劇場版モノノ怪 唐傘のレビュー・感想・評価
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個人的な満足感は高いが、もう少し一つの作品としてまとめて欲しかった
テレビ版からのファンということもあり、「モノノ怪の続編が出るだけで嬉しい!」というファン補正を加味した採点になります。
個人的に映像美や音楽、声優さんの演技などは期待値以上のものをお出しされて大満足。
キャラクターも美男美女が多く目の保養になり、ストーリーも想像よりドロドロ感がないというか、寧ろ鑑賞後の感想としてはさっぱりとした爽やか感があって良かったです。
ただ鑑賞後にまず思ったことが、「話が途中でよく分からなくなったから、後でほかの人の考察を見よう」でした。
テレビ版でも「この部分よく分からなかったな?」ということはあり、他の方の考察・感想を見て「そういうことね」と気が付くことはあったのですが、今作の場合は終盤の鑑賞中、常に「???」を浮かべながらの鑑賞でした。
何が起こっているかは何となく分かるのですが、なぜそんなことになっているのかが全然分からないのです。
ストーリーに置いてけぼりにされながらの鑑賞は久しぶりの感覚でした。
小説版が出ている&連作のようなので、他の作品を含めて鑑賞することで完結・理解できる作りなんだろうとは思うのですが、唐傘という話のメインに関しては映画を見るだけで理解できるよう作って欲しかったなというのが正直な感想です。
評価するも何も消化できてない
せめて源氏物語くらいは知識としていろいろ普段から入れていた方が良かったかな
関係ないかな
香道について無知だったのはある程度仕方ないような気もするけど
理解力の低さ故か一回では消化しきれず評価どころではない
美しさはわかった、テレビシリーズのようなあえて歪さが入ったのとは明らかに違う印象
完璧であれば良いのかというのはそれぞれ個人の趣味の問題か
美が先に立つ作品はレビュー も無意味か
背景美術が引き込まれる。あと勝手な考察、備忘録
TVシリーズの頃から、絵の色使いと人の情念の解釈が好きでした。今回、違和感があるほどではないですが、薬売りさんのミステリアスさというか色気がちょっと減ったように感じました。ハイパーさんのビジュアルは昔のほうが好み。絵の色使いは、変わらず素敵。特に背景美術は色々書き込まれていて、どの場面も魅せられます。キャラの特徴は、前のほうがとがってたような・・みんな小綺麗にまとまってしまった、と少し物足りなさを感じました。
御年寄の歌山はちゃんとした上司で、アサも、その部下である淡島もちゃんとしてる。カメは悪気がない分、困ったちゃん。働け。自分の後輩だったら、麦谷程ストレートな教育的指導?はできないけど、同じようにイラっと来るだろな、と共感した。大奥の女たちの物語としてはカラッとしてた。もっとドロドロじめじめした女の心理を描く方向もあったろうが、現代の日本の社会人の仕事観に寄せたのかな。自分の心を殺し続けると、身体もこわれちゃうよ、と。でも升の水を自分の意志で拒否し、きっぱりと捨てて別の生き方を見つけれて良かった。
<考察など>
井戸に食べ物やら、なんやかんや捨てたら、そりゃ臭い水になるだろうよ・・ と思ったのは私だけ?流石に人は引き上げたと思うけど・・ 腹壊すぞ・・ まあ、そういう理屈っぽい事言ってるんじゃなく、皆色々手放したり我慢して、折り合いつけていく事でこの社会は成り立ってるんだよ、という表現でしょうか。
御水様、みずち かな?餅引きの餅もとぐろ巻いた蛇っぽいし。ラストで一本縄が切れた祠みたいのの周りをぐる ぐる ぐるしてたし、柱に鱗模様が書かれてたので。
3部作らしいので次回の火鼠の次に最下層に祀られているのが形を成すのでしょうか、楽しみです。
フキが険しい顔で御水飲んでたのはなぜか?三郎丸が泣き叫んでたのはなぜ?姉が関係してる以外にないような・・?既にフキが人でなくなってたりするのかしら?歌山の老いが何度か強調されてたが、伏線かな?カメも長いお暇って言ってたので、再登場もあるかも。
次回楽しみ。
天秤てオオミズアオがモチーフかなあ?きれいな色だよね。
初見だけイライラ
やっぱり櫻井さんで観たかったなぁ
