劇場公開日 2023年1月27日

「ラブコメですか」レジェンド&バタフライ りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ラブコメですか

2023年1月28日
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鑑賞方法:映画館

興奮

尾張の織田信長に政略結婚で嫁いできたのは、隣国美濃のマムシ・斎藤道三の娘・濃姫だった。横柄な態度で濃姫を迎えた信長に対し、臆さぬ物言いで信長に対する濃姫の2人は、当初は一触即発状態だった。
そんなある時、東の大国・駿河から今川義元の大軍が攻めて来た。圧倒的戦力差を前に絶望しかけた信長であったが、濃姫の言葉が信長を奮い立たせ、奇跡的勝利を収めた。二人は次第に強い絆で結ばれ、やがて天下統一へと向かっていく、という話。

キムタクが15歳の少年から48歳迄を1人で演じれる所から凄かった。少年に見える50歳ってなかなかいない。
信長の正室なのに没年も定かでない濃姫をこう描いたか、という新解釈の部分は悪くなかった。綾瀬はるかがアクションも含め流石だった。
しかし、安土桃山時代の歴史好きにはどうなんだろう?戦いのシーンはほとんどなく、信長が天下統一の野望を達成していく過程もすっ飛ばしで、消化不良。
子供にこんぺいとうを盗まれ、追いかけて襲われたシーンで次々と民衆を殺すシーンは何なんだ?その後のキムタクと綾瀬はるかのキスシーンを盛り上げる為?
2人で船に乗り外国へ行く夢シーンも???だった。
側室が生駒吉乃含め11人以上いたと言われている信長が、33年も経った正室と海外?現代的解釈でもあり得んでしょ。今でも、畳と〇〇は新しい方が良い、と言われるように、側室との跡継ぎの子も何人もいたのだし、何で正室と2人・・・あり得ん。
キムタク信長とはるか濃姫のラブコメを描きたかったのかな?
キムタク、綾瀬はるか、斎藤工の演技はよかったが、面白いかと言えば、イマイチだった。

りあの
ibtさんのコメント
2023年2月2日

りあの様、全くの同意見であります。
私はこの時代が好きで、馬鹿なりに、様々な書物を拝見しました。
一言で言うならば、有り得ない。
時代考証がなっていない。
しかしながら、この作品はそこではない。理解はできるのですが、納得できない。じゃあ、観なければいいじゃないか、うるさいよ。と言われれば、返す言葉もありません。

ibt