ザ・メニューのレビュー・感想・評価
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洗脳ってこわいし、シェフ怖すぎ。
ただの料理映画とおもったらどぎもを抜かれました。
会員制の孤島にあるレストランでのはなし。
料理にいろいろ仕掛けしてあるのも面白かった。
まさかの◯◯◯までがメニューだとは。
ある人物だけたすかるのもよかった。
でもこわいはなしだね。
洗脳もこわいねえ。
ラストも凄いので是非とも劇場にて見ていただきたい作品です。
お帰り、狂気のレイフ・ファインズ
レッド・ドラゴンのダラハイドが帰ってきた(嬉)。
それだけで★2つ。
アニャも相変わらずチャーミングなので★1つ。
たしかに料理人に対して失礼なことしてるな(反省)、と気づかせてくれるお話で★1つ。
みんなスマホもってるから、「助けを呼べない状況設定」が難しくなってるよね。
携帯つながらないレストランなんか、誰も行かなそうだけど。
新ジャンル
この映画は何なのでしょうか?
グルメ&サイコでしょうか?
よく理解できないまま、ストーリーについていくことを学んだ気がします。色々なひとがいて、色々な考えがあって、それは分からなくても良いのだな、と思いました。
好きとか嫌いとか、つまらないとか楽しいとかを超えた新境地が新鮮でした。
以前にみたテレビ番組で、所在地を明かさない焼肉屋さんの従業員が声を揃えて「イエス!シェフ!」と言っていたのと、映画『羊たちの沈黙』を思い出しました。
異色のフルコースサスペンス
孤島の高級レストランに隠された秘密が明らかになっていく異色のサスペンス。グルメものかと思いきや徐々におかしな空気感が漂いはじめる。サイコなカリスマシェフがもてなすフルコースディナーを存分に味わうことが出来ました。
2022-216
これはあまりハマらなかった。
美味しい料理が出てくると思いきや、全然美味しそうじゃない(笑)
唯一美味しそうだったのはマーゴがオーダーした料理(笑)
シェフのジュリアンがあそこまでする理由もよく解らず。
レストランの従業員達はジュリアンに洗脳されている感じが宗教団体の感じ。
金持ちの美食家達を風刺した感じで客達の行動もよく解らず。
マーゴは美しかったです( ´∀`)
高級料理が伝えたいことは
高級な食材を使った高級料理!果たして有名シェフとしての結果は自分が臨んでいるのだろうか?
一番心がこもっている料理は何か?お客様もシェフも生きるために様々な犠牲をしてきました。そしてお客様は今回高額を払って楽しみにしているのは確かです。しかし、料理が進むにつれ心情が変化していきます
本当に言いたかったのは「Do not tast, eat.」?
ミシュランの星を獲得したレストランが一番多い国は日本だそうだ。
それら料理人達の才能や努力には心底頭が下がるが、高額な料理をうんちくを語りながら食べているグルメ通と言われる人達の中で、その努力に裏打ちされた味や意図、思いが本当にわかっている人なんてほとんどいないのでは?と庶民が思っていることを代弁し痛烈に皮肉った映画。
客の中には詳細なバックボーンが説明されていなかったり、つまらない映画を観せられたという言いがかりみたいな理由で巻き込まれた者もおり、一部を除き数多いる表面的な食通の代表者としてランダムに選ばれたようだが、偶然参加する事になったマーゴについては生い立ちや人間性を探るためにいろいろと試し、最終的に逃そうと判断する。
スローヴィクが料理人として駆け出しの頃のハンバーガーを作っている写真のみ笑顔だった。
やっぱり料理は難しい顔をして批評するものではなく、ただ笑顔で美味しく食べるのが一番と言う事を思い出し最後を遂げたことは良かったのではなかろうか。
料理人達のメンタリティや客達の従順さなど違和感を覚える部分も多く、もう少し説明が欲しかったと思った。
ネタバレしないようレビュー漁らなかったのは失敗
皮肉なんだろうな、というシーンや特になんでも無さそうなシーンで殊更ゲハゲハ笑いたがる客がいる劇場で見たためスリラーよりそっちの印象しかなかった
味がわかることを鼻にかけるやつへの皮肉への理解を鼻にかけるようなジョーク
