いつか、いつも……いつまでも。のレビュー・感想・評価
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結論ありき
爺さんの営む診療所で働く医師の青年と、そこにやって来た病んでる女性の恋愛物語。
人の話を聞かない騒がしいおばさんと意気投合し、連れて来られた女性は苗字は違うけれど気になる女性!?から始まって、わざとらし~く答えを引っ張る展開の連続。
更には、わざとらしい急なオラつきだったり会話のチグハグさだったり、リアクションも展開も設定や言動が支離滅裂過ぎ。
若い女の子はこれでキュンとなったりするんですかね?明らかにそんなのを狙った演出を連発しているんだろうけれど。
グズグズなりに話しに流れがあったからなんとか最後まで耐えられたけれどオッサンには苦痛だった。
確かに昭和演出だけど
正直、退場
しようかと思った程オバさんのマシンガンは苦痛でした。おかげで人物相関も乗り遅れました。関水渚さんの可愛さでやっと盛り返しましたが、投薬以外は全然深刻さは無い、ハートウォーミングな、達者な長崎俊一監督の佳作でした。
【”疑似家族から本当の家族へ・・。”憧れていた女性がボクの前に突然現れて。けれども彼女の中身は・・。とても、不思議なテイストのトラウマ克服、ラブストーリー。食卓に並ぶ食事も美味しそうで・・。】
ー 高杉真宙さんと、関水渚さんを、暫く観ていないなあ・・、と思い劇場へ。親戚の叔父さんか!-
◆感想
・オリジナル脚本の拘る私は、それも楽しみに観に行ったのである。
・医師として働く俊英(高杉真宙)の表情は、最初はほぼ無表情。
ー 理由は、後半分かる。空のキングサイスのダブルベッド・・。-
・そこに現れたのは、且つて友人の写真で見て、一目惚れして、写真を持ってきてしまった女性(関水渚)だが、彼女は写真の女性の双子、漫画家を目指す、亜子だった・・。
ー 睡眠薬をのみ、自棄になって適当に結婚をして・・。と書くと相当イタイ女性のようだが、関水さんが演じると、これが良いのであるよ。
悪戯で、絶対に落ちないマジックで、俊英と思われるパンツイッチョの男を机に書き、”ぷりりーん”って。可笑しいなあ。
そして、”プリリーン、家族”はどんどん増えて行く・・。-
・自由奔放な亜子や、
声の大きいノンストップお喋り伯母さんや、
家政婦さん(芹川藍:良い味を出している)
父(石橋蓮司:昔はリーゼントだったそうである。ウーム。石橋蓮司のリーゼントかあ。見て見たい・・。)
等と囲む、食事シーン。亜子はいつの間にか、彼らの家族の様に普通に、食卓を囲んでいる。
ー ふわふわ焼売とか、出汁巻玉子とか、食事が美味そうである。フードコーディネーター、良い仕事してます。-
・だが、海外出張から亜子の旦那が帰って来て、”疑似家族”も終わりかと思いきや・・。
<突っ込み処は、数々あれど、何だか不思議な恋愛物語であったなあ・・。
ラスト、俊英の家にドカンと亜子から届けられた段ボール箱に書いてあった、”親とは絶縁!”には笑ったなあ・・。>
美男と美女
プリリーン
訳有りな女の子が家に転がり込んできて、ひとつ屋根の下で暮らす内に恋が芽生えて、、、という、昭和のホームコメディのようなストーリーが、テンポと笑いをおとなしくして進んでいく。
社会問題を扱っている訳でも、メッセージがある訳でもありません。
物語の展開に意外性や驚き、感動もありません。
主人公二人が特別魅力的な訳でもありません。
それでも飽きることなく観てしまいます。
主演の二人とじいさん役の石橋蓮司さんのほかは、知らない人ばかりだと思ってたら、まさかのDJ松永がいい感じで出ていました。
プロフィールをみたら、きよさん役の方は舞台演出家、うるさい叔母さん役の方は今作の脚本家なんですね。
みんないい雰囲気でした。
主演の高杉真宙は、出演作品に外れなし。しっかり仕事選んでるんだろうな。
もっと弾けた役に挑戦してほしい、まだまだいい俳優さんになっていくだろうと思います。
長崎俊一監督の「西の魔女が死んだ」は、携帯電話やゲーム、インターネット(今ならスマホ一台)がなくても豊かな暮らしができるっていう内容のお話で、スターが出ていなくても、CGやアクションがなくても面白い映画ができるっていうことを示した傑作だと思っていますが、今作も地味だけどほっこりして良い作品でした。
#74 1階と2階のチグハグさがミソ
写真でしか見たことのない憧れの女性が、実は理想とかけ離れた性格の持ち主だったら、というお話。
感情がない無表情の町医者で、元婚約者がいて二世帯住宅まで作っちゃった大人な役は正直高杉クンには似合わないけど、わがままいっぱいな既婚娘アコちゃんにはピッタリな役。
友達役の心療内科医役の人、なんか良いよね。
あと家政婦さん役の人も。
診療所兼居住場所のレトロな一階と、新婚向けに改装したモダンな二階のお部屋が、この映画のチグハグさを物語っていて面白い。っていうか今後のリフォームの参考にしたい。
気持ち良く笑える。家族ぐるみのラブストーリー。
温かい家族風景、食卓がたまらなくノスタルジック。石橋蓮司さん演じるお爺ちゃん先生、芹川藍さん演じる家政婦のきよさんが、若い2人を見守る姿に共感します。食事がとても美味しそう。昭和世代にはぜひ観て欲しい。胸打つ何かがそこにあります。
平成世代には、分かる人いるかな?親戚のおばちゃんの侵略が未知の領域過ぎて恐れを感じるのではないでしょうか。昔はあちこちに、ああいう人が居たのです…引かないで笑って欲しいなと思います。世代を選びそうな点にマイナス1をつけました。
高杉真宙さんと関水渚さんの美しい顔立ちや、大きな瞳に引き込まれます。禁断の雰囲気にドキドキします。ヒロインの拗らせ内容には共感しにくさがありますが関水渚さんの子犬感が中和してくれます。二人とも過去の相手には結構酷い事をしているので、腹立たしく感じる人も居るかもしれません。でも人を傷つけない恋愛なんてないんだよなぁと、二人を応援したくなる、可愛らしいラブストーリーでした。観終わるとほっこり。エンドロールに、流れる竹内まりやの曲、歌詞の内容に赤面します。
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