映画化ということで心待ちにしていました。まさかの櫻井さん降板!モノノケだけは降板しないでくれと願うも、真っ先にモノノケでしたね、そうですか。
とは言いつついそいそと鑑賞しました。
圧倒的色彩美に感動!映画なだけあって絵の美しさとスピード感、迫力が凄まじいものでした。(ただ、そのシーンが長い!)個人的にはもっと和風で、アニメ版のように色を使った遊びが欲しかったですが、また違った味わいということで。
絵はとても良かったのですが、ストーリーが薄いと思いました。アニメ版ではモノノケになった理由や、登場人物のバックボーンが気味悪く恐ろしい内容が多かったと思いますが、映画版ではその毒気がありませんでした。正直「え、そんなことで?」というのが感想です。登場人物の深掘りがされないのであれば、あんなにたくさん豪華声優を使ってキャラクター増やさずとも…。
先程書いた色彩美、スピード感を全面に表現するためストーリーに深みは持たせられなかったのでしょうか。別物とは分かりつつも期待していた分残念でした。
そして薬売り、めちゃめちゃアクティブだなぁと思いました笑
良かった点は小山茉美さん!小山さんの声が聞こえた瞬間、雰囲気が深まってグッと引き込まれました。さすがです。
アニメは何周もしたくなる魅力が満載なのですが、映画はあと1回見たいくらいかな。櫻井さんの、つかみどころのない飄々とした、歌うような囁くような喋り方の薬売りがぜひ見たいです。
とは言いつつちゃっかり続編も観ること間違いなし。
さて、アニメ版見に行って参ります。
ゆる〜いゆる〜いアート系映画
アニメもすごいが劇場版はスケールアップ!元の色彩の豊かさに加えてサイケデリック感が増してパワーブーストされてる!!お見事!!
アートアクアリウムの金魚展を見たあとのような目のチカチカ感となんだかドッと疲れたような感覚とが一気に押し寄せる感じ😅見応えのあるボリューミーな美術展に行ったあとの目と脳とが心地よく疲労した感じ。とにかく激しい☺✨そして音楽も「徳川大奥」が舞台の映画でありながら途中でメタルがかかる激しさ🎸⚡️ギターカッコ良かったな❤ ❤ ❤
しかし、薬売りさんはいつもながらのスローな語り口と安定のイケメン感www
来年3月の続編『火鼠』も今から楽しみだゎい💜
時間の関係でパンフレット購入出来なかったけどちょっと見てみたいな〜
タイトルなし(ネタバレ)
大奥。
御世継ぎが生まれたことを祝っての大餅曳が行われることになっていたが、直前で中止。
改めて行われることになった。
新人女中の二人、アサとカメ。
アサは、職務に忠実、いわゆるキャリアアップ志向、
カメは、名前のとおりドンくさい上に、手抜きもするが、男好きがするタイプ。
大餅曳準備のさ中、怪異が起こり、その機にアサは異例の出世を遂げるが、凄まじい怪異が現出する。
薬売りは、怪異の源、モノノ怪を「退魔の剣」で斬るべく大奥の奥に歩を進める・・・
といった物語で、テレビ版同様、物語はわかりづらい。
が、これでもわかりやすい方。
ま、細かい点はまるっきりわからないが。
期待した絢爛豪華な画はスケールアップして大満足。
ただし、ストーリーは、テレビ版では人間のイヤな面がクロースアップされていたけれど、本作では、そこは弱まり、どちらかというと「心温まる」系に着地する。
うーむ、これは! ちょっとガッカリですなぁ。
また、薬売りが退魔の剣を抜いてからのアクション描写も長く(観たいひと、多いと思うが)、個人的には疲れたかなぁ。
天秤がモノノ怪を指し示す描写も、背景書き込みすぎて、よくわからなくちゃったし。
画に注力した結果、盛りすぎという「過ぎたるは・・・」の感、なきにしもあらず。
ストーリーは一回で理解するのは難しかったけど、映像と世界観はメチャクチャ好み
和紙みたいな画像がすごい
観るたびに深まっていく
初見では、久々のモノノ怪に嬉しくなり、また、情報量が多くて理解が追いついていなかったようで、あっさりしたストーリーに感じてしまいました。
それで分かったつもりになっていましたが、来場特典につられて2回目の鑑賞をし、見え方が変わりました。初見では見落としていたヒントに気づき、ストーリーの見え方が変わり、もう一歩深まりました。
更に3回、4回と回を重ねる度に、着眼点が変わり、新たな疑問とその答え探しを楽しみながら考察を重ねています。滅茶苦茶、面白いです。また観に行きます!