美食家であることやステータスを鼻にかけることと同じくらい美食家じゃないことを鼻にかけることも嫌いな自分にはありきたりで新鮮味のない皮肉が冗長な映画だった
最後の晩餐が幕を開ける
アメリカ北西部・太平洋沖の孤島に存在する世界屈指のレストラン『ホーソン』。そこに招かれた特別なゲストたちとマーゴ(アニャテイラー)。
『シェフのテーブル』の番組クリエイターが監修をしたという料理は、まるで『エル・ブジ』を彷彿とさせる独創的なクオリティ。しかし、初めからどこか気味悪い空気を纏う。
流れの転換点は3品目の「The Mess」。
ここから一気に緊張感に支配されてゆく。
それぞれのコースに込められた意味を堪能したい。
複数の録音部隊で、同時に会話を録音したという本映画。
彼らの会話が自然に聞こえるような工夫は、自分がその場に溶け込むような体感を味わえるだろう。
上流階級たちに対するホーソンの私怨は、一体どういう形で結末を迎えるのか。
支配された人間は、こんなにも従順になってしまうのかと、ある種の怖さを感じずにはいられない。
最後まで楽しめた
アニャ・テイラー=ジョイが好きなので、それだけを頼りにあえて予備知識は入れずに劇場へ。
(若干ネタバレ風な箇所もありますので、観てからお読み頂けるとありがたいです。)
予告編もろくに見ていなかったが、かなりブラックなコメディホラーだった。
冒頭から何となく提示された「不穏」が、どんどんと表面化し、そしてエスカレートしていく。
「シェフ、次はどんな料理を見せてくれるの?」
悪趣味な自分を突き付けられながらも、次はどんな趣向が?と気が気でない。
ここで集まった客(とスタッフ)は謂わば「食材」で、本当の客はむしろ劇場で観ている我々観客、といった感じに最後まで引き込まれた。
「食通」と「映画好き」って、実は似たところもあるので、こういう難解なコンセプト先行の料理に対して、分かったフリして要らぬ講釈を垂れたり、ここに足を運んだ自分をまるで偉いみたいに感じている人々を私はあまり笑えないでいたりする。
「じゃあお前、そんなに偉そうに言うならキッチンに立ってみろよ」
そんな、ある意味禁じ手的な皮肉もまた楽しかった。
そして、ただのイカれた料理人の話に終わらせず、ちゃんと彼の人生にも想いを馳せるグッとくる趣向もある辺り、また憎たらしい。
結局ダントツに美味しそうなのが「アレ」な訳だから。
そりゃそーなるよね。
そして、アニャ・テイラー=ジョイですよ。
もう最後までずっと可愛くてカッコ良い。
客はともかくお店のスタッフの方には気の毒な話なので、ほんの少し気は咎めるけど、ま、ホラーでありコメディなので…と美味しく頂きました。
時間もコンパクトでテンポも良く、楽しめました。
みんなおかしいので普通の人が異常に見える
出てくる役の95%くらい狂ってるので、ほぼ唯一の普通の反応が逆に異常に見えると言う。途中のセリフにもあるがとにかく全員に違和感しかない。多少騒ぎはあるがそれでももう少し騒ぐだろって反応が作り物っぽいし、それらも自覚的に表現してると思う。隠喩暗喩だらけだとは思うがこうなんと言うか、客を敬ってるようでとにかく見下すという感じかなぁ。
「三つ星レストラン」
今年132本目。
サンフランシスコのミシュラン三つ星レストラン「アトリエ・クレン」のシェフ ドミニク・クレンがすべての料理を監修。新聞の広告に大きく載っていたので面白そう。それより映画館の予告が秀逸でした。この秋は「ザ・メニュー」と「ラーゲリより愛をこめて」が一番見たい映画で予告でハードル上がっているのですが、ハードル超えてきました。
予告と新聞の広告の情報だけで見たので何も入れずに御覧になるのがオススメです。
最後まで緊張感が続く。役者の力量を感じる傑作
ヒロインとシェフの役者の迫力がすごい。コメディ担当のヒロインの彼氏が結構な糞野郎だったり、ナイフを刺すシーンが余計な気がして少し残念だったが、最後まで緊張感が続く良質のサスペンス。
もう少しコメディ方向にぶれた方が私は好みですが・・・心をへし折られた客が、最後にはシェフに同調してるのが地味に怖かくて良かった。
このレストランが 毎日ではなくても ある程度常設で普通に営業してい...
