「つかのまの平和」オルガの翼 t2law0131さんの映画レビュー(感想・評価)
つかのまの平和
2014年のマイダン革命で、ヤヌコーヴィッチ大統領追放にむかうウクライナのキーウから、スイスに体操亡命したオルガが主人公。キーウの惨状とともに彼女のアスリートとしての葛藤が描かれていく。しかし、本作が製作されている時は、まさかロシアの侵略が現実のものになるとは思われなかっただろう。クライマックスは、マイダン革命が成って民主化を手にした後の2020年、ウクライナの平和な風景が描写される。映画完成の2年後に、侵略軍に蹂躙されるとは。
作品としては、メリハリがいまいちなドラマですが、マイダン革命の実態を知らなかったので、勉強になります。さらに、ラストシーンの「戻った平和in2020」が、いかに儚いものだったか現状を知る「未来人」としては切ない気持ちになります。
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