劇場版モノノ怪 唐傘のレビュー・感想・評価
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ビジュアル(特に背景美術)では「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示...
ビジュアル(特に背景美術)では「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」以来の鮮烈さ。あるいは豪華絢爛にして不穏極まりないアニメ版「サスペリア」?シリーズ未見なのと、画面の情報量が多すぎて、一度の視聴ではストーリーを十全に把握できた気はしない。和洋混交した極彩色の背景とテンポの良いカットとホラーめいた演出に女たちの情念(特にアニメ離れした表情が素晴らしい)まで載せられると、流石に視聴者の方が処理落ちするというもの。上映時間は90分だが実質3時間くらいの映画を見たような心地よき脳と眼の疲労を覚えた。ただ、大奥という権力のために女たちが性と生殖において競い合わされる場所の特質が、ほぼ前半だけで描写が終わってしまって(描写そのものは夜伽の間の西欧絵画的なビジュアルと相まって非常に厭らしくて良いのだが)生かされきれず、ヒロインたちはほぼ事務職で競い合うのは、僅かながらシナリオ上の弱みだと思う。
【“情念渦巻く大奥で生まれたモノの怪”アニメの独特な絵や、世界観はとても良いのだが、TVを見て居ないからか、人間関係が分からずに展開について行くのに苦労した作品。】
■と言う訳で、今作を鑑賞する方は、登場人物の相関図や、物語の概容を予め掴んだ方が良いかと思います。
何しろ、映画館で寝たことが無い私が、一部記憶がない位ですから・・。
あ、作品の独特な世界観は好きですよ。
続編があるような、終わり方をしたので、敢えて記します。
<大切なモノは、捨てちゃ駄目だよ!と言う物語かな。>
生臭いみず…。
男子禁制の場、女性でも交通手形が必要な大奥、その大奥で新人女中として来たアサとカメと薬売りの話。
大奥に潜む怪異、消えた独りの女中の謎と…、モノノ怪の気配を感じた時に静かに座り待ってた薬売りが動きだす。
アサとカメの女中がメインで事が起こらない序盤、正直ストーリーよりも本作の色彩感の凄さと鮮やかさに見いっちゃってストーリーが何か入ってこない。
モノノ怪の気配を感じ動きだした瞬間に流れたBGMのカッコ良さと少し覚醒する薬売りがカッコ良く、本作アニメの下地に見える和紙?柄も効いてて渋さ増し、覚醒変身の草売りにはさらにカッコ良く興奮。
あとアニメキャラのわりにアサとカメが可愛いしキレイだし色気あり。
余談ですが私服は基本モノトーンかネイビー、しか着ない私ですが本作観ると、色の組み合わせに決まりはないんだなとも思わせてくれました…、とは言ってもかなり計算された色の組み合わせにも感じたし真似してもあの色のバランスは出せなそう。
第2章楽しみにしてます!
一昨年から待っていた映画がついに公開!
やっと公開されましたね!
大奥のお水様とはいったいなんなのかはまったくわからなかったですが、絶対飲んじゃいけない代物でした。
あと、女の園の大奥に薬売りさんがどうやって入っていくか考えてましたが(まさかの女装…な訳ないか)
強行突破でした!
かめとあさの友情よき!
戦いシーンは迫力満点!
一刀両断で唐傘退治しました!
モノノ怪 唐傘
大事なものは捨ててはいけない
エゲレス産の惚れ薬を売ってくれ
ダシの効いた井戸水を飲む話
待ってました「モノノ怪」劇場版!!
初期の作品から惚れこんでシリーズファンだったので期待してましたよー
率直に言うと上がりに上がっていた自分の期待値を超えられたかと言えば超えられなかった印象です。完全に自分が悪い。作品は素晴らしかった。
十分に楽しむことができましたし、なによりあの世界観、背景や衣装の奇抜にして鮮やかなデザインなんかは見ごたえめっちゃありましたね。
そうそうこれこれ~って懐かしくもレベルアップした表現力が本当によかった!
