「『また観に行きたくなる映画』」いつか、いつも……いつまでも。 ピンク色のブタさんさんの映画レビュー(感想・評価)
『また観に行きたくなる映画』
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『いつか〜』を観に行って2日経ったが、また無性に観に行きたくなった。私にとって、とても魅力的で、印象深い映画となった。それは自分の周りに1人はいるなと思える登場人物、また自分と重なる様なところがある登場人物で描かれており、それを役者さんがあたかもその人物であるかの様に演じていたからだとわかった。そして4人がまるで家族の様に、楽しく食卓を囲む、蟻地獄を覗き込む等が、温かくて、ほのぼのしていて、観ている私まで居心地の良い場所にいる様な気持ちになれた。
じいさん役の石橋蓮司さんのみんなを大きく包み込む様な安心感のある雰囲気。キヨさん役の芦川藍さんの明るさと優しさでみんなを元気にしてくれる様な雰囲気。この映画において2人の存在はかなり大きいと感じた。今回の映画で初めて知った芦川藍さんのファンにもなった。なんかとってもチャーミングで。
そして俊さん役の高杉真宙さんのクールな雰囲気から表情が豊かで優しい雰囲気に変化していく様子が本当に変化したのでは?と思えた。亜子役の関水渚さんは、しゅうまい、カレー、きんつばを作ったり、ホースからの水が顔に思い切りかかり、池に落ちる等々のどのシーンにおいてもとにかく愛しく、可愛らしくて。そしてなんでも許せてしまいそうになる不思議な魅力を感じた。それが映画の中での亜子の魅力であり、周囲の人に愛されていった。まるで子犬の様な。関水渚さんがそのままその不思議な魅力を自然に出せており、まるで亜子そのものだと感じた。
そんな映画だからこそまた観に行きたくなったのだと思う。私にとって魅力的で、印象深い映画となった。
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