私はayakasiでの初代•化猫回からのファンで、初代・化猫が私には特別な存在になっていますし、テレビシリーズ化されてからの作品も大好きです。
怪として、化猫は猫が絡んでくるとわかりやすさもありますし、イメージしやすかったと思います。ストーリーも分かりやすかったです。恨みや憎しみの感情もその発端も分かりやすかった。だから、すんなりと感情移入して涙しながらみました。それも作品の良さだと思っています。
しかし、唐傘は怪としてのイメージも化猫ほど分かりやすくなく、大奥内の世界観を知ることが先で、身近な風景ではない分、感情移入し辛い可能性があります。
じっくり見直して行くと、新たに気付いてハッとし、登場人物の心境を考えて切なくなったり共感したり。
媚びることなく、独特の空気と緻密な組み立てだなと感心しました。
好みがわかれるのは当然ですので、一度の鑑賞であっさり分からない作品を嫌う方がいらっしゃるのも理解できます。
それでも、私はこの作品が好きで、応援したいし、残り二作も待ち遠しいです。
今後も頑張って頂きたいです。
別物
初めに、アニメ版と比較して別物でした。
二次創作感があり、アニメ版が好きな人には不満が残る劇場版だと思います。
そもそも、薬売りは64人居る設定と明かされて、今後の2部·3部で薬売りA·薬売りBが登場する可能性がある。
と言う事は、今後薬売り複数でのモノノ怪を退治する展開になる可能性があります。
それはちょっと違うなと個人的に思っていたり。
本編ですけど、映像は凄かったです。
しかし、著名人のコメントで映像美を褒めるけどストーリーには絶賛するコメントが少ないことから、お察しですよね。
確かに、この作品でモノノ怪に触れた方には難解すぎるストーリーでした。
一応、形·真·理ですが
形は、唐傘
真は、北川の身投げの真相。友人を守れて、お水様ではなく、大切なもので潤い死んだ事。
理は、お水様から女中を守ろうとする北川の想いから行った。
なので、唐傘が悪者ではないんですよ。
お水様に侵された女中を救うために、最終的にはミイラ化して麦谷とか死んでしまうけど
北川の想いを果たす為に行っていますし。
だから、薬売りが唐傘を斬る時に「許せ」と言っています。
最後に、三部作なんで全部観ないと分からない感じです。
ガッカリした
TVアニメ版のモノノ怪はまさに和ホラーといった感じで間の使い方、動と静のメリハリで魅せる作品でしたが、これは別物です。ひたすらうるさいだけの画面、音響、過剰演出で途中で飽きてしまいました。
ストーリーも薄っぺらいです。人の情念がモノノ怪と化していたTVアニメ版に対して、これは職場で鬱病になって自殺した人間が八つ当たりで無関係な人間を虐殺するだけ。唐傘の理に一切共感できる部分がありません。
最悪なのはカメという不快なクズキャラがメインを張っている点です。終始嫌な気分になります。アサが出会って3日のカメに唐傘に取り憑かれるほどの執着を持っていたという展開も無理がありすぎて白けます。本筋と関係ない余計なキャラのシーンもかなり入っていたりして尺を持て余している感じだったのだから、もっと時間の経過を描いて2人の関係性を深める描写が出来たのでは?と思います。
映像美のご馳走
どなたかの言う通り二次創作感ハンパなかった
テレビアニメ視聴者です。
事前にこちらのクチコミを頭に入れて観に行きましたが率直な感想がタイトルの通りです。
そうは言っても…と思ってましたが本当に最後までずっと二次創作だなんて。
これも他の方が書かれてましたが、内容が全く入ってこず。
テレビ版では形と真と理が独特なリズムで畳みかけてきて最後に一気に盛り上がるという粋な演出で、化猫なんか観終わった後思わず手を叩いてしまう程でした。
作画も全部に多色彩の画を盛り込んでいるのではなく、ストーリーの展開や登場人物の心情に合わせてシンプルに上品に仕上げられている場面があったりと(特に座敷童子やのっぺらぼうのワンシーンなど)
ハイセンスな演出と高度な技術をいま自分は目の当たりにしてるんだと当時は衝撃でした。
比べるのも何ですが映画は…なんでこんなに全部とっ散らかってしまったんだろう。。。
あと、登場人物の誰1人好きになれず。なおさら人としての共感もできず。
次回作の映画館での鑑賞はわかりません。
星を付けたのは薬売りの声を担当された神谷さんとても良かったです。
声のトーンやリズムから前作をリスペクトされてるのが伝わってきて、それだけ心にグッときました。
モノノ怪じゃない(TдT)
声優さんの交代は違和感無くて良かったのですが、TVから見てるものとしては別モノでした。
テレビアニメでは背景が深掘りされて形と真と理が腑に落ちて行く謎解きがあったように思うのですが話が浅すぎてみんなボケボケ。舞台を大奥にする必要無かったような。
