「変化、恐れないでいつまでも挑戦していきたい」MIRRORLIAR FILMS Season4 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
変化、恐れないでいつまでも挑戦していきたい
MIRRORLIAR FILMSの第4弾で、変化をテーマにした9本の短編集
1 「名もなき一篇・東京モラトリアム」 藤井道人監督
仕事してない映画監督志望のヒモみたいな男が、タバコ吸ってブラブラしてた。男がタバコ吸うのはため息を隠すため?アホくさ。
モノクロとカラーで意味ありそうだが、カラーは楽しかったって事?
イマイチだった。
⭐︎2.5
2 「バイバイ」 ムロツヨシ監督
アニメかと思ったら途中からエレベーターの前での男女2人の会話になり、1階で待ってるんだけどなかなかエレベーターが来ない。で、13階まで歩こうかと言ったら女が妊娠を告げ、歩かないと言う話。
幼馴染が結婚して夫婦になったんだとわかった。
のほほんとしてる中に面白さもあり良かった。
ムロツヨシよよかったが、大西礼芳がずっと観てられる良さがあった。
⭐︎3.5
3 「BEFORE/AFTFR」 GAZEBO監督
2020年1月に一人芝居の脚本を書いてるサエの所に未来から4月のサエ、7月のサエ、202X年のサエがタイムスリップして現れる話。
発想は悪くないが、もう少しアップに耐えれる女優を使ったら良かったかもしれない。吉本のブス枠レベルの女優(川久保晴)を一人使うのは何だったんだ?
⭐︎2.0
4 「女優iの憂鬱 COMPLY±ANCE」 斎藤工監督
コロナ禍の最中に女優の伊藤沙莉が喫茶店に来て打ち合わせをする話。
最近のコンプライアンス遵守を伝えようとするのか、パロディにしてるのかはわからなかったが、伊藤沙莉のハスキーな声を喉の調子が悪いのか、とか聞いてる所はハラスメント要素もあるかな?
本人の同意、健康管理、検温、感染対策、音楽イベント、海外渡航の制限、集客扇動、などなど、コロナ禍でのキーワードが沢山出てきて面白かった。
清潔なミノムシはよくわからなかったが、家に篭ることの例えかな?
映画作る人、演じる人、憂鬱だよなぁ、って観た、
良かった。
⭐︎3.5
5 「星ニ願イヲ」 真壁勇樹監督
山道が通行止めで、男と女がリュック持って歩いてたら後からつけられてて殴られリュックを奪われた。空からミサイルのようなのが飛んでくる話。
何が言いたかったのだろう?
防衛力強化の必要性?
もう少し解説が欲しかった。
⭐︎1.5
6 「おとこのことを」 水川あさみ監督
窪田正孝がゴミ屋敷の台所でため息をついてる。大家さんが家賃の督促に来る。部屋を片付ける。
うーん、何だったんだろう?
わかるが、心境の変化はなぜ?
⭐︎2.5
7 「Good night PHOENIX」 池田エライザ監督
白人家族。恐竜のフィギュアで遊ぶ子供はニワトリのフェニックスを飼ってて、ある夜(クリスマス?)チキンの丸焼きが食卓に並べられた。
自分が飼ってたニワトリだとわかり、食べれない。
あるよなぁ、って思う。
グッバイじゃなくグンナイ、フェニックス、なのがポイントかな?
⭐︎3.0
8 「シルマシ」 福永壮志監督
モノクロ。伊東蒼がおばあちゃんを思って山に入る。
予兆ということらしい。
これは合わなかった。
⭐︎2
9 「THE NOTES」 村川リ子監督
アザだらけの女の子・レリア。シンハラ語しか話せないらしいから、スリランカから何らかの理由で日本に来たのだろう。
隣で音楽好きな初老のスコットはレリアを家に入れ、ピアノを教え、2人でセッションしたりして楽しんでた。
レリアの母親は旦那が躾が悪いと怒るからって言ってた。
スコットは大好きな楽器を処分してお金を作りレリアの家のポストへ投函した。そして家を出た。
後でレリアがお金を返しに来た。
そんな話。
なんか背景とかよくわからなかったが、スコットとレリアの関係が良かった。スコットの優しい雰囲気が漂ってて、残り少ない人生、誰かの幸せのために自分が出来ることは何かと考え行動したのかな。
レリア役の子が可愛かった。
個人的には1番良かった。
⭐︎4