピアニストで、
相手役の山口智子は婚約者に逃げられて
キムタクの元へ転がり込んだ、
結婚運、仕事運共に最低のダメダメ女子で、
それをキムタクが「人生、そんな時もあるさ。
ロングバケーション」と慰めるという、
そんなストーリーだったと思いますケド、
皆さん、「私のキムタク」像みたいなのをお持ちなのかな?
個人的に、キムタクの上手いところは、
何かヒットしたら真逆の役を次はやる。
人気投票で上位にいる人は、
必ず、「嫌いな芸能人」にもランキングされてますからね。
相反する個性を併せもっている。
そうやって、何かが当り過ぎて、
キムタクはもうピアニストの瀬名君以外出来ない・・・・を防いで、
息の長い芸能人やっているような気がするの。
これからも、色んな顔をみせてくれそうで楽しみデス☆彡。