このレストランが
毎日ではなくても
ある程度常設で普通に営業している店だったら
なんてストーリーだったら
もっと面白そう
お帰りにチーズバーガーをどうぞ
意表をつく演出、先の見えないシナリオなど、仕掛けとして興味深く、変なお話なので惹かれます。
面白いといえば面白いのですが。
ただ……
ミステリアスと紙一重なのですが、シェフやスタッフの心情がよくわからない(取り立てて説明のない)まま最後まで行くので、「なんでそこまで」と戸惑いの方が大きくて。
また、客も妙に諦めがよく、もっと足掻けよと不思議に感じたり。
わずかなシェフのセリフから推理しながら観るということを楽しめるかどうかが、この作品を面白いと思えるかどうかかな。
私は面白いと思ったけど、完全には楽しめず微妙な気持ちも同居しておりました。
チーズバーガーはとても美味しそうでした。
観終わった後は、妙に食べたくなります。
ポテトつきで。
強烈なマインドコントロールを楽しめるか
レストランや居酒屋とかで出てきた料理についての説明・解説を聞くのが少し苦手だ。仰々しくてあまり頭に入ってこないから。あれは店側の自己満足なんじゃないかと思ってしまう。
本作に登場するホーソンという高級レストランは、その説明をさらに増やし、さらに客にいろんな制約を課す店。わがままな成金、落ちぶれた俳優、美食ライター、空気の読めない若き食通、金持ち老夫婦等、いろんな客がいてそれぞれ何かを抱えているという設定はいい。どんな物語になるのかと思っていたら、思ったよりもイカれた展開だった。強烈なマインドコントロールがあってのこと。
何事もこだわりが強すぎると不満がたまってしまうということかもしれない。そんなことを感じる映画だ。それでもアーティストとしての矜持みたいなものを感じるラストはなかなかよい。自分の作品に不要な要素は取り除くってことか。
辻褄が合わないんじゃない?とかそんな行動する?なんてことも思うが、意外と引き込まれている自分がいた。とても妙な鑑賞体験だった。
映像はきれいですが、とにかく怖かった{{ (>_<) }}
ミステリー小説に「奇妙な味」と呼ばれるジャンルがあるそうです。ブラックユーモアや幻想、怪奇などの異色の物語たち。「味」は読後感のことだが、代表的なロード・ダンセイニの「二壜の調味料」やロアルド・ダールの「味」などは、味そのものをテーマとしている。このスリラーも、奇妙な味と呼ぶにふさわしい作品だと思います。日本でいえば宮沢賢治の『注文の多い料理店』が近いのではないでしょうか。
舞台は、孤島にある世界で最も予約困難な超高級レストラン“ホーソン”。カリスマシェフとして世界的に知られているジュリアン・スローヴィク(レイフ・ファインズ)による、選び抜かれたセレブな客だけが味わうことを許された究極のフルコースを堪能するため、破格の高額な料金を払って予約を取ったゲストたちは、専用の客船に乗って意気揚々と招かれてくるのでした。みんな有名な俳優や料理評論家、IT産業で成功した若者ら富裕層ばかり。究極の美食を楽しむ客たちでした。しかし、11人の客たちの中には、予約が取れたものの代わりに来た客もいました。グルメオタクのタイラー(ニコラス・ホルト)と連れの女性マーゴ(アニヤ・テイラージョイ)です。
物々しい雰囲気の中、マース料理がふるまわれて行きます。けれども、出てきた料理に感動するタイラーとは対照的に、マーゴはどことなく違和感を抱き始めます。実はこの日のメニューには恐ろしいサプライズが用意されていたのです。やがてディナーの「演出」は常軌を逸し始め、シェフはまるでカルト集団の教祖のごとく君臨し、ゲストたちは恐怖で追い詰められていくことになるのでした。
外界と隔絶した太平洋沖のレストランというたった一つの状況設定のもとで、全編が進行していくサスペンス映画。ガラス越しに荒々しい海を間近に望むレストランの内装から、軍隊のように統率された厨房スタッフの動き、現代アートのごとき料理の数々まで、緻密に構築された様式美に目を奪われます。
グルメにまつわるブラックな風刺を盛りつけた映像世界は、謎めいたスローヴィクの人物像も好奇心をかき立てられました。唯一の招かれざる客の若い女性マーゴ (アニャ・テイラージョイ)、スローヴィクとの対立劇もスリル抜群の緊迫した場面が続きました。途中で救助に現れる沿岸警備艇の登場で、狂気に満ちたメニューもジ・エンドと思ったら、とんでもないことに。
そして圧巻なのは、衝撃的なラストです。シェフもスタッフも客もレストラン全体までひっくるめて調理し、メニューにしてしまう展開は、想像を超えた世界。刺激的な映画体験に浸れる一作です。
不穏な空気に一気に引き込まれ映像ですが、恐怖が支配すると裏側には、ゴージャスで、官能的で魅惑に満ちた美しさも併せ持っていました。
例えば、劇中登場する料理は、全て実在の有名シェフが手掛けたもの。それらはもはやアートといえるものでした。レストランのデザインも洗練されていて、「死」ですら盛りつけのように飾られるのでした。あくどさを感じる過剰な描写と美しく整えられたセットデザインのバランスが絶妙なのです。
同時期公開の「土を喰らう十二ヵ月」と見比べると面白いと思います。素朴な料理で「食」が「生」そのものだと描く同作に対し、美食は追究すればするほど生から遠ざかり死に近づくのが本作です。そんなシェフの心の空虚さをファインズが熱演しています。ただ、格差社会や客たちの罪など、材料を詰め込みすぎで「味」がややぼやけてしまったことが残念です。
訳ありの登場人物たちのキャラクターは典型的で意外性はありませんが、デスゲーム系の作品が好きな人は間違いなく楽しめそうです。
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