薬売りもテレビアニメでは怪異のあるところにたまたま居て、登場人物の側に馴染んで行動や言葉の端々から形と真と理を解いていく感じだったのに、前のめり過ぎてワロタ。
唐傘の描写も湯浅監督の四畳半みたいな流体表現とクライマックスは何となくテレビ版の海坊主回の二番煎じのような感じ。
そして全体的にうるさい。和紙のテクスチャが意味無い。
テレビでは深夜に何も考えずに見ても形と真と理がスッと腑に落ちて眠れたのにこれは色々わけわからんくて、同じとこぐるぐるのエンドロール見ながら「なにこれ?」と思ってしまいましたorz
火鼠に続く見た時も率直な感想は「えぇ?続きあんの!?」でした。
何があったのかハッキリしませんが作画監督やらスタッフさんは元の方々にやってもらったほうが元々のファンとしては良かったかと。
クラファンしなくて良かった。
もう劇場版はいいや。
脱帽した
タイトルの一言に限る。
なんだあの整った色調の世界観
そんでもって流れるような描写
どんな作品なのかアニメで予習して行ったが
レベル超えまくってた、
スクリーンでしか得られない衝撃と鮮明さに
心奪われて目が離せなかった釘付けになった
何がそうさせたかって、知りたくなったんではないだろうか(大真面目)
話難しいとかそんな深く考えなくていいのさ
ありのままに受け止めて感じ取れば
とりあえず終盤戦にはトリハダたちまくっている自分がいるから
『形』 『真』 『理』
江戸時代にはまだ化学で解明されなった現象
モノノ怪の正体はいつだって人の心に住む(何か)であり
それを物語性に落とし込んで、具現化したようなこの作品に、そして現代の映像技術を駆使した退魔シーンにあっぱれです。
本当に心の底から観てよかった作品だとハッキリ言えます。
主題歌、耳に残ってつい口ずさんでしまいますね。
絶対比べちゃうからさァ…
人を選ぶ作品というか向き不向きの問題
テレビアニメを見てない人でも楽しめます。けれど、物語の余白を楽しめる人でないとファンであっても楽しめないかもしれません。
私はすごくおもしろいと思いました。何回でも観たいし円盤化されたら絶対初回盤を買います。
リアルタイムでアニメを見ていた人は、どんなに遅くとも翌週には前話との答え合わせができました。劇場版きっかけでテレビ版を見た人は配信サービス等で次々に見進めることができます。
つまらないと思う要因は色々あると思いますが、「劇場版一作目の不可解な点の多くが続編公開までの間、長期間放置される事になる」と言う点が大きいと思います。
余白を楽しめる人というのはこの放置時間の間、考察したり、深く考えず次回作まで評価を保留できる人のことです。
私自身、テレビ版より情念のエピソードが弱い気がする等思うところはありましたが、結果的には考察を経て自分なりに納得できる解釈に辿りつきました。
こういったことができる人でないと、今作唐傘編はテレビ版のファンであっても期待はずれと評価する可能性があります。
実際、何人かファンだと言う方のレビューを見ましたが★1評価の人もいました。
ですので今から映画を見る方は、上記の可能性を自覚して客観的に作品を評価していただけたら嬉しいです。
あなたの資質に合わないからつまらなかったのか、作品自体がつまらなかったのか。
おもしろいと思っている作品がつまらないと評価されるのは悲しいです。
続編ありきの作品なのにすべての辻褄説明をひとつの映画に求める人は、つまらなかったと評価するかもしれない作品です。
そこで!つまらないと思った方にこそ見ていただきたいのがツインエンジンの公式YouTubeです。作中からだけでは読み取れない製作陣の意図が公表されているのでぜひご覧ください!
美しい、とにかく美しい
元のアニメも知らないけど、犬王みたいな和風歴史アニメかな、と見てみたかった。雰囲気は全く違うけどこれも素晴らしい芸術作品だった。
。。のに渋滞で痛恨の10分遅刻。前提がさっぱりわからない。いつかキャッチアップせねば。
全てのシーンがそのまま画集とか絵葉書になりそうなくらい美しい、レトロモダンな画風の大奥。凄まじく沢山の色を使っていて、崩れないのが素晴らしい。和紙に描かれているような描写もすごく綺麗。さっぱりわかってないがこちら側とあちら側?ぽい世界の移り変わりも美しい。帰宅後netflixでアニメの1話だけみてみたけど、色数は映画版が圧倒的に多くて鮮やかで、華やかだった。でもアニメ版の少しくすんだ色合いも素敵でした。
小難しい話かなと思ったけど、アサとカメの本筋はわかりやすかった。ただ本来の主役であろう薬売りさんの存在と、解決の条件となる、真と理と形?の意味が全然入ってこなかった。続編見るまでにはアニメ見て勉強しておこうと思います!
Photoshop®️みたいな動画(褒めてない)
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