「脚本が全然ダメ」レジェンド&バタフライ Takuさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本が全然ダメ
織田信長の生涯を描くとなれば、大河ドラマなどで一年近くをかけて表すものだが、本作は2時間半強。
即ち、時間的に凡そ無理があるのだが、それにしても重要な場面を端折り過ぎである。
桶狭間の戦いも省き、長篠の戦いを省略し、一体何を描きたかったのだろうかと、見終えて首を傾げるばかりである。
逆に本能寺の変の際の、無意味な夢オチがどうしても必要だったとは思えない。
良かった点としては、多人数を揃えた合戦前のシーンは圧倒的であり、安土城の外観は今までになく荘厳で迫力あり、信長のイメージに合っている様に感じた。但し内装は珍妙。
濃姫の存在をクローズアップし過ぎた、不可思議な脚本と脚色にはどうしても馴染めなかった。
木村拓哉の演技も精彩を欠き残念。
長く感じた168分であった。
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