薬売りのキャラクターは言わずもがなアサとカメもいい感じにかっこかわいいし、わき役も個性的でずっと飽きずに見てられます。
声優さん方もめちゃよかった!アサちゃんの「よいしょー」なんかもはや演技じゃなかった!色んな気持ちが乗っててかっこよかったわ~。
私の期待を下回ったのはストーリーですかね、もっとオドロオドロしく嫌な気持ちにさせてほしかったかな。
せっかく大奥で情念やら怨念やらめちゃくちゃ渦巻いてそうなのに結構あっさりだった印象。
退治すべき唐笠もあんまり怖くないし、もっとキツイ理由づけがほしかった。
登場人物に感情移入する前に話が進んじゃって置いていかれてしまった感も否めない。
まあ「モノノ怪」シリーズはかなり前の作品だし新規ファン獲得という意味では入門編として問題なしです。
続編もあるでしょうからこれからもっとドス黒くて陰鬱な感じになると思いますので続編に期待ですね。
その他の不満点
薬売り変身後のキャラデザは以前からあんましカッコいいとは思ってなかったけど、今作はもっとかっこ悪くなって気がする。
なまじ薬売りのノーマルモードがカッコよすぎるので仕方ないんだけど・・・
なんか神々しさとか鬼神ぽさとか控えめでちょっと地味だったかな。今後もっと強いモノノ怪が出てくるからバージョンUPすることに期待です。
カメちゃんがアサちゃんに事あるごとに差をつけられる度に心の闇を募らせていくシーンが有るんだけれど、結局その闇は爆発しないので、せっかくならもっと派手に爆発して唐笠と絡んで欲しかったかな。
まあキタガワがアサと同じ境遇だからしかたないんだけれど、要領よく仕事をこなすも自分をすり減らすアサとと劣等感や嫉妬心でもがくカメ。
カメちゃんがモノノ怪に取りつかれても良かったと思う。
いやそれだと安直すぎるか、アサちゃんだからこその意外性を狙ったと見ればしっくりくる気もする。
もともと二人とも新参者でそこまで大奥に深い因縁もなく怪異の被害者って立ち位置だからこれでよかったのかな。うーん難しい。
これからストーリーを広げていく序章として大奥の不気味さや不条理さは上手く提示できたが、続編への伏線やキャラクターのちょい出しが目立ち、1作品としての満足感、スッキリ度はちょっと消化不良だったのは否めないと思う。でも全部(三部作?)見たら絶対にいい作品になると思うから今後も期待してます。
色々書いたけど「モノノ怪」が復活してくれてうれしいし、薬売りにまた会わせてくれたことに感謝です。
つづきが早く見たいよー
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劇中セリフより
「私には捨てるのが惜しいと思うほど大切なものはございません」
捨てなければ一人前になれず、捨てれば支えが無くなる。
心の強い人しか大奥では生き残れない。
色々捨てられた井戸の水を飲むことで叶う願いはいったい誰の?
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※本編とは関係ない蛇足雑記※
このサイトで「モノノ怪」を紹介しているライターさんの記事がとても面白かった。
プロの記事ってのは凄いですね。
新規獲得のためのあおりがすばらしい。
これで「モノノ怪」ファンが増えたらいいですね~。
ライターさんは薬売りにどおっぷり沼ったようですが、本作を見るまではまったく興味なかったとの事。
映画のレビューを生業としていて、浴びるように作品を見なければならない大変な仕事とは思いますが予告編位は事前に見ていると思います。
あの予告編を見てもこの作品の凄さ、魅力が伝わらず、前作の予習をしたくなるほどではなかった感性が残念。
「逃走中」の記事は多くの人を虚無空間に誘い込む詐欺記事でしたが、お金もらってるからと言ってあんな記事書くのは業の深い仕事だなーと思いました。
「モノノ怪」シリーズエアプってのが嘘と言う可能性もありますが、新規に向けて素晴らしいプロの仕事を見せてもらいました。
以上、素人のお気持ち表明でした。
3回観て!
わかろうとして観るとわからなくなります。私もそうでした。でも、モノノ怪は以前もそうでしたが、言葉のつながりは、小説というより詩(ポエム)。
だから、言葉に頼らず、何も考えずに、映像や音楽など丸ごと浸るのが、1回目。
2回目は、浸っていても慣れてくるから少しずつ感動を実感でき、3回目は納得の感動でした。
何かをわかりやすく伝えようとする作品というより、視覚、聴覚、体感覚で感じるところから始まる作品なのかと思いました。
繰り返し観る内うちに、沼ります(